新十津川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日
小中学校の長期休業中の学習サポート「やまびこ」について
2016年3月14日、新十津川町議会の一般質問で、鈴井康裕議員が「小中学校の長期休業中の学習サポート「やまびこ」について」質問し、教育長 久保田純史が答弁しました。
- 質問者
- 鈴井康裕 議員
- 答弁者
- 教育長 久保田純史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 3番 鈴井康裕
議長のお許しをいただきましたので、教育長に一般質問をさせていただきます。私は、小中学校の長期休業中の学習サポート、いわゆるやまびこについて、現在の状況を踏まえて、今後の展望について教育長の方針を伺うものであります。夏休み、冬休みの学習サポートとして、たしか5年前、私も委員として設立に携わり、また、ボランティアとしても参加させていただきました。大学生やPTA役員、あるいは教員OBなど、様々な方の協力により基礎学力向上、つまずき解消など、一定の成果を挙げているのは確かなことです。小学生の参加について、直前で140人程という報告をいただきまして、半分近くの児童が参加しており、楽しく学んでいるように私は感じ取っております。しかしながら、最近、中学生については、平成26年の夏休みは72人の参加があったのに、その後60人、51人、そしてこの前の冬休みは41人と、だんだん10人ずつくらい減ってきているような状況で、参加率も約20パーセントになったとの報告を受けております。この原因は何なのか、中学生は部活動も忙しく、また、近隣の学習塾に通っている生徒もいるようであります。中学生については、もっときめ細かな対応が必要ではないのか。高校受験に関しましても、今は希望校が多岐にわたり、遠隔地への有名校への進学も増えてきております。このような状況にやまびこは対応していくのか。今までどおりやっていくのか。参加率が下がった今、今後、どのような方針で臨むのか、教育長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 久保田純史
3番議員さんの一般質問に答弁をさせていただきます。学習サポート事業やまびこにつきましては、今ほど3番議員さんからお話ありましたように、長期休業中の望ましい学習習慣や生活習慣を身につけ、休業中の過ごし方を自らが主体的に改善することで、すでに学習して培われた学力の確実な定着を目的として実施しているものでございます。中学生におきましては、数学と英語の復習を中心に、生徒自らが勉強の内容を考える自学方式をとっております。中学生の参加率につきましては、20パーセントと減少しているということは、今ほど議員さんのご指摘のとおりでございますが、夏、冬2回のトータルの参加率の5年間の推移を見ますと、初年度は18.9パーセントでございました。そこから徐々に上がり、26年度には33.2パーセント。そして、平成27年度には23.5パーセントということでございます。やまびこは自宅ではなく、ゆめりあや改善センターで勉強することで、家での学習環境と違い、広いオープンスペースや冷暖房設備など快適な学習環境を求める場合や、あるいは友人と一緒に楽しく勉強したいという生徒の願望が叶うメリットがございます。一方で中学生、高学年になりますと、一人で集中して勉強をしたい。あるいは、塾等に通っている等の理由で、参加者は減少傾向にあるところでございます。そのような中、多くの子どもたちに参加してもらえるよう授業内容につきましては、毎回やまびこを行ったあと、事業主体である確かな学び推進会議、あるいは小委員会の学力向上推進委員会において参加者の意見も取り入れたり、あるいは保護者の意見も取り入れたり、毎回アンケートをしておりますので、それらを踏まえて、より良い方向性を模索しながら運営をしているところでございます。平成27年度、今年度におきましては、冬季休業中のやまびこについて、遠距離から通う子供達が、なかなかご家族のお仕事の関係やなんかで通いづらいというような要望もございまして、昨年12月に行いましたやまびこからは、スクールバスの運行もすぐ取り入れたところでございます。このようなことから、そういう今ほど3番議員さんからいただいたご意見も踏まえた中で、関係機関、保護者等の意見も踏まえた中で充実した内容に進んでいきたいと、努めていきたいと、そう考えているところでございます。内容につきましては、今までのを中心の中で継続して、改善すべき点をその都度改善していきたいと、そういうふうに進めていきたいというところでございます。以上、3番議員さんの一般質問への答弁とさせていただきます。
質問 3番 鈴井康裕
ただ今教育長から、今後のやまびこの方針などについてもご説明がございました。私も理解しているつもりでございますけれども、かなりの部分、共感するところもございますが、今後に向けてちょっとご提案をさせていただきたいなと思います。一つは、部活動を一生懸命やっている生徒への対応でして、先ほど町長の答弁の中にもございましたが、本町は文武両道を掲げて学問も武芸も両方の分野に励むことを目標にしているところでありますから、部活で時間的制約のある生徒にも、何らかの援助をしてあげたいと、そういうふうに思うのであります。そのためには、部活動の前の時間に勉強をする時間をとってあげるとか、また、中学生のやまびこ、今のところ午後から設定されているということで、部活で疲れたあとにやって来ると能率が上がらないのではないかと、そんなふうに見受けたこともあります。そして、いろんな機関と先ほど協議をするということですので、学校部活の方とも連絡をとって、時間帯の調整を図った上で設定していただいて、回数も4回程度ではなくて、アンケートでおそらく今の現状で良いというようなのが大半だったと思いますけれども、その辺の時間帯、回数の改善を図ってはどうかと、そういうふうに考えるものであります。それと、先ほどやまびこの中では、自学学習といって自分で課題を見つけて、更なる学力の向上を目指すということがあります。中にはかなり難しい問題に取り組む生徒もおりまして、手を挙げて、ボランティアの先生にヒントをもらい回答を見つけるといった進め方だと思います。私もそういう場面に遭遇したことがありますけれども、あまりにも難しい問題にお手上げとなって、専門の先生に助けを求めるということもございました。ボランティアに頼っているという現状では、ちょっと難しいのではないかなという、そんな気もしました。そこで解決策として、現役の先生がちょっと応援が足りないということで、その現役の先生方にも積極的に頼むとか、又は外部講師などを雇って、町独自の塾という形も形成してみてはどうかと、このような事も考えてみてはどうかと思います。また、これはちょっと難しいことだから、ちょっと責任放棄みたいな感じになりますが、滝川には民間の塾がかなり充実しております。役割をそこに任せるということで、今現在、中学3年生の学習塾への通塾率というのは、大手ベネッセの調べによりますと、現在64パーセント、約3分の2の中3の生徒が通っているという発表もございます。ですから現在は、学習塾と連携の時代に入っていると言われております。このような塾も充実している中で、新十津川町はどういうふうな対応をしていったらいいのか、教育長はどうお考えかをちょっとお聞かせ願いたいと思います。
答弁 教育長 久保田純史
3番議員さんの再質問に答弁させていただきます。まず1点目の部活動の関係による、やまびこの時間変更ということでございますけども、中学生につきましては、午前中部活動がありますので、午後のやまびこの時間設定をさせていただいているところでございます。私は、部活動は極めて大切だというふうに思っておりまして、部活動は体力づくり、あるいはチームワーク等々健康の維持のほか、意欲や気力など精神面の充実に関わる活動の基盤ということで、部活動を奨励することによって集中力が高まったりして、学力の向上につながるのではないかと。あるいは、学校の授業中ででも集中力がついて、先生の指導をしっかり聞けるのではないかと。そういった面で部活動は奨励していきたいというのは、今までと同様でございます。そのような中で、今ご質問ありましたように、習熟度別と言いますか、先ほど、やまびこにおける難しい問題への対応のご指摘もございましたけど、現在、中学校では、数学と英語の授業におきまして、学級を習熟度別に3つのグループに分けまして、少人数で授業を行う方法を取り入れております。1つのグループを少人数により指導することにより、生徒一人ひとりにきめ細かい指導を行うことが可能であり、習熟の早い子への発展的指導を行って、学力の向上につながっているというふうに考えております。そんな中から、やまびこにおいては、学力の高い生徒、いわゆる習熟度別ということは、やまびこにおいては、現在のところは私の考えとしては考えていないところでございまして、あくまでも学習習慣や生活習慣を身につけるという、休業中の過ごし方を自ら主体的に改善するということをベースにおいて考えていきたいと思います。ただ、今ほど議員さんからの質問にございましたように、塾等に通っている状況が高学年、3年生くらいになると高いのも事実でございますので、今ほどの意見も参考にしながら、また、確かな学び推進会議、学力向上推進委員会等で検討を重ねていきたいと思いますが、今のところは、やまびこについては習熟度別というのは考えてございません。以上、3番議員さんの再質問への答弁とさせていただきます。
質問 3番 鈴井康裕
現在、教育の現場でも学力の二極化が進んできていると言われております。今、教育長の答弁ありましたけれども、私は参加率が下がっているので、幅広い対応ができる新十津川の教育であってほしいと、そう思っております。以前、中学校で不登校であった子が、やまびこには参加してきたと、一緒に勉強してきたと、そういう例もございます。また、特別支援が充実しているのも本町の特徴でありますので、このような一人ひとりに寄り添った教育環境の構築のために、これからも努力していただきたいと、そう願うところであります。以上で私の一般質問を終わります。教育長への答弁は特に求めません。ありがとうございます。