みんなの議会

小清水町議会 令和2年第3回定例会 2020年6月23日

(1)災害時避難所の新型コロナ対策について/(2)本気出すぞ!放課後学習サポート事業について

2020年6月23日、小清水町議会の一般質問で、工藤孝一議員が「災害時避難所の新型コロナ対策について」「本気出すぞ!放課後学習サポート事業について」について質問し、町長 久保弘志、教育長 加藤友幸が答弁しました。

質問者
工藤孝一 議員
答弁者
町長 久保弘志、教育長 加藤友幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 6番 工藤孝一

はい、6番。さきに通告してあります2点について質問いたします。まず最初に、災害時避難所の新型コロナ対策についてであります。新型コロナウイルスとの闘いが、現在、長期化しています。道から新北海道スタイル安心宣言が出されましたが、避難所の収容人数の制限が今後出ることとなるなど、コロナ対策時の災害対応について町民への周知が必要となりますが、所見を伺います。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。新型コロナウイルス感染症については、日本国内において急速な増加が確認され、日本全国にわたり緊急事態宣言が発出され、特に北海道内においては2月から3月にかけての第1波、その後の第2波を経験し、現在は第2波をしっかりと抑え込むとともに、第3波以降の波に備えるため、オール北海道で感染症対策に取り組んでいる状況であります。このような中、本年5月29日、北海道新型コロナウイルス感染症対策本部より、新型コロナウイルス感染症対策に関する基本方針が示され、道民のライフスタイルや事業者のビジネススタイルを変革する新北海道スタイルを実践しながら、新型コロナウイルスに強い社会をつくり上げていくこととしております。本感染症は、議員がおっしゃるとおり、長期化することが想定されますので、この間、様々な災害が発生した場合でも、町民の安全を確保するために、避難所対策の準備もしておく必要があります。避難所における新型コロナウイルス感染症への対応については、これまで国より通達等で技術的助言がなされております。具体的には、避難所内において、発熱や咳などの症状がある方とない方とを分けた集合スペース、トイレ等の専用スペースの確保などが示されており、発生した災害や被災者の状況等によっては、避難所の収容人数を考慮した上で、本町があらかじめ指定している指定避難所、愛ホールでございますが、これ以外の施設を避難所として可能な限り確保すること、避難者の健康状態を定期的に確認すること、避難所の衛生環境をできる限り整えることなどとされております。これらの対策をあらかじめ検討しておくとともに、本日、御提案させていただきます補正予算にて、避難所において必要と考えられる感染症対策に関する各種物品を確保し、災害時に対応できるよう備えることとしております。災害時には、新型コロナウイルス感染症が収束していない中でも、危険な場所にいる方には避難していただくことが原則となります。町民の皆様に自らの命は自らが守るという意識を持っていただき、感染を心配せずに適切な避難行動が取れるよう、広報等による周知をはじめ、町民参加型の防災訓練などの機会を通じて、避難行動等の対策について啓発してまいる所存でございます。以上でございます。

質問 6番 工藤孝一

今、国のほうからも技術的助言があり、それに基づいて、るる今後の避難計画を策定したいということであったかと思います。今年の3月11日の大雨で、道東一円、オホーツクから釧根、釧路にかけて、いっとき集中豪雨が降りました。そのときに標津川が氾濫して、標津町の役場の方々が避難所を一気に、要するに2メートル間隔でそういうマットを敷いて、2メートル空けてまたマットを敷くというそういう仕事と、定数の半分も入らないということで、避難場所が増えて、役場の職員の方がふだんの対応をする職員が一気に必要になったという、そういう経過がございました。そういうことで、本町においてもそういう分散型の避難の防災計画、あわせて福祉避難所は大丈夫なのかなと、新しい愛寿苑等ですから、かなりスペースは広いから、福祉避難所は災害時でも大丈夫かという疑問があります。そして、地元の協力を得て、知り合いや親戚に避難することも、安全な場所であれば避難所に行かなくても、そういうことも選択できるかなと思います。そういう中で、例えば町村によっては高台にあるお寺にも、一定期間の避難所として、地域で話合いをして、そういう場所も含めて対応を考えたいという町村もあります。あわせてもう一点、災害時の場合は、トイレの問題がございます。水洗トイレで、水害や震災の場合、電気設備、給排水設備、汚水処理施設の全てが機能して、この3つが機能して水洗トイレは成り立っているシステムであります。地盤沈下や液状化、汚水処理の施設が浸水するとか、様々な問題を想定して、トイレの対応についても災害計画の中に検討する項目が入るべきだと思います。内閣府が示している防災基本計画の中には、屋内用と屋外用、屋内用の携帯トイレ、簡易トイレ、屋外用のマンホールトイレ、仮設トイレ、この4種類のトイレがあります。災害用トイレを組み合わせて、屋内用と屋外用を組み合わせて、セットで対応することが望ましいというふうになっています。そういう意味で、トイレ対応についても、防災計画の見直しの重要な点に入れてほしいというふうに考えます。質問いたします。

答弁 町長 久保弘志

お答えいたします。こういう感染症が流行しているときの避難というのは、非常に難しい問題があるというふうに考えてございますけれども、大雨と洪水の場合については、危険のない方については別に避難をしていただく必要がないというふうに思っておりますし、議員おっしゃるとおり、親戚のおうちに行くだとか、友人のおうちに行くだとか、高台に行くだとか、いろんな方法があると思いますけれども、その辺については町民の皆様が自ら命を守るということから、何だかんだ避難所のほうに行かなければならないというものではないというふうに認識をしております。分散型の防災という観点でございますけれども、これについては先ほども申し上げましたとおり、指定避難所はあくまでも愛ホールという形で位置づけをしておりますが、それは災害の種類によって、そこは柔軟に学校を使ったりだとか、高台でなきゃいけない場合については中学校を使ったりだとか、そのようなことについては臨機応変に対応するようなことも今後シミュレーションをしながら、住民周知等々についてもしていきたいなというふうに考えているところでございます。あと、福祉避難所については、特別養護老人ホーム愛寿苑の1階の広いスペースの部分がございますが、心配があるよというお話もありますけれども、そのようなことがないように、面積的な部分もかなり大きな面積も確保しておりますし、そこで十分でない場合については、赤十字病院の院長とも以前お話をしておりますが、病院についても何かできることがあればというようなお話も受けておりますので、時と場合によっては赤十字病院さんのお部屋についても借りるだとか、その辺については臨機応変に対応していけるのではないかというふうに考えてございます。それらの様々なシミュレーションをした中で、関係機関と協議を重ねて、しっかり万全を期したいというふうに考えてございます。あと、トイレの関係でございます。災害が起きたときに、いろんな災害を振り返りましても、やはりトイレの問題というのはすごく大きな問題であるという認識をしております。ですので、今、基本設計中でありますが、防災拠点の複合庁舎の中のトイレの在り方、それについても屋内、屋外というお話がありましたけれども、まずそこの拠点の機能としては、まず逃げてくださいと、まずここを目指して逃げてくださいというような1次避難所の機能を持ちたいというふうに思っておりますので、当然トイレ機能についても、屋外も含めて、今後、いろんな設計の中で配慮をしていければなというふうに考えてございます。あと、災害資機材的なものも、なかなか不足している部分があります。今回のコロナウイルスの関係では、マスク、消毒液すら備蓄していなかったというのが現状でありますので、これらをちょっと反省をしながら、備えるものは備えていく、その中でもトイレについても災害用のトイレ等々についても十分確保しながら、しっかり対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 6番 工藤孝一

はい、6番。備蓄も含めて、今後、検討していきたいということでございます。ぜひ、コロナ対応型の防災計画の見直しを、今後、町民に知らせていく、周知する、それは自治会に限らず、自治会に残念ながら入っていない町民の方もいらっしゃいますので、工夫して周知されることを強く要望したいと思います。町民への周知という点で、もう一つ質問したいと思うんですが、先般、4月9日に小清水町社会福祉協議会会長名で、4月9日の回覧ということで町内の自治会に回覧されました。感染症の影響を踏まえた生活福祉資金貸付制度における特例貸付けの実施についてということであります。裏面には説明書きがあって、裏面に緊急小口資金の特例貸付けの御案内ということで、分かりやすく記載をしているんですが、上のほうに大きく、本資金は貸付金であり、償還、返済していただく必要がありますというふうに大きく記載した上で、るる説明が書いてあります。この点では、生活福祉資金、緊急の小口資金はもともと低所得世帯の支援を目的とした制度でありますが、コロナ対策の特例で対象が拡大されて、収入が減った世帯がほぼ自己申告で利用できるようになりました。緊急小口資金を利用してもなお家計が厳しい世帯に対し、月最大20万円を3カ月間貸し付ける総合支援資金、緊急小口と総合支援資金と2つという意味です。なおかつ、補足すれば、3カ月というのは20万円を3回という意味です。このように、重複して貸付けを行って差し支えないというふうに、国のほうから各都道府県、あるいは全都道府県の社会福祉協議会が厚生労働省から通達が出ているようであります。なおかつ、先週の火曜日の第2回道議会定例会で、生活福祉資金の貸付けを含めたコロナ感染症対策予算が開会の冒頭で専決といいますか、先に素案が成立しました。その中に、生活福祉資金の資金枠が170億ということで、北海道全体の補正といいますか、生活福祉資金単独でもこのような金額が可決、決定されている経過にあります。小清水町の自治会に回覧されたのが、日付が4月9日でありまして、翌日付で4月10日付で厚生労働省が特例貸付けに係る適切な制度の周知の徹底(依頼)ということで、全国の社協の団体に再度通達を出しております。4月10日付です。ちょっと読んでみますが、このたび一部の社会福祉協議会において、今回の特例措置では「償還時において、なお所得の減少が続く住民税非課税世帯の償還を免除することができることとしている」が、このことについて記載していないといった事例が見受けられるところです。記載の内容及び記載する位置について、不適切なものは直ちに修正を行うなど、記載内容等について確認をお願いします。その記載についても、国が添付するリーフレットを参考に工夫をお願いします。一番最後には、新型コロナの影響を受け、収入の減少等により一時的または生活再建までの間に生活費用が必要な方に対して、必要な額を迅速に貸し付けることが一層重要になっていますという事務連絡の文書であります。冒頭申し上げました住民・自治会への回覧の内容については、先日、二、三日前も浜小の事業者に聞いたら、あれは借りたら返すというものだから、さっと見てごみ箱に行ってしまったというように言っている事業者の方もいました。周知の仕方を改善されて、内容についても確認し、指導することを求めたいと思います。いかがでしょうか。

答弁 町長 久保弘志

社会福祉協議会がしている広報、周知文書だというふうに認識をしておりますけれども、実際に貸付けしているのは本町では1件というふうに伺っておりますが、議員おっしゃるとおり、そういう不足する部分だとか、町のほうとしてもコロナ対策に対する生活支援の制度でありますので、その辺については本町としても担当のほうでしっかり確認をしながら、自治回覧していくような体制づくりをしていきたいというふうに考えてございます。その辺、社協さんの回覧文書が来たときに、チェック体制というのもあるかと思いますけれども、その辺は社協さんと連携しながら、今後、進めていきたいというふうに考えてございます。

質問 6番 工藤孝一

はい、6番。社協の出す文書だということではありますが、国の取り組んでいる今般のコロナ禍における大きな対策でありますから、ぜひ役場としても注視といいますか、住民に対してどういうメニューで、どういう時期にどれだけということで、もちろん町独自の様々な給付金をはじめ対策を打ってきたわけでありますが、生活を継続する意味では、加えて言いますが、この事業は9月までの受付ということで、2カ月間延長されたわけです。今後とも、9月の申請までの受付ということですので、自治回覧以外にもでき得ればSNS等も使えるのであれば使って、自治会に入っていても回覧を受けていないという方、そういう方もいらっしゃいますので、回覧で終わりということだけでなく、工夫をしていただくことを強くお願いしたいというふうに思います。そのことを指摘して、次の質問に移らせてもらいます。次の質問ですが、本気出すぞ!放課後学習サポート事業についてであります。昨年度11月より2月まで、中学3年生の数学を対象に、学習サポート事業が始まりました。大変よい取り組みであり、他の教科、他の学年に対象を広げた事業にすべきだと思いますが、御所見を伺います。

答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)

お答えをいたします。本気出すぞ!放課後学習サポート事業は、受験を控えた中学3年生が希望の進学校を目指してレベルアップを図るため、放課後の空き教室を利用して、高校受験に向けて数学の学習支援を行うことを目的に、昨年度より実施をしております。昨年は11月から2月まで18日間実施をし、延べ153名が受講、生徒個々の学習理解に応じた個別指導により、結果、生徒全員が第1志望校に合格をしておりまして、生徒からも好評を得てございます。御質問は、数学だけに限らず、他の教科、他の学年に対象を広げるべきとのことでございます。まず、教科を数学に絞っている理由といたしまして、数学は小学校の算数から始まり、一年一年の積み重ねが大事でございまして、どこかひとつ抜けても理解できずに苦手な科目となってしまう反面、自分の弱点を解決していくことで苦手意識がなくなり、自信がついて、暗記が主な他の教科の学力も向上し、受験においても確実な成果が期待できるものとの考えからでございます。また、中学生の教科は、専門学科の免許を持った教員が授業を行いますが、この事業で他の教科を対象とした場合、現状では講師の確保ができないこと、また放課後において行う場合、時間的な制約がありますことから、難しいものと考えております。次に、他の学年に対象を広げることについてでございますが、ひとつには先ほども申し上げたように講師確保の課題、ふたつには、生徒には部活動や生徒会活動、校外におけるスポーツ活動や習い事などもあり、放課後の時間帯に講習を行うことは難しいものと考えております。このような状況から、当面、受験を控える中学3年生を対象に、部活動などを終えた時期から、学習をサポートする事業として実施してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。

質問 6番 工藤孝一

はい、6番。ただいま、数学は授業の積み上げだということ、もちろんそうだと私も思います。なお専門性と時間的制約、放課後のそういう時間帯だという条件、こういうことでなかなか難しいということの答弁だと思います。昨年11月から実施されまして、教育長がおっしゃるとおり、高校に順調に受験して合格して子供たちが行っているというふうに、そういう実績は分かりますが、昨年の3年生は非常に成績がよかったと言う方も中にはいらっしゃいます。学年によって波があるというふうな評価もありますけれども、しかし昨年のサポート事業の中では、子供たちの中で格差が非常にあると。平均点は高いんだけれども格差が大きい、そういう状況だということです。子供たちができないと思っていてもやらない、基本的なことで困っていて、特に自己肯定感が低い子が多くなってきている、そういう傾向があります。困っている子、できない子、悩んでいる子供とどうやって向き合うか、子供が結果としてできなくても、頑張ってよかったと思ってもらえるような教育実践、そのような先生の頑張りが評価される、そういった仕組みを教育委員会が提案していくべきだと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。

答弁 教育長 加藤友幸(教育長は2025年6月まで)

お答えいたします。小中学校は義務教育でございますので、学習指導要領に基づきまして、学校がそれぞれ学習を指導要領にのっとって進めているわけでございます。基本的に、この事業は学校事業ではなくて社会教育事業として実施しておりますけれども、議員おっしゃるとおり、いろんなお子さんに向き合うということで、先生方は一生懸命子供たちそれぞれ、人数も少ないわけですから、いろんな取り組みも一生懸命されております。町として、教育委員会として行っている部分については、小中学校各1名ずつ臨時教員を配置しておりますし、小中学校合わせて7名の支援員も配置しております。それから、習熟度別の学習のための加配教員も配置してございます。それから、ALTの配置による英語教育の強化、それからやる気を持ってもらうという観点から、北大との連携協定に基づいて、北大生との講習の機会も設けてございます。それから、中学校が行っている部分としては、先ほど申し上げましたが、習熟度別の取り組みということで、その子の能力に応じた教育指導を行ってございます。それから、土曜授業も実施しておりますし、長期休業中、夏休み、冬休みの期間中の補修授業を行ってございます。管内の学力向上の取り組みにつきましては、オールオホーツクでとの合言葉、道教委、それから各市町村教委、学校が連携をして、教員の研修事業、公開授業などを実施しておりまして、先進事例も取り入れながら、各学校の先生たちが工夫した中で、様々な取り組みを行ってございます。以上でございます。

出典:小清水町議会 令和2年第3回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる