新十津川町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日
受動喫煙防止に向けた対策について
2017年12月13日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「受動喫煙防止に向けた対策について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 町長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 6番 西内陽美
次の質問は、受動喫煙防止に向けた対策について、お伺いいたします。たばこの煙は、喫煙者の肺の中に直接吸入される主流煙と、たばこから立ち上る副流煙がありますが、主流煙より副流煙の方が有害物質は多く含まれていることはよく知られておりまして、一酸化炭素やニコチンタールも、副流煙の方が主流煙より3倍から5倍ほど多いという報告です。国立がん研究センターによりますと、受動喫煙を受けている人の罹患リスクは高く、昨年、受動喫煙による罹患率は、肺がん1.3倍、虚血性心疾患1.2倍、脳卒中1.3倍、乳幼児突然死症候群4.7倍などになっていると発表しました。少なくとも年間1万5千人が受動喫煙を受けなければ、肺がんなどこれらの疾患で亡くならずにすんだとのデータも発表されています。副流煙を吸わされる受動喫煙の健康被害は、喫煙者本人以上に重大です。特に、たばこの害や受動喫煙に関する知識が十分ではない子供は、なお被害に遭いやすいと言えます。子供は、大人に比べて呼吸器や中枢神経の発達が未熟であるために、身体的な影響を受けやすく、受動喫煙による結成ニコチン濃度は、子供の方が大人より悪影響を受けやすいことも報告されています。このような数値、調査報告を踏まえて、本町の子供達が受動喫煙の被害に遭いやすい公園や学校施設、図書館やスキー場、スポーツセンターなどの社会教育施設、体育施設、ゆめりあなどの保健施設における喫煙は、どのような現状にあるのかをお伺いいたします。また、本町の公共施設内や敷地内での喫煙に関して、受動喫煙防止対策はどのように取り組んでいるのかをお伺いいたします
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
それでは二つ目のご質問にお答えをいたします。たばこを吸われる方は、個々それぞれの理由によって、大人の嗜好品として、たばこをたしなまれているという認識をしておりますが、たばこを吸われない方にとっては、時に、たばこの煙が大変迷惑な存在となるものであります。受動喫煙につきましては言うまでもなく、たばこから立ち上がる煙や、たばこを吸う人が吐き出した煙を自分の意思とは関係なく吸わされてしまうもので、医学的にも、大人、子供を問わず健康に何らかの影響を及ぼす可能性があると言われております。受動喫煙の防止を含めた国民の健康増進措置を定めた健康増進法においては、学校、体育館、病院、集会場、官公庁施設など多数の方が利用する施設の管理者は、それらの施設を利用する方に対して、受動喫煙を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならないとされており、本町においても施設の管理者として、公共施設の受動喫煙防止のための措置を講じさせていただいてるところであります。ご質問にあります、子供達が受動喫煙の被害に遭いやすい場所における町の対策ということで、具体的にご説明を申し上げたいと思います。まず、学校教育施設につきましては、教育委員会において、平成16年12月に新十津川町立学校喫煙対策に関する指針を制定し、平成17年4月から学校施設内禁煙についての取組みを行っております。敷地内の完全禁煙化については実施しておりませんので、たばこを吸う教職員は敷地内で喫煙を行っておりますが、喫煙場所は、児童生徒が近づくことのない区域に限定しておりますので、教職員の喫煙による児童生徒への受動喫煙の影響はないと考えております。また、学校行事などで来訪した保護者などにつきましても、学校内での喫煙マナーを周知し、協力いただいているところであります。次に、社会教育施設につきましては、それぞれの用途により屋内施設、屋外施設、文化スポーツ施設に分類されますが、いずれも施設内での喫煙を禁じているところであります。また、敷地内の喫煙場所につきましては、敷地の形態に応じ、利用者の受動喫煙が避けられるよう十分な配慮のもと設置をしてございます。