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新十津川町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月28日

高齢者免許自主返納促進への対応について

2019年6月28日、新十津川町議会の一般質問で、小玉博崇議員が「高齢者免許自主返納促進への対応について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。

質問者
小玉博崇 議員
答弁者
町長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 小玉博崇

それでは、議長のご指示がございましたので、一般質問をさせていただきたいと思います。質問のテーマ、高齢者免許自主返納促進への対応についてですが、この質問については、平成28年に杉本議員から同じ内容の質問をさせていただいている状況になっております。今回、この質問をさせていただく意図としてですけれども、昨今、メディア等でも取り上げられておりますが、高齢者等の大変大きな事故が増えているという状況と、本町においても、市街地で薬局に車が突っ込んだり、また昨年では、北門信用金庫の駐車場に車が突っ込んで横転するというような大きな事故がありました。幸い、歩行者等を巻き込んでいなかったので、死亡等という状況にはならなかったのですけれども、そういう状況の中、やはり町民の高齢者の皆さんは、自分の車の免許の自主返納については、相当意識が高まっている状況であるということ。その中で地域の方は、しかし、今、この免許がなくなったら、この地域では暮らせないという声、また、この免許がなくなったら、他の町に引っ越さなくてはいけないという声、また、他の町に比べて、本町は、その免許を返納しても、その返納者に対する支援が少ないというような声が聞かれております。加えて、今回、町長の町政執行方針では、このような免許自主返納者及び地域の方の足を確保するための地域公共交通サービスをやっておりましたが、なかなかその利用人数が伸びないということで、今期、また新たに交通体系を見直すというような方針が出されましたので、その機会に、私の方も再度この質問をさせていただきたいというふうに思っております。この自主返納については、昨年、総務民生常任委員会の調査が行われまして、そこでは、町内でもこの発生した事故の高齢者割合が平成30年度では約4割というような報告がなされております。本町においても今後、更に高齢化が進む中、町内で高齢者による大きな事故が起きないよう、運転免許自主返納の促進を更に進めると同時に、免許を手放しても町内で安心して暮らせる交通整備、これがまた急務になってくるかなというふうに思っております。そこで免許自主返納を促進するための具体的な取組み、また安心して返納しても、しっかり生活できる、安心して生活できるまちづくりに対して、具体的な取組みについて伺いたいと思います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

それでは、5番議員さんの質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。まず、本当に最近、テレビ、新聞等で運転操作のミス、猛スピードでの横断歩道へ突っ込むなど、痛ましい事故が多く発生をしている状況を見ると、改めてこの事故を減らす対策が必要であるというふうに考えているところであります。はじめに、本町の交通事故の状況について申し上げたいというふうに思います。平成29年10月27日に発生をした交通死亡事故以降、5月末日をもって交通事故死ゼロが580日を迎えました。昨年の町内における人身交通事故は6件、このうち65歳以上の高齢者が原因者となる事故が2件となってございます。免許保持者に占める高齢者の割合は上昇しておりますが、高齢者による事故件数は、過去3年で見ますと、平均2件で推移をしており、高齢者による事故の増加傾向は、現在のところ本町においては見られていない状況になってございます。このことは、町民の皆様の安全意識と、安全・安心推進協会や交通安全指導員会など関係組織の皆様の弛まぬ努力の成果であると、改めて感謝申し上げるところであります。しかしながら、全国的には、冒頭申し上げた通り、連日のようにいたましい事故が発生し、クローズアップされ報道されているという状況から、高齢者の運転免許証の自主返納を促す声が日増しに大きくなっていると感じております。そこで、ご質問にあります運転免許証自主返納の促進の取組みについてでありますけれども、本町では、平成24年度から平成27年度まで、自主返納者に対して住基カード無料交付事業を実施し11人の方が利用されておりました。また、全国的に高齢者による交通事故が多発している状況を踏まえ、滝川警察署と連携をし、高齢者向け交通安全教室を開催し、高齢者が当事者となった交通事故の事例を紹介して免許証の自主返納を呼び掛けるとともに、返納後の移動手段として、地域公共交通の利用案内を行い、これを継続的に進めていきたいというふうに考えておりますし、これまでに延べ23団体、492人に受講をしていただいております。この事業による効果を数字で表すことはできませんけども、交通安全意識の涵養や自主返納への動機づけにはつながっているというふうに考えて、改めてこのことを地道ではありますけれども、具体的な事業として継続してまいりたいというふうに考えております。次に、町民で免許証を自主返納した方は、平成29年度は13人、平成30年は21人と年々増加をし、本年は6月19日現在で、すでに15人と、前年を更に上回りそうな状況になってございます。このことについては、高齢者ドライバーが加害者となって重大事故の報道が相次いでいることから、自らを見つめ直すきっかけとなったのではないかと推察をしてございます。増え続ける自主返納者、また、これから返納を検討している方やその家族が、自動車が無くても安心して暮らしていくためには、ご指摘のとおり、誰もが移動手段として利用できる交通体制の確保を図ることが、行政の責務であると考えているところであります。町では、これまでも中央バスの運行助成をはじめ、乗合タクシーや乗合ワゴンの運行にあたって、より利便性の高い地域公共交通を目指し、町民のニーズを取り入れ運行経路の拡大などの見直しを行ってまいりましたが、残念ながら利用者の伸び悩みという状況になってございます。今後は、現体制を維持しながら利用促進に向けた周知活動に努めるとともに、住民の利便性、運行事業所の運行体系、国の財政支援など様々な観点から、今一度この地域公共交通の見直しに向けて、新庁舎が令和3年5月に完成をする、そして、新庁舎の前がこのバスステーションになるというようなことを踏まえながら、この令和3年5月をめどに新たな交通体系の構築に向け、町の地域公共交通活性化協議会で検討を重ねて、あるべき地域公共交通の整備に進めていきたいということを申し上げ、5番議員さんの回答といたします。

質問 5番 小玉博崇

今ほど、町長の答弁がありましたとおり、本町の高齢者の方は本当に意識が高く、自主返納されている方も多くなってきているということの数字がありましたが、結構、その自主返納後の生活が、やはり身近に自家用車があると好きな時に車に乗って、好きな場所に行けるっていう状況から、急にそういった足がなくなるという状況から、家に閉じこもってしまう、引きこもってしまう、そういった高齢者が増えていき、そこから要介護者につながっていく、認知症が増えていくと、そういったような現象も全国では大きな課題になってきております。そこで、今ほどお話があったとおり今の現状を踏まえて、こういった足になり得るその地域公共交通を見直していくというようなお話がありましたが、そこでその検討に対して、執行方針の中では、町民のニーズをしっかり勘案していくということが述べてありました。この町民ニーズの把握の具体的な方法をですね、お聞きしたいと思います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

再質問のお答えをさせていただきたいというふうに思います。町民ニーズを把握するという部分では、すでにいろんな機会を持って状況は確認をしているということはございます。ただ、実行に当たっては先ほど言ったように、地域公共交通の組織がありますので、そこには町民代表、さらには事業者の代表の方、そういった形の中で進められておりますので、そういった方も町民の代表の1人であるという認識の中で進めてまいりたいというふうに思いますし、今町では、福祉バスも運行してございますので、そういったバスの運行状況、さらには今、スクールバスも運行をしてございます。これは児童、生徒用でありますけども、今後に向けてどうあるべきかということは、一つの分野だけではなく、中央バスについても、近隣の町とのつながりもありますので、そういった状況などいろんな変化も想定されることもいろいろ考えられますので、そういう変化を迅速にとらえながら、どうすべきなのかということは、まず町の方でいろんな素案を作り、そして、その中でまちづくり懇談会だとか違った形の中でも声を聞きながら、そして、この活性化協議会がありますので、そういった組織を有効に活かして、しっかり全体的な声を確認をして、今以上に利便性の高い、そういうふうにしていかないとこの新しい地域公共交通の仕組みにはなっていかないことは間違いないわけであります。そういったことを考えながら進めていく、そういう考え方にあって、もう既に1回目の会議は進んでおります。もう歩みを進めているということも更に申し上げ、再質問のお答えとさせていただきます。以上です。

質問 5番 小玉博崇

もうすでにその方向性で進んでいるということですが、少し提案も含めて最後の質問をさせていただきます。まちづくり町民アンケートを毎年行っておりますが、交通が不便、買い物が不便、老後の生活が不安というのがワーストトップ3、これ例年ずっとこの三つがかなり高いランク入りをしている状況になっております。実は先般、商工会の研修で十勝バスを視察に行ってきました。あそこも路線バスがずっとこの40年間、ずっとこう減少傾向で赤字路線を地道な調査とアイディアで、40年ぶりに乗客がアップし、増収したというような、実際にそのお話を聞かせていただきました。そこではニーズ調査のやり方というのが1件、1件、なぜ、バスに乗らないんですかとか、そういったところも肌身に感じる、そういった取組みを行っていたんですね。この視察でもお話がありましたが、他の町でもそうなんですけれども、いくら地域公共交通機関を整備しても、この不便だという声というのは意外となくならない、どこの町もそのようなんですね。この十勝バスの取組みでは、この不便というのがどこから来るのかということをしっかり実際に声を聞いていくと、実は不便ではなくて、不安だった。どうやって乗っていいのかが分からなかった。そういったことから、様々な取組みをして好転していったという状況があります。今回、新しくこの公共交通機関を整備するに当たって、是非、そういった町民の方の声をきめ細やかに聞いていただきたいということと併せて、不便だという部分は、ただ、足の問題ではなく、例えば、買い物の問題であったり、食事の問題であったり、高齢者生活全般におよぶ可能性も大きく出てきます。そういったことから、今、本町でも行っておりますが、総合支援事業等との絡みも恐らく大事になってくるかなというふうに思いますので、是非、幅広い視点で、この協議会に様々な分野の方が参加するのと同時に、重ねてですけれども町民の声をしっかり聞いて、新たな公共交通体制を、是非組んでいただきたいなというふうに思っております。この公共交通のやり方は、各自治体本当に様々で、いろんなやり方をしています。先ほど町長がお話があったように、スクールバスを活用しているところもあれば、地域の自治会がそういった協議会を設置してやっている。また、例えば、そのルートも町民の方で決めると、そういったところもあって、やはり多くの町民の方が参加して作り上げている地域公共交通ほど、やはりかなり成功しているような事例も見られますので、そういったところを参考にしながら、是非、よりよい公共交通の取組み、構築をしていただきたいということをお願いするのと同時に、今お話があったような細かい方達の意見、それと協議会、たくさんの方を含めた協議会の設置についての思いについて、町長のお考えを最後にお聞きしたいと思います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

今ほど質問の中に触れられておりました十勝バスの、私も社長の講演を伺っており、確かに、いろいろ戸別訪問をしながら、それぞれどういうことでバスが使えないのか、そしてどのように解決をして、その不安を解消し、使いやすいルートを作ったり、使いやすい案内をしたり、そういう工夫は素晴らしいなというふうに私も聞いて感じていたところでございます。そういった中で、町も今まで公共交通システムの中でアンケートをとったことがございます。そういった中で、やっぱり不安が先にきて、地域公共交通を利用しますかってなった場合には、利用したいという答えの方が多くあります。それは、今使いたいのか、今2、3年後、5年後、例えば、車が乗れなくなったときに使いたいのかということも、その増幅した中でたくさんあるので、今までこのアンケートの確認というか、検証した中では、不安からきて、そのことが数字的に出ているんだなということは肌で感じております。そういった中で今後、どのようなバスルート、そして、事業者の方々についての取組み、いわゆるハードの部分、そして町民の方の利用促進、使いやすい、それは当然先ほど言ったように、今までバス停まで行くのが遠路になっているから、そこまで行くのがもう行けないという声も伺っておりますので、そういった声を集約して、どのような次の改善策として手を打てるのかということは、議会議員の皆さん方に対してもそうですし、いろんな形の中で協議を重ねて、2年後には良い地域公共交通の仕組みづくりを、しっかりこの2年間かけてやっていきたい、できるだけ早くその仕組みづくりを上げて、次のハードの部分も多少なりと出てきますので、できるだけ早く、新庁舎のできるまでにそのことを、いろんな形中で議論をして、そして良いものにしていきたいということだけ申し上げ、再々質問のお答えとさせていただきます。

出典:新十津川町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月28日 議事録 PDF(86ページ) 間違いを知らせる