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新十津川町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月5日

いじめの問題について

2012年9月5日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「いじめの問題について」質問し、教育長 熊田義信が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
教育長 熊田義信

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 西内陽美

全国的に波紋を起こしている、いじめの問題について質問をさせていただきます。平成19年6月の町議会定例会におきまして、本町の児童生徒が平成18年度中に、いじめられたことがあると答えた割合が、小学生で9.6%、中学生で5.1%という衝撃的な数字が示されました。その後は、本町においては、いわゆる、いじめは無いとの議会答弁であったと認識しておりますが、19年度の調査結果の数字はその後、どのように推移されたのでしょうか。5年が経過いたしました。今、全国各地でいじめが原因となっているのではないかと言われる子供の自殺が、社会問題になっております。いじめはどこにでもあるとの認識で事に当たるのが現実的な対応方策であると考えます。いじめの形態や対象が多様化してきております。携帯電話やインターネット上での誹謗中傷、書き込み等、大人がなかなか気づきにくい、いじめも横行しているようで、いじめはあとを絶ちません。私からは、いじめの対応として、一つに、学校は児童会、生徒会活動により学校ぐるみの運動を推進する。さらにそれをPTAや地域参観日、学校便りの町内回覧等、あらゆる機会や組織を活用して地域への発信を行なう。二つ目に、家庭は、いじめ行動を幼少期から強く否定する指導、子育てを実践する。三つ目に、児童、生徒にいじめの実態に関する調査を定期的に実施し、自殺など大きな事故に発展しないよう配意する。この三点を提案いたしますが、教育長のご見解をお伺いいたします。

答弁 教育長 熊田義信(教育長は2015年3月まで)

それでは、2番議員さんから私に与えられた、いじめ問題の質問にお答えを申し上げたいと思います。最後に、2番議員さんから3点、町内会への周知。さらには、幼少期での実践。さらには、児童、生徒の定期的な実施というような、提案質問もありましたけれども、まず、町内会というのですか、広くそういう部分については、学校便りという部分で、学校の状況を校長が編纂したものを毎月1回、それぞれ定期的に回覧形式でありますけれども、配布をしております。そのことについては、毎回、いじめが載っているということではございませんけれども、学校の状況、そういうものを学校で起きている内容を周知しているということもお含みおきをいただきたいなというふうに思っております。さらには、教育委員会ばかりでなくて、安全安心推進協会だとか、各行政区においても、あいさつ運動という部分だとか、いろんな形の中で子供たちの見守りだとか、そういうものをご支援、ご協力をいただいている行政区さんには団体が数多くありますので、そういう部分の中で、子供の見守り、そして、健全育成ということで配慮をいただいておりますので、そのことも承知されてる部分もあるとは思いますけれども、そういう部分では、実践の一つということで考えているところであります。それから、幼少期の実践ということでありました。このことについては、直接的には教育委員会でかかわりづらい部分でありますけれども、特に、町長の政策の中で、絵本ふれあい事業というものを進めております。先ほども経済文教常任委員長の方から、家読ということがありました。そういった中を進める部分では、ブックスタートとも関連するわけでありますけれども、親御さんが子供と触れ合って、親しみながらそういう絵本と触れ合って、子供の大切さ、そして子供が親に抱かれて育てられていくという愛情が脈々とつながっていくのではないかなというふうに考えておりますし、その後も幼児期にふさわしい本、そういうものが読みやすい環境ということにも、実践ということで図書館の方でもやっておりますし、いろんなボランティアの方にも、学校の方に来て児童にも読み聞かせをしているという状況になっておりますので、そのことを、まず、お知らせをしたいなというふうに思っております。最後にありました、児童、生徒の定期的な実施ということについて、回答をしたいなというふうに思っております。まず、いじめのことについては、本年第1回定例会において3番議員さんからも類似した一般質問もありましたけれども、その後、大津市のいじめにより生徒が自殺、自ら命を絶つという痛ましい事件があったのを始め、その後も全国で相次いで発生していることが起因して、今回の質問になったのではないかなというふうに思っております。いじめによる自殺は、教育を携わる者として大変悲しく残念なことであり、そして、このことは人ごとではなく、問題や悩みの解決方法を自らの命を絶つということに求めたことを深刻に受け止めております。本町においても、常に、学校との情報や連絡を密にし、また、必要な措置や指示をしながら対応をしているところでありまして、2番議員さんもご承知されているとおり、児童・生徒のいじめの実態は、現時点では無いことを申し上げておきます。ただ、いじめの状況の調査という部分での質問もありましたので、その内容についてお知らせをしたいと思います。道教委では、平成18年度大きくいじめの捉え方が変わって、毎年全国的に調査をしてございます。今ほどは19年の数値ということで質問の趣旨がありましたけれども、その後も毎年いじめの調査をしているとこであります。例年は5月、6月の年度に入ってすぐの時期に一斉調査ということで調査をしているとこであります。内容は、小学生は、低学年、中学年、高学年に調査項目が分かれており、聞き取り方式で調査を実施しているということであります。中学生は、全学年共通調査項目で配布回収方式と併せ、対人関係の個別面談で実施をしております。調査項目は、4月から6月までの時点で、新学年だとか進級して間もない時点で、いじめられたことがありますか。さらには、いじめは許されないと思いますか。など7項目で、それぞれ、ある、なし、という択一方式で調査を実施してございます。調査結果は、今年度いじめられたことがある。と答えた児童生徒。このアンケートの調査の結果では、小中学校全体で19年度より多い15.5%ありました。この、いじめの文部科学省の定義について、ちょっと触れたいと思います。今ほど質問の趣旨にもありましたけれども、いじめか否かの判断は、いじめられた子どもの立場に立って行うと、これが18年度から変わった内容でありますので、何か特別な問題や背景があるからいじめが起きるわけではなく、問題の有無とはさほど関係なくいじめは起き得る、ちょっとしたきっかけでいじめは起きてしまう、広がってしまうのが実態であるため、数値的にはいたずらやふざけなどの些細なことでもいじめはあったということになります。したがって、この15%という数値になってございます。しかし、このいじめの調査はやりっぱなしということではなく、結果の重大性を認識し、いじめの兆候をいち早く把握できたものと考えております。特に、この調査は、小学生については聞き取り調査ということでありますので、クラス担任がしっかりといじめの背景や要因なども把握し、いじめられている子どもの状況、さらには、反対にいじめている子供のそういった要因だとか背景を確認し、双方のクラスの中でのいわゆる仲間づくりをしっかり全力で取り組んでいるという状況になってございます。また、学校経営計画でもいじめを絶対許さない。命の尊さ。いじめられている子どもを守る。この3点を大きくいじめに関する重点目標に取り組んでおりますし、更には、生徒指導部を始め、学校体制の中で組織的に対応をしております。また、文部科学省は、新年度からスクールカウンセラーを増員し、いじめ問題を対応した人的配置をする考えも先日発表されております。ご承知のとおりと思いますが、幸い本町は昨年度からスクールカウンセラーの配置が叶っておりますので、より専門的な相談や指導が受けられる体制が整えられております。今まで説明をいたしました取り組みや指導体制の中からは、現在は、しっかりクラス担任がそういう子供の状況を把握している状況にあり、過去にあったけれども、今は、適正に仲間づくりを行っているということになっておりますので、今はいじめられている実態は無いという事をあらためて申し上げたいと思います。今後とも各学校に、いじめを起こさないために正義感や命の大切さや思いやり、人の痛みや苦しみ、悲しいといったものを日常の授業での指導や学年や学校全体で指導を継続的に行なうと共に、日頃から児童生徒の立場に立った親身の指導を行い、児童生徒が楽しく学び、生き生きとした学校生活を送れるように、最大限配慮しながら、さらには、学校と家庭が連携しあって取り組んでまいりたいというふうに考えているとこであります。いじめは、本当に小さいうちに摘むということが一番大事なことだというふうに思っているところであります。なお、携帯電話だとかパソコン等ネットによるいじめに等に発生する書き込みについては、道教委が実施しておりますネットサイバーパトロールというものがございまして、未然防止や監視を行なっており、いじめによる書き込みは今のところは無いという状況になっております。ただ、最近は携帯電話だとかいろいろな機種の中ではブログだとか、いろいろな新しいサイトがあって、そういう新たなものに対応していくというのは、非常に難しい状況になっておりますけれども、携帯電話については、小中学校共に持ち込みはさせない、学校では使わない。必要は無いということで、学校には持ち込みはしていないということを申し上げておきたいと思います。以上を申し上げまして2番議員さんの質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 2番 西内陽美

今後も本町の子供たちが健やかに育っていくために、最大の注意を払っていただいて、恵まれた環境の整備をお願い申し上げて、私からの、すべての質問を終わらさせていただきます。

出典:新十津川町議会 平成24年第3回定例会 2012年9月5日 議事録 PDF(33ページ) 間違いを知らせる