次に、ゆめりあ、児童館、保育園などの保健施設、児童施設についてでありますが、当然ながら施設内禁煙をしており、喫煙については、子供をはじめとする非喫煙者との接触がない場所に喫煙場所を設けて、喫煙してもらっている状況にあります。なお、小さなお子さんの為の施設である児童館、保育園にいたっては、敷地内完全禁煙の措置をしておりますことを申し添えさせていただきます。このように本町においては、施設内禁煙により受動喫煙防止の対策を講じているところでありますが、現状において、子供や保護者から学校や各施設での受動喫煙に関する苦情の声などは聞き及んでおりませんので、受動喫煙による健康被害から子供達は守られている状況にあると判断をしているところであります。以上申し上げまして、二つ目の質問に対する答弁とさせていただきます。
質問 6番 西内陽美
ただ今町長のご答弁の中では、施設内禁煙はされているけれども、敷地内の禁煙は進んでいないという内容のご答弁だったと思います。やはり子供達の健康を守るためには、敷地内の拡大をすることが大事ではないかと思います。保護者などからの苦情などが入っていないということでございますが、私自身、質問するからには、あちこちを見せていただきましたけども、やはり子供さんが通る場所、接触はなくても、子供さんが通る場所に灰皿が設置されている現状がやはり見受けられます。やはりそういう所は煙がなくても、たばこの吸い殻があったりしたり、臭いがすることによっては、第3次受動喫煙というふうに定義されておりますので、やはりそういったものは子供の歩く場所や目に触れる場所ですとか、そういう所には一切置かない方が望ましいのではないかと思いますので、敷地内への拡大も、是非ご一考いただければありがたいと思います。再質問といたしましては、その受動喫煙が及ぼす健康被害の実情を知ってもらって、防止対策の必要性を訴えていくということは、単にがんなどに罹患するリスクを減らすというだけではなくて、未成年者や妊娠中の女性の喫煙をなくす効果もありますので、公共施設のみではなく、町ぐるみでそういった受動喫煙防止対策を考えるよい機会となる、受動喫煙防止ガイドラインを設けることについて、お考えをお伺いいたしたいと思います。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
再質問にお答えをいたします。公共施設の敷地内禁煙については、受動喫煙を防ぐ意味合いとして絶対的な効果があることは論をまたないところでありますが、一方においては、その施設に訪れる人、その施設で働く人などの利便性なども一定程度考慮しなければならない実情もありますので、施設の用途や規模、形態といった、おのおの施設の実情に応じた適切な対策を講じているところであります。先ほどお答えしたとおり、現状の施設内禁煙での対応によっても、子供達をはじめとする利用者の方々の受動喫煙対策は、一定程度図られているというふうに考えておりますので、当面は現状のまま進めてまいりたいというふうに考えてございます。ガイドラインを策定をしてはということでございますけれども、ガイドラインの中にはいろいろ策定をする内容がございます。家庭生活、家庭の中でのガイドラインという部分もあるようでございまして、そういったことを考えていきますと、総合的な受動喫煙対策については、到底、行政だけではできるものではございません。行政が仮にガイドラインを作ったとしても、子供達に受動喫煙に注意しましょうということだけで、事態は大きく変わっていかないんではないかということがあります。やはり、たばこを吸われる方、たばこを吸われない方双方が、同じ社会で生活をしていくためには、お互いの考えや意見を尊重し合い、大人としての喫煙マナーをしっかり守ってもらうことが何より大切であると考えておりますので、今のところガイドラインの策定は考えていないということでございます。喫煙による本人の健康への影響ということも含めて、まずは町広報などを通じた啓蒙活動を進めてまいりたいというふうに考えております。ご指摘にあったがんの抑制、さらには未成年、妊娠をしている方、これは町ぐるみで対応することは非常に大切だというふうに思いますけれども、そういった意味から、大切であることから、広報で周知をしていきたいということでありますけども、やはり吸われる方のマナー、そしてお互いが共に生活をするという部分では、お互いが、お互いを分かり合う、そして喫煙者のやっぱりマナーが更に高められていくことが必要だというふうに思ってございます。そして、先ほど指摘のあった公共施設の中にも灰皿が、いわゆる子供の行く所にもあるということも事実でありますけども、できる限り子供が直接入る所には灰皿を目に触れないようなことを配慮しながら、灰皿を置かさせていただいているというふうなことを私どもは考えているつもりでありますので、また、そういったことで違う場所という指摘があるんであれば、またそういう対応をいたしますが、今の段階では、吸う方にも一定程度不便をきたす中での遠い場所での喫煙、そして子供からできる限り煙、さらにはたばこの吸う環境、いわゆる受動喫煙のない環境に努めているということを申し上げ、答弁とさせていただきます。
質問 6番 西内陽美
ただ今ガイドラインを設けても、受動喫煙自体はそれほど大きく変わることはないというようなご答弁でした。ガイドラインは行政だけで作るものではなくて、子供達も含めて、保護者も含めて、企業も含めて、町ぐるみで全部で考えるので、作ることを考えるというだけで受動喫煙防止対策の機会になるのではないかというふうに思っているとこでございます。ただ今灰皿のこともありましたけれども、やはり灰皿は、玄関の横に置かれている場合が多いようでございます。玄関から7メートル離れていれば大丈夫だとかというガイドラインもありますけれども、風向きによってはやはり玄関の中に入ってくるということもありますし、臭いがくるということもあります。子供がやはり利用する時間帯には灰皿を撤去するとか、そういった思い切った方策も必要かと思いますし、これからちょうどスキー場もオープンいたしますので、そういった町外の方も多くいらっしゃるような場所では、玄関脇ではなくて、本当にたばこを吸う方にはご不便をおかけしますけれども、建物の裏側ですとか、子供達が歩かない所、施設内に煙が流れ込んでこないような所に灰皿を置いてくださるような事に取り組んでいただきたいと思います。再々質問としまして、その受動喫煙の場面をつくらないためには、たばこを吸う人を減らすそのものが一理あるかなと思います。健康づくりの観点から、子供や若年者層への喫煙防止の働きかけをどう行っていかれるかお伺いしたいと思います。成人式の時にゆめりあの入口の横で、本当に立派に成長された新成人の方、晴れ着姿でたばこを吸っていらっしゃる場面をよく見ます。私、本当にとても残念に思うんですね。二十歳になりましたし、成人ですから、たばこを吸ってはいけないとは申しませんけれども、やはり早い段階からそういうたばこを吸うということを、横で見て見ぬふりして通るのがとてもつらいので、是非若年者層への喫煙防止の働きかけ、町としてのお考えをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)
確かに成人式の時には入り口で、振袖を着た、綺麗な衣装を着てたばこを吸う方も何人かいらっしゃるのは私も目にしておりますけども、やはり嗜好品でありますから、そしてまた、二十歳になって嗜好品がたしなめるということから、どうしても好奇心なり、そういったものから成人された方が吸われる方もいるということも否めない事実だというふうに思っております。ただ、たばこは決して良いものではなく、悪いものであるということは承知のとおりであります。ただ、嗜好品という部分で、ストレスだとかいろんな総合的に考えると、たばこが決して悪だけではなく、その人にとっては何と言うんですか、ストレスを解消したり、そういったものがあるという部分が否めない事実ではないかなというふうに思います。ただ、子供達というのか若い世代には、たばこに対する体への影響という部分では、例えば、薬物乱用防止という形の中でライオンズクラブの方々が協力をして、いろいろと機会を持って周知をしておりますけど、そういった中でもたばこの害を子供達に伝えていたり、今、学校の保健の中にも確か、たばこの部分が入っていたかに記憶をしてございまして、そういったものについては授業の中で、子供達にたばこの害がしっかり伝わっている状況になっているかと思います。そういったたばこに対する認識をそれぞれ個々で考えて、大人になったときにどのように自分がそういう自分の体を守り、そして、たばこをどう使うのか、吸うのか、吸わないのかということを判断していってもらう、そういう知識をしっかり持ってもらうことが重要だというふうに思ってございますので、そういったものは更に高めていきたいというふうに考えていることを申し上げ、再々質問の答弁をさせていただきます。