新得町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月14日
歴史的建造物の保存は
2016年6月14日、新得町議会の一般質問で、長野章議員が「歴史的建造物の保存は」について質問し、教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁が答弁しました。
- 質問者
- 長野章 議員
- 答弁者
- 教育委員長 浦山兼一、教育長 斉藤仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 長野章
それでは、2項目目の歴史的建造物の保存でありますけれども。2.歴史的建造物の保存は町は村形邸を通して歴史を重んじる意識を高めてもらうこと、開拓者の生活の模様や労苦を肌で感じてもらうことなどを目的として、当該建物を本町の歴史の象徴として、末永く保存、活用していくことで、長い間検討されてきましたが、利用しての保存は難しいものがあり、現在まで結論が出ていないのが現状と思います。このようなことから行政で保存することは、保存に係る多額の費用が必要ですし、今後長期に保存していくことについても、費用が必要であります。保存しながら、どう利用していくかも決まらない中での保存は、後世に重い負担を残す結果となることから、旧村形邸の保存については、「保存しない」との思い切った結論も必要と思います。以上のように提案したいと思いますけれども、町の考え方をお伺いしたいと思います。
答弁 教育委員長 浦山兼一
長野議員のご質問にお答えいたします。ご質問のありました村形家住宅は、ご存じのとおり、入植者の第一陣、村形三吉氏が明治37年頃に建築し、居住していた建物であります。今回の保存、活用の検討は、平成24年8月、新得町郷土研究会から受理した、「歴史的建造物保存に関する要望書」に端を発しております。要望書の中において、当該建物の所有者から、「新得の開拓遺産として有効に利活用されることを条件に建物を町に寄贈したい」といった意向が示されておりました。教育委員会としましては、町内に現存する最古の建物であり、町の歴史を象徴する建物と言えることから、創建時の姿に修復し、後世に残していきたいと考え、これまで関係するかたがたと協議を進めてきたところです。しかしながら、教育関係者からは一定の理解を得られたものの、歴史的な価値についての認識の違いや、解体復元には多額の経費が掛かることなどから、町民の皆様がたからは建物の保存に慎重な声も聞かれます。さらには、建物の保存場所や活用方法などが決まらないことなどから、この間、なかなか話が進んでいない状況にあります。教育委員会としましては、建物の傷みも年々進行している状況を踏まえ、できるだけ早期に結論を出したいと考え、この間、議会でもご説明してきたところですが、所有者に進捗(しんちょく)状況の説明をした中では、「期限は設けないので、できる限り保存に向け努力をしてほしい」という意向が示されております。建物を創建時の姿に復元し、後世に残したいという思いに変わりはありませんが、今後は、部分的な保存や、それ以外の可能性も含めて、所有者をはじめ、関係するかたがたと相談していきたいと考えております。以上であります。[浦山兼一教育委員長 降壇]
質問 長野章
ご答弁をいただきました。所有者からは、新得の開拓遺産として有効に利活用という条件だというふうにお聞きしたところでありますけれども、町民の皆さんの中には、歴史的建造物に対する価値観の違いというのは、私はあると思うんですよね。ですから、そういった中で言い切ってしまうのはいけないと思うんですけれども、やはり大多数の人が保存する必要性というのは、やはり感じていないというふうに私は思っているんですよね。これは、教育委員会と私の考え方が違うのかもしれませんけれども、思います。そういった中でやはり、今もご答弁がありましたけれども、教育関係者というか、そういう要望をされたかたもいますので、一定程度そういう理解は得られていると思うんですけれども、やはり町民の皆さんの中には、なかなかこれは、さきほど私も言いましたけれども、委員長の答弁の中にもあったのですけれども、所有者のかたはもう少しゆっくり考えてもいいということなんだけれども、いつ壊れるかというのがやはり。そういった中で、ある程度やはり私は所有者のかたにも、今後どういうふうにしていくかというのは非常に気になるところだというふうに思いますので、町として、やはり一定程度、結論を早くするべきでないのかなと。このままでいくと、現在も利活用は決まっておりませんので、これからどのくらいの日数をかけて、利活用というのを打ち出すのか、よく分かりませんけれども、やはり相手のあることですから、なるべく早く決めてあげて、どういうふうにするのかというのをやはり決めてやるべきだし、そういったのが教育委員会として本当に努力するべきでないかなというふうに思います。町民の皆さんの意見を伺ってということもありますので、早く意見を伺って、結論を出すように私のほうから要望して終わりたいと思います。
答弁 教育長 斉藤仁(教育長は2016年6月まで)
お答えいたします。教育委員会といたしましては、旧村形邸につきまして、歴史的建造物として保存していきたいという考えは持っておりますが、仮に建物が残されたとしても、開拓当時の住居がこれまで110年存在しているという事実と、当時生活していた住居の姿は何らかの形で後世に残していきたいと考えており、そのための資料づくりが必要かなというふうに考えております。現在のところ、教育委員会としてだけの考えでは決めていくことはできませんし、今の段階でいつまでといった具体的な時期については明言できませんけれども、多くのかたに理解を得られるような形で、結論を出していきたいというふうに考えています。それにはもう少し時間がかかりますので、どうぞご理解をお願いしたいと思います。以上です。
質問 長野章
ぜひ町民の皆さんの意見を聞きながら、早急に私は結論を出していただきたいなというふうに思います。またどこかの時点で議論をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。これで終わります。ありがとうございました。[長野章議員 降壇]