新十津川町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月11日
学校図書館の充実について
2013年3月11日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「学校図書館の充実について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。
- 質問者
- 西内陽美 議員
- 答弁者
- 教育長 熊田義信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 西内陽美
三点目は教育長にお伺いいたします。学校図書館の充実についてでございます。言語活動の充実を主眼とする新しい学習指導要領は、昨年度からは小学校で、今年度からは中学校で、来年度からは高校へと、順次実施されていきます。国は学校図書館図書標準を定め、その実現を後押しするため、学校図書館、図書整備5か年計画を策定して実施してきました。学校図書館は、子供たちが読書の魅了に触れ、本を読む力を養い、読書を習慣づける中核を担っております。また、多くの情報源を探し出し、比較し、評価し、自分なりの考えを組み立てる情報活用能力の育成の場であるとも思います。平成24年度からの新しい5か年計画には、初めて学校図書館への新聞配備費が予算化されました。読む、書く、聞く、話す力の育成に、新聞活用が求められ、教科書にも多く登場し、新聞を活用した授業も多く紹介されております。今年度からの図書整備5か年計画は、図書整備のための200億円、5年で1千億円、新聞配備には15億円、5年で75億円、学校司書配備に単年度で150億円を地方交付税として措置されたと聞きます。ですが、交付される税金は、地方自治体に使い道が委ねられているのです。教育長の執行方針では、学校図書館充実や学校司書配置に進展がみられませんでしたが、今後の方向性についてお伺いいたします。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それでは、2番議員の質問に対してお答えを申し上げたいと思います。最初に学校図書室の整備について、ご存じのことと思いますけれども、少し説明をさせていただきたいと思います。小中学校の学校図書室は、それぞれ小中学校の耐震補強大規模改修工事に併せ、それぞれ学校図書室にふさわしい環境や雰囲気が整った書架、そして内装、備品等を改修整備をいたしたところであります。その改修時期と同時期に、新十津川望郷会や北門信用金庫などから学校図書、児童図書の充実を願っての多額の寄付をたまわりましたので、その浄財も活用しながら学校図書室の図書、図書館に配備されている児童図書を購入し、その充実を図ってきたところでございます。学校図書室については、経済文教常任委員会においても調査事項として視察を願ったところであり、図書室には古くなって使えなくなった図書は無い状況も確認願えたのかなというふうに思っているところであります。児童生徒に読んでもらいたい図書などを、学校の図書担当教諭と図書館職員が連携を密にして、吟味をしながら必要な配本をしている状況にあることを、まず、ご認識いただきたいというふうに思います。また、執行方針に方向性が見えないというような言い方でありましたけれども、私の執行方針の6ページに、子どもにとっての読書は、読む力や感性を養い、豊かな心の形成に大切なもので、学習理解に必要不可欠なものであり、更に、読書を通して視野を広げ、多くのことを身に付け、学びの成長が促されるよう読書習慣の定着化を図ってまいります。というふうに述べさせていただいておりますので、まず、そのことを見ていただいていると思いますけれども、もう一度言わさせていただきたいと思います。それともう一つ、平成22年になりますけれども、子供の読書活動推進計画というものを策定をしております。これは、平成26年までの5か年の計画でありますけれども、子供の読書活動に必要な方向性や施策については、この計画書に基づいて計画的に対応している、そういうことも理解をしていただきたいなというふうに思っております。昔から、読み、書き、そろばんが基本であると言われているとおり、読みを促すための読書は、重要でしっかりと習慣付け、進展させていかなければならないと考えております。そのことを確認をさせていただきたいと思います。それから、今ほどご質問の中でご指摘のありました、学校図書の5か年計画、こういうパンフレットもあるんですね。そういうパンフレットをホームページなどでいろいろ調べられて、今のご質問だというふうに思っております。去年からこのように学校図書の整備がしやすくなったと、交付税措置がなったので有効に活用しなさいという、今ほど西内議員、2番議員のご指摘のとおりであります。ご質問の趣旨にありましたとおり、交付税は一般財源、特定財源ではないのですね。ですから、それぞれの市町の実情に応じて、この今議会で一般会計の予算がいろいろ市町村の実情に応じて吟味されているわけでありますから、その一般財源の使途だとかそういうものについては、いろいろまちの状況がそれぞれ違いますので、うちのまちの場合は、特に小中学校と図書館がちょうど中間にあって、非常に小中学校の児童生徒が図書館で利用しやすい環境にあるということになっていることを、まず、認識されていると思いますけども、まず、その前段として説明をさせていただきたいと思います。それから、もう一つ付け加えさせていただきますと、学校司書の話も今質問にありましたけれども、まず、学校司書という部分で言いますと、ここで言う交付税措置の司書と別に学校司書という配置については、学校図書館法というものがあって、1校当たりの学級数が11学級以下の場合は、司書教諭を置かなくていい規定になっております。小学校については12学級ありますので、司書教諭を任命をしており、その司書教諭を配置していという状況にあるということを、まず、前段、説明をさせていただきたいというふうに思います。中学校は、6学級ということになっておりますので、基準数に達していないから、司書教諭の任命はなく、図書室担当の教諭を決めていろいろ図書館と連携を取っているということになっておりますので、まず、そのことも説明をさせていただきたいと思います。新十津川の図書館には、図書館司書の免許を持っている方が4名いますので、その4名と今ほど説明をした小学校は、学校司書、中学校は図書室担当の教諭と連携を密にしながら読書活動が円滑に進められるように対応をしている状況になっております。2番議員さんの質問の中にありました、学校図書館が使いやすくなるように、学校司書が配備できるよというように書いてありますけれども、ここの司書は、そういう正式な司書ではなくて、ボランティア的な司書なのですね。今、金額、質問の中にありましたけれども、新十津川の学校に置き換えると、2校につき1人が配置できる。ここもよく読んでみると書いてあるのですね。2校のうち1人が配備できて、うちの場合2校ありますから、その1人が配備できて年間100万円くらいの、そういう交付税があるというものなのです。ですから、ここで言うと、学校に1人臨時職員が配備できるような交付税となっているという状況になっております。ただ、うちのまちで言うと、調べ学習、その司書というのは児童生徒がスムーズに調べ学習の資料の提供だとか、読み聞かせなど、子供たちが本に接しやすくなるようないろんな工夫をする役割なんですね。ですが、うちの小学校図書館の職員には、それぞれ学校司書という正式な小学校にはおりますし、中学校には、司書担当教諭もおりますし、図書館の職員、更には小中学校には図書委員という方もおります。そういった方がしっかり児童生徒の本に触れる役割、本を紹介する役割、そういうものをしっかり持ちながら対応しておりますし、その他に読書ボランティアという方も、新十津川の学校に来てくれるボランティアの方もおりますので、いろんな方々が献身的に子供たちの本に触れる環境を支えていっていただける環境になっております。ですから、交付税でいっている学校司書を配置しなくても、今いる役割の方がしっかり対応しているので、問題なくそれぞれ学校図書館も運営できている状況にあるということから、学校司書を置かなくていいということで判断をしていることになっていることをご理解願いたいというふうに思います。以上申し上げまして、2番議員さんの答弁とさせていただきます。
質問 2番 西内陽美
ではまず学校司書に関してなのですが、ただいま学校司書は置かなくてもいいということが、学校図書館法で定められているというようなお話が今ありましたけれども、これは、置かなくてはいいではなくて、置くことを義務付けるというもので、ただしと、附則でもってその猶予期間を定めているだけでありますので、置かなくてもいいということではないと思っております。それで、今お話しの中でもいろいろ言葉が出てきましたけれども、図書担当職員はいるけれども、学校司書がいない、また、学校司書はいるけれども、中学校では司書教諭がいるとか、ちょっとごちゃごちゃになっていたのですけれども、その辺りがちょっとうまくよくわかりませんが、私が調べたところによりますと、小学校の学校司書というのがいらっしゃらなくて、司書教諭というのですか。普通の学校の先生が通常授業ですとか学級経営をしながら、その傍らで図書館の運営に携わっているというふうに把握しておりましたが、それは違いますか。そこからでないとまだ質問が先に進みませんので、お願いいたします。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
今2番議員さんの言ったとおり、司書教諭というのが正式な名前です。ただ、学校の図書館の運営を司るというのか、運営をスムーズにするための司書教諭として任命をしているのが小学校です。中学校には、司書の教諭はいなくて、司書の学校図書室の担当教諭が学校運営上必要に定められている、うまく運営する上で定めた方がいいので、そのように指名をして行っているという状況になっております。まず、それだけお答えいたします。
質問 2番 西内陽美
ただいま小学校では、司書教諭が図書室の運営を任されているというふうに説明でございました。子供たちのさまざまな興味や関心ですとか、いろんなニーズに答えて適切な指導を行うという業務には、相当な専門性が求められてくると思います。ですから、養護教諭ですとか栄養教諭のように、やはり専門性にたけた方をきちんと置くべきだと思います。また、まちの図書館との連携云々とありましたけれども、図書館の司書というのは、社会教育の中に置かれているものでして、学校教育の中の学校図書館とは、ちょっとまた役割が違ってくると思うのですね。私は、やはり学校と社会教育の融合といいますか、重なっている部分にはきちんとした学校司書、専門的な方がもっぱらそこに従事する方がいらして、そして、図書館からの情報と学校からのいろんな子供たちの要望や、また、教職員の要望なんかもきちんと取りまとめたコーディネート役として専門的な方が1人いらっしゃるのが理想ではないかなと思います。また、その学校司書がいなくてもいいですよという流れでしたが、今回の図書5か年計画におきましては、標準を達成するために必要な財源をきちんと措置されてますので、この機会に、このチャンスにやはり利用して、もっと学校図書館を整備するような方向にはいかないものかと思いますが、どうお考えになりますか。
答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)
それではご答弁させていただきたいと思います。まず、司書教諭、これはしっかりと司書教諭という免許のある人なのです。ですから、子供が興味、関心だとか、図書に精通した免許を持っている人しかなれないのです。ですから専門のある先生なのです。普通の先生ではなくて、栄養士と同じような、資格を持っている先生が小学校にいるということでご理解していただきたいと。普通の先生から、みんな同じ先生で、その人がたまたま司書やれと、いわゆる、免許のない人がやれということではなくて、司書教諭という免許を持った人が小学校にいて、その先生が図書館の運営をしているということですから、そこは、ご理解をしていただきたいと思います。中学校は、そうではなくて、学校の、いわゆる司書の免許は持っていませんけれども、国語の先生で読書活動、いわゆる言語活動ですね、これから必要になっている言語の活動がスムーズにしやくすなるように、国語の先生がその役割を持っていて、それが、免許はありませんけれども、国語の資格を持っている先生ですから、内容にも精通して、子供たちと読書を通じて、どういうふうに本に親しんでもらったり、読んでもらったり、そういうふうな一番現実的な精通をしている先生ということになっておりますから、小学校も中学校も精通した先生が、図書館の役割を担っているということになっております。学校の司書を置くのに、この交付税があるから、それをチャンスにしてやったらどうだろうという話ですけれども、今ほど説明した、精通したそれぞれ小学校には資格を持っている人、中学校には精通したそういう国語の先生で、子供の状況をよく考えて対応している司書がいるので、そこまでうちのまちでは置くことがなく、他の図書館と図書館の司書とうまく連携をとってやっていると。図書館だけ見れば社会教育かもしれません。ただ、私の執行方針の一番最初にも書いております、学社融合を図りつつと書いてありますから、学校教育だから学校だけということではなくて、社会教育から学校教育、そういうふうに連携をしてやっていくことが、私は一番いいと思っておりますので、ですから、学社融合した中で、図書館の司書も学校に出向いていろいろ対応して、子供の読書活動がスムーズにできる環境をとっているというふうに私は考えておりますし、これからもしっかり子供たちの読書活動、本を読む読書啓発がしっかりできるように、図書館の職員とうまく連携をしてやっていく。年に数回ですね、図書館司書の職員と学校のそういう担当教諭と連携打ち合わせ会議もしておりますし、図書の配本についても、いろいろどういう配本がいいのかということも適切に対応をしております。もう一つ付け加えさせていただきますと、5か年計画の標準冊数というものがあって、ちょっとここにはすぐ出てきませんけれども、小学校では交付税上は7,960冊、小学校に配備しなさい。それで、経済文教常任委員会でお話したのは3,035冊しかない。これは少ないのではないかと、きっとそういうご指摘もあるのかなと思いますけれども、その経済文教常任委員会で、4月から1月までの図書館から学校に、学級だとか学年、図書室に持っていった本が6,147冊、これはまだ1月までですからね、2月、3月入れてまだ増えるのですけれども、これまでの6,147と、学校に置いてる3,035冊を足すと、9,187冊になりますよね。ですから、図書館の標準の7,960よりも多いし、更に図書館が近いですから、そこに置かなくても子供たちが行きやすい環境になっているということをご理解していただきたいと思います。中学校は若干標準のものより少ない状況になっていますけども、中学生も図書館が近くにあるので、それが利用しやすい環境になっているというようなことで、標準冊数、小中合わせるとトータルで標準冊数並みがちゃんと整備されたり、新しい本が行くのですね。図書館から回転していきますから、だからいつも置きっぱなし、古い本はありませんから、新しい本が回転していって子供たちに新鮮なニーズにあった本が巡回サークルの中でいっているということになっています。私ども、しっかり子供たちに読書環境、そして新しい本を読んでもらうように精力的に図書館職員が学校に出向いて、いろいろ調整をさせていただいてますので、以上申し上げまして、お答えとさせていただきたいと思います。