みんなの議会

新十津川町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月11日

学校給食での地産地消の推進と食育について

2014年6月11日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「学校給食での地産地消の推進と食育について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
教育長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 西内陽美

次の質問は、教育長に質問いたしたいと思います。平成27年度から雨竜町の児童、生徒への学校給食提供事業が始まります。なお一層の学校給食の充実が求められることと思います。そこで、学校給食での地産地消の推進と食育の関わりについてお伺いいたします。地域で生産された産物をその地域で消費する地産地消は、健康で豊かな食生活の実現や地域経済の活性化などを図る上で大きな意義があり、学校給食においては、児童、生徒が郷土に関心を深めるとともに、地域の産業について学ぶなどの教育的効果も期待できるものです。また、昨年12月には、ユネスコ無形文化遺産に、和食、日本人の伝統的な食文化が登録されました。登録に当たっては遺産保護が必要で、学校給食や地域の行事での郷土料理の提供などが食育の取組みとして提案されています。食育の観点と食文化を継承する意味でも、地場産の食材を多く使用した和食を給食献立に取り入れてはいかがと考えますが、教育長のお考えをお伺いいたします。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それでは、2番議員から、私に与えられた給食提供に係る質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。まず最初に、雨竜町との給食が来年度から開始をされるということが質問の趣旨にありましたけれども、今、雨竜町は、ご飯を、いわゆる主食は持って行って、そして副食だけ給食提供されているということは、ご存じのとおりだというふうに思います。それで、雨竜町からは、今現在行っている新十津川町の給食の内容で十分、食育、そして、給食の内容もこれで良いということで聞いているということから、直接、雨竜町との関わりということではなく、新十津川の給食の内容、そして、今、2番議員さんの質問された内容について、若干内容も含めながら質問の答弁とさせていただきたいなというふうに思います。地産地消、地域経済、そして、地域産業の認識という点から、地元の物を多く活用することが良いのではないか。そして、ユネスコの和食というような観点からの質問だったというふうに思います。初めに、ちょっと内容も含めて説明をさせていただきたいと思います。本町の学校給食では、従来から地産地消を推進しておりまして、季節に応じて地元で収穫される安全で新鮮な農産物を、さらには、良質な加工品等を食材として使用して、給食を町内児童生徒等に安心して食べてもらえるように提供しているところでございます。2番議員さんからも質問あったとおり、出来る限り地場産農産物を積極的に活用していきたい。もし、町内産の物が活用できなければ、北海道産、そして国内産という順番で使用し、安心して食べてもらえるように配慮いるところであります。平成25年度の、昨年ですけれども、地元産生鮮野菜の重量ベースによる使用割合でありますけども、28.1パーセントとなってございます。その前の平成24年度では26.3パーセントでありましたので、1.8ポイントの増加になってございます。ちなみに、平成21年、当時、9番議員からも質問があって、地産地消を高めていくべきだという話があって、私も、そのように進めていきたいという話をした当時の話でありますけども、平成21年では、17パーセントであったのが、今、28パーセントになっておりますから、11パーセント、この5年間で上昇をしているということも、おくみ取りいただきたいなというふうに思います。また、総合計画においても、地元食材を積極的に活用していきたいということで、掲載をさせていただいておりますし、目標の中間年、これが平成28年になりますけども、35パーセントにするべく目標を立てているところであります。ですから、去年は28パーセントでありましたから、28年度までそのように上げるべく、そして、本年度、平成26年度については、部内では30パーセントを目標に鋭意努力をしているところでございます。数字的にはこのように努力をしておりますけれども、このことは教育委員会だけではできなく、生産者団体等のご理解とご協力がなくては無しえないところであります。生産者団体である、今、本町にある生きた野菜の会という組織がありますけれども、この組織は、地域の食材を給食に取り入れたいという給食センター側の思いと、おいしい野菜を子供たちの給食に食べてもらいたいという生産者団体の思いから、地元の新鮮な野菜を提供していただいているということであります。本当に有難い配慮ということで、そういった生産組織から多く取り入れているということであります。その他に、地元の農業高校、さらにはJAピンネがありますから、そういう団体からも連携を密にしながら、地元食材の利用率を高めていこうというふうな考え方でありますので、2番議員さんの趣旨に沿って、粛々と生産者と打ち合わせしながら高めていきたいということでありますので、まずはそのことをご理解をしていただければなというふうに思います。それから、和食のこともちょっと質問のとこにありましたので、説明を加えさせていただきたいなというふうに思います。ユネスコの無形文化遺産の登録になったということは、まさに、世界に誇れる日本の食文化というふうに思います。ユネスコの登録になった推薦理由というのがご存知かもしれませんけれども、四つありまして、一つ目は、新鮮な食材と調理、四季折々の食材を出汁や醤油、味噌などを使うこと。二つ目が、優れた栄養バランス、つまりヘルシーな料理であるということ。三つ目が、年中行事。そして4つ目が、美しさと季節の表現が特徴であるということが推薦理由ということであります。そのことも踏まえて、きっと2番議員さんの今の質問だったのだろうなというふうに思います。本町の学校給食は、和食が世界遺産になる前から、ご飯、味噌汁、そして、焼き魚など和食が実感できる献立も取り入れているところであります。献立は、主食のご飯に加え、主食だけを先に言いますと、ご飯だけではなく、週に1回の麺類だとか、月に2回のパン類なども入れて、副食についてもバラエティーに富んだ献立を考えており、季節に応じた行事食も当然入れながら、楽しく、おいしい学校給食の提供に努めているところであります。また、好き、嫌いがある子供がおります。家庭教育の中でかなり好き、嫌いが無くなっておりますけども、学校教育の中でも給食の中で、より、好き嫌いを無くすように献立の中で工夫をして、いろんな食材をおいしく頂けるように栄養教諭が工夫して、献立作りに配慮しているということも、くみ取っていただきたいなというふうに思います。和食の基本である出汁ということが、今、日本の特徴にあるかと思います。一例を挙げますと、味噌汁やうどんの出汁、いわゆる給食に使っている出汁ですね。それについては、煮干し、削り節、昆布などを家庭料理と同じように用いて、時間をかけて出汁の旨味が学校給食に出せるというふうに、調理員が頑張ってそのように対応しておりますし、ラーメンの出汁においても、これは和食ではありませんけれども、豚骨だとか鶏骨、昆布などを使ってラーメンのおいしさを出汁からしっかり取って、子供たちに本当のおいしさというものを体験しているということであります。また、シチューについても、インスタントのシチューのルーを使うということではなくて、小麦粉とバターを使ってホワイトのルーを作る、そういう手作りの料理にもちゃんと時間をかけて対応しているところであります。また、混ぜご飯の具も給食センターの調理員が手作りで、鋭意時間をかけて提供しているということにもなっております。今、言ったように、できる限りインスタントの物は使わないで、また、添加物の入っているものを信用しないということを基本におきながら、給食の提供をしております。手間暇はかかりますけれども、和食からくる本来の旨味を出すように配慮しており、子供たちのために栄養教諭や調理員が一生懸命に鋭意努力をしているということであります。私も、月に二、三回、給食試食に行っています。実は、このような一般質問が今日来るとは知らず、今日、給食を食べてきたばかりなんですね。たまたま今日は、和食のメニューだったのです。新十津川産ななつぼしのおいしいご飯、そして、出汁の旨味が感じ取られるすまし汁、そして、サバの味噌煮、そして、切り干し大根の炒め煮と牛乳でした。まさに、和食の献立のメニューであったわでありますし、それぞれの素材を生かした、本当に素晴らしい料理だなと、手前味噌で大変恐縮なんですけども、きっと子供たちもおいしく食べたんではないかなというふうに思ってます。子供たちに合うような、そういう味に調えているというんですかね、そのようにしております。そして、学校の中においては、そういう作るということだけではなく、学校の食育指導計画というものが、すでに年間作成されておりまして、そういったものと関連させながら栄養教諭が核となって、担任教諭との連絡、連携を密にしながら、学年に応じてそれぞれ児童に適切に担任からも指導していたり、栄養教諭が直接教室に入って食育教育をしているということであります。もちろん食育の大事なところの一つであります、「いただきます」、「ごちそうさまでした」の挨拶は、本当に大事なところでありまして、この頂きます、ご馳走様は、農業者への感謝の念、そういったものをしっかり醸し出すように、学校全体で整えているということでありますので、そのこともご理解をしていただき、ちょっといろんなことを話させていただきましたけども、食育全般の話、質問に対するお答えとさせていただきたいというふうに思います。以上でございます。

質問 2番 西内陽美

ただ今、給食に取り組まれていることを詳しくお聞きいたしました。本町の給食は、残食率、残している量がかなり少ないということでもわかりますので、おいしい給食が提供されているんだろうなということを、今、教えていただいたところです。再質問といたしましては、食物アレルギーの対応についてお聞きします。新たに雨竜町が加わりますので、児童、生徒のアレルギーの正確な把握や、両町の全教職員と本町の給食施設の全職員との共通理解を図る上で、どのように協議を行っていくのかということをお伺いいたします。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それではアレルギーに関する再質問がありましたので、お答えをさせていただきたいと思います。本町の給食センターは、ご案内のとおり、今現在、約1,000食、来年になりますと約1,200食の給食提供の食事を提供する施設ということで変わってまいります。本来、アレルギー、望ましいスタイルとしては、アレルギーの方に応じて別な食事を提供できるということが可能であればそういうこともあるのですけれども、現在、あの施設の中では、アレルギー食のための別な調理はできかねる状態になっております。それで、アレルギーの方々に対する対応については、毎月の献立表の中にアレルゲン、いわゆる牛乳だとか小麦粉、卵、そういったアレルゲンの元となるものを表示し、ご家庭でそういうお子さんのアレルゲンの元になっているものに応じてアレルギー反応が生じて、体に体調不変が起きる場合については、それを食さない、場合によっては、主食なりおかず、主食の方は今現在おりませんけれども、それを食べないで、代わりに家庭からおかずを持ってくるということも、やむを得ないということの状態の中で、連絡をしているところでございます。毎年、新入学児童の保護者にも、食物アレルギーの確認ということで文書で周知をし、給食センターのアレルギーの対応は、家庭の協力の中で対応していただいておりますということで、お願いをしているところでございますし、そのように、それぞれ保護者の協力を得て、現在も対応しております。たまたま牛乳だけは、何人かだけ牛乳のアレルギーの方がおりまして、牛乳の飲食を中止をするという方も小中学生の中に何人かだけおりますけれども、ほとんどの方は、そういうアレルギーの選択をしながら対応をしているところであります。雨竜町にも本町の取組みについてはすでに周知をし、理解をしていただいているところでありますし、アレルギーの方については、本町と同じ取り扱いで了解を得ているという状況になっておりますので、そのことをお知らせをしたいというふうに思います。ちなみに、食物アレルギーの該当者というんですかね、小学校の方でもそのようにアレルギー今増えておりますので、しっかり内容を把握をしております。学校内で担任、栄養教諭、そして、養護教諭なども、ちゃんと名前をリストを持って対応しておりまして、牛乳、乳製品は10人だとか、卵については28人、魚介類については17人、そばも3人おりますけれども、そばの提供は命に係わりますので、そばの給食はありませんけれども、そういう状況も整えているところでありますので、アレルギーについては、それぞれ、先ほど言いました、家庭、そして児童、生徒の協力をいただいて、適切に対応していると状況をもって回答とさせていただきたいと思います。以上です。

再々質問 2番 西内陽美

再々質問はございません。より一層の地産地消の取組みが進むことと、給食をとおして本町と雨竜町の子供たちが健やかに育っていくことをお願いいたしまして、教育長への質問を終わります。

出典:新十津川町議会 平成26年第2回定例会 2014年6月11日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる