新得町議会 平成23年第1回定例会 2011年3月11日
屈足地区の少子化対策について
2011年3月11日、新得町議会の一般質問で、宗像一議員が「屈足地区の少子化対策について」質問し、教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均、町長 浜田正利が答弁しました。
- 質問者
- 宗像一 議員
- 答弁者
- 教育委員長 廣瀬顯嗣、教育長 山本均、町長 浜田正利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 宗像一
2.屈足地区の少子化対策について2項目め、屈足地区の少子化対策と、タイトルだけで素晴らしタイトルなんですが、作文でいろいろ書かせていただきましたので、おおよそ皆さんも見当がつくかと思います。生徒数が非常に減少している学校教育についてということを思いました。屈足の出生率は非常に低く、少子化により学校経営がこれからいろいろと心配されてくるものがあります。魅力のある学校の取り組みという形を、なんとか地域の活性化と結びつけながらいろいろと思い、お尋ねするしだいでございます。国勢調査による本町の人口の減少、この5年間で601人、また世帯数は180戸ほど減少したということで、新聞を見ましてたいへんびっくりしたところでございます。屈足も高い高齢化率、37パーセントでございます。また、少子化が進みまして、2月末日の屈足の人口が1,761人ということでございます。保育園の園児数が36人、そのうち3月に卒園される園児が9人、この園児が南小学校に入っていくわけでございますが、南小学校の児童数が73人、卒業生11人と、また屈足中学校においては全校生徒が30名、卒業生が12名と、非常に急速に子どもが減少しております。本町の教育方針は、開かれた学校づくりの進めと、そして情報発信と指針を基に学校経営に当たって、住民に学校の動きを回覧板で知らせたり、またそれぞれの機関には封書で知らせています。その他、学校の諸行事の開催には、案内状を持っていらいろ呼びかけをしておりまして、われわれのところにも本当によくお知らせをくださっております。本町の教育の取り組みは、幼児教育から高等学校に至るまで優れた教育指針を持って進められていると私は思っております。その教育活動を進めるに当たりまして、南小学校、そして屈足中学校はPTA活動との連携を密にし、社会教育また社会体育活動による住民の協力を得ております。そして、地域が一体となって取り組んでいる姿をまざまざと見るのでございます。そこで、特色と魅力のある教育の進めを、なんとか創意工夫によって、素晴らしい環境のもと、また子どもの育てやすい地域屈足へ、子育て教育のための呼び込む取り組みを全道・全国に情報発信して、そして宣伝・ピーアールに努め、なんとか少子化対策を進められないかというふうに思うわけでございます。それで、その取り組み関係はたいへん難しいことと思いますけれども、そういった形のお考えを持たれてはどうかなということでお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
答弁 教育委員長 廣瀬顯嗣(教育委員長は2014年3月まで)
宗像議員にお答えいたします。屈足地区の学校においては、地域に根差し地域と一体となった教育を進め、開かれた学校づくりに努めております。地域にある教材を教育課程に位置づけるとともに、保育所・小学校・中学校の連携にも取り組んでおります。今、教育委員会では全町民参加による学校・地域・町づくりを目指し、学校、家庭、地域が力を合わせ、お互いに信頼し、それぞれの立場で主体的に地域の子どもの成長を願う「全町教育」に取り組もうとしております。各学校では既に実践している活動も多くあります。このような活動によって屈足地域に魅力を感じ、例えば一家そろって移住し、児童・生徒を増やすため、学校のがんばりを教育界のみならず、インターネットなどで全道・全国に発信できないかなど検討してみたいと思っております。以上であります。[廣瀬顯嗣教育委員長 降壇]
質問 宗像一
非常に過疎化対策だとか企業誘致とかということですけれども、大変な時世なものですから、なかなか望めないということもありまして、今答弁で全道・全国に発信してみようということで試みるということでございましたので、ひとつお願いしたいなと思うんですが。先月、2月17日ですか、開催されました「議会と町民との意見交換会」がありまして、その中で発言がありまして、新得町に住むことにより小中学生は伸び伸びと育ち、よい子が育つ町として進めることが良いのではないかと、非常に重心地であり交通網もいいし、空の便も非常に良くなってきているよというご意見がありました。これは住民からあったんです。また、私も本当に学校の現状はどうであるかということも思いまして、いろいろと授業参観の案内も頂いておりまして、極力暇をつくり出るようにしているんですけれども、先月の4日午後から南小学校の授業参観にも行ってきました。各学年のですね、参観者の父母が非常に多いんですね。出席者名簿を見ると、ほとんど全員です。そして、非常に熱心なことにも祖父母の方もみえておりました。各学年とも和気あいあいと、本当に楽しい授業風景でした。非常に屈足は落ち着いた地域で、幼児教育から始まり、残児の預かり保育、また児童館も狭いながらも完備されております。それらが有効に使われている状態でもあります。教育においても、屈足の小中学生は、ほぼマンツーマンに近い教育をされておりまして、家族も参加でき、開かれた教育の進めをしております。高等学校だって町からの各支援策で個性を生かした教育を目指し、教職員一丸となって進められており、生徒自身の強い意志と根性が求められるところであると思うんです。ですから、自信を持ってやはり町もそういった教育に対しても進めていることに対し、われわれもよくそこら辺を理解し、協力体制をとっていかなければいけないと思っております。しかしさきほど、ピーアールにそういう情報発信をしながらやっていくということは富村牛小中学校の山村留学にも問題が出てくるのかなとも思い、非常に私もはっと気がついたところでもあります。こういった機会ですので、情報提供してくださると言うから、それで一応とりまとめして進めてみてもらい、この機会に富村牛でやっている山村留学の進められている状態ですね、生徒の少ない中で豊かな自然体験の活動をし、また奉仕活動など地域と一体となって進められている富村牛の学校のその動きもちょっとお聞かせいただきたいなとかように思い、2回目の質問の中にひとつよろしくお願いしたいと思いますが、次の点でお伺いいたします。富村牛小中学校で実施の山村留学の様子と今後の進ちょく状況はいかがか。2点目には、卒業された後ですね、学校や地域の方へ連絡関係があるのかどうなのかと。そこら辺、聞きたいなと思ったんです。また、差し支えなければ、いろいろとほかの町村も山村留学あるいは里親制度ということをやっているようですが、そこら辺の状態も差し支えなければ教えていただきたいなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 山本均(教育長は2012年9月まで)
お答えしたいと思いますけれども、議員がおっしゃった屈足地区の学校の頑張りというのは、これは屈足地区だけではなくて、新得地区全部というふうに受け取っていただければ幸いでございます。それから山村留学のことがありましたので、山村留学のことをちょっと説明させていただきますけれども。ご承知のように山村留学というのは3つのパターンがございまして、1つは親子で来るというパターンと、もう1つは子どもだけが来る、その子どもだけが来る中にも、いわゆる寄宿舎等に入ってそこから通うパターンと、いわゆる里親にお世話になる、この3つのパターンがございます。本来の目的というのは、特に都会に住む子どもが豊かな自然とか好ましい人間関係の中で、いろんな生活体験をさせることによって、その子どもの癒やしにもなるだろうし、ある意味では学力も、これが本当の目的でまず前提なんです。ただ、それが結果的にその地域の過疎対策とか学校存続につながることも確かにありますけれども、一番の目的は、子どもの生活体験ということをまずご承知願いたいと思うことが1つ。それで、せっかくですから全道的な状況をちょっとお知らせしますけれども、調べましたら北海道で、全国で北海道が一番多いんですけれども、今年22年度で全道の小学校で14校61人、中学校で6校24人いました。ところが、実はこれはですね、一番ピークの十数年前から学校数とも子どもの数とも半減になっています。理由はいろいろあるんですけれども、一番基本的な理由は、やはり全国的な少子化がまず1つは原因だと思うんですけれども、それを個々に考えてみますと、例えば親子で来る場合は経済的なこと、その地区に仕事があるか、こんなことがネックになりますし、それから子どもだけで来る寄宿舎の問題でも、町の財政面もあるし親の負担もございます。里親制度についても親の負担もありますし、里親そのものが最近なかなか地域も高齢化で引き受け手がいなくなると、こういう現状がございます。それで、管内の実施を見てみますと、富村牛以外に鹿追と芽室がやっているようでございます。鹿追については3つのパターンを全部やっているようですけれども、今現在、小中合わせて11名、これは確か瓜幕地区でやっていると思うんですけれども。それから、芽室地区については上美生地区なんですが、小中合わせて12名、これは寄宿舎が主なんですが。これもピーアールしているんですが、かなり減ってきているというふうに聞いております。一方、私どもの町なんですが、平成7年度から富村牛中学校に、次の平成8年度から富村牛小学校と上佐幌小学校が受け入れております。現在、富村牛小中学校には3家族4名の児童・生徒を受け入れて、本当に楽しくですね、親も子どもも地域に溶けこんで非常にいい成果を挙げているところです。しかし、現実をみますと、平成20年度には8件ほど問い合わせがきて、その2家族が来ているんですが、その後、問い合わせは3件、4件とそれでもあるんですが、実際に来ていただいた親子はいませんでした。たぶんこのネックは親子で来るということが1つのことだと思います。しかし、地区にある山村の推進委員会については、親子を求めているということでございます。そんなこともございます。そこで、恐らく議員のおっしゃりたいのは、屈足地区でもそういう制度は将来的にできないかということを今お聞きだと思うんですが、1つの町に2つの山村留学ができるかどうかも含めて、それから本来の目的からみて、それから現状の数字が少なくなっているのをみると、ちょっとその実現は厳しい条件にあることはご理解願いたいと思います。以上です。
質問 宗像一
本当に厳しい状態だなということが段々と日にちがたつにしたがって、質問日が近くなってきたものですから、いろいろ考えたときに、富村牛のほうと競合するものがあったりなんかして、たいへん通告し失敗したかなとも思ったんですけれども、しかし南小学校を思うと、いろいろ進められていることは南小学校ばかりじゃないと言うけど、私も他校のほうの、新得方面になっています、そちらのほうのあまり案内もないものですから行ったこともないので、委員会が違うから、ちょっと状況が分からなかったわけです。そういったことで、南小と中学校は極力参加をさせていただいている状態で、全学校ともやっておられるということで、それは南小だけに挙げたということは申し訳ありません。しかし、南小の状態を今あからさまに話をさせていただいたわけですが、このあいだ行ってみると、もう音楽の中に「君が代」斉唱も入れたりなんかして結構やっている学年もあるんですね、いろいろと問題もあるでしょうけれども。それはさておいて、非常に富村牛方面の関係も今聞かせてもらったときに、非常に4名ほど今いてあれするということで、非常にそういった中で今私が申したようなことを進めるということはいかがかと思いますけれども、やはり非常に屈足のほうもそういう環境の中で育ててやっているものですから、ひとつなんとかピーアールに、さきほど答弁ありましたように努め、立ち向かっていただきたいなとかように思います。先日、新聞に出ました中札内の関係のなんですが、村の移住促進で子育て支援制度が非常に良いということから、子どもさん3人、一家5人の家族が移住を決断されたという紹介が新聞に載っておりました。村の移住促進というものは、子育て支援制度にやはり親として決断をしたんだということがあるものですから、私らの新得町も特に屈足は裏通りを通ると帯広行くのでもどこにも非常に行きやすいところでもあるし、いいところだと。そういったようなことから、子を持つ親は子育てに非常に敏感であるということも聞いておりますので、屈足分譲地の促進、あるいは地域の活性化という思いもありまして申し上げたしだいでございます。なんとか屈足の少子化対策に、ぜひ進めを検討していただきたいなとかように思います。最後に、私もこの場で、こうやって登壇していることが今後どうなるか分からないものですから、ちょっと申し上げさせていただきたいわけですが、新得町の発展ということは、やはりわが屈足の進めにもあると私は思っているんです。ですから、私も随分いろいろな面で、そういったことで非常に住んでいるわが町、屈足のことを申してもきました。本当に申し訳なくも思っております。しかし今の屈足は、さきほどちょっと言いましたけれども、診療所がなくなり、そして人口の減少によって商店街はみんな閉店をしていくと。また、バスの運行も乗る人が少ないために、本当に何というんですか間引きによる運行であって、非常にこれから廃線ということも余儀なくされるんじゃないだろうかと。また、学校問題もこういったことがあるものですから、いろいろとまた統合問題という形もあるかなと。それがある前になんとか少し努力をして、やはり増やす方法を考えなければいけないと。やはり屈足の魅力ある活性化はどこにあるかということで、今後、真剣に現状を見つめながら、一丸となってやはり屈足のこともなんとか進めをしていただきたいなということを思い、申し上げさせていただいたわけでございます。ここで答弁をいただけるかどうか分かりませんけれども、それでもし答弁いただけるようでしたらお願い申し上げ、一応降りたいと思います。
答弁 町長 浜田正利(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。宗像議員の、自分が生活をしている地域に対する思いというのは強く感じているところであります。私自身も屈足に住んだことが短い時間でしたけどありまして、屈足地域のかたがたの人情も含めて、たいへん温かいものがあるなというふうにあらためて今感じているところであります。その上で、地域の活性化というのは、たいへん申し訳ないですけど屈足だけの問題ではないのも現実でありまして、そのことは宗像議員は分かっていて質問されているというふうに思っておりますが、われわれも新得町という中で全体をどう底上げしていくのか、産業文化も含めて全体のバランスの中で、今まで以上にいろんなことを考えながら、また努力をしていかなければならないかなというふうにあらためて今、宗像議員の質問を聞いて感じたところでありまして、われわれも最大限努力をしていくと。今はもうそれしか言えなくてたいへん申し訳ないですけれども、あらためて各議員のかたがたの提案等につきましてもお願いをして、私からの答弁とさせていただきます。
質問 宗像一
ありがとうございました。〔宗像一議員 降壇〕