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新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日

創造するまちづくりについて

2012年12月12日、新十津川町議会の一般質問で、青田良一議員が「創造するまちづくりについて」質問し、町長 植田満が答弁しました。

質問者
青田良一 議員
答弁者
町長 植田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 3番 青田良一

それでは植田町長に一般質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。質問の内容については、事前にお知らせしてあるので、お分かりのことと思いますけれども、こういった質問をする背景をまずちょっとご理解いただければ有難いなと思っています。明治の時代に奈良県十津川郷から入植して来られた方々によって、このまちが切り開かれたということは、このまちに住む人が誰もが知っていることだと思います。その当時のことを考えますと、まさに未開の大地を開拓していくという時代だったと思います。切り開いていく時代が、しばらく続いてきたのだと思います。そういった時代を経て、戦後、今の民主主義の形ができてきて、ちょうど平成に入る前後くらいまでは、いろいろと変遷はありましたけれども、新十津川町も著しく発展をしていく時代を過ごしたのだと思います。こういった発展する時代の中で、様々なインフラ整備だとか、ありとあらゆる面で行政が核となって進めてきた。そういう流れだったと思います。昨今は、どういう時代的な背景になっているかということなのですけれども、少子高齢化という社会の中で、予算的にも、この著しく景気の良かった時に比べると減少しておりまして、まさに、これから新十津川をどうしていくかということを、今は創造していかなければならない時代になっているのだろうという認識を私は持っております。そこで、この創造していくという部分については、非常に厄介だといいますか、大変だといいますか、相当な努力が必要ではないかなというふうに考えているところでございます。その新しいまちづくり像として、植田町長になってから美しいまちづくり条例というものを制定いたしました。その条例の中に、美しいまちづくりの定義が付されております。普通は条例ができたら、この条例を具体的にどうにかしていくための施策が展開されてくるというのが、条例を作る趣旨だろうと思うのですよね。そこで、こういった部分についての具体策の方向性がなかなか見えてこないということから、今回、是非、この美しいまちづくりという理念を具体化するためにも、私は、行政の文化化という部分について提言し、町長にそういった考え方の基で、これからの創造するまちづくりを進めていただいてはどうかということでの質問でございます。なかなか、今まであまりこういう場でも、行政の文化化なんていうことについて使われておりませんので、ご理解のできない方々もおられるかもしれませんけれども、端的に説明させていただきますが、考え方はいろいろあろうと思うのですが、行政の文化化というのは、行政の全般にわたってハードとかソフトの両面から、町民に潤いとか安らぎがもたらされるよう、職員一人ひとりが日常の仕事を見直していくこと、そういったことによって、全体の奉仕者という形であるという認識が高まってくるのではないかなというふうに、そういうことを言うのだということを、私は思っているのです。もっと、それを具体的に申し上げますと、質問書にちょっと書かせていただきましたけれども、朝、夕方、中央の方々には聞こえるのだと思うのですけれども、エーデルワイスという曲が鳴っているのですけれども、これは、朝学校行くときに子供も聴きますし、私も朝起きたらこの音楽を聴くことができます。夕方も同じように奏でられているのですけれども、これは、行政でやっている仕事だという観点でものを見た時に、何故、この曲をいつまでも同じものをかけ続けているのかということを、やはり、担当している人間に気が付いていただかなきゃならないと思うのですよね。例えば、夕焼け小焼けではダメなのか、ふるさとではダメなのか、もっと言うならば、新しく作られた新十津川小学校の校歌は短いフレームでとっても良い旋律だと私は思うのですけれども、そういった発想を持っていただかなければ、新しいまちを創造するということにはつながっていかないのではないかなというふうに思えてならないのです。そういうことが、行政の文化化という形だろうと、私は思うのです。もうちょっと、例を挙げて言わせてもらいますけれども、例えば、橋ができたら必ずそこに何とか橋、例えば、植田橋なら植田橋でけっこうですけれども、そういう橋の名前が書かれますけれども、それは橋の名前を書くのもけっこうですが、多くの方々が俳句を詠んだり、短歌を詠んだりしているのですけれども、そういうものをちょっと入れてあげて、歩いた時に、どこどこ区の誰々さんが詠んだ句が刻まれているとか、そういうことですね。要するに、橋を担当した人たちが、まちの人たちが橋に触れた時に、もう一歩文化的な要素なり、まちの美しさなりといったものについて感じてもらえるようなことを、これからやっていかなければならないのではないかというふうに思うわけです。私も、議員になってから町民の方々から、そういう観点でものをいろいろ尋ねられることがあります。さっきもお昼ご飯食べさせていただいて、町の庭にある広葉樹の木に、今は12月ですから、クリスマスツリーという形で見ても姿形の良い素晴らしい木なのでね。一時はあそこにライトを灯して、クリスマスツリー的なものをやっていて、多くの人の目を楽しませていたのだろうと思うのですけれども、行政の効率化といいますか、予算的なもので止めてしまって、しばらく経ってそのままになっておりますけれども、住民の方々に対して、あるものを工夫して1年中やれなんて言いませんけれども、この短い期間の冬の暗い部分の中に光なり、喜びなりという部分を感じてもらえるのかということも考えるべきじゃないかなと思うのです。そういったこと例をを上げるとたくさんありまして、できれば教育長さんにも答えていただきたかったのですけれども、今回は、町長だけの質問としますけれども、学校施設においても同じ様な観点でものをいろいろ見ていくと、やっぱりもうちょっと文化化が図れて、地域の人たちに喜んでもらえるような部分、そして、それが次の世代に、又次の世代に引き継いでいけるような、そういう新十津川をつくっていくという部分について、大事な要素であろうと、私は思うのですね。あえてこの時期に、この質問をさせてもらったのは、今言ったような流れの中での新十津川の置かれた立場、やはり、創意工夫をして、あっ、これぞ、新十津川だという部分の一つ一つに対する思いやりなり、配慮なり、そういったのもについてもう一度、首長中心に莫大なお金をかけれという意味ではなくて、もう一度見直していただきながら、考える時期ではないかなというふうなことを思って質問とさせていただきます。よろしくご答弁のほどお願いいたします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

今、3番議員さんからのご質問、創造するまちづくりについてということで、非常に精神論と言ったら大変失礼なのかもしれませんけれども、こういったようなご質問の内容でございましたので、なかなか理解できない部分、ただ、具体的に事例を挙げておられましたので、お答えはできるかと思いますけれども、そう大枠として非常に難しい質問なのかなというふうに思っております。そういった中で、お答えをさせていただくわけでございますけれども、無理というか、何かございましたら後ほどまたご指摘を願えればなというふうに思っております。これまで進めてきたまちづくりと、青田議員さんの目指すまちづくりに、そんなに大きな差はないのでなかろうかなというふうに考えております。創造するまちづくり、これらについては、今年度からスタートしております第5次新十津川町総合計画でも、10年先を見据えたまちづくりをどうしようということで進めておりまして、豊かな自然、あふれる笑顔、みんなで創る、生き生き未来ということで、こういったタイトルを設定されているということでございますから、その趣旨は、第5次新十津川町総合計画の中でも十分表現されているのかなというふうに、実は思っているところでございます。そこで、今ほど申し上げましたように、若干そういった具体的なご指摘もございましたけれども、真摯に受け止める点はしっかりと受け止めながら、また、改善すべきところについては、改善をしながら今後進めて参りたいなというふうに思っているところでございます。そこで、美しいまちづくり条例を例に出されましたですけれども、これは、平成17年に制定されておりまして、条例に前文がございまして、そこでは、私たちの共有財産である美しい自然、景観及び環境を後世に伝えることが私たちの使命である。一人ひとりの知恵と創意により、町民と町とが協働して美しいまちづくりを実現するということで定めておりまして、自然環境と生活環境を守り育てるために、例えば、従来から実践してきてまいりました、町民の花の植栽や景観の統一など、こういった事業に加えて、各団体や地域単位での一斉清掃や美しい通学路づくりなどの活動も拡充されてまいりました。また、地域活動を支援するための施策といたしまして、行政区提案事業に加えて行政区文化づくりを創設し、地域からの環境づくりをバックアップしてまいりました。このような地道な、そして自主的な活動が、町民一人ひとりの環境に対する意識づけと結びついているものだというふうに思っております。先般、青田議員も気になったかと思いますけれども、9月8日、新十津川中学校の学校祭がございました。43回の学校祭でございまして、中学生の作文発表がございました。新十津川町は美しいまちだというふうに、非常に評価の高い内容の作文でございました。そういったことを聞きまして、非常に嬉しく思ったところでもございます。子供たちも、そういう中でそういう評価をし、ただ、それに満足しているわけにはいかないと思いますけれども、今後、そういった方向で後世にやっぱりしっかりと残していけるような、そういったようなまちづくりをしていかなければならないなというふうに考えております。具体的に防災無線から流れるメロディーのことも触れておられましたが、町民の皆さん一人ひとりの思いや感覚には差がありますので、現状で聞き慣れて落ち着く曲だと感じる方も多いとも思っておりますし、音楽や色彩、形や大きさ、古き伝統と新規の取組みなど、どのような物とか事象であっても、その評価は、明らかに極端なものを除いて、個人差のあることは当然なことでなかろうかなというふうに思っております。これまでも、美しいまちづくりの推進には、先ほどから申し上げておりますように、住民の皆さんとともに取り組んでまいりましので、これからもその考え方は変わっておりませんので、そういった方向で進めさせていただければというふうに思っているところでもございます。行政の文化化という考え方から捉えますと、今年度スタートした先ほど申し上げましたように総合計画、まちづくりのキーワード、先ほど申し上げたとおりでございまして、そういった中で10年後の目標に向けて、一歩一歩進めてまいりたいというふうに思っております。非常に、冒頭申し上げましたように、答弁として内容的には、本当にこれがお答えになっているかどうかという部分では、自分自身もちょっと疑問な点がございますけれども、何かご指摘の点がございましたら再度ご質問願えればなというふうに思っております。以上で答弁とさせていただきます。

質問 3番 青田良一

非常に町長には抽象的に聞えてしまったのかもしれませんけれども、私が言いたかったことを、もうちょっとだけ付け加えさせていただいて、町長に同じ考え方にはなれとはいいませんけれども、配慮していただければなというふうに思います。先ほど言ったように、行政の文化化ということについては、かなり前から言われておりまして、これをどう行政に取り組むかということについては、やはり私は、首長さんがしっかりリーダーシップをとるという部分の観点が必要かなというふうに思います。私の考える行政の文化化というものと、今町長の方がお答えになった発展計画等にまちの方向性について記載してあるという言い方をされましたけれども、やはり、住民はもっと身近に新十津川がこういうふうに変わっていっているのだという部分について、実体験できるような行政がこれからは必要だろうということで申し上げているわけでございます。そこを少し配意をしていただいて、従来型のというよりも創造していくという部分に重きを置きながら、今100人の職員ということだと思いますけれども、その方々の能力なり力なりを十分に発揮させるような仕組みづくりをしながら、町全体が良くなっていくようなことで考えていっていただきたいなと思います。議長から指摘を受けましたけれども、具体的な例を出していけば細かいこと私も頭の中に沢山ありますけれども、それも出していくと長くなって、おかしくなってくるというふうに取られても困りますので、言いたい事はそういうことを念頭に置きながら、もう一度まちづくりの視点を、そういった部分の方向性として考えていただきたいなということでございます。これは、私の思いでございまして、別に俺はそうしたくないということであれば、それは結構ですけれども、やはり、創造していくという部分については、是非ご理解をしていただきたいなと。新しい歩みを、この厳しくなった時代の中で創意工夫していくかという部分が大事な視点であろうと思いますので、その部分だけでも是非ご理解をいただきながら、首長としての今後の方向性について、その点についてだけでもちょっとご答弁いただければ有難いなと思います。以上申し上げまして、私の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

先ほどちょっと申し上げればよかったのかもしれません。行政の文化化、一時は昭和の終わり頃だったと思います。行政の文化化ということで、例えば、予算については、その1%を文化的な事業に使うというようなこともございました。具体的に先ほど橋の話も出ておりましたけれども、例えば、橋の中間にバルコニーを作って、そこにモニュメントを設置するだとか、これもやはり文化だと思います。そういったような取り組みの事例が随分ありましたが、だんだんと国の予算等々も厳しくなってきた段階で、そういったものはむしろ贅沢品というか、そういったような捉え方にだんだんと変わっていき、効率性が求められる。効率性や機能性が高められれば、贅沢なものには踏み込む必要性は無いんでなかろうかなというふうな中で、最近はほとんど、そういったものについての予算は確保されていないのが実情でございます。ただ、気持ちの上では、そういったような気持ちを持って取り進めていくことは大事だと思いますけれども、心の問題と具体的にうまくマッチングするかということになりますと、非常難しい部分もあるのかなというふうに実は思っているところでもございます。今、職員の能力開発的なもののお話もございました。我がまちの100人いる職員については、ずべて優秀な職員ばかりでございまして、そういったことはしっかりと持ち備えておりますので、また、いろんな予算の策定、25年度の予算の策定の時期にも入っておりまして、やはり職員もそういったことに取り組んでいただいているものというふうに理解もいたしておりますから、25年度の予算については、こういったようなことも出てくることもあり得るかもしれないと。そういう表現はちょと適切ではないのかもしれませんけれども、そういったことも考えられるということでございまして、あえて行政の文化化ということで大上段に構えていくということについては、果たしてどうなのかなというふうな思いもいたしております。昔は、芸術文化財保護というふうに、大きく二つくらいに分かれて行政の文化というふうに言っていたのですけれども、今の社会は、文化化というのは、文化というのはものすごい広範囲になってきておりますので、そういった面では、なかなかこれというふうに限定、特定すべきようなことにはなかなかなっていかないのかなというふうにも思っておりますので、そのようなことを含めた中で、ご理解を願えればなというふうに思っております。以上です。

出典:新十津川町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる