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新十津川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日

米、酒を活かしたまちの活性化について

2015年9月8日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「米、酒を活かしたまちの活性化について」質問し、町長 熊田義信が答弁しました。

質問者
青田良一 議員
答弁者
町長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 8番 青田良一

最後になりますけども、一般質問をさせていただきたいと思います。6月の定例会、そして9月の定例会と、傍聴席に人が入らないくらいたくさん来ていただきました。議員の立場でも非常にうれしく思います。町民の方々が、政治に町政に関心を持ってくれている人が増えてきたのか、あるいは、1票を投じた議員さんがどのような活躍をしているのか見に来たのか、それはちょっとわかりませんけれども、とにかく議会としてもこのような事態が、満員御礼が2回続くということは非常にうれしいことであり、今後も引き続き、このような形で続いてくれればいいなと思います。さて、今、私はですね、経済文教常任委員会というところに所属をしております。そこは建設課、教育委員会、そして産業振興課の事務について、議員としていろんな角度から物が言えるような形の中でやっているわけでございます。はっきり申し上げまして、その中でも、この産業振興課に所属する様々な問題というのは、実は、まちの経済の中枢になっている部局でございます。非常に大事であろうかなというふうに思っております。残念ながら、私個人はその分野に関する情報、知識等については誠にうとい部分がございまして、なかなか活発な意見が言えない点もありますし、自らもより一層勉強させていただかなければならない分野でもあろうかなというふうに思っております。従いまして、今回、質問する事項につきましても、ちょっとピント外れになるかなというふうな所もあろうかと思いますけども、基本的な考え方は、このまちがどういうふうにしたらもっと良くなるかというふうな事を念頭に置きながら、発想したと言いますか、考えたところでございますので、そういう視点でちょっとお聞きになっていただければなというふうに思います。今言ったような状況下にある自分としましては、いろんなことを比較検討するというふうなことから資料も読みましたし、ネット等も眺めました。併せまして、現地と言いますか、私の所属している委員会に関するようなことの情報を集めるために、いろんな所を歩いても見ました。主に管内としましては、沼田の夜高、それから雨竜、浦臼でやっている様々なイベント、奈井江の産業まつり、三笠の盆踊り、こういったものが地域の中でどういうふうに位置づいているかというのを肌で感じるために見させていただきました。その中で、そういうイベントの中で、まちが作っている様々な品物を、どのように来た人たちに提供するかという工夫についても、つぶさに覗いてきました。これからは、やはり何とかして独自性を持ったような取組みをしていかないと物が売れないだろうと思いますので、そういったことで考えた項目の一つでありますので、ご質問をさせていただきたいと思います。簡単に言いますと、一つの例として、道東の方では酪農が盛んでございます。その酪農の盛んなあるまちでは、牛乳で乾杯をしようという条例を作りました。この条例というのはいろいろありまして、町民に対してきちっと履行しなかったら罰則を求めるという条例もありますし、ただの条例を作っても、こういう事をして欲しいんだというお願いを込めたというふうな条例もございます。ですから、いい加減なものと言えばいい加減なものかもしれませんけども、ただ、私はこれを読んだ時に、このまちの矜持というものを感じました。私たちのまちは牛乳を作って、あるいは酪農という産業を通じて成り立っているまちなんだと。だから、私たちはこういう条例を作って全国にアピールをして、この牛乳を作っているという行為そのものを理解して欲しいんだという願いが入っているんだろうと思うんですね。それを、うちのまちに置き換えてみると、私たちのまちは何を作っているのですかということなんですね。盛んに、今までの歴代の理事者の方々は、米を作っている、米を作っている、米を作っていると言って何十回も何百回も言ってるわけですね、それを。本当に米を作っていて、農家の方々が儲かっているのですかと聞くと、現実には数字は持っておりますけども、示せませんけれども、農家戸数は減る、所得は増えない、後継者はいない、暗い話ばかりしか聞こえないんですよね。これで本当にいいのでしょうかということを言いたくなるんですけども、それにはいろんな要因があるはずなので、ここでその議論はしませんけども、そういった条例を作ることによって、まちのアピールは間違いなくできると思うのですよね。この件につきましては新聞にも載りましたし、放送局のインタビューも受けて、全道放送あるいは全国にも放送されたかもしれません、珍しい条例だということでですね。そういうふうな事を作ることによって、別にお金をかけないで、まちのPRができるわけですね。というふうなことから、私は、幸いなことにお米を原料としている日本酒を作っている酒造会社がうちのまちにはございます。これは100年の歴史があると言います。私は、酒屋さんの回し者でもなんでもありません。私個人はそんなにお酒が好きではありませんから。そのことについては歴史の事実としてあるわけですね。これを上手に米と組み合わせてPRをしたら良いのではないかというふうに、私は思います。片一方ではお酒を造る、片一方ではお米を作る。さっき言っていたような、正に6次産業でしょう。生産から加工して販売をしていくということが、昔からなされていたわけですよ。それを、やはりまちとして全面的に支援するような形での条例化というのはあってしかるべきじゃないかなと、私は思うんですよね。それは、観光面からの支援という観点も言えますし、あるいはお米づくりを、より奨励していこうという視点からもそういう事が言えるのではないかなと思うのですよね。そういうふうな事を、やはり今後、町を活性化させる一つの方法論として、今、日本酒での乾杯条例なんていう形でここに書きましたけども、それは、いろいろあって良いと思うんですよね。トマトでも良いし、アスパラでも良いし、なんかそういう発想をきちっと持って、まちが今やっていることを自信を持って、住民あるいはそういったことで世間の人たちに認知をしてもらうような活動が、これからは必要かなと、私は思います。そこで、ただ条例を作っただけでは住民の方々に理解が深まらないんで、新十津川のお米で作った新十津川のお酒を、是非、住民の方々にも何らかの方法を使って還元するというところまで広げていっていただきたいなと、私は思います。これは永久にやれということではなくて、3年もやってこの条例の趣旨みたいなものが住民の方に伝わったり、深まったりすれば、それで目的は達成するのかなというふうに思います。前回、植田町長の時に、私は、お米を作っているということを一つの矜持として、このまちが持つのであれば、新米ができたら町民に無料で配布しなさいというような趣旨の質問をさせていただきました。簡単に蹴られてしまいましたけども、それと似たようなものでございまして、私は、このまちに住んでいる非農家の人たちが、農家の人たちがどのような経緯でお米作りをしているのかというふうな歴史性みたいなものも含めつつ、まち場で非農家として暮らしている人たちに、そういったことを十分知らせて、そしてこのまちの産業の豊かさと言いますか、そういった部分を身に感じてもらえるようなことをやっていくべきだろうと思います。必ずそういったことが商品の拡大やまちのPRにつながっていくものだというふうに、そういう観点から質問をさせていただきました。たぶん、やらないという答弁だと思いますけども、一応、答弁は聞いてみたいと思いますので、よろしくお願いします。

