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新十津川町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日

乳がんの早期発見を促す取組みについて

2017年12月13日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「乳がんの早期発見を促す取組みについて」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
町長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 6番 西内陽美

議長の指示がありましたので、通告に基づき、町長に一般質問をさせていただきます。がん対策に関する内容で、2点質問いたします。初めに、乳がんの早期発見を促す取組みはという次第でもって質問させてください。マンモグラフィによる対策型乳がん検診が始まって15年が経過しました。近年、本町の乳がん検診でも実施しておりますマンモグラフィと言われるエックス線による検査では、高濃度乳房の場合、乳房全体が白っぽく写るためにがんが乳腺に隠れて画像に写りにくく、検査の精度が50パーセントほど下がるとされ、検診で見逃される危険性があるとして問題視されています。日本乳がん学会では、日本人女性の約4割は、乳腺の密度が高い高濃度乳房体質であると推定しています。ほかの機関では、この4割という数字は、5割から8割として発表している機関もございます。厚生労働省の比較試験では、マンモグラフィ検査にエコー検査と言われる超音波検査を加えることで、早期乳がんの発見率が約1.5倍になるとの結果が出ています。高濃度乳房でも異常を見つけやすい超音波検査を併用し、それぞれを隔年で受けられるようにするなどして乳がんの早期発見を促してはいかがでしょうか。また、高濃度乳房であった場合のご本人に対する通知についても伺います。検診を受けた方への検査結果は、異常なしとか、精密検査を要する。つまり異常が疑われるのどちらかの通知になります。検診を受けた方が乳腺密度の高い体質で、マンモグラフィではがんの判別が難しい場合でも、国が示してる通知方法では異常なしと通知されます。この点も受診者に異常が全くないと誤解させる心配があり、がんの見落としにつながりかねないとして問題視されています。そこで、マンモグラフィ検査の結果を受診者に通知する際に、がんを見つけづらい高濃度乳房という体質であった場合には、がんを見逃す危険性の低減を図るため、体質についての通知もしてはいかがでしょうか。健診の通知の仕方、超音波検査の併用、この2点について、町長のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

6番議員さんの一つ目のご質問にお答えをさせていただきます。日本乳癌学会だとか厚生労働省だとか、いろんな形の中で乳がんに係る通知が出ているとこでありますけども、まず厚生労働省の健康局がん・疾病対策課における乳がん検診における高濃度乳房への対応という部分の通知が来てございます。そういった中を見ますと、高濃度乳房への対応が確立していない中、がん検診受診者に対して一律に通知することは、時期尚早であるというふうなことで通知が来ているところであります。また、検査方法の検証については、乳房超音波検査併用による乳がん死亡率減少効果は、現時点で明らかでなはなく、実施体制が整っていないことから、市町村が行うがん検診の検査方法としては、現時点で推奨できないということがうたわれております。このような厚労省の通知を踏まえて、適切に対応をしているところでございます。そこで、本町の乳がん検診の実施体制について、ご存じかと思いますけども説明を加えさせていただきたいというふうに思います。本町独自のまず30歳代の若年者対象の乳がん検診では、平成22年度から実施をしているとこでございまして、滝川市内の乳腺クリニックで受診者の都合の良い日程で予約をし、受診できる体制を取ってございます。検査方法については、30歳代は乳腺が発達し白く写り込んでしまうため、ホルモンの関係があるということでございます。そういったことから、高濃度乳房の方が多いと予測されるということがあることから、マンモグラフィエックス検査に加え、超音波検査を併用し実施をしております。平成22年度から28年度までに延べ219人の方が受診をし、結果としては、乳がんの発見例は1人もいない状況になっております。ご指摘のあったことについては、30歳代は二つの方法でやっているということをご理解をしていただきたいというふうに思います。これは、町独自の制度としてやっております。次に、国の指針にしたがった40歳以上の女性を対象にした検診は、ゆめりあで行う秋の集団健診と札幌厚生病院の2会場で実施をしております。検査方法は、厚生労働省の基準に従いマンモグラフィエックス線検査で、40歳から49歳までの方は二方向、50歳以上の方は一方向での撮影で、2年に1回受診することができるようにしてございます。また、検診実施機関は、高濃度乳房の判定に関して担当課の方から問い合わせしたところ、高濃度乳房を判定している機関は、ないということでございました。40歳以上の乳がん検診事後フォロー体制としては、まず、要精密検査対象者に対して精密検査を受診するように、検診実施機関からの文書通知や保健師からの個別勧奨を行い、早期発見に努めているところであります。その結果、平成27年度は、22人の全員が精密検査を受けているところであります。しかしながら、精密検査の結果、乳がん発見者は2人おりました。このように集団健診では、検診実施機関や保健師からの個別受診勧奨が実施されますが、個人病院等では精密検査を受けた結果の集約等の管理や、受診勧奨等の事後フォロー対応を行っていない現状にあります。そのため本町においては、集団健診にて対応しているということでございます。現段階では、乳がん検診結果で病気ではない高濃度乳房であることをお知らせすることはできませんが、乳腺症や乳腺腫瘤等の病気の所見や、医師からの指示を通知する方法を継続して実施をしてまいります。今後も国の指針に従い、検診間隔については2年に1回、検査方法としては、マンモグラフィエックス線検査を実施し、要精密検査対象者には、文書通知や面接で結果を説明するなどして、乳がん検診の正しい結果を伝える支援をしてまいりたいと考えております。加えて、乳がん予防の対策としては、町独自の自己負担軽減措置でありますワンコイン検診を普及し、多くの町民が受診をすることにより、早期発見、早期治療につなげ、医療費の縮減や町民の健康寿命の延伸を推進していくことを申し上げ、6番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 6番 西内陽美

はい、ただ今の町長のご答弁の中からは、やはり国の厚労省の指針によって、正しい方法で町の乳がん検診がされているということが分かりました。また、高濃度乳房に関する情報がなかなかまだ確定されていないということでありますが、やはりかなり日本人女性の確率が高いということが全世界的なデータからも比較しましても、これは明らかになってきておりますので、是非こういったことの情報を周知され、女性の方への広く情報公開といいますか、お知らせするようなことも取り組んでいただきたいと思います。また、自治体の乳がん検診は、やはり死亡率減少というところに視点が置かれておりますので、早期発見率ということに関しましては、やはり超音波検診もかなり有効とされてますので、こういったことを民間診療機関で個人的に受診をして、そういった超音波の方も健診を受けるようなことも推奨をするということで進めていただきたいというふうに思います。再質問といたしましては、乳がんの早期発見に向けての自己触診、セルフチェックですね。それを有効に行うための取組みについてお伺いいたします。毎年10月は、乳がんの早期発見、早期治療を啓発推進するピンクリボン月間です。これに合わせてドコモ・ヘルスケアーが、乳がん患者の女性160人を対象にアンケート調査を実施いたしました。アンケートで、乳がんに気づいた切っ掛けは何ですかという設問に対しましては、セルフチェック、自己触診ですが40パーセント、マンモグラフィ検査が37パーセントという回答でありました。次いで超音波検査が19パーセント、視触診が14パーセントとなっています。その他と回答した人の中には、たまたましこりに触れて気がついたとコメントされている方もありました。乳がんは早期であれば限りなく100パーセント近く治りますので、早い段階でがんを発見する可能性があるなら、検診に加えて自己触診も推奨するとよいと考えます。自治体のがん対策、先ほども申し上げましたけれども、死亡率減少ということに主眼が置かれてまして、なかなか早期発見ということでの取組みが自治体任せといいますか、厚労省の指針ではないものですから、なかなか進まないという現状があることは十分は理解をしておりますけれども、私の知り合いの女性何人かに聞いてみたんですが、皆さんが実際に乳がんのしこりがどのような感触で自分の指に触れるのかということが分からないと、見当がつかないとおっしゃいました。乳がんの触診に役立つような乳房の模型を、多くの女性の目と手に触れる機会を作ることが急務ではないかと考えます。また、その触診の際に、しこりを発見しやすくなるグローブがあるということも知らない方が多くいらっしゃいました。乳がん自己検診用グローブは、乳がんの予防の意識を高めますし、結果、乳がん検診受診率のアップにつながると思います。若い年代では乳がんが大きくなるスピードが速いので、こういうグローブがあれば、私は、来月成人式に出席される新成人の女性の方にお渡しして、自分の体を守ることを教えてあげたいとさえ考えます。町長は、新型でより分かりやすい乳がんの模型の活用と触診用グローブの周知については、どのようにお考えになられるかお伺いいたします。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

冒頭に話をした高濃度乳房については、いろいろ検討しているという状況になっておりますので、国のそういう指針だとか、そういったものが出た段階では、その指針に基づいて対応していきたいと思ってございますけれども、ただ、その高濃度乳房というのは病気ではないということでありますから、ただ体質的に日本人に多いということで、機械器具でなかなか判明しづらいという状況も我々は認識しておりますけども、検診機関だとか円滑な対応ということもありますので、今、集団健診の中ではなかなか時間的なことだとか、いろんな対応を考えなければならないことになりますから、まずそのことをご理解をしていただきたいというふうに思います。それから模型グローブの関係ですね、乳がんの。いわゆる自分の早期発見、それは大変必要なことだというふうに思います。自分で、まず毎日のようにというんでしょうかね、自分でそういう乳がんかどうかということは、やっぱり触診をしながら、自分の体は自分で守るということが、やはり一番大事なことだというふうに思います。ただ、乳がんのしこりがどういうふうになっているのかということの分からない方にとって、乳がんの模型だとかグローブだとかは有効であるというふうに思います。ただ、その前にやっぱり自分の体として、何か異常があるという部分においては、しっかりその異常を適切に病院の方に行くだとか、そういったことがやっぱり早期発見、早期治療に、まずはつながっていくというふうに考えております。当然、保健福祉担当においても、今、模型とグローブはございますので、乳がん検診の際にはそのグローブと模型を置きながら、触診というのか、その模型で乳がんのサンプルというか、そういったものを感じながら、自分の体が異常があるのかどうかということも感じてもらい、そして乳がんの早期発見に努めていく体制はとってございますので、さらにそういったものを普及をしていきたいというふうに考えております。特に今後に向けての対応ということになりますけども、年明けての乳幼児健診の際にも、若いお母さん方が乳幼児健診に子供を連れて健診に来ますので、そういった際にも、そういう乳房のサンプル、さらにはそのグローブなどを置きながら、乳がんの早期発見に努めてまいりたいというふうに思っておりますし、今ほどの成人式にグローブを配ってはどうかということでありますけども、今、もう20代でも乳がんになられる方も本当におりますし、20代でもしなった場合には、重篤になることも多いケースが全国的にもあるわけでありますけども、20代の方にはまず健康、いわゆる健康意識をしっかり醸成してもらうということが一番大事であるというふうに考えてございまして、今、成人式の際には、いろんな式典の際の中に健康意識を高めるチラシを同封をさせていただいてございますので、健診の案内のパンフレットなどそういったものを同封をし、自分の健康は自分で守るという、そういう意識を高めていただきたいというふうに考えておりますので、そういったことを継続して実施をしていきたいという考えでおります。まだ、今の段階でそのグローブを配布するということは予定をしておりませんけども、今後いろんな対応の中でそのことが必要になった際には、そういうことも検討していきたいと思ってございますが、今はまず、健康意識の醸成をしっかり高めていきたいということを申し上げ、答弁とさせていただきます。

質問 6番 西内陽美

乳房のサンプルについては、乳がん検診の際にお示しをしていただいてるということでしたが、健診を受けた方、多くの方が、どこにそういったサンプルがあったか分からなかったと言った方が多かったんですね。それで今回、こういうことをお話しさせていただいたんですけれども、そういった目に触れる機会を乳がん検診以外のほかに、今、乳幼児健診ですね、若いお母さんが集まる会場にもそういったものを置いてくださるというお話をいただきました。そのほかにも子育てセンターですとか児童館、学校の参観日などですね、保護者の方が多く集まる機会を、ありとあらゆる機会をつくって、そういったチャンス、若い方への早期発見を促すチャンスをつくっていただきたいと思います。成人式に関しましては、健康案内、健診案内パンフレットをお送りするということでしたが、二十歳の方に乳がん検診、マンモグラフィですとか超音波検査というのは、お勧めはしておりませんので、なかなか二十歳の段階で健診、受診にはつながらないのではないかと思います。ですからやはり、そこにはそういったグローブをお渡することで、やはり30代、40代になる前に日ごろから乳がんに関する知識ですかね、自分自身も情報を集めようという意識を育てるためにも有効ではないかと思います。それで再々質問といたしましては、今、二十歳の方には受診案内をする、健康意識を醸成とありましたが、そういう乳がん対策については、対象年どのようにお考えになるかということをお聞きしたいと思います。二十歳から始まるのか、例えば今、がん対策は子供さんからがんに対する知識ですとか、保健衛生面ですね、教育という場ではなくて、なるべく早い段階でがんのことをお知らせしたりしたらいいのではないかということがありますが、乳がんということに関しては、自分で見つけられるがんですので、そういった自己触診、セルフチェックが大事ですので、そういったこともいつぐらいから始めたら適当かということを考えられているかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

先ほど答弁をさせていただきましたけれども、基本的には30歳代を積極的に二つの方向で検査をするということが一番必要だというふうに思ってございます。ただ、何歳からという部分では、町としては30歳代を積極的にやる。あと40歳代以降については、二方向、一方向という方向の中で、これは国の指針に基づいてやるということは、先ほど言ったとおりであります。若い世代、20代においてはどうなのかという質問かというふうに思います。20代においては、若年者健診ということで、基本健診を受ける体制になってございます。そういった中で、同じように基本健診を受ける時にがん検診が同時に受けられたり、がん検診を独自に受けたりすることも可能でありますので、そのことについては、20代の方も早期発見のために乳がん検診を早めに受けたい方は、どうぞ受けていただきたいというふうに考えておりますし、受けることによって、一回受けたことによって、乳がんに関する意識がしっかり醸成されることが多いのではないかと思いますから、やっぱり若い世代に早く乳がん検診を受けていただく、そういうことをできる限り促していきたいということを申し上げ、答弁とさせていただきます。

出典:新十津川町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月13日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる