新得町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月15日
再任用制度の活用を
2015年12月15日、新得町議会の一般質問で、貴戸愛三議員が「再任用制度の活用を」について質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 貴戸愛三 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 貴戸愛三
2項目目。2.再任用制度の活用を現在、新得町には規定として再任用制度がありますが、実際のところ、制度は活用されておりません。現在は退職した町職員は、臨時職員、もしくは嘱託職員として再雇用されているのが現状であります。しかし、今年はいないんですけれども、来年からの5年間、町職員18名退職されます。それらの職員が培った経験は、行政の内外でも必要なものと考えます。責任ある立場を明確にするためにも、再任用制度の活用を行うべきと考えますが、町長の考えをお伺いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
貴戸議員のご質問にお答えします。再任用制度の運用についてでありますが、本町は、平成14年4月に職員の再任用に関する条例を制定しているところであります。当時は、公務員の優遇措置との指摘もあり、運用は慎重に対応することとし、現在までは運用されておりませんが、再任用という形ではなくて、これまでの経験と知識を住民サービスに生かしながら、若手職員の育成にも貢献してもらえることを考え、再雇用を行っているところであります。その上で、今後の制度運用につきましては、必要に応じて、責任ある立場を明確にする雇用方法についても検討していきたいと考えております。また、最近の報道によりますと、国では国家公務員の定年の段階的な引き上げや、再任用制度の活用拡大措置を2016年度までに示すこととなっており、その動向などを見極めながら対応していきたいと考えております。以上であります。[浜田正利町長 降壇]
質問 貴戸愛三
再任用の一般質問、一度5年前か、6年前ぐらいに1回やっております。それから、同僚の長野議員も再任用の質問、過去にされております。それで、何でもかんでも再任用をやれという、そういう話をしているのではなくて、例えば、今、幼児教育とか、乳幼児保育の現場で保育士が足りない。今、日本全国でおおむね7万人ぐらい保育士が不足しているんじゃないかという状況。それをなんとか補うために、役場を退職した保育士資格を持ったかたがたに来てもらって、マンパワー不足を補うとか、そういった場合は私は別に臨時職員でも嘱託職員でも構わないと思っています。ただ、責任ある立場というのを任されたときに、嘱託職員でいいのかなという気はしているんです。例えば、役場の中の一般的な事務の中でいえば、ほかの町村との交渉事、調整とか、それから北海道を相手にしたり、国を相手にしたりする交渉事、やはりこういったものには長年の経験というのは必要であります。そういった人たちが外に出て行くときに、まだ後継が育っていないとか、なかなか不慣れだというときに、長年、40年前後積み重ねた経験の中でそこに行く場合、「立場が嘱託職員です」というのでは、インパクトがないというか、要するに相手に対して、「では、あなたはどれだけの権限を持っているんですか」ということになれば、「いや、嘱託職員だから何の権限もありません」という話になるのか。それはやはりおかしいだろうと。やはりそういった立場で、そういう活動をする以上は、ある程度責任持った形の中で、動いてもらうのがいいのだろうと。そうしますと、やはり再任用という形の中で、その役場内部での立ち位置というのをしっかりさせておいたほうがいいんじゃないのかなという気がします。例えば乳幼児保育の現場で園長を務める人間が「嘱託職員で本当にいいんですか、もし何かあったときにどうするんですか」となったときに、「いや、それは児童保育課が所管するからいい」という話になるのか。やはり施設の長はそれなりの立場で責任を持って施設運営にあたるというのは、普通のことなんだろうという気がするんですね。そうすると、その嘱託職員のそれがあるのかどうなのか。それは、再任用という形で、その立ち位置をしっかりさせたほうがいいんじゃないのか。行政内部でもそういう対外的な交渉、調整というのは、長年の経験の中でどの立場でその場に来ているのか、明確にしたほうがいいだろうし、ただどうしてもやはりそのときに町民感情というものに配慮しなくてはいけないというのは分かるんです。「役場の職員、いいよね」という話が出てくる。だからそういったものがあるからなかなか踏み切れないという部分も理解するところでありますけれども。最終的にはこれを活用、再任用、例えば臨時職員、嘱託職員、それで再任用、いろんなものを使い分けてやることが、最終的には町民の皆さんの利益につながるという確証のもとで、私は再任用制度活用していくべきだと思っています。もう一度、町長にお伺いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
この間、私が町長になってからも多くの先輩がたが定年退職を迎えられてきて、これからも貴戸議員からお話しがあるように、職員が退職をしていきます。この間、私自身の立場から平均年齢が下がったこと、それから職員の構成で10年未満が増えてきたことなど、いろんな話をさせていただいておりまして、そういった中でやはり組織をどう今まで以上に機能として発揮させていきながら、町民の生活を支えるという、そういう目的のもとで、努力をしていかなくてはならないかなというふうに思っております。そういった中で、退職されたかたがたのやはり知識なり経験というのは、本当に極めて重要なものだというふうに認識をしておりますので、これからもそういった視点ではぜひ事情が許せば、協力をお願いしていきたいなというふうに考えております。その結果、雇用の形態として、どういう形がふさわしいのかという、最後はそこに行き着くというふうに思っております。それで、責任のある役職という、そこが1つ、議員からの提案のようでありますけれども、「再任用制度の本来の趣旨は何なのか」となるんですけれども、最近、私条例を読んでいないのでもうちょっと勉強しなければならないんですけれども、やはり定年を迎え、そしてその後の生活を考えたときに経験を生かすと。その経験を生かすときにどうしてもやはり制度論の問題になったときに、再任用制度が私はできたのではないかなと思っています。また最近、やはり年金制度の問題もあって、きちんと年金がもらえるまでにその間、どうしても空白ができるということもあって、その間を補うというのも1つの目的として出てきているような気がしております。あらためてさきほどと同じ答弁になりますけれども、再任用の制度というものをいま一度もう1回勉強させていただきまして、退職される職員のかたがたのお手伝いというのは、さきほども言ったように基本的に私も必要だという認識をしておりますので、そういった中でどういったことが課題としてあるのかを含め、その結果がやはり再任用制度の運用というふうになれば、それはその1つの選択肢として対応していきたいというふうに思っております。以上であります。
質問 貴戸愛三
今、民間の会社というのは、60歳を迎えた後に3つの雇用形態があります。1つは、65歳までの定年延長、それから60歳から65歳までの継続雇用、そして一度60歳で退職した後に再雇用、この3つ。どちらにしても65歳まで、本人が希望すれば就労可能な形になっています。罰則規定はありませんけれども。公務員の皆さんはだいたい60歳で定年になってその後ろがない。再任用制度というのは、それをなんとか補足、補完するためにできた制度という考え方をすると、いろんな意見が出てくるんですけれども、私が言いたいのは、長年行政で培った経験、これを若手育成のためにも町の行政的な利益のためにも使っていく、それは最終的に町民の利益につながることだというふうに理解していますので、答弁はいりません。ぜひ再任用制度というのを活用して、円滑な、またいい行政づくりをやっていただきたいと思います。以上であります。[貴戸愛三議員 降壇]