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新十津川町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月10日

本町の文化活動の推進について

2018年9月10日、新十津川町議会の一般質問で、鈴井康裕議員が「本町の文化活動の推進について」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。

質問者
鈴井康裕 議員
答弁者
教育長 久保田純史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 鈴井康裕

議長のお許しをいただきましたので、私は、教育長に一般質問をさせていただきます。表題にあるとおり、本町の文化活動の推進について、お伺いしたいと思います。本町では、様々な文化団体や施設があり、それぞれ活動を行っております。秋には町民文化祭なども行われ、裾野は町民一人一人に広がっているとも感じられるところです。また、今年は新十津川物語がNHKで再放送されたこともあって、開拓記念館や物語記念館を訪れた方々が飛躍的に増えたと聞いております。しかしながら、各々の団体施設の運営に関しては、人材不足、予算不足などで年々厳しくなっているそうであります。このような状況下で本町の文化活動は維持できるのでしょうか。教育と文化施設の充実は子育て世代の関心事でもあり、定住促進にも大きく寄与するものであります。今後の新十津川の文化活動のあり方について、今年の3月の予算委員会の中で青田議員からの質問にもございましたが、改めて教育長の見解を伺いたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 教育長 久保田純史

それでは3番議員さんのご質問にお答えします。現在、町内では、文化協会加盟団体8団体、文化関係自主団体12団体や子ども太鼓の鼓狸など、社会教育文化関係団体が活躍しているところでございます。それぞれの団体は、それぞれの設立目的のもとで活動をしており、自主的な活動はもちろんのこと、ボランティア活動やイベントへの支援など、本町のまちづくりに欠かせない大きな担い手となっていただいております。これらの団体活動により、地域の人と人が繋がりコミュニティの活性化に寄与しているとともに、郷土に愛着を持っていただいていることは、大変ありがたいことだと感じております。3番議員さんがおっしゃるとおり、少子化、高齢化等に伴い会員数が減少傾向にあるということについては承知しておりますし、問題点もあるというふうに聞き及んではおります。会員数の減少については、本業が忙しい、余暇時間の過ごし方の変化など、現在における私達の生活の価値観や環境が大きく変化したことが要因によるものと推察しているところでございます。しかしながらその一方で、団体の目的に沿って地道に活動を行い、近年会員数が増加傾向にあるものを例に出しますと、鼓狸などもございます。鼓狸は、徳富太鼓が子供を対象に太鼓を指導し、平成8年に設立し、現在は当時の出身者が積極的に指導者として活動することにより活動も活発となっているところでございます。また、先日の祭典巡行に同行された町無形文化財であります獅子神楽におきましては、役員や小学校の努力により、今年度、特別クラブ卒業生が3人入会し、また、中学生7人がOBとして参加していただきました。少ない人数ではありますが、後継者の育成につながっていると考えております。そのほかの例といたしましては、会員減少を補うために、町外の方に参画していただき広域的なネットワークを活用しながら活性化を図っている団体もあるというふうに認識しております。地域間交流として大変素晴らしい取り組みであると感じているところでございます。このような取り組みを広報などを通じて魅力発信することで、会員増につなげたいと考えているところでございます。教育委員会としての今後を見据えた団体のあり方でありますが、まずは各団体は、それぞれ目的を持って設立された自主的な団体でございますので、自ら検討、計画された事業内容については、その方向に沿って活発に活動を実施していただきたいと考えております。また、私どもも各団体とともに課題を共有しながら問題解決に繋がる助言や支援を行いたく考えています。事業の企画、実施においては、社会教育主事を中心に、また社会教育委員の意見も得ながら、昨年度策定しました第7期社会教育実施計画を基に、円滑に活動が行える環境づくりを進めてまいります。今ほど3番議員さんから質問のありました、予算不足ということについては、私どもにつきましては、各団体から予算不足というようなことについてはちょっと、そういうご意見を賜っていないことも、この場を借りて答弁とさせていただきます。以上、3番議員さんに対する答弁とさせていただきます。

質問 3番 鈴井康裕

大変丁寧な答弁ありがとうございました。社会教育の充実を図るために職員の方々が日々努力し、様々なアイデアを出しいろいろなことを実践していると、また、予算についても十分確保しているということをご説明伺いました。しかし、先ほど申し上げましたように、後継者不足などの問題で活動がじり貧に陥って、そういうような事例もございます。現状を何とかしなければならないんではないかと、そう思う次第です。こんな事例もございます。兵庫県にある豊岡市は、ふるさと教育、英語教育にも力を入れて、幼児からネイティブの英語に触れる機会を多く用意しております。しかしながら、いわゆる学力だけを延ばしても優秀な子供達ほど東京、都会に出ていってしまい、村はやせ細るばかりだと。今、文部科学省が進めるグローバル教育は、21世紀版の村を捨てる学力、いわば国を捨てる学力ではないかと。もっと共同体を豊かにするためには、その教育に本質を切り替えるべきだと、そういうふうに主張しております。その一つの打開策としてこの豊岡市では、演劇的手法を使ったコミュニケーション教育を、市内39の小中学校で実施しているそうであります。演じることによって、自分自身を深く理解する。また、まちづくりと自己決定能力は車の両輪だと、そういうことを言って憧れだけでは東京とか都会には行かせないと、そういうのがテーマで、18歳までに自分の進みたい道を選び取ると。または、最善の選択を自分で考える力が必要だと。それだけの教養を身につけるために、18歳までに世界一流のアートに触れさせるというのが文化政策の基本となっております。何となく若者が都会に吸い寄せられるのもそういうわけではなくて、町自体の魅力を高め、若者達を引き寄せるものは、広い意味での文化だというふうに主張しております。また、岡山県奈義町というところは、鳥取県との境にある人口6,000人余りの山村でありますが、2014年度の合計出生率が2.81という数字を記録しております。隣の津山市のベッドタウンであるということもございますが、子育て支援の環境が充実しているなどと、いろんな素晴しい要素はございますが、何といってもここは横仙歌舞伎という農村歌舞伎を守り続けて、子供歌舞伎を毎年実施しているところに特色があります。小学3年生は全員学校で歌舞伎を体験することになっており、また、80人の役場の職員の中には歌舞伎の専門員も2人置いていて、シーズンになれば松竹歌舞伎の研修に出かけるということであります。人口6,000の町ながら、ここには磯崎新の建築等の素晴しい現代美術館と図書館があり、その周りを児童がかけ回ってる、小さいながらとにかく文化的な厚みのある町だということであります。このような事例がございますので、我が町でも文化活動を推進し、特に先ほど言われましたように獅子神楽、太鼓などを推進して、魅力ある生活を創造し、文化的要素でつながる緩やかな地域共同体を目指してはどうかと、そういうふうに考えますが、教育長はどのようなお考えか、お聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。

答弁 教育長 久保田純史

3番議員さんの再質問にお答えいたします。いろいろな本物の芸術に触れるということが大切だというなことで、質問のご意見もあったかなと思ってます。そのような中で、今年度の教育行政の施策の一端を述べさせていただきますと、10月に風の美術館でいろいろ創作、活躍していただいております世界的な彫刻家デザイナーである五十嵐威暢先生が、10月に札幌の芸術の森で作品展を開催する。このことについては、過日の北海道新聞でも広告も掲載していたところでございますが、そのような中で、とっぷ子どもゆめクラブの子供達にそちらの方にまず見学に行っていただきたいと考えておりますし、また、町民にも募集をかけて本物の芸術に、ぜひ、町の方で募集を広報でして、その期間中10月から11月までの期間中に、新十津川を拠点としてる先生の芸術に触れていただきたいと、そういうようなことで考えているところでございます。また、雨竜町との芸術鑑賞を通じて、毎年、学校の方で学校教育の方でも、そういう毎年今年のテーマはこういうものを鑑賞していただいて、子供達にいろんな情操教育、文化教育をしたいということで雨竜町と連携しながら小学校、中学校、いろいろ芸術鑑賞の内容も毎年決定し芸術鑑賞を推進していると。そのような中で、今後も取り組んでいきたいと考えているところでございます。そのような中で、学校の授業の中はそのような形で推進していきたいと思いますし、また、社会教育の部分では今ほど最初に述べたように、町民を対象に子供達から一般町民を対象に、本当の芸術に触れて、そのような中で、文化振興、芸術振興に努めてまいりたいと考えていることを申し上げ、3番議員さんの再質問のお答えとさせていただきます。

質問 3番 鈴井康裕

今ほど10月、五十嵐さんの一流の芸術にも触れさせると、芸術鑑賞についてもいろいろ行うということをお聞きしました。かぜのびで芸術活動を確かに広めていますが、やはり新十津川、十津川郷の災害によってできた町でもあり、移住後も数々の災害に見舞われながら、それを克服して乗り切ってきた歴史がありますので、その歴史を受け継がれて伝統の芸能の中にも困難に打ち勝つと言いますか、そういう精神をもう一度、教育の中に受け継いでいったらどうかなと、そういうふうに思うところでございます。先ほど申し上げたように、獅子神楽とか太鼓とか踊り、それぞれ入会者も増えているということをお聞きしましたけれども、ますますこの活動を、やっぱり本質的なところを広めていっていただいて、本町での更なる文化活動の推進を願うところ、そういうふうに思っております。このようなちょっと特化したような言い方になるかもしれませんが、教育長のお考えをお聞かせ願えればと思います。

答弁 教育長 久保田純史

3番議員さんの再々質問にお答えします。本町の類稀な開拓の歴史を十分踏まえた中で困難に打ち勝つと、そういうようなことの教育が大切だということで、いわゆる芸能の発表や何かの場面の学習の場として例に出しますと、昨年、新十津川小学校の学芸会で、6年生が新十津川の剣道を通じた開拓の歴史の方を題材にして、歴史があって今日があるということを6年生が学芸会でそういう教育の場で披露していただきました。また、中学校においても、学校祭や何かでいろいろそういう発表の場で、いろいろ行っておりまして、そういう機会を通じて本町の歴史、伝統、大切なことを学校教育でも行っておりますし、そのような中で、またいろいろ今ほどいただきましたご意見も参考にしながら、学校教育、社会教育で更にそういう意識を醸成するにはどうしたらいいかということで検討を進めていきたいと、そのように考えています。そんな中で、そのようなことを申し上げ再々質問の答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月10日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる