紋別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月5日
(1)中国政府の日本産水産物の全面的な輸入停止による、漁業者をはじめとした深刻な影響、並びに地域経済への懸念について、市に速やかなる状況把握と対処を求める/(2)令和4年度ふるさと納税受入件数日本一、受入額二位となった紋別市。日本中から注目を集める紋別市のふるさと納税の現状と課題について/(3)紋別市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針である「紋別市教育大綱」の新年度の改訂に向けて/(4)市民の生命と財産、安全安心な暮らし、そして市民はもとより、日本にとって掛け替えのないこの地域を守り創造する「紋別市強靱化計画」の新年度の改訂に向けて
2023年9月5日、紋別市議会の一般質問で、橘有三議員が「中国政府の日本産水産物の全面的な輸入停止による、漁業者をはじめとした深刻な影響、並びに地域経済への懸念について、市に速やかなる状況把握と対処を求める」「令和4年度ふるさと納税受入件数日本一、受入額二位となった紋別市。日本中から注目を集める紋別市のふるさと納税の現状と課題について」「紋別市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策について、その目標や施策の根本となる方針である「紋別市教育大綱」の新年度の改訂に向けて」「市民の生命と財産、安全安心な暮らし、そして市民はもとより、日本にとって掛け替えのないこの地域を守り創造する「紋別市強靱化計画」の新年度の改訂に向けて」について質問し、市長 宮川良一、企画調整課長 大野貴光、総務部長 得永恭志、技監 森谷裕一、水道部長 大月茂、産業部長 髙橋秀明、教育部長 鈴木保智、財政課長 菅原雅志が答弁しました。
- 質問者
- 橘有三 議員
- 答弁者
- 市長 宮川良一、企画調整課長 大野貴光、総務部長 得永恭志、技監 森谷裕一、水道部長 大月茂、産業部長 髙橋秀明、教育部長 鈴木保智、財政課長 菅原雅志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 橘有三
通告に従って、順次質問いたします。紋別の水産業は、はるか江戸時代、モンベツ場所の開設にも分かるように、今も昔も地域を支える基幹産業であります。苦難を乗り越えてこられた先人や今に水産業を担う方々のたゆまぬ努力と熱意によって、その産品は、地域のみならず、食の安全保障が声高に叫ばれる今日、我が国の食を、日本人の命を大きく支えています。日本の令和4年の農林水産物・食品輸出品は、前年比14.3%増の1兆4,148億円に達しておりますが、輸出額上位3品目は、1位がアルコール飲料で1,392億円、2位がホタテで911億円、3位が牛肉で520億円となっており、今や、ふるさと納税の効果もあり、ホタテと言えば紋別、紋別と言えばホタテと言われるような状況の中、極めて重要な輸出品となっております。しかるに、去る8月24日、東京電力は、関係閣僚会議の決定に基づき、福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を開始いたしましたところ、中国政府は同日付で原産地が日本である水産物の輸入を全面的に暫定的に停止すると発表いたしました。科学的根拠に基づかない中国政府の日本産水産物の全面的な輸入停止により、漁業者をはじめとし、加工業、流通等、地域経済に及ぼす大きな影響が懸念されますし、さらには、言われなき風評被害も予想されます。北海道においても、本件に関して庁内関係部局の迅速な対応を図るため、相互に連携し、国等の動向や水産事業者、輸出事業者など、関連産業における状況など、必要な情報を広く把握、共有するために、庁内連絡会議を開催するなど、迅速に対応するとともに、翌25日には、いち早く、関係省庁や道内選出国会議員に対し、緊急要請を実施しております。紋別市においても、紋別漁業協同組合等と速やかに連携、情報共有し、適切な状況把握と対処が必要と考えますが、現状と今後についてお尋ねいたします。次に、ふるさと納税について質問いたします。ふるさと納税は、人口減少による税収減への対応や、地方と大都市との格差是正を目的とし、個人がふるさとやお世話になった地方自治体を応援する仕組みとして、平成20年4月、地方税法等の改正によって5月から制度が始まりました。平成20年度、紋別市は、受入れ件数73件、受入額508万5,000円のスタートです。去る8月1日、総務省はふるさと納税に関する現況調査結果(令和5年度実施)を公表いたしましたが、本市は、受入れ件数128万9,418件で3年連続で日本一、受入額は194億3,290万6,241円と、昨年実績の日本一とはならなかったものの、一昨年と同じ2位となりました。優れた産品を生産する皆様のたゆまぬ努力と、ここまで育て上げた市役所関係部署の皆さんをはじめとした関係者のご尽力と心から感謝するとともに、市民として、誠に喜ばしく、誇りに思います。受入れ件数で3年連続1位は特に高い評価の表れであるとともに、本制度によって紋別市と縁を持つ、すなわち、関係人口の創出事業ともなり、交流人口創出につながる大きな成果であります。ふるさと納税を通して、このように当初予想もしなかった関係人口の創出を見た本市にとって、これを交流人口に結びつけない手はありません。具体的な取組や今後についてお尋ねいたします。次に、ふるさと納税制度において、その趣旨と制度内容を遵守することは言うまでもありませんが、令和5年総務省告示第244号により、平成31年総務省告示第179号第2条第2項(募集の適正な実施に係る基準)を改正し、本年10月1日以後に開始する指定対象期間については、ふるさと納税に関わる寄附金受領額の5割以下とすべき「募集に要する費用」には、ワンストップ特例に関する事務や寄附金受領証に関する事務など、ふるさと納税の募集に付随して生ずる事務に要する費用も含めることとされるとともに、返礼品に関しても、第5条の地場産品基準の改正がなされ、Q&Aの発出が行われました。ふるさと納税の次期指定に向けて、紋別市としてどのような影響があるのか、また、対応が必要であるのか、お尋ねいたします。ふるさと納税制度は、地方を元気にすることによって、ひいては、日本が元気になる有効な制度と確信いたしますが、反面、大きく住民税の減収を招いている自治体からの厳しい声もあります。幾つか挙げると、返礼品競争によってふるさとを応援するという寄附本来の趣旨が損なわれている、次に、住民税は地方自治体が行政サービスを提供するために必要な経費を賄うものであり、地方税の受益と負担という原則からしても適当ではない、また、高所得者ほど、事実上の節税対策として活用でき、公平性の観点から問題がある等です。そのような指摘の中、紋別市をはじめとした特に上位の自治体のふるさと納税による趣旨本来の効果と成果は当然注目され、その成否は制度そのものにも影響を与えかねません。永続的な財源とは考えられない現状の中、地域が、そして産業がこの制度の効果と成果として自走していけることを目指さなければならないと考えます。市のお考えを尋ねるとともに、自走する地域と経済を目指し、ふるさと納税のトップを行く注目される自治体としてモデル的な政策の検討が総合的に必要と考えますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。ふるさと納税の寄附金について、市民の皆様から、その使い道や効果について質問を受けます。また、ご寄附を下さった方々に対し、そのお気持ちに応える上でも、より丁寧に継続して使い道や効果を分かりやすく説明する必要があります。どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。次の質問に移ります。平成26年、国会において教育委員会制度の抜本的改革となる地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が成立し、公布され、首長による大綱の策定、総合教育会議の設置、教育長と教育委員長を一本化する新たな教育長の設置、教育委員会のチェック機能の強化等が示されました。それを受け、本市においても平成27年8月に第1回総合教育会議が行われ、同年11月には平成27年度から平成29年度までの紋別市教育大綱が策定され、平成30年4月、さらには、令和3年3月に改定され、明年度は改定年度を迎えます。本市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の大綱として、市長と教育委員会が十分に意思疎通を図り、教育課題やあるべき課題を共有して、より一層、民意を反映した教育行政の推進を図る上で大綱の改定は非常に重要と考えます。前回の定例会では牧野新教育長の所信もお聞かせいただきました。教育委員会会議に、総合教育会議に大いにご期待するものであります。市長は、政治信条の一つとして、人を育てることを掲げられ、所信表明、市政執行方針で特に教育に関しては深い思いを政策として示され、私も教育について共感するところが多く、議会の場で、学力向上はもとより、学校運営協議会や部活動の在り方等について活発な議論を交わし、市長の教育への思いを直接聞かせていただいております。次期紋別市教育大綱策定に向けて、以下、質問をいたします。まず、策定者である民意を代表する市長に、紋別市の教育について様々な点で大きな転換期と言っていいような課題が山積する中、どのような基本的な考え方と政策を持って改定に臨まれるのか、お尋ねいたします。また、現教育大綱では、平成30年度改定の教育大綱の施策項目6にあった「開かれた学校づくり、家庭・学校・地域がともに子どもたちを育てていくという視点にたち、関係者の意見を取り入れた学校運営を行うなど開かれた学校づくりに努めます。」が削除、施策項目7の「地域による学校活動への支援」も削除、学校運営協議会や部活動問題を通じて、議会で度々議論され、市長も常々明確に述べられた、私も完全に一致する、学校の根本を考えた上で、学校から出すのではなく、地域が学校に入っていくという本市の教育を考える上での明確な民意の象徴としての政策との整合性を含め、改定に向けていかがお考えでしょうか、お尋ねいたします。次に、改定に至る具体的な作業手順について、教育に関する事務の管理及び執行状況の点検及び評価報告書や現大綱に対する事業担当課からの意見等や、関係する法律や規制等の環境変化、社会情勢の変化、パブリックコメント等を踏まえ、具体的にどのような課題とスケジュールで進められるのか、お尋ねいたします。次に、私の政策課題の重要な柱である市民の生命と財産、安心・安全な暮らし、そして、市民はもとより、北海道、そして、日本にとってかけがえのないこの地域を守り、創造する紋別市強靱化計画の改定について質問いたします。旧石器時代から連綿と人の営みが続く郷土紋別、先人が汗水流して命を尽くして築き上げてくださった郷土紋別、いつまでもこの郷土紋別に住み続け、次世代につないでいきたい、それが私たちの願いであります。我が国は、地勢学的に、自然的条件から、様々な災害に遭いやすいという特性があります。我が国を次々と襲う自然災害は、災害が少ないと言われるこの地域をも容赦なく襲ってまいります。国土強靱化基本計画が平成26年6月に閣議決定されて以来、平成30年12月に防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策が閣議決定される中、道内35市の中で、札幌市、釧路市に次いで、令和元年5月には紋別市強靱化計画が策定されました。早いもので、明年は5年を経て改定年を迎えます。国土強靱化は、国家の柱であり、①の人命の保護、②の重要な機能の維持、③の被害の最小化、④迅速な復旧復興が基本目標であります。去る7月28日、新たな国土強靱化基本計画が閣議決定されました。国土強靱化に当たって考慮すべき主要な事項と情勢の変化に関して、新たに、社会情勢の変化に関する事項として、気候変動の影響、グリーン・トランスフォーメーションの実現、国際紛争下におけるエネルギー・食料等の安定供給、SDGsとの協調、そして、デジタル技術の活用、パンデミック下における大規模自然災害が、さらに、近年の災害からの知見として、災害関連死に関する対策、コロナ禍における自然災害対応が加えられました。また、国土強靱化を推進する上での基本的な方針にデジタル等新技術の活用による国土強靱化施策の高度化、地域における防災力の一層の強化、すなわち地域力の発揮も新たに加えられ、地域計画を策定する上で非常に重要な基本的方針であります。新たな紋別市強靱化計画は、これらを踏まえ、抜本的な改定が必要です。新地域計画は、市民の命と地域を守るのみならず、この地域は、食をもって日本人の命を支える、北海道に、そして、日本に貢献する大切な不可欠な地域であるということを明確にする必要があり、そのためにどうあらなければならないかという実効性あるものにしなければならないと考えます。紋別市強靱化計画改定に向けて、具体的にどのような課題の下、着手しているのか、もしくは、していくのか、質問いたします。またあわせて、新たな紋別市強靱化計画に基づき、強靱化に関する施策を着実に推進することを目的に、期間を同じくする紋別市強靱化アクションプランを策定し、具体的な施策を明らかにするとともに、毎年度、その進捗状況を確認、評価し、取組の推進に努めるべきと考えますが、いかがでしょうか。最後に、紋別市の強靱化は、官民を挙げてオール紋別で取り組まなければならないことは言うまでもありません。改定に当たり、地域力の発揮のためにも、全市的な強靱化への理解と取組を進めるためにも、内閣官房国土強靱化推進室からの講師派遣を依頼し、出前講座を実施していただきたいと考えますが、いかがでしょうか。質問は以上であります。再質問は留保いたします。(降壇)
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
それでは、橘議員のご質問にお答えいたします。初めに、中国政府の日本産水産物の全面的な輸入停止による漁業者をはじめとした深刻な影響並びに地域経済への懸念に関し、市の速やかなる状況把握と対処を求めることについてでありますが、現状と今後につきましては、さきに田中議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。議員のご指摘の地域経済への懸念についてですが、ホタテガイ漁業及び関係する水産加工業は、多様な業種、多くの人が関わっており、裾野の広い産業であることから、市といたしましては、影響を最小限にとどめ得るよう、国、北海道、紋別漁業協同組合及び紋別市水産加工業協同組合と連携を図り、対応してまいります。次に、ふるさと納税についてであります。1点目の関係人口から交流人口に結びつける具体的な取組についてでありますが、寄附者に対しましては、本市のイベントや地域の話題を盛り込んだメールマガジン、ふるさと納税パンフレットの送付等により継続的に宣伝を行っており、現在検討している本市へ来て体験していただける返礼品や現地決済型返礼品であるPayPay商品券などの周知を併せて行うことで交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。2点目のふるさと納税制度の改正に伴う次期指定への影響と対応についてでありますが、さきに田中議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の地域産業の自走を目指したモデル的な政策の検討についてでありますが、ふるさと納税制度だけではなく、事業者が独自でECサイトを開設し、返礼品に案内を入れ、販路拡大を図り、既存事業の拡充や新たな事業を検討するなど、ふるさと納税をきっかけとした取組を行っている事業者もおります。好調な本市のふるさと納税の好機を逃すことなく、新商品開発のテストマーケティングとしての利用など、地域産業発展のため、制度を活用していただければと思っております。4点目の寄附の使い道や効果を分かりやすく説明することについてでありますが、現在、使い道と効果につきましては市ホームページで公開しており、市民に対し、より理解をしていただくため、新たに広報もんべつへの特集掲載やSNS等での紹介を検討してまいります。また、寄附者に対しましては、メールマガジンやふるさと納税パンフレットなどを通じ、周知を図っておりますが、使い道や効果が分かる事例を写真等で紹介するなど、分かりやすく伝える工夫をしてまいりたいと考えております。次に、紋別市教育大綱の新年度の改定についてであります。教育に関する大綱は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、地方公共団体の長が当該地方公共団体の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の根本を定めるものでありますので、私から答弁させていただきます。策定に向けての基本的な考え方でありますが、第2期紋別市総合戦略における基本目標の一つであります地域を支える人を育み、住民参画による協働のまちをつくるといった考え方を踏まえつつ、これまでの取組の成果と課題に加え、社会環境の変化等を包含した上で、今後も、将来にわたり、本市が目指す教育の姿を実現することを視野に入れた改定に努めてまいりたいと考えております。本市の課題といたしましては、児童生徒数の減少による学校規模や中学校部活動の在り方のほか、学校施設の老朽化への対応など、多岐にわたった課題が山積しておりますことから、現在の大綱の考え方を踏襲しつつ、将来を見据えた体系的な方針による対応を進めてまいりたいと考えております。また、地域に開かれた教育の推進を図る上では、議員のご指摘の地域で学校を支えていくことが必要不可欠であると認識しておりますことから、学校運営協議会や学校地域支援本部人材活用における学校と地域の関わりを含め、より一層、民意を反映し、地域の協力を得るとともに、命を大切にする心の教育といじめや不登校への細やかな対応などを含めた形で改定作業に努めてまいりたいと考えております。改定の具体的なスケジュールについてでありますが、現計画が令和6年3月をもって計画期間の満了を迎えることになりますが、現在、教育委員会内において、他の計画との整合性や精査などの作業を進めさせているところであります。今後は、校長会との意見交換を行い、年内には紋別市総合教育会議において教育委員との協議を行うほか、市議会議員への素案の説明、年明けには市民を対象としたパブリックコメントを実施し、これらの意見を反映すべく、改めて総合教育会議に諮るといった流れにより、新たな大綱の策定を進めてまいりたいと考えております。次に、紋別市強靱化計画の改定についてであります。本年度末をもって計画期間が満了となる本計画につきましては、新たに令和6年度からの5年間を期間とした計画を策定すべく、本定例会において補正予算を提案させていただいております。1点目の具体的にどのような課題の下、改定していくのかについてでありますが、具体的には、国の国土強靱化基本計画に新たに盛り込まれた社会情勢の変化や近年の自然災害への対応、デジタル技術の活用などの新たな視点を加え、北海道強靱化計画とも調和を図った新たな計画を本年度末までに策定してまいりたいと考えております。2点目の紋別市強靱化アクションプランの策定についてでありますが、現計画においても、項目ごとの指標の設定や具体的な施策を記載し、毎年度、進捗状況を確認し、取組を推進していることから、新たに策定することは考えておりません。3点目の出前講座への講師派遣についてでありますが、地域の計画策定の支援として、内閣官房の国土強靱化推進室を窓口に、有識者や内閣官房の職員を派遣していただける制度でありますが、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)
再質問 4番 橘有三
再質問に移ります。処理水問題であります。北海道もいち早く緊急要請を関係省庁等に行っておりますが、やはり、紋別市、また、議会も同じ歩調で直ちに対応する必要があると思いますので、よろしくお願いをいたします。次に、ふるさと納税に関してであります。昨日もお話はありましたけれども、結果として、日本の1位、2位というような状況であります。しかし、それによって地域がいかに創生したか、地域が元気になったかということが一番の課題だと思います。そして、それによって日本の国が元気になったのかです。その成果が非常に注目される自治体の一つでありますから、積極的に考えてほしいのであります。繰り返しますが、ふるさと納税制度が終われば止まってしまうのではなく、これを契機に地方が自走していけるような、地域や企業が自走していけるような、そういったモデルとなるような自治体であってほしいと願うところであります。時間がありませんので、答弁は結構です。3点目の教育大綱のことであります。詳細について市長から答弁をいただき、感謝をいたしますけれども、この数年、やはり、どうしてもかみ合わなかった部分があります。総合教育会議については、今までの記録を見ますと、数はすごくたくさん行っていますが、数をたくさん開けばいいというものではなくて、そこですり合わせをきちんとしなければいけないのです。でも、そこでなかなかすり合わない部分があったと思います。学校にあっても、開かれた教育課程という課題はあったとしても、それを学校から出し、地域が支えるのか、地域が学校に入っていって、学校の機能を含めて支えるのかです。同じ地域で支えるのでも、コミュニティ・スクールという形で学校に入っていき、共に人づくりを行ってほしいと私は思うのですが、そこが今までの4年でかみ合わなかったところでして、改めて、市長、そこはどう思われますか。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
ここ数年といいますか、もう数十年といいますか、開かれた学校については、随分と言葉が変わりながら来ておりますが、依然として学校が開かれているという感覚をなかなか得られないという状況だと思います。その中で、部活動を外に出すという話が出てきて、学校にどういう機能を今後持たせていくのかということがなかなか見えない状況だと思います。学校から出るのか、学校に入っていくのか、それはどちらもやらなければならないことだと思うのですけれども、何か、子どもが置き去りにされているのではないか、子どもの考え方がどこに反映されているのかということをこの頃はいつも考えます。やはり、子どもが主役ではなければならないのです。教育大綱自体、学校教育のことだけではありませんけれども、学校教育に関して言えば、やはり、そういうところがちょっと欠けているのではないかなと思います。先般、高校の関係の適正配置の会議がありましたけれども、18歳の高校生に選挙権があるわけで、そういう時代になったといいますか、そういう制度になっていながら、依然として教育カリキュラムが変わっているような気がしていません。特に、高校生は外に出て地域をもっと知るべきだと思いますし、地域の方々が学校にもっと入っていき、地域のことを子どもたちと語り合う機会を持っていかなければならないのではないかなと思います。私たちが考えている以上に子どもたちはある面ではしっかりしていて、いろいろな考え方を持っているのです。それを取り入れず、大綱も含め、つくっていくということにちょっと首をかしげますので、そういうものも取り入れながらやっていきたいと思います。それも含め、学校に入るのか、地域に入るのかについては、どちらも本当に大切なことだと自分では思っているところであります。
再質問 4番 橘有三
教育に関しましては非常に共鳴するところが多いのです。子ども、子どもと言いながら、子どもが全然顧みられていません。今回のこども家庭庁の問題もありますけれども、その部分は非常に共鳴するところが多いと思っております。今後もいろいろとあるでしょうけれども、協力いたしますので、何とぞよろしくお願いをいたします。強靱化の地域計画については、先ほどのご答弁に関し、いろいろと質問があります。まず、補正予算案を見ますと、紋別市強靱化計画改定事業に385万円がついており、強靱化計画改定に関わる支援業務委託とありますけれども、これは一体何なのでしょうかね。具体的に、誰がどういうような支援を受けるということなのか、詳細を教えてください。非常に大事な、紋別市民の命、地域、ひいては、北海道、日本にとって一丁目一番地のような政策で一体どこからの支援を受けるのか、何を求めるのか、私は非常に疑問なのですけれども、具体的に細かく教えてください。
答弁 企画調整課長 大野貴光
お答えいたします。補正予算の内容でございますが、業者への計画の資料作成の業務委託となっています。内容につきましては、上位計画である国、道の計画との調和、また、近年の災害の教訓等を踏まえたリスクシナリオの作成、施策の整理、策定委員会やパブリックコメントに当たる資料作成及びデータの作成を予定しております。
再質問 4番 橘有三
業者というのはどんな業者にですか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
これから、予算成立後、入札を行うことになるかと思いますけれども、他市で強靱化計画策定の実績のある事業者への指名を予定しております。
再質問 4番 橘有三
果たしてできますか。業者というのはコンサルですか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
そのようなところを予定してございます。
再質問 4番 橘有三
できますでしょうか、今回の閣議決定を受けて。
答弁 企画調整課長 大野貴光
今ある強靱化計画の計画期間が今年度いっぱいなのですが、この改定のときにかなりがっちりつくってありますので、今回は国で示された方針等を含めて修正する改定になるかなと思っていまして、その整理をお願いしたいと思っております。
再質問 4番 橘有三
7月28日に閣議決定があったのですよ。そして、新たに5本柱になりました。一つ目はデジタル等の新技術の活用による国土強靱化施策の高度化で、これは分かります。しかし、新規国土形成計画と連動する形で、地域における防災力の一層の強化、地域力の発揮です。これをコンサルにできますか。紋別にそれほど精通したところがあるのでしょうか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
もちろん、全部をお願いするわけではなく、我々にも防災計画なりの会議がありますので、どちらかと言えば、これは我々からある程度出すといいますか、固めていくようなことになるかなと思います。
再質問 4番 橘有三
地域における防災力の一層の強化については非常に多くの項目があります。時間がないから読み上げられませんけれども、主立ったものをおっしゃってください。
答弁 企画調整課長 大野貴光
今回新たに示されたもののうち、代表的なものとしては、避難生活における災害関連死の最大限防止、外国人も含めた格差のない情報発信・伝達などがあると認識しております。
再質問 4番 橘有三
私は、平成30年9月の定例会で1回目の一般質問に立たせていただきました。そのときに市長からいただいた答弁を今も忘れていませんよ。議会が政策形成の場となっていかなければならない、そういうことを期待するとおっしゃったのです。こういう重要な政策についてこれでいいのでしょうか。これだけ大きく変わっているわけですが、お尋ねします。
答弁 総務部長 得永恭志(総務部長は2025年3月まで)
お答えいたします。今、橘議員がおっしゃっているのは380万円の委託料のことだと思うのですけれども、今、企画調整課長が話したとおり、業者には委託するのですが、あくまでも、これにつきましては策定委員会を庁内で立ち上げまして、その支援をしていただくコンサルタントということでございまして、その策定委員会の中でコンサルからもいろいろと資料をいただきながら議論を進めていくということでございます。
再質問 4番 橘有三
強靱化推進室からの国土強靱化地域計画策定・改訂ガイドラインですが、その最初に「国土強靱化の基本目標は、行政だけで達成することはできず、住民や民間企業等の主体的な取組が不可欠です。このため、地域計画検討の初期段階から住民等と十分連携・協働して計画づくりを進め、その上で計画に『誰が』『どこで』『いつまでに』『何を』するかを具体的に位置づけることが、策定後の取組の実効性を確保する上で極めて重要となります。」とありますけれども、今、これについてはどういう進捗になっていますか。
答弁 総務部長 得永恭志(総務部長は2025年3月まで)
大変申し訳ございませんでした。お答えいたします。住民、企業の主体的な参画を得て計画を策定するための十分な意見交換のことについてですけれども、そういう意見交換等についてはまだいたしておりません。ただ、第2期総合戦略の中においても防災の関係をうたっており、その中での市民検討会議や防災会議も行う予定でございますので、その中で意見をいただきながら集約したいと思っております。また、毎年度、計画策定の進捗状況もはかることになってございますので、適時、見直していきたいと考えてございます。
再質問 4番 橘有三
それはちょっと置いておきまして、それでは、市役所庁内はいかがでしょうか。今年度の国土強靱化の概算要求を見ますと、令和6年度は前年度比131%、6兆2,101億円という大変大きな予算になっています。5か年の加速化のものというのは、15兆円のうち、9.9兆円がもう使われているのですけれども、事項要求という状況になっていまして、いかにこのことについて臨機応変に触れていくかということなのです。また、さらに見ますと、国土交通省予算の概算要求分が4兆2,585億800万円となっております。庁内では建設部が非常に深く関わると思いますけれども、現在、強靱化についてはどのようにお考えでしょうか。
答弁 技監 森谷裕一
お答えいたします。既存の強靱化計画でも、策定趣旨であります災害への備えに対し、施策プログラムを策定しております。そちらには重点化についても記載されておりまして、その中でも、建設部関連といたしましては、道路、港湾、建築物等の耐震化、公園などもございますが、備えるべく、幾つかの方策を示しており、それらの実施についてはそれぞれの個別計画で対応させていただいております。今後も、強靱化計画を個別計画の指標といたしまして、事業を推進してまいりたいと思っております。
再質問 4番 橘有三
本当に、道路をやるにしても、港湾をやるにしても、何でもそれがないとできないのです。この前に頭出しをしましたけれども、水道です。これが強靱化計画の中にもあります。耐震化ゼロということもありますが、今度の計画改定を踏まえ、水道部はどのようにお考えですか。
答弁 水道部長 大月茂(水道部長は2024年3月まで)
お答えします。個別計画について私は細かく承知していないのですけれども、いかんせん、今回の3月の定例会、6月の定例会で、橘議員の質問等によって、市長が答弁したり私が答えたりしたとおり、今お話のあった浄水場に関しては耐震ゼロ、配水池に関しては10.5%ということで、今、浄水場の新たな計画をしていますけれども、当面10年ぐらいはできないだろうと考えております。今後、強靱化計画の個別計画に基づいてやってはいくのですが、いかんせん、今、水道に関しては、ぱっとイメージが湧かないのかなと思います。今の技監が話した以外で言いますが、私たち水道部は、水道だけではなく、下水道も抱えています。当然、道路と関連するものですから、一たび上水が破裂すれば、道路にも被害を起こします。下水道についても同じことが起こります。そういう観点から、今の個別計画を詳細に検証しながら、耐震化あるいは老朽化した施設等の更新に向け、計画的に進めていきたいと思っております。
再質問 4番 橘有三
全くそのとおりですね。まちづくりや企業誘致のほか、農業、水産業、林業の面から、産業部として強靱化についてはいかがお考えでしょうか。
答弁 産業部長 髙橋秀明
お答えいたします。まちづくり等もございますが、産業部としては、食料の安定供給の停滞を招かないということが大前提だと思っています。施策プログラムの中にも生乳生産量や漁獲高、水産加工の量などの数字が記載されておりますが、まず、それらを守ることが最重要課題かなと感じています。これは、個別プログラムはやらないという話ではなく、個別プログラムを実施しつつということです。やるためには人命の保護も必要ですし、議員のご質問にあるとおり、この四つの項目についてはそれぞれが大切な役割を担っていると思いますので、産業部としては、まちづくりも含め、連携し合いながらできるような環境を整えられればと考えております。
再質問 4番 橘有三
全く同感です。特に、北海道の紋別の市民、地域を守るのみならず、食料という問題は北海道、日本に関わることですから、ぜひよろしくお願いします。防災教育や学校の耐震化の問題も含め、教育委員会からもお願いいたします。
答弁 教育部長 鈴木保智
お答えいたします。教育行政における国土強靱化の考え方についてでございますけれども、毎年度公表されます文科省の白書、それから、本年7月に変更された国土強靱化基本計画の中でも次世代を担う若者たちが将来に明るい希望を持てる環境の整備、そして、維持することが記されてございまして、個別・具体的な項目としては、内閣府の防災担当、文科省、国土交通省の各省庁が横断的に連携し、防災教育の推進を進めるよう記載されてございますので、その考え方を基に防災教育を進めたいと考えております。もう一点、学校施設自体にも大きな関わりがあることで、文科省の大臣官房の防災部で発出しております資料の中で、小・中学校施設の防災機能の強化対策、老朽化対策などが示されており、その中で学校施設の耐震化や予防保全型のインフラメンテナンスへの転換がうたわれてございますので、これらを十分に踏まえるとともに、全国の公立小・中学校は約3万3,000校ございますけれども、このうちの9割が災害時の避難所として指定されているという意味から、災害に強い学校施設の在り方も視野に入れていかなければいけないと考えてございます。
再質問 4番 橘有三
白書も引いて、大変分かりやすく、ありがとうございました。それから、これは財政的なことに非常に関連するのですが、8月3日の国土強靱化の取組の着実な推進についての(3)の地域計画の策定・改定云々のところに、「地域計画が強靱化の取組の促進に際して実効性を発揮するためには、『いつまでに』『誰が』『どこで』『何を』するのかを明確に定めることが重要であることを踏まえ、令和6年度以降、交付金・補助金制度の趣旨等に留意しつつ、当該年度の採択、予算配分において、地域計画に実施箇所等の具体的な内容が位置付けられた事業への『重点化』を更に進めるとともに、その状況を内閣官房において取りまとめ・公表する。」とあります。強靱化に関しての非常に大事な指摘ですけれども、財政ではどのようにお考えですか。
答弁 財政課長 菅原雅志(財政課長は2026年3月まで)
お答えいたします。強靱化計画の策定によって交付金等の財源を確保していかなければいけないということは当然のことだと思います。将来的に市民に負担が大きく行かないよう、今後、企画調整課や関連の部局とも調整しながら計画に盛り込んでいき、財政の安定経営に向けて努力をしていきたいと思います。
再質問 4番 橘有三
ガイドラインのことに戻りますけれども、地域計画の実効性に向けたチェックリストが8項目あります。これについて具体的にご教示ください。
答弁 企画調整課長 大野貴光
お答えいたします。国土強靱化推進室から実効性に向けたチェックリストということで8項目が示されております。1番目は、強靱化のビジョンを明確にするというものです。こちらについては、庁内の検討委員会等で検討していく中でビジョンをつくることになりますが、今のビジョンが基本となると思うのですけれども、そういうものも踏まえて検討してまいりたいと考えております。2番目は、発生するおそれのある災害及びそれにより生じる事態を具体的に示すというものです。この5年間で、当地区としても、ブラックアウトや去年の停電など、いろいろと経験しておりますけれども、そういうものも踏まえ、実例を検証し、蓄積したものを示していきたいと思っています。3番目は、ビジョン達成に必要な事業を具体的に洗い出すというものです。今の計画においてもそれぞれの分野で必要な事業を記載しておりますが、新しい計画においてもそういうものを列記し、整理してまいりたいと考えております。4番目は、優先順位を明確にして、効果的に対策を進めるというものです。これについては、庁内での政策議論の中で優先度などが出てくると思いますので、それをある程度整理してまいりたいと考えております。5番目は、計画の検討や推進のための全庁的な体制を構築するというものです。これについては、策定委員会での策定だけではなく、毎年検証していくようことを考えてございます。6番目は、住民や企業等との連携・協働を図るというものです。先ほどは大変失礼したのですけれども、今後、防災計画や総合戦略の市民検討会議等で市民の意見を吸い上げてまいりたいなと思っております。7番目は、国・都道府県・隣接市町村等との連携・協働を図るというものです。これについては、国・都道府県の計画についても踏まえ、調和を図って計画を策定していくということになっていますので、連携を取りながらと考えております。8番目は、計画の見直しを適切に行うというものです。こちらについては、策定して終わりではなく、必要に応じて改定なりをその都度やっていければと考えております。それが毎年なのかは分かりませんが、適切な時期に改定したいと思っています。
再質問 4番 橘有三
実効性のチェックリストについてはありがとうございました。それで、戻りますけれども、住民や民間企業等の主体的な取組が不可欠であるということですが、これについては先ほどお話しいたしました。それから、各部署の主立った取組についてもお話を伺いました。ただ、具体的に今のようなことを庁議等で既にやっておりますか。今、個別に私がここで聞きましたけれども、庁内ではもうやったということはありますか。これからですか。
答弁 企画調整課長 大野貴光
これからの予定でございます。
再質問 4番 橘有三
私は12月では遅いと思って今やったのですけれども、大変タイトなスケジュールになってまいりますよ。強靱化計画というものがなければ―特に、夏と冬の2回のブラックアウトを経験した紋別ですよ。そういった中で市民の命をどう守るか、地域をどう守るかです。そして、こうした地域の特性があるところです。ここがしっかり守られなかったら、北海道も日本もという姿勢に立ったとき―1回目の策定というのは、当時の土木課長、企画調整課長等、本当に一生懸命、私も勉強させてもらいましたけれども、やったのですよ。当時は要件ということではなかったのですけれども、今度は財政上も要件ですよね。このスピードで本当にしっかりしたものができるのか、私といたしましては甚だ心もとないわけですね。市長は今の質疑をお聞きになっていかが思われますか。政策というものは市の最も大事なものだと思います。特に、現在において、強靱化地域計画というのは何を今後やっていく上でも非常に大事なものだと思うのですけれども、いかがでございましょう。
答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)
今、各答弁からも重要性は十分に認識をさせていただいてございます。ただ、期間を長くということはできないわけでありますので、まずは全庁的にしっかりと協議を進めることが先決だと思います。その中で、先ほどお話がありましたように、地域や企業を含め、ご意見をどう集約していくかということを早急に検討し、進めさせていただきたいと思っております。
再質問 4番 橘有三
先ほど、アクションプラン、年次計画は現在考えないというようなことがありましたが、やはり、私は、今のお話を聞いて、年次計画は必要だと思います。それがないと実効性のあるものにならないと思います。それと同時に、国への出前講座等です。必要があればということでしたが、まさに必要だということが今分かったのですよ。これは、全市民みんなに向けてですよ。ぜひ、強靱化推進室に出前講座をやっていただいて、市役所の皆さんのみならず、議員も市民もみんなで国土強靱化やこの地域のことを考えていく必要があるのではないでしょうか。最後にお尋ねします。
答弁 企画調整課長 大野貴光
お答えいたします。先日、我々も推進室に出前講座の関係でお尋ねしたところでございます。これは、改定を行う際の自治体職員を対象とした講師派遣による出前講座が基本ということでした。ただ、出前講座の必要があればやるというような、検討するというようなことで、繰り返しになりますけれども、答弁させていただきます。