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新十津川町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月7日

超高齢化社会に備えた施策について

2011年12月7日、新十津川町議会の一般質問で、西内陽美議員が「超高齢化社会に備えた施策について」質問し、町長 植田満が答弁しました。

質問者
西内陽美 議員
答弁者
町長 植田満

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 2番 西内陽美

議長の許可をいただきましたので、2点質問をさせていただきます。1点目は、超高齢化社会に備えた施策についてでございます。平成23年3月末に、町内の総人口に対する65歳以上の人口、高齢者比率が32.31%に達しました。午前の町長からいただきました行政報告の中で、最新の数字が11月現在、32.7%に至ったとのことでございます。このような状況のわが町において、概ね65歳からを対象とした現行の高齢者支援施策では、超高齢化社会への対応は困難になるであろうと想定します。もちろん、高齢化は大変喜ぶべきこと、おめでたいことですので問題ではありません。着目しなければならないのは、高齢化が進んだ社会が抱える問題、課題であります。医療費の増大が招く国保税の負担増。また、低所得者への生活保障もほおっては置けません。また、地域経済活動の低下を招く、労働力の減少も深刻な問題です。これに対し、町では予防に重点をおいた健康づくり事業や、癌などの検診事業などを展開したり、個人の様々な実情に対する支援、助成などの対策を講じてくださっています。私たちも、若い時期から、将来、自分自身に起こり得ると予想できる問題を回避するために、健康に留意した生活環境を整えたり、貯えをしたり、あるいは趣味や学習を楽しんだり、町内会、サークル活動、ボランティア活動などを通じて、地域社会への参画に取り組むなどして、老後に備えて、自分でできることは自分でという自助努力に励まなければなりません。ただ、労働力の減少は大きな問題でありながら、なかなか歯止めがきかないのには、定年制などの社会的仕組みや、加齢による体力等の衰えなど、ある意味いたしかたない理由によるところが大きいからだと推測されます。そこで、昨今社会の中では、労働力、つまり、生産年齢人口を増やすための方策として、実際の人間の数ではなく、65歳から74歳の前期高齢者と呼ばれる方々が、まだまだ就業が可能で、社会でも様々な活動に参加できるため、保護より参加の視点にたった高齢化対策を講じ、生産年齢人口の奥に組み入れていくべきではないかという認識が広がり始めています。我が町におきましても、10年後、20年後を考えます時、高齢者用の就労機会の確保や、地域に密着した企業への支援も高齢化社会を支える重要な柱の1つになるのではないかと考えます。働いている、社会の役に立っているという思いは人の大きな喜びであり、生きる支えでもあります。生きがいづくり支援の視点からも、就業意欲の高い方々に対して、定年後の何年間かを仕事や社会活動に費やす社会基盤を提供することは、若い時期から高齢期まで途切れることの無い、一貫性のある高齢化対策であると位置づけられるのではないでしょうか。さらには、若い世代への負担を軽減するためにも、給付型の福祉政策が特出した高齢者支援から、まだまだ健康で、体力、知力共に元気なうちは自らも働いて負担する、地域での役割を担うという仕組みづくり支援が必要になってくると考えますが、町はどのようにお考えになられますか。ご高齢の方々の雇用の場を創出できないかとか、すぐ施策事業に盛り込めないかといった趣旨の質問ではございません。まちの高齢化社会に対するお考えや、方向性などをお示しいただきたく質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 植田満(町長は2015年3月まで)

それでは、超高齢化社会に備えた施策についてということで、2番議員さんの西内議員さんからのご質問でございますけれども、先ほど、10番議員さんにもお答えしてあったとおり、今現在、デフレ、円高問題ということで、非常に厳しい経済雇用情勢が続いているということでございまして、今、実はハローワークに資料をいただいたものがございまして、年度は平成22年度になりますけれども、これは、うちのまちではなくて、滝川のハローワークの区域の全体の数値でございますけども、企業数が95、常用労働者数が1万3,184人で、うち高齢者数が1,466人ということで、雇用率が11.1%ということですから、非常に低い率にあるということでございます。加えまして、先ほど、午前中に教育長の行政報告でもありましたとおり、新十津川農業高校の生徒さんの就職率も、19名のうちまだ9名しか就職が決まっていないというふうな状況下にもありまして、むしろ、高齢者そのものも大事でございますけれども、若年労働者の就職が非常に、今、厳しい状況下にあるということですから、そういったことも含めて、雇用対策といったものにつながるのかなというふうには感じてはおりますけれども、なかなか今、即刻にですね、雇用対策、即、効果的な対策を発揮するということには、ちょっとなかなかいかないのかなというふうな感じもいたしてございます。そこで、ちょっと少し長くなりますけれども、これから答弁をさせていただきたいと存じます。ご指摘のとおり、超高齢化社会、その対策ということでございますけれども、高齢化につきましては、現在策定中の第5次総合計画で、将来の指標値では5年後の平成28年には、65歳以上の割合が2,700人で40%を超え、10年後の平成33年には45%に近づくような数値となっているところであります。また、空知中部広域連合で策定中の第5次介護保険事業計画の3年後の平成26年度の本町の要介護、要支援者数は、354名と推計されておりまして、現在よりも15名の増加を予想されております。年をとっても住み慣れた地域で暮らし続けることは、町民、これは誰しもが願っているとこでございますので、必要な介護や保健福祉サービスを受けつつも、地域社会の一員として、いつまでも尊厳が保持され、その人らしい生き方をすることが求められております。ご指摘のように、高齢化の進行によりまして、生産年齢人口は年を追うごとに減少もしてございます。経済活動の影響は避けられないと考えますが、また、子どもの数が減少することによって、次の世代に対する不安感は増大していくことも、当然、予測もされるというふうなことでございます。若い世代や現役世代の負担を少しでも軽くするため、福祉的給付型から高齢者自らが働いて負担をしたり、地域社会の役割を果たすことは、これからの社会のあり方の一つとして重要な考え方の一つであるというふうに考えております。今、国も税と社会福祉の一体化ということで検討されておられますし、さらには、定年制の延長ですとか、年金の受給開始を後ろに延ばすだとか、そういったこともいろいろと国の方でも議論をされているようでございますけれども、それはそれといたしまして、そのような状況にもあるということでございます。そのためには、老後の備えでありますが、行政が行うばかりでなくて、地域、コミュニティで実現するものや、個人や企業が行うものに分けられると考えてございます。行政が行うものとしましては、スポーツや文化活動を奨励することにより、若いうちから趣味を持ち、老後の生きがいや特技として生かすことは素晴らしいことであるというふうに思っておりますし、将来、病気にならないように健康づくり、健診を通して、健康な心身を保持することは将来の医療費の削減、先ほどご指摘のあったとおりでございます。医療費の削減にもつながるということでございます。また、地域、コミュニティで実現するものとしては、行政区や各町内会活動に積極的に参加をしていただきまして、相互扶助や地域貢献の必要性を習得し、個人や企業活動においては、資産形成や資格の取得につながると考えてございます。若いうちから、老後に備える自助努力の支援を期待されているようでございますけれども、若い人は、今、子育てや生活に一生懸命に取り組んでおられているということでございまして、個々のライフワークもそれぞれ異なってくるので、なかなか難しい状況にあるのかなというふうに思っております。ご質問の元気な高齢者の所得の収入、就業機会の確保については、総合計画にも掲載させていただいておりますが、高齢者の生きがい対策の中で、高齢者のいきいきとした活力あふれる姿を持続していただくために、若い時に培った豊かな経験や技術を生かして、ものづくりや各種講座を通して、技術の習得などの機会を拡充して参りたいというふうに考えております。また、奉仕活動などの社会参加を積極的に促し、おおいに存在感を発揮していただきたいというふうに考えております。いずれにしても、雇用というより、生きがい活動を通して高齢者の皆様と相談しながら、必要なものについては取り組んでまいりたいというふうに考えておりますので、そのようなことで、ご理解を願えればというふうに思っております。以上でございます。

質問 2番 西内陽美

今町長のご答弁をいただきまして、改めて、社会全体で取り組んでいけるような仕組みづくりに、町民の側からも動いていくということがとても重要であること、それこそが協働のまちづくりであるとの認識を深めたところでございます。今後も、自分達でできることは何があるかということへ、取り組みづくりにはいろいろと模索をしていきたいと存じます。再質問はございません。

出典:新十津川町議会 平成23年第4回定例会 2011年12月7日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる