釧路町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月4日
核兵器廃絶・平和の町宣言の取り組みについて
2025年6月4日、釧路町議会の一般質問で、中田磨議員が「核兵器廃絶・平和の町宣言の取り組みについて」質問し、町長 小松茂、総務課長 中野勝広、教育長 辻川尚志が答弁しました。
- 質問者
- 中田磨 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、総務課長 中野勝広、教育長 辻川尚志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 中田磨
3件目ですけれども、3件目は核兵器廃絶・平和の町宣言の取組についてです。1つ目として、町の核兵器廃絶・平和の町宣言に対する取組状況について伺います。2点目は、世界大会派遣事業の状況について。3点目は、本年度の平和の取組や新たな発展の方向性は。4として、今後の課題ということで、それぞれ答弁を求めます。
答弁 町長 小松茂
核兵器廃絶・平和の町宣言の取組についてということで、①の町の核兵器廃絶・平和の町宣言に対する取組ということで、核兵器廃絶・平和の町宣言をしていることを広く知っていただくとともに、核兵器の廃絶と世界平和を願い、町内4か所に大型の自立看板を設置しております。また、宣言の町として原水爆禁止世界大会への町民派遣、写真パネル展、町内小学校における平和授業などに、関係団体の力をお借りしながら取り組んでいるところであります。②の世界大会派遣事業の状況についての御質問です。昭和62年度から実施しております町民派遣事業は、当初は年2名の派遣で取り組んでおりましたが、応募者数の減少から、平成20年度からは1名の派遣に変更しております。その後の見直しとしては、平成30年度に対象を高校生まで拡大をし、昨年度は旅費の支給上限額を15万円から予算の範囲内に引き上げたところであります。実績としましては、これまで53名の派遣をしております。③の今年度の平和の取組や新たな発展の方向性についての御質問ですが、今年度は被爆から80年、町の核兵器廃絶・平和の町宣言から40年の節目の年であり、これまで取り組んできた事業の継続に加え、町が加盟している平和市長会議が行う被爆樹木2世の苗木の配付事業に応募し、町の平和シンボルとして育てていくことを計画しております。また、新たな展開の方向性としましては、今年度計画しております被爆樹木2世の樹木植樹の継続や日本非核宣言、自治体協議会の主催事業である親子記者事業など、関係団体との連携により取り組むことを考えております。④の今後の課題ですが、私たちは核兵器の恐ろしさや戦争の悲惨さを資料で知ることはできますが、一番心に響くのは、現実に体験された方々の話ではないかと考えます。戦後80年を迎え、その語り部となられる方々が減っていくこと、また、こうした体験は親から子に、子から孫に語り継がれていかなければならないものですが、その想像を絶する現実をそのまま後世に語り継ぐことができるかということが課題であると考えております。以上であります。
質問 6番 中田磨
1回目の答弁をいただきましたけれども、新たな取組も今回の答弁で明らかになったわけですけれども、1点目の中で、まず聞いていきたいのは、町が実施している事業ということが説明されたのですけれども、根幹にあるのは核兵器廃絶・平和の町を宣言するという決議を議会で上げたということから、先ほども答弁ありましたけれども40年ということで、大きな節目になっていると思うのですが、ちょっと説明方々と思うのですが、この決議の内容についてどういう内容になっているか、前文、短いものでもありますので、ちょっとそれを説明と言いますか、答弁を求めたいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
決議文を読まさせていただきます。恒久平和は人類共通の願いであり、平和を愛する釧路町民の願いである。核兵器は、今日人類とあらゆる生命の存続に深刻な脅威を与えている。世界で唯一の被爆国である国民として、この地球上から核兵器の廃絶と戦争の根絶を訴えるものである。緑豊かな美しい郷土釧路町の自然を守り、永遠の平和を願い幸せな町民生活を守る決意をこめて、ここに「核兵器廃絶、平和の町」を宣言する。以上決議する。昭和60年9月27日、釧路町議会。が、決議文となっております。
質問 6番 中田磨
ありがとうございます。町がこうした決議を基に、翌々年度からの事業スタート、準備をしてということですから、スタートして40年近くの間、核兵器廃絶に向けた事業を展開してきたということは、本当にすばらしいことだというふうに思っています。こうした中で、パネル展の内容については、これまでも質疑したこともあるのですけれども、そういった内容や会場、また発信について、現在どのような取組がされているのか答弁を求めたいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
発信につきましては、今、釧路町のホームページの中でもページを専門に持っておりますけれども、原水爆禁止啓発事業についてということで、常時掲示させていただいております。この中で、写真パネル展の様子なども紹介させていただいておりますし、世界大会参加レポートです。こちらについては平成25年以降分、8名分を現在掲載しております。併せて写真パネル展、ビデオ上映会の感想なども掲示させていただいているという状況でございます。
質問 6番 中田磨
では、2点目に移っていきますけれども、先ほど編成も含めて答弁をもらっているのですけれども、旅費支給の関係で、予算の範囲内ということで引き上げたということで答弁があったのですけれども、昨年の実績があれば、実績値で幾らの予算執行になったか分かりますか。
答弁 総務課長 中野勝広
申し訳ないです。ちょっと手元に実績値も旅費の実績ないのですけれども、予算が23万円、令和6年度確保しておりまして、この予算の範囲内、ほぼ同額だったと記憶をしております。
質問 6番 中田磨
あとはあれですよね。きっと旅費が、実費で幾らかかったのでという申請があった中での支給なので、予算の枠としては23万円以内ということで、15万円よりはかなり増えたかなというふうには分かりましたので、今後も、旅費もちょっと上がっている状況もありますので、少しでも参加者の負担軽減になるような取組というのは、継続していただければなというふうに考えています。やはり、こうした世界大会についても、やっぱり参加しなければ分からないこともたくさんあったり、行けば被爆者の体験を聞く時間というのも捉えられていて、やっぱり実施の目的に沿っているのか、また効果はどうなのかというところで、どのように捉えているのか答弁を求めます。
答弁 総務課長 中野勝広
やはり、行った方のレポートにもありますけれども、やはり現場で様々な皆さんの声が聞けたということと、それから、やはり核兵器の現実の恐ろしさというものを、改めて実感できる機会になったということで御報告いただいております。それに加えまして、昨年度のこの町民派遣事業とは別の職員研修になりますけれども、若手職員1名が、この世界大会に参加しておりまして、同様に、やはり現場に行かなければなかなか感じられないものを持ち帰ってきてくれておりますので、大変意義のある事業だと考えております。
質問 6番 中田磨
それで、私が世界大会に参加したのは高校1年生だったかな、高校2年生の夏だったかな、に行って、やっぱりいろいろな初めて見るものや、何かふわっとした、映画で「はだしのゲン」を見たり、何か漫画で読んだりとかしていたものとは全く違うものが見聞きできたというのは、すごく貴重な経験であったし、そういったことも知る機会が、貴重な時間や、みんなが行けるわけではないのですけれども、そういったところが、やはり私は若い人、ちょうど夏休みなので、時期が、やっている大会が、学生に、町民の参加ができるような機会というのが、もっと積極的に発信していってもらえたらいいなというふうに思っているのですけれども、やっぱり応募がなかなか減ってきているというのも、ちょっと、なかなか寂しい面はあるのですけれども、ここの発信というか応募をしてくださいというのは、そういった町の発信というのはどのような形でやられているのか、工夫されている部分とかがあるのか、ちょっと確認したいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
応募の発信につきましては広報誌と、それからホームページ、最近ちょっと滞っておりますけれども、以前は釧路市内、それから釧路町の高校のほうにポスターなどを送らせていただいて啓発していたと、そういったところもございます。
質問 6番 中田磨
ぜひ、知らないと応募できないし、早く、結構締切りも早かったと思うので、計画立てる上でも、今年はちょっと、なかなか間に合わないかもしれませんけれども、今年度以降でも、ぜひやっていただきたいなというふうに思っています。3点目に移りますけれども、町としても新しい取組をするということで、被爆樹木2世の苗木を継続して今後していきたいということで、今、言われたのですが、これ、植える場所というのは、釧路町に持ってきて植えるという話だと思うのですけれども、それはどこを想定しているか、いろいろなところに植えていこうとしているのか、ちょっとその辺はどういうふうに計画していますか。
答弁 総務課長 中野勝広
まず、今年度初めて取り組むものなのですけれども、こちらについては役場の前庭広場に考えております。それと、事業の継続性といいますか、つながりということを考えますと、今、平和授業というものを遠矢小学校が長い、一定程度を継続して取り組んでいただいてくれておりますので、そういったところでも平和のシンボルとして、植樹についてどうだろうかということで、教育委員会のほうと相談させていただければと考えているところです。
質問 6番 中田磨
それと、すみません。早足で行っているのですけれども、3点目でいいかな。日本原水爆被爆者団体協議会、一般的には日本被団協と言われている団体が、2024年、昨年ですけれどもノーベル平和賞を受賞して、大きなニュースにもなっていて、この団体自体はいろいろな活動をしているのですけれども、やっぱり活動は被爆の実相の普及であったり、被爆者の方の救済、なかなか救済されていなかった時期も長い中で、そういった活動をしてきたことが、長年やってきて評価をされたということで、ただ一方で80年たちますと、今、語れる方でも幼少期に被爆をした方が80代、10代の壮年期の方でも90代、さらにそこで語れるかといったらなかなか、頑張っている方はたくさんいるのですけれども、やはり、今現実にすぐ語れるということであれば少なくなっているということで、本当に今、継承していく課題が、ここでも大きな課題になっていると思うのですけれども、やはり町にとっても節目の、議決後の40年、決議40年、80年で平和賞を受けた方々に、町で何かZoomでもいいし来てもらえたら、本当は来てもらいたいのですけれども、何かそういうような取組もしながら、多くの方に、町民の方に、行った方だけが直接聞けるのではなくて、釧路町でそういった企画などもしながら聞く機会を、1回でも2回でも、やっぱり実際に体験した方の声を聞く場面というのをつくることができないのかなということで、ちょっと新たな取組として実践できないかなということで、ちょっと考えたわけですけれども、その辺について検討していたり、今後の形でやっていけないか答弁を求めたいと思います。
答弁 総務課長 中野勝広
遠矢小学校が、遠矢小学校に限定してやっているわけではないのですけれども、平和授業っていうものが、釧路町が加盟します日本非核宣言自治体協議会というところの講師派遣事業という事業を活用させてもらっています。この中に、今、議員おっしゃられるような実際戦争体験ですとか被爆された方、そういったことを講師として招聘することも可能な事業となっておりますので、今、御提言いただいたことも含めて、今後考えていきたいと考えております。
質問 6番 中田磨
今回、私、教育長への答弁を求めていて、まだ出てきていただいていないのですけれども、今、学校のことを総務課長も紹介していただいたのですけれども、自分は、例えばそういったことを遠矢小学校でやっている中でも、やっぱり様々な機会を通じて、みんなでそういう取組に参加して一緒に見ようよとかいうことも、教育委員会が主導になって、学校と連携してやっていくということも可能なのではないかなっていうふうに思うのですけれども、やっぱりそういった体験談を聞く機会を、好き嫌いって言ったらあれだけれども、いいか悪いかという子もいると思うのです。中学、高校だったら、理解しながら聞けるのだけれど、衝撃を受けることだけがいいことではない場面もあるので、いろいろな配慮をしながらも醸成していくという意味では、その取組というのは発展させていけないのかどうか、ちょっと教育委員会の見解も伺いたいと思います。
答弁 教育長 辻川尚志
言葉で申し上げると、平和教育というくくりになるのかなと思うのですが、学習指導要領の中に平和教育っていうくくりは、項目はない状況であります。各学校においては、国語、道徳、社会科等いろいろな教材の中で、戦争に関わる、あるいは平和を考える、そういう教材の中で、それぞれの学校で取り扱っている状況はあります。また、スポット的に体験談を聞くというような場面も、いろいろな団体から学校のほうにどうですかということで、取り入れる場面もあるということですが、今のところ教育委員会主導してということの考え方は持ち合わせてはいませんけれども、この平和教育については非常に大事なことですので、体験された方が、かなり高齢を迎えていますので、実体験を聞くという場面はなかなか難しくなってきますので、そういう、聞いて教えられる教育から考える平和教育という方向にシフトしながら、いろいろ残されているコンテンツなども利用しながら、教育展開していくことが可能かなというふうに考えております。
質問 6番 中田磨
新たな展開というところに、ちょっと関わってなのですけれども、原爆パネル展も第五福竜丸の問題なども含めて、取組を広げていただいているのですけれども、最近、去年かな、テレビで基町高等学校という広島の高校が、被爆者の方の話を聞きながら絵を描いて、それが2019年からスタートして、それが平和記念館のほうにも入っていて、それを貸し出す事業をやっている。原爆を体験した人たちの声を聞いて、学生が絵を描いて、それをみんなに知ってもらうというところでの活動もしていて、実は、僕もちょっと後から聞いたわけではないのですけれども、釧路市でも民間の団体が、釧路市の図書館を活用して絵画展を、実はやっていたのです。例えば、それも継承するという意味で言えば、すごく大事でやっているし、そういったことが広島では、学生と被爆者の方が一緒になって作り上げた作品を、みんなに知ってもらおうということでやっているということで言えば、パネルももちろん大事なのですけれども、例えばそういったものが釧路の管内に来るのであれば、一緒に共同して釧路町でもそういったことがみんなに見てもらえる機会が持てないのかとか、調べたら平和記念館のほうで……。
質問 6番 中田磨
ごめんね。もう終わりでしょう。オーバーした。ほうで、輸送料だけ払えば貸し出すというような事業として、誰にでもやっているということで取り組んでいるようですから、いろいろな時期の問題もありますし、こういった時代でもあるし、記念の節目でもあるので、町としても積極的な対応を今後も求めて質問を終わりたい思います。答弁はないですか。
質問 6番 中田磨
分かりました。では、質問は終わります。