答弁 町長 熊田義信(町長は2023年3月まで)

それでは、8番議員さんの質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。新十津川町の主産業、米、酒を活かしてまちの活性化、いろんな喚起につながるんではないかという提案であったというふうに思ってございます。酒については、6次産業につながるということになりますけれども、酒は3次産業になりますから、6次産業までには至っていないという今の状況になっているのではないかなというふうに思っています。これから、酒を使って何かを商品化することが6次産業につながることだというふうに考えておりますから、まちの酒を活かして何か6次産業につなげていくことになれば、私もうれしいなというふうに思っているところでございます。さて、本町、今、乾杯条例というのですかね、そういう趣旨での質問であったかというふうに思います。最初に、京都市、灘の酒ですね。そこで清酒の普及の促進に関する条例というものがございます。全国的にも酒蔵の多い市町村を中心として、この乾杯条例というものが全国に広まって、今70を超えているという状況になっております。今8番議員さんの質問にありました、道東の地域、これは中標津町の事をお示ししているのではないかなというふうに思いますけども、牛乳消費拡大応援条例というものを定めておりますし、また、道内では富良野市のまずはふらのワインで乾杯条例、旭川市の地酒の普及の促進に関する条例、増毛町の乾杯条例、この4つの条例が今定められております。中標津町の条例以外は、議員提案でこの条例が制定されいるという状況になってございます。牛乳の消費については、子供から高齢者まで、本当に老若男女が飲めるものであり、カルシウムも豊富で人間の骨格作りという部分からも、まちの酪農地帯、さらには、牛乳を全国にアピールするという、先ほど8番議員さんの質問のとおり、そのように活かしている条例ではないかなというふうに推察をするところでございます。ただ、お酒につきましては、個人の嗜好に関することでもございますので、多くの市町村においては議員提案、若しくは委員会提案による条例制定となっている、そういうこともご理解をしていただければなというふうに思っておりますし、一方で宮崎県の都城市においては、条例制定をしようというふうにした時に、酒を飲めない市民もおり、条例で勧めるのは良くないということから、条例案が不採択になった例もあり、乾杯条例につきましては、賛否両論分かれているところでございます。また、乾杯条例は、今8番議員さんも言ったとおり、条例ではありますけれどもスローガンの規定でありますので拘束力や罰則もなく、実効性はそれぞれに委ねられているという状況になってございます。近年、食による地域おこしは、地域活性化の大きな柱となっており、今、和食は世界の遺産にもなっており、和食につながる酒という物では、非常にこれから有効性のある物だというふうには理解はしてございます。地域の観光の資源として注目され、地域の認知度や愛着という効果も更に高まっていくことを、期待をしたいというふうに思っております。また、酒蔵ツーリズムは観光庁がクールジャパンの一つとして位置付けておりますし、北海道においては、道産米を使った美味しい道産酒の存在を道民に知ってもらい、もっと飲んでもらおうと、平成21年に北海道酒造組合とホクレンが主催し、道内の経済団体等の支援を受け、日本酒を中心にワイン、焼酎等の道産酒や酒米の道内消費拡大を目指す酒チェン運動を展開をしているところであります。本町におきましては、徳富地区において、ピンネ酒米生産組合により酒米を生産しており、現在では道内一の生産を誇り、更なる品質向上と安定した供給に努め、産地確立を目指しているところでもございます。また、地元金滴酒造のお酒は、まちの優良特産品に指定をしており、酒米の吟風を使った大吟醸酒は、平成24年に全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど、その評価が高まっているところであります。米づくり、酒づくりは、本町の歴史の一部でもあります。良質米の産地、酒蔵のあるまちとして地域ブランドを高め、地域産業の振興につなげていく施策は大変重要であると考えております。引き続き、今後も酒米生産者、酒造会社、商工業者及びピンネ農協などの関係団体と連携し、地域産業の振興を図ってまいりたいというふうに考えております。ちょっと長くなって恐縮でありますけれども、これまでも町内の日本酒愛好者をはじめ、趣旨にご理解していただいている方々、さらには、一部の飲食店においても、乾杯は地元のお酒でと自主的に取り組んでいただいている方もおり、このような取り組みが広がっていくことを期待をしているところでございます。冒頭にも申し上げましたが、お酒につきましては、個人の嗜好に関わるものでございます。自発的に地元のお酒で乾杯をしていただくことが、懇談や懇親の席を損ねることなく望ましい形と考えておりますので、まちによる乾杯条例の提案は控えさせていただきたく、ご理解を賜りたいと存じます。以上を申し上げ、8番議員さんの答弁とさせていただきます。

質問 8番 青田良一

なかなか、こちらの思っていることと、行政の考えることと一致しない部分がございます。突飛なことはなかなかできないという部分の思いも分かりますけども、今の時代、表現はちょっと悪いかもしれませんが、四角四面なことをやっていても、なかなかまちの知名度を上げたり、印象をという部分については結びついていかないということを、町の理事者の方も、課長職の人も考えていただきたいですね。やっぱり、何か人と違う事の発想を積み重ねながら、それがまちぐるみの中で応援しているんだよという状況を作っていくには、どうしたらいいかというふうな事を、やはり提案をしながら具体化していかなければ、やはりこのまちの産業の活性化という部分については、結びついてこないんだろうというふうに、私は思うのですよね。今回の発想も、そういう観点から一番つまらない方法を選んで、実は、町長に投げかけてみました。投げかけてみたのは、そういう思いをしている住民が少なからずいるはずなんですね。もうちょっとお米の宣伝をしなさい、もうちょっとお酒の宣伝をしなさいというふうな事を思っている方々の思いも、きちっと聞き届けてあげて、そういったことを活かしたまちにするためにはどうしたらいいかというようなことを、具体的な部分として出していただければ有難いなと、それが必ず、まちの産業の振興という部分に、くどいようですけども、結びついてくるのだろというふうに思います。そういう観点から、今後一層、こういった部分を担う方々のご努力を期待しまして、特に答弁はいりませんけども、私の思いの一端をお聞き届いただいて、まちの発展のためにご努力いただきたいということをお願いして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。

出典:新十津川町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月8日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる