新得町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月11日
福祉事業の取り組みについて
2010年3月11日、新得町議会の一般質問で、宗像一議員が「福祉事業の取り組みについて」質問し、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 宗像一 議員
- 答弁者
- 町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 宗像一
私は福祉事業の取り組みについて、2点に分けて町長のお考えをお聞きしたいとおもいます。1.福祉事業の取り組みについてまず1点目でございますけれども、先日、私たちの総務厚生常任委員会で、その所管調査で、町内で進められている高齢者生活支援事業の「いきいきサロン」を2か所、研修で訪問させていただきました。その1か所は、男性が3人、女性が29人、ボランティアの方が12人と週1回の集まりでございまして、非常に通われている方は「私たち、まだ18歳ですよ」と申され、元気にリフレッシュルームの指導員による軽体操に挑戦していました。あと1か所の取り組みは、福祉センター「なごみ」で、70歳以上の皆さんが多く、ひな祭りの色ぬりの手作り作品に励んでおりました。町内には新得に6か所、また屈足に2か所の8か所、高齢者を対象に取り組まれている「いきいきサロン」があり、ボランティアの皆さんのご協力によりまして進められいるわけでございますが、お話を聞きますと、どこの会場も通所される皆さんは集まりを楽しみに励まれているということをお聞きいたしました。しかし、町民の中には、住み慣れた地域で最後まで暮らせることを望み、施設の入所を希望されない方も多くいると思います。自分の健康管理を気にしながらも家に閉じこもりで外に出ようとしない方、一人暮らしの方、また在宅で介護支援のお世話になっている方、あるいは特別養護ホーム施設に入所するにも基礎年金あるいは国民年金しか受けていない人たちにはお金の心配もあり、少しでも長く自宅で過ごしたいと。そのようなかたたちが安心して生活するために、「いきいきサロン」との間に中間的なお世話のできる施設の取り組みをここで検討してみる必要があるのではないかと思うわけですが、いかがでしょうか。この点については福祉課にもいろいろと聞いてみましたが、「今進めの第4期計画後、平成24年度以降の取り組みとなるだろう」と申されておりまして、非常にちょっとびっくり、大変だなと思ったわけでございます。平成18年度に策定した第7期総合計画書を拝見するときに、福祉事業の進めは、それぞれの分野で進められていることは分かります。しかし、その総合計画書による進めにあっても、毎年ローリング方式により事業実施の優先度、あるいは必要性の見直しを行い進めることとなっています。高齢化の進む、わが町です。その現状を思うとき、高齢者対策の遅れが非常に感じてなりません。18年度に老人ホーム「ひまわり荘」の建築の話題が出て、もう4年が過ぎました。そして、やっと実施計画が終わり、これから2年かかって建設です。あまりにも長い歳月の建設に非常に疑問ともするわけでございます。私たちの総務常任委員会でも、多くの福祉対策に対しての視察研修もしてまいりました。福祉に関する事業は非常に幅広く、私の要望する中間的なお世話する施設はなんであるかとみますときに、小規模多機能居宅介護事業だと思っております。通いを中心に訪問介護、また泊まり、これはショートステイを組み合わせてのサービスで送迎が必要とされますが、自宅で安心して自立した日常生活が送れるように協力してあげるための取り組みはいかがだろうかということで申し上げたいのでございます。家族の方もそれを望み、安心して仕事に従事できるのでないかと思います。次に、2点目をお伺いいたします。今議会22年度の執行方針で「福祉計画の介護また福祉の実施計画(平成21年度から23年度まで)の2年目に入った」と申されております。その計画内容の動きが私にはどうしても見えません。いつどのような進めがされているのかということで、内容の説明をいただきたいと、かように思うわけでございます。その実施計画2年目の取り組みの様子をお聞きできればと思いますので、以上お伺いいたします。よろしくお願いします。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
宗像議員にお答えをいたします。本町では、今後における高齢化対策として必要な施設などにつきましては、ご質問にあります小規模多機能型居宅介護事業所のほか、地域密着型小規模特別養護老人ホーム、高齢者住宅の3点を考えております。小規模多機能型居宅介護事業所につきましては、高齢者が住み慣れた地域での生活を継続するための地域密着型サービスで、「通い」を中心に「泊まり」、「訪問」を組み合わせ、24時間切れ間なくサービスを提供する事業所であり、在宅での生活を支えるためには利便性のあるサービスと考えております。今後、町が必要と考えている施設等を含め、整備のあり方や優先順位などにつきまして、町民の皆さんのご意見やご要望を調査しながら、さらに検討を進め、具体的な計画については、平成22年度中を目標に町民の皆様にお示しをし、平成24年度から平成26年度を計画期間とする第5期介護保険事業計画に反映させ、計画に影響のない事業については、早い時期の事業着手に向けて取り進めてまいりたいと考えております。また、施設等の整備につきましては、民間で行っていただくことが望ましいと考えており、そのためには受け皿の確保が重要な課題となりますが、法人などから希望があれば、今後、内容を含め協議を進めてまいりたいと考えております。次に、現在の第4期介護保険事業計画は平成21年度から平成23年度を計画期間とし、新たな施設等の整備につきましては予定をしていないのが現状であります。本年、2年目の取り組みといたしましては、計画をしておりますサービスの必要量および費用額に基づき、町内ならびに町外の事業所を利用した居宅サービス、施設サービスの提供を取り進めております。以上であります。〔浜田正利町長 降壇〕
質問 宗像一
非常に今、いろいろと進めに当たってお聞きしたわけですけれども、それが結局、町民の方の声を聞いてということで、実際には24年から26年ごろになっていくのかなというふうにも感じるわけでございますが。しかし、さきほどから申しますように、全国的に高齢化が進む今日でございます。私も先輩たちから、「お金のある人は施設に入ることができるけれども、年金生活をしている貧しい者はなかなかお金が心配で迷惑はかけたくない」と、「わが家の住まいに慣れ、住んでいるところが慣れた地域でなんとか最後まで暮らしたいと思う」という声が非常に多いわけですね。そしてまた、さきほども言うように、非常にいろいろと健康管理には十分気をつけながらやってはいるんですけども、何というんですか、やはり自分の体が不自由な方もいるものですから、思い切って表に出ようとしない形もあるんですね。ですから、そういった人たちを、さきほども言うように引き出すためにはどうするかと。その人たちが、やはり元気になってもらわないと困るなというふうに思うわけでございます。開町110年がここに過ぎまして、本町の開拓にもいろいろとお世話いただいた方もかなりいると思うんです。そういった先輩たちの健康をいろいろとみんなで守ってやることも必要でないかということを思うときに、やはり今の第4期計画の中にひとつ取り入れた形で考えをとっていただきたいなと、かように思うわけです。それで1日でも早く、やっぱり取り組む方法を考え、やはりそういう家にいる人を引き出してやることによって、非常にその人たちも希望がわくものがないだろうかと、希望がわくことになるのではないかと思うんです。そのような方の健康の関係を助けてやるということで、他人との交流も深まってですね、話すことによって、うつ病だとか、また認知症の予防などにも効果がつながるとも思われます。私、3月4日午後、一般質問通告後にちょっとテレビを見ていました。そうしますと、参議院の予算委員会の模様が出ておりました。公明党の議員が「在宅介護は小規模多機能施設が大切だ。それを中心になって進めるべきだ」ということを質問されておりました。それに対して、厚生労働大臣の答弁は「小規模多機能施設が全国に多くあることが望ましいと思う。まだまだ増やす必要がある」ということを申しております。「介護保障と診療保障が2年後の改定時期を迎えるので、医療との連携を含めて現状を大きく変えていきたい」ということを答弁しておりました。本町も社会福祉関係の進めは、多くの福祉団体あるいはサークル活動、ボランティア団体の協力によって、また NPO 法人による方に支えられて介護の進めをされていますが、それは訪問を主として介護者のお世話をしているということにすぎないわけです。第7期総合計画のことも分かりますけれども、今回取り組んでいる問題になんとか老人をとってですね、そして、やはり町民の皆さんが安心・安全な生活ができるように再度考え直していただけないかということを切望いたします。また、ただいま町長から、施設の受け皿の関係を申されました。その受け皿の関係で、ちょっと申し上げさせていただきます。先日の常任委員会での研修で、福祉法人新得町社会福祉協議会の活動状況の研修もさせていただきました。その中で調べるときに、社会福祉協議会の活動がどんなことをやっているかという形の中で、地域福祉事業の実施で町からの受託事業が10件ほどあります。その他、社協単独事業が17件と非常に幅広い展開でございます。そして、小規模多機能居宅介護事業の調査研修もされておりまして、その資料も私どもに提示されました。そこで、いろいろと見ますときに、町が受託してお願いしている事業は、今申し上げている小規模多機能介護事業と非常に関連しているということもありまして、私、個人的に会長のところにお邪魔をさせていただきまして、いろいろとお伺いをしたわけですが。会長も非常にその事業を起こすことに前向きな姿勢をもっておられまして、「町民の皆さんのためになることですから、少々資金投資をしても町民の皆さんはご理解していただけるのでなかろうか」ということを言っておりました。さっそく役員の皆さんと相談をして、それになんとか臨むような方法で、「私も言っていることがよく分かるし、それを進めるべきだと思っている」ということを申しておりました。しかし、課題もあってですね、なかなか事業展開に町の支援、また力添えがなければ非常に不安も感じていました。ぜひ会長のご意向をお聞きになりまして、なんとか進めるという形の前向きな姿勢をぜひもっていただきたいと、かように思います。その点で町長の考えを再度お尋ねいたします。また、2点目の質問でございますけれども、今進めている事業に対して私もいろいろとこういう質問通告書を出しましたが、計画書を見てみますと、ああ、こういったことをやっておられるんだということを了解しましたので、その問題にはちょっと触れるのは、その回答に本当に申し訳ないことをしたなと思っております。その回答もよく分かります。その質問をなんとかしてもらわなければ、非常に今、待機者の多い老後の受け皿であるホームですから、その建設も大切だと思います。また、町民の方が非常に他町村にお世話になっているわけですね。そういうことも考えますと、やはり早い時点でいろいろと考えて、そして町民の皆さんのためになることを、ひとつなんとか取り組んでいただきたいなと、かように思います。非常に私もこの問題に対しては、自分なりにいろいろと調べを通してみたんですが、非常に芽室町だとか、あるいは本別町はグループホームの関係も取り進めをしているとか、社協がですね。そういった関係もいろいろと新聞報道にも出され、資料も用意しました。その関係もありますが、それ以上くどく申しましても私の意図するところは分かるだろうし、町長も考えておられるようなので、ひとつよろしく2点目の質問のご回答をお願いしたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。まず1点目、2点目合わせて、この計画をまず策定したのはですね、行政だけが策定したのではないということだけ、ぜひあらためてお考えいただきたいと。多くの町民のかたがたの意見がまとまったものということであります。そのことは介護保険料への影響の問題ですとか、いろんな問題があって、1つのルールとして計画の中でしかできないもの、その計画を見直すことによってできるものと、その辺だけをあらためてご理解いただければというふうに思っています。その上で、宗像議員はスピード感のある仕事を求められているというふうに思っております。また、受け皿になる可能性があるところには、少しでも不安をなくすような行政の支援という意味かなというふうに思っておりますので、その点あらためてお答えをさせていただきます。さきほど言った計画に影響のない事業については、協議が整えば、やるのかやらないのかといったら、やります。ぜひ、その辺やれるだけのですね、逆に材料というものを、受け皿のかたがたも考えていただければというふうに思っております。われわれ行政としても最大限努力をしていくということしか今、答弁できないですけども、議員から話があったように、多くの町をつくってきていただいた先輩方が、どうしてもやはり町を離れていかねばならないという、そういう実態も私も分かっているつもりですので、終の棲家(ついのすみか)として、新得町がずっとこれからも選ばれるように、あらためて努力をしていかなきゃならないかなというふうに思っています。以上であります。
質問 宗像一
最後の関係になりますが、町長も何かその点ご理解いただき、いろいろと進めを早急にしてくれるというふうな判断をさせていただきます。非常にどこの町村も定住促進とか高齢化対策、あるいはその福祉事業の進めに非常に熱心に取り組んでもおられるし、進めもしておられるのを新聞報道で一応拝見させていただいていますが。非常に町民の皆さんも夏はパークゴルフをやったりしていますが、冬はなかなかそういう運動がないものですから、だからって新得の「なごみ」までなかなか来るということもできないために、屈足も随分散歩をしている人が非常に多く見えます。その人たちも、みんな健康管理に励んでいるんだなと。これは私どもも非常に頼もしく、あるいはうれしくも感じております。そういったことも、みんなやっぱり将来的にも健康を考えてやっているわけですが、今いろいろとそういったことで苦しんでいる人たちの、本当に施設に入るまでの中間的な施設、そういったことを今ここで考えてみる必要があるのではないかと。ぜひ今期の第4期の計画の中に取り入れることはできないかどうか。さきほどの受け皿の件も話しましたけれども、それらも含めて町長の考えを最後にお聞きし終わりたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
あらためてお答えいたします。さきほども1点目、2点目合わせてということで、ちょっとお話をさせていただいたんですけど。同じことの繰り返しになるかもしれませんけども、策定した計画に影響のない事業については、第4期の中でできるものについてはやりたいという、そういうことで答弁させていただいたというふうに思っておりますので、あらためて同じことの答弁になりますけども、協議が調ったものについて進められるものがあればやります。以上であります。
質問 宗像一
どうもありがとうございました。[宗像一議員 降壇]