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新得町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日

医療対策について

2016年3月14日、新得町議会の一般質問で、廣山輝男議員が「医療対策について」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。

質問者
廣山輝男 議員
答弁者
町長 浜田正利

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 廣山輝男

それから、2項目目に入りたいと思います。医療対策の関係でありますが。2.医療対策について住民が安心して暮らせる地域環境の整備に向け、第8期総合計画の中で提起されていますが、屈足地区の医師不在は8年余りが経過しているわけであります。町民の不安は増すばかりですが、少子高齢化が進行する中、早期解決が求められております。総合計画の主要施策にも、医療機関との連携等の提起もありますが、屈足地区の医療確保についての基本的な姿勢は変わらないと思いますが、以下の点について伺っていきたいと思います。1点目としては、屈足地区の医師確保に向けた今日までの取り組み経過はどうなのかということ。2つ目、今後の医療機関との連携について具体策はどうなのか。3つ目に、高齢者見守り体制としてICT、これは情報通信技術と言いますが、その導入を検討してはどうかという、3点についてお伺いいたします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

廣山議員のご質問にお答えします。屈足地区の医療確保についてでありますが、町民の皆さんの安心安全な生活を考慮する上で、生活に近いところに医療体制を整備していくということを基本的な方針としております。このことから、屈足地区の医療体制の確保は、たいへん重要な課題として、引き続き取り組んでまいりたいと考えています。その上で、1点目にありますこれまでの取り組み経過でありますが、平成19年度に辻岡医院が閉院となってから、今日まで10名の先生と招へいに向け協議をさせていただきました。これまでの医師からの主なご意見としては、1つ目に人口規模や周囲の医療機関までの距離を懸念しておりました。2つ目にどれくらいの患者が見込めるのかが課題と。結果として、経営において採算というものにつきまして、厳しいといった理由で、いずれも招へいには至っておりません。なお、現在10名の先生のほかに、家族の都合によりすぐには話を進められない医師が1人、体調不良で協議中断されている医師が今、1名おります。この2名の医師につきましても、連絡が来次第、協議を再開することとしております。また、この間、医療機関以外の施設を利用して実施するいわゆる「巡回診療」の可能性も検討しているところであり、診療可能な医師への打診、診療開始に向けての医療法上の課題等について、整理しているところであります。次にご質問の2点目であります。総合計画の主要施策に掲載しました「医療機関との連携」についてでありますが、今後、安心した在宅での暮らしを継続するためには、医療や介護など生活に密着するサービスが切れ目なく提供されるよう連携することが重要であると認識しております。そのための具体策につきましては、1点目として、町内の医療・介護関係者などとの密接な連携により地域包括ケアシステムの構築を図ること。2点目として、近隣地域の医療連携を図るために組織された医師の任意組織であります新得、清水、屈足の3町からなります医療ネットワークとの連携。3点目として、眼科、耳鼻科といった専門診療科への対応として、十勝管内医療機関との連携。4点目として、現在策定中でありますが、十勝地域医療構想の内容を注視しつつ、必要に応じて、今後近隣医療機関や場合によっては、帯広市内の医療機関との連携も視野に入れ、本町の医療提供体制の充実を図っていきたいと考えております。次にご質問の3点目であります。高齢者の見守り体制についてでありますが、現在、端末機を家庭に設置し、急病などに対応する緊急通報システムやヤクルト販売店による安否確認事業、さらには、単身高齢者などの家庭に定期的に訪問し安否等を確認する訪問安否確認事業を実施しているところであります。今後、町民の皆さんの命を守る体制を充実させる1つの手段として、提案のあります情報通信技術活用の可能性やその費用対効果などを検討していきたいというふうに考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]

質問 廣山輝男

ご回答をいただきました。私も屈足に長く住んでいて、医者がいないということは、私自身はまだ健康だと自負しておりますけれども、何かあったときに近くにはお医者さんがいないわけですから、遠くに行かなければならないというような、たいへんそのことはぜいたくなことかもしれませんけれども、やはり不安はあります。新得も全体そうですけれども、屈足地区の高齢化率も確か2月には40パーセントを超えたと思うんですね。1人生活者もたいへん多くなってきております。ですから、当然病気持ちの皆さんもたくさんいるんですが、なんとか帯広、あるいは清水も含めて、いわゆる送迎バスといいましょうか、自らの医療機関のバスを利用した中で、必ずしも十分ではないだろうと思うんですが、通院とか、そういう体制をとっております。これでいいと誰もが思わないわけですけれども、なんとかやはり屈足に、もう既に8年ちょっとぐらいになると思うんですが、何としても医師の確保を実現させなければならないのではないかということであります。今、町長からもお話しがありました。いろんなことを取り組まれていることはそれなりに私ども受け止めているんですが、町民の皆さんは全くそのことは分かっていないので、残念ながらこういう状況だということも、ちょっとは屈足地区の皆さんにも多少なりとも何らかの形で情報がほしいなということはあります。解決しておりませんから、何をやっても結果が出ておりませんから、理解されるとか、そういうものではないのでありますが。ちょっと余計なことを言いますと、今年の町長の行政執行方針の中では、「屈足地区の医師確保」という文字は出ておりませんでした、残念ながら。しかし、総合計画の中で、しっかりそういったことは挙げられておりますから、撤回したとか、諦めるだとか、そういうことはないのかなということは、十分分かっているつもりで今回質問に立っているのですが。2つ目の医療機関との連携の関係、いろいろな具体的な策があるということも分かっております。それで、私としては、具体的に問題提起しますと、どこの病院でもあるといいのでありますが、恒常的に週に何回か、医師を派遣するような取り組みができないのかなと、屈足地区に。それすら簡単なことではないということは分かっています。そうなれば、たとえ週2日あっても、医師が何日には、例えば「らら」に、「らら」の施設にも多少そういう相談室みたいなものは一応、形としてはつくってありますから。それは医療、そこでやりますということではないにしても、そういうようなことはできないわけではないので、それは当然お医者さんの理解がなくしては実現は無理なのでありますが。そういった、ちょっとでも前進ある形をぜひ、今年は実現してほしいなという感じが、私は率直に申し上げているところであります。それから、しかしながらということなんですが、さきほども町長のほうからございました十勝医療圏のいわゆる十勝圏地域医療構想調整会議なんていうものも十勝で行われているということも知っております。これは、あまり過疎地域のことを考えないで議論されているのかなということを率直に思うんです。これは2025年にはベッド数551床削減するという道の関係も含めてあるわけです。新得はあまりベッドがありませんから、関係ないと言えば関係ないかもしれませんが。しかし、それだけ医療体制は不十分になるんだなということだけ、これは見えてくるんです。もちろんこれはお医者さんとの相談もまだないから、そういったものも必ずしも実現するかどうかというのは別です。しかし、地域のこともちゃんと、今町長がお答えしたように、そういった経過を見るとは言いつつも、なんとかそういう過疎地も現実あって、しかしお医者さんが配置されてもいろんな科目等を考えると、極めて不十分な状況もあるというふうになれば、ベッド数以上に「こういった地域の医療についてこうあるべきだ」というものをやはり議論させて、そして対策をしっかりしていかなければならないと。将来的にも医師の関係については、この程度にしたいという政府方針も最近は出つつあります。何としても、医師をやはりこういった過疎地にも配置させると。そのためにはこうしていかなくてはならないとかという、いろんなものが出てくるのならまだいいけれども、残念ながらこれは医療と介護の関係で、ケアシステムの関係等とも踏まえた中で政府は考えているとは言いつつも、そういうものを具体的に取り組んでいかなければならない状況の中ですから、なおさら今の地域の医療の関係については十分含めて問題提起してもらえればありがたいかなと思います。私としては、屈足地区の具体的な関係で、なんとかそこに医師、1日でも2日でも確保できないのかと。そういう中ですから、3番目にいわゆる見守り体制の関係について具体的に提起したのは、ICT導入はどうなのかと。それは、率直にお金掛かります。それはさきほど冒頭でも申し上げたように、やはり独り暮らし者というのは、しかも年齢の高い人、たいへん多くなってまいりました。これは何も新得全体を言ったらそれまでですけれども。屈足地区は特に多いのではないだろうかということになりますと、隣にも行けない、買い物にも行けない、そういうような中で、一体その人はどういうようなことになっているのかとなると、やはり私はセンサー方式のいわゆるどこかの部屋にそういった探知する機器を使ってやる装置なんですが、コントロールタワーは役場なら役場でもいいのですが。これは単に私は見守りということで、今日は問題提起させていただいているんですけれども、さまざまなものに使えるというものですから、仮に入れるとなれば、災害対策、教育関係、医療福祉、産業、いろんなものにできるものですから、単純な要求にはお答えできないのかもしれませんが、結果として、今の屈足におかれている状況を考えると、こういったICT導入も、やはり町長、検討するということですから、なるべく早く結論を出して、この問題について対応していただければなと思って、最後に質問させていただきます。よろしくお願いします。

答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)

お答えいたします。まず屈足地域の医療体制についてですけれども、辻岡先生の後、本当に決まらないということで、たいへん申し訳ないというふうに思っておりまして、さきほどお話ししましたけれども、家庭医という存在の中でやはり生活に近いところに医療があるというのは、私も今までも同じですし、これからもきっと変わらないというふうに思っています。最大限努力をさせていただきたいなというふうに思っております。その上で、週何回かといった、そういったお話しもありまして、われわれのほうも毎日でなくてもということで、いろんな選択肢を提示しながらお話しをさせていただいている部分もありますので、最終的に場合によってはお金の問題ということも出てくるかもしれませんけれども、これはこれでまた別途相談させていただきたいなと思っていますけれども。いずれにしても、これからも努力をしていきたいというふうに思っております。それから2番目の十勝圏の話ありましたけれども、議員から言われるように、十勝全体を見たときに過疎地の議論というのは必ずしもかみ合わない部分というのは、それはそれで私も十分認識をしている部分もあります。しかし、いずれにしても、十勝の連携というのは、間違いなく必要でありますので、これらについても注視をしていかなくてはならないかなというふうに思っております。また、町村長の中での話になってしまうんですけれども、やはり医者自身の都市部への片寄りというものについて、何か違う方法で片寄りをなくすことができないかという、率直な、そういった悩みも抱えている自治体も多々ありますので、これからもそういったかたがたとの情報交換をしながら、何ができるのか、あらためて考えていきたいなというふうに思っております。それから3点目、情報通信技術、これはいろんな意味での技術革新も含めて、これからもいろんなものが出てくるかなというふうに思っております。これにつきましては、屈足の高齢化率、高いというふうに思っていますけれども、これは全町的な課題というふうに考えておりまして、医療なり、介護なり、そういった特定の分野でないというお話しですので、ぜひわれわれについても、そういった中で全国的にももう始まっているところがあるやに伺っておりますので、そういったところの情報も十分収集しながら対応していきたいなというふうに思っております。以上であります。

質問 廣山輝男

多くは言いません。ぜひ屈足地区の医療については、「これは完璧じゃないけれども、前進したな」というのを、今年中になんとか実現できるように、最後に申し上げて、この問題についての質問を終わります。ありがとうございました。[廣山輝男議員 降壇]

出典:新得町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月14日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる