新ひだか町議会 令和2年第5回定例会 2020年9月16日
(1)地域活性化対策について/(2)地域交通対策について
2020年9月16日、新ひだか町議会の一般質問で、川端克美議員が「地域活性化対策について」「地域交通対策について」について質問し、農政課長 及川敦司、企画課長 柴田隆、健康推進課参事 角田しのぶ、水産林務課長 水谷貢、まちづくり推進課長 中村英貴、総務部長 坂将樹、町長 大野克之が答弁しました。
- 質問者
- 川端克美 議員
- 答弁者
- 農政課長 及川敦司、企画課長 柴田隆、健康推進課参事 角田しのぶ、水産林務課長 水谷貢、まちづくり推進課長 中村英貴、総務部長 坂将樹、町長 大野克之
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 川端克美
通告により、一般質問を行います。私は、今回2件の質問をしております。いずれも人口減少に関わる問題であります。6月定例会において我が町の第2次総合計画における総人口の目標値を大幅に下方修正する変更を行いました。その下方修正した目標人口は、2027年の人口を「2万2,086人」から「1万9,000人以上」とするものです。参考資料の人口ビジョンでは、2040年には「2万人」としていた人口を「今後の政策誘導により1万5,000人を確保したい」とするもので、将来を厳しく見詰め直したという姿勢は評価すべきものだと思っております。また、このことにより町長は、人口減少に歯止めをかけるという政策の実施が必須という認識を示したものと私は受け止めております。現在においても人口の減少により様々な問題が顕在化し、地域の活力が失われつつあり、住民の生活にも大きな影響が出ております。地域の活性化対策、地域交通対策の質問を通して、我が町がこれからも町民が生き生きと生活をしていくことができる社会の実現のためにどのような方針を持ち、具体的な施策を考えているかを問おうと思っています。1点目には、人が生活していくためには家計を維持する所得が必要であり、所得を得るための事業を起こし、継続していく環境、雇用の確保等、経済活動のしやすい地域をつくっていくことが大事であります。少子高齢化、過疎化という時代の流れに抗して、地元産業をしっかりと支えていくことが当面何よりも必要であります。そして、地域環境を整えながら町外からの人を迎え、よりよい社会環境をつくり上げていってほしいものだと思っております。2点目の地域交通対策においても、住民同士の関係の希薄化が懸念され、高齢社会においては社会とのつながりが大事とされている中、高齢者等が社会に積極的に出ていける施策が早急に必要だと思います。さて、1点目の地域活性化対策についてですが、地方分権の推進、地方創生という掛け声もむなしく、大都市及び大都市圏域に人口が集中し続け、地方は目に見えて少子高齢化と過疎化が進んでいます。我が町においてもその度合いが年を追うごとに進み、近い将来に大きな不安を感じる状況になっています。健康で意欲旺盛な高齢者も多くなってきていると思いますが、若い人の減少は地域の活力を低下させずにはおかないものです。人口の減少は、地域活力の減少に直結することから、移住・定住の促進対策、健康増進対策、人口流出抑制対策など地域に人が集まり、とどまる施策をしっかりと行っていくことが必要です。新規就農者対策も地道に進められていますが、就業機会の確保に積極的な取組を行う必要があると思いますが、お考えをお伺いいたします。1番目に、農業において外国人実習生、または労働者、これは分野別に何人就業し、外国人実習生を受け入れるために受入者に対して国、北海道、我が町はどのような支援をしているのかお伺いをいたします。2番目に、現状において地元農漁業者の子弟の家業への就業状況はどのようになっているのかをお伺いします。10年後、20年後の農業・水産業の生産高に対してどのような見通しを持っているかお伺いをいたします。農漁業者の子弟に対し、Uターンの働きかけも考えられると思いますが、現状とUターン就業に対してどのようにお考えになっているのかをお伺いします。3番目に、現在、我が町は光通信網の整備を行っているところであり、テレワーク事業所の誘致に取り組む考えがあるかどうかお伺いをいたします。この問題の最後に、地域を活性化させるためには所得機会の確保を含め、地域が魅力的であることが必要だと思いますが、町長はどのような地域であれば人が集まり、活性化すると考えているのかお伺いをしたいと思います。また、そのことをどうすれば、実現できるとお考えなのか、町長のまちづくりに対するお考えをお伺いしたいと思います。2点目の地域交通対策についてですが、地域内の交通は、人口の減少とともに公共交通の脆弱化が進み、自治体が通学バスやコミュニティバスを運行することにより、何とか地域住民の移動手段を確保している状況にあります。しかしながら、このコミュニティバスの運行も多くの地域で週1回通るだけというような状況にあります。高齢化による運転免許証の返納、高齢世帯の顕在化など、子どもたちが遠隔地に住んでいる、または頼みやすい人が近くにいないなど、住民の移動手段の確保が懸案となってからも相当の年月が経過し、緊急性が増大しています。高齢者あるいは障がい者などの移動にはドア・ツー・ドアの必要性が認識されてからも、移送サービスに見るようにその兆しは見えているものの特定の利用者に限られ、広く普及するためには別途の制度が必要とされる状況だと思います。議会は、地域交通対策に強い関心を持ち、昨年、総務文教常任委員会においてこの対策の推進を政策提言として町長に提出していますが、ドア・ツー・ドアの移動を基本として、移動のバリアを克服する社会の実現についてどのような取組を考えているのかお伺いをいたします。以上について質問をいたします。
答弁 農政課長 及川敦司(農政課長は2025年3月まで)
川端議員からのご質問の地域活性化対策についての1点目、農業での外国人の受入状況等と2点目の農漁業者子弟の就業状況等についてご答弁申し上げます。1点目の農業での外国人の受入人数についてですが、農協からの情報によりますと、静内地区のミニトマト農家4戸が外国人技能実習生として、ベトナム人4人を受入れしております。また、軽種馬育成牧場での騎乗員不足対策として、近年インド人を主体として技能ビザでの就労者が増加しており、軽種馬農協からの情報によりますと、当町では約10戸の牧場にて40人程度が就労しているとのことであります。次に、外国人の受入者に対しての支援についてでありますが、基本的には国等の行政機関による支援はありませんが、今回の新型コロナウイルス感染症の影響により入国を予定していた外国人技能実習生等が来日できなくなった農業者等を対象に、代替人材の雇用に伴うかかり増し経費や人材募集に係る経費に対して国が支援することとしています。なお、当町において直接的な支援はしておりませんが、農協においては外国人技能実習生等の受入れの希望の取りまとめや受入機関への申込手続の支援をするほか、通常の営農指導の中で受入れ後の相談業務等により状況の把握に努めているところでございます。次に、2点目の農漁業者子弟の就業状況等についてご答弁申し上げます。まず、農家子弟の就業状況についてでございますが、具体的な数字は把握しておりませんが、毎年一定数の就業はあるものと認識してございます。また、漁業の就業状況につきましても毎年数名の漁家出身の新規就業者がいることを把握してございます。次に、10年後の見通しについて、農業におきましては生産者数が確実に減少する見込みであり、これに伴い生産量や生産額も減少していくことが想定されます。現状では1戸当たりの経営面積は拡大傾向にあるため、生産者数の減少に伴う生産農地の面積については今のところ維持している状況にありますが、将来的には労働力不足による規模拡大の限界や担い手の減少などから遊休農地の増加が懸念されるところであります。今後においては、引き続き、担い手の確保や規模拡大の推進により生産農地の減少面積を緩やかにしつつ、さらには高収益作物への転換等により生産者の所得向上を図っていく必要があるものと考えております。漁業においては、生産人口の減少による生産高の減少が懸念されております。また、生産高に影響を及ぼす価格変動の要因としては、水産資源量の動向や社会情勢による需要の増減などが考えられ、将来的な見通しを立てることは非常に困難であると認識してございます。しかし、当町ではこれらの要因を踏まえた対策として、資源動向に関しては栽培漁業の推進による資源量の維持・回復を図るとともに、情勢変化への対応として消費者が求める安全・安心な水産物の供給体制の強化や価格維持向上のための付加価値化など関係団体と連携を図りながら推進しており、これら取組を継続していくことで生産高の維持・向上を図っていかなければならないものと考えております。次に、Uターン就業についてでございますが、当町における農業後継者対策につきましては、これまでの議会でもご答弁させていただいたとおり、平成24年度から本格的に新規就農対策に取り組み、研修生を受入れしてきたところであります。受入れに当たっては、新規就農希望者のみではなく、農家子弟の方につきましても受入れしてきており、親元以外での栽培技術や飼養管理技術等の習得について支援してきているところでございます。なお、これまで各種農業振興施策を実施してきた中で当町における農畜産物の販売額が着実に伸びてきている状況も踏まえ、今後においても市場性が高く、消費者に求められる産地づくりを進めることで農家所得が向上し、ひいては後継者の方が継承あるいはUターンによる就農がしやすい環境づくりにつながっていくものと考えております。引き続き、関係機関・団体と連携しながら、生産対策と後継者対策に総合的に取り組み、健全な農地の維持並びに後継者の確保を図ってまいりたいと考えております。また、漁業におけるUターン就業の現状は、漁家出身の就業者のうち半数以上がUターンによる就業となっております。これら対象者のUターンの理由は、将来的には経営継承を望んでいるものの、一度他業種に従事をし、社会経験を積んだ上で家業を継承したいとの意見がほとんどであります。漁業においても農業同様、所得の向上が最も重要な後継者対策であると認識しておりますので、関係団体と連携を図りながら後継者対策に取り組んでまいりたいと考えております。
答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)
川端議員からのご質問の大きな1点目の地域活性化対策についての3番目、4番目について私のほうからご答弁申し上げます。まず、3番目のテレワーク事業所の誘致に取り組む考えはないかについてでありますが、「テレワーク」とは情報通信技術を活用し、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことをいいますが、IT技術の進化と全国的な働き方改革の推進、さらには新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るため在宅勤務が推奨されたことによりまして、今年に入り急速に普及し始めたところでございます。インターネット環境が整っていれば場所を選ばずに仕事ができるということであるため、大都市から地方への移住、あるいは会社機能の一部を地方へ移転する、さらには仕事と休暇を兼ねて一定期間地方で過ごすという「ワーケーション」など、これまでとは違った働き方や暮らし方を志向する様々な動きが全国的に始まっております。当町におきましては、従来から力を入れて取り組んでいる滞在・移住促進事業をより一層推進するため現在北海道とも連携し、テレワークの拠点づくりを目指して情報収集等を行っているところでございます。現在のところ企業から具体的な相談等はありませんが、先般、移住体験住宅を利用された方の中には持参したパソコンを使用し、テレワークをしながらご家族と共に一定期間過ごされた方も複数いらっしゃいます。当町の冷涼な少雪な暮らしやすい気候と町内全域に光通信網が整備される環境は、テレワークをする上でも非常に好条件となるため、町内全域での光回線の整備は大きなチャンスになるものと考えており、町外の民間事業者等に対しての当町でのテレワークの推進についてもPRしてまいりたいと考えております。次に、4点目のどのような地域であれば人が集まり、活性化すると考えているのか、またそのことをどうすれば実現できるかという点についてでございますが、川端議員がおっしゃるとおり、地域に人が集まり、活性化するには地域自体に人を引き寄せる魅力があることが重要であると我々も考えております。では、その魅力とは何なのか。生活状況に応じた手厚いサポートなのか。充実した教育環境なのか。都会的な町並みや美しい風景なのか。それとも、時代に対応した便利さなのか。それは、年代、性別、子育てや介護などの生活実態、病気や障がいによる身体状態など、それぞれが置かれている状況や環境によって感じる魅力は大きく異なると思いますし、情勢が目まぐるしく変化する現代社会の中では、これら町民ニーズも日々変化していくのだろうと思います。だからこそ我々行政は、社会情勢や町民ニーズの変化に常にアンテナを張り、限られた財源の中でより魅力的な施策を展開していかなければならないと考えておりますが、魅力的な町をつくるという点におきましては、行政だけではなく、町民の皆さんが自ら考え、主体的に行動することが必要な場面も多いと考えております。そのためにも今どんな問題を抱えているのか、その状況をこれからどうしていくのかという根本的な部分を行政と議会、そして町民の皆さんと共有し、共通した課題意識・目的意識を持って、3者がその実現に向けて知恵を出し合い、適切な役割分担の下に一緒に行動を起こしていくような流れが構築できれば町の活力はおのずと向上していくと思いますし、その繰り返しの中で多くの方々に魅力を感じてもらえるような町に育っていくのではないかと考えております。
答弁 健康推進課参事 角田しのぶ
川端議員ご質問の大きな項目2点目、地域交通対策についてご答弁申し上げます。日本の少子高齢化の進展は、若年人口と生産年齢人口が減少する一方で、高齢者人口は緩やかではありますが、増加しており、長期的に見ますと通学・通勤ニーズは減少し、高齢者の外出ニーズは高まる傾向にあります。また、高齢運転者も増加する中で高齢者による死亡交通事故が大きく増加しており、近年では自動車運転免許証の返納が少しずつ増加しております。本町に限らず、北海道の市町村の行政面積は広く、移動交通手段の確保は大きな課題となっておりますが、将来的な不安として、公共交通が減ることにより自動車運転ができないと生活ができないとの不安を抱えているものと認識をしております。一方で世帯における自家用自動車の保有率は高く、このことにより地域交通を利用する者が大幅に減少し、鉄道事業者やバス事業者の経営悪化の一因となっておりまして、経営改善のため減便や路線撤退が続いており、地域交通を維持することは困難な状況となっております。住み慣れた地域で自分らしく生活を最後まで送れるためにも地域交通を維持していくことは重要な課題の一つとなっており、これらの課題を受けて日常生活等に必要不可欠な交通手段の確保、まちづくりの観点からの交通施策の促進、関係者相互間の連携と協働の促進など、本格的な人口減少社会における地域社会の活力の維持向上を目的として、平成26年に改正地域交通活性化法が成立、地方公共団体が中心となり、まちづくりなど関連施策と連携し、面的な公共交通ネットワークを再構築することが求められております。そこで、ご質問のドア・ツー・ドアを基本として移動のバリアを克服する社会の実現についてどのような取組を考えているのかでございますが、地域住民の通勤、通学、買物、通院といった日常生活を営む上では、地域交通のネットワークを再構築する必要があることは十分に認識しているところでありますが、ドア・ツー・ドアを基本とすることは行政区域面積が広いこと、運転手などの人的確保、民間参入の難しさ、事業運営に係る財源確保などの課題があり、相当に高いハードルでありますので、利便性や効率性の向上が図りにくい環境の下で持続可能な移動環境を形成することは極めて困難であると考えております。また、本町は、バスなどが走行していない交通空白地帯が多く、中山間地域と市街地を結ぶ交通機関が極めて少ないため、他の地域で採用されている公営バスによる公共交通が期待されるところでありますが、これは新たな行政コストとなり、また過度な運賃設定は利用を妨げるものと推測できます。新ひだか町として地域公共交通のネットワークの再構築が急がれるところでございますが、現状ではJR日高線の廃線後における協議が進められており、今後において都市間交通の形態が決定し、それを大きな拠点として地域内の小さな拠点を結ぶ交通手段を選択していくことになるものと考えておりますが、そこから漏れてしまう交通弱者については、地域の力を活用しながら、地域内でサポートし合う地域包括ケアシステムの構築や既存の交通事業者のお力をお借りすることになるものと考えておりますが、ICTなどが利用できる環境が新ひだか町全域で整えば、地域公共交通の在り方も変わってくるものと考えております。現状では、国が実施している自動運転などの実証実験や他地域で行っているデマンド交通システムなど情報を収集しながら、この地域に合った地域公共交通ネットワークを構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解願います。
質問 2番 川端克美
はい。
質問 2番 川端克美
休憩前に壇上で答弁をいただきました。さらに、もう少し議論といいますか、質問を深めていきたいと思います。まずは地域の活性化対策に関してですけれども、外国人労働者、これ雇用労働者を確保する必要から地域の中では今までも、今までのこの議会の中においても例えばトマトであればパート労働者大丈夫なのかと、必要数を確保されているのか、十分な手だてをしているかという議論も何度かされてきております。地域の人の手だけでは足りないということで、やむなく外国人実習生を雇用しているのが実情ではないかというふうに思っています。例えば先ほどの答弁にありましたように、ベトナム人労働者というのですか、実習生を4人雇っている。これについては、インド人の軽種馬に携わっている人も同じなのですけれども、仲介業者に対して手数料の経費というのですか、この支払いが生じています。これは地域の人を雇うことができれば、この部分については多分コスト的にかかっていないと、かからないで済むというような状況もあるのだと思うのです。日本人労働者を雇用する場合と比べて負担が大きい場合、これ明らかに負担が大きいわと、ちょっと過重になっているなというような場合、支援を検討することも考えられると思うのですけれども、そういった検討を実情を把握するということについてどのように考えていますか。そういったところは特に問題ないだろうと、考えないよということなのか、それとも、これから多分必要性が増してくる、外国人労働者を雇う機会が多くなってくるというような見込みに立って、外国人労働者を雇う場合のコスト的なもの、それもきちんと検討してみようかというようなお考えがあるかどうかお伺いをしたいと。
答弁 農政課長 及川敦司(農政課長は2025年3月まで)
外国人労働者の確保というようなことでございますけれども、当町の外国人の雇用体系につきましては、大きく2つあると思います。まず、1つは、入国管理法による特別な技術を持つ外国人を就労するという、こちらがどちらかというと軽種馬関係です。そして、もう一つは、技能実習法による発展途上国への技術普及を目的として、どちらかというと国際貢献という形の実習制度、こちらがミニトマト農家への方が入っているということになりますが、どちらの制度におきましても労働力不足を補うということで受け入れているというような現状であると考えております。それで、各種の農業分野で必要とされる労働力を呼び込むということに対しては、既に軽種馬産業ですとか施設園芸分野で行っているということで、今後も現在の就労制度にのっとって雇用側と雇用される側、この需要と供給のマッチングにより進んでいくものなのかなというふうに考えてございます。特に軽種馬のほうにつきましては、通年雇用が確保されているので、そこら辺労働者も雇用者もそんなに問題は大きくはないのかなと考えていますけれども、ミニトマト農家につきましてはどちらかというと通年雇用というよりは、本来は日本人のパートさんを確保したいところを確保できないために通年雇用という形で実習生を受け入れているというのが現状ですので、今現在そこの農閑期の部分についての賃金を支払うことについては少し問題というか、課題があるのかなというふうには認識してございます。
質問 2番 川端克美
今の答弁にあったように軽種馬関係の労働については、問題あると聞いていないのですけれども、施設園芸のほうの関係、通年雇用と、それからパート労働、基本的にはパート労働で、外国人労働者を雇う上での協定上の制限時間数、これを確保していくために仕事をつくってというような面もあると聞いていますし、それから先ほど言ったように仲介業者に対する支払いのコスト、こういったこともあると聞いています。ですから、その辺り特に大きな何とかしてくれという形の中で話をしていたわけではないのですけれども、これから先そういった外国人労働者をたくさん入れなければいけないというような場合がくると思いますから、事前にどういったような状況になるのだと。それが状況的に致し方ないところ、あるいは許容範囲であるなというようなところとか十分に検討しておいていただきたいなと、そういうふうに思います。それと、先ほど農業あるいは漁業の後継者の関係で答弁もいただきましたが、私は、質問に入る前段で少し長くなったのですけれども、我が町においてはやっぱり農業あるいは漁業というのは基幹産業であるし、そこの部分の人口に頼っている部分といいますか、人口比率は多いと思うのです。これが将来どんどん減っていく。農業の体力が弱まっていくとか漁業の後継者の数が減っていくとか、そういったことは地域を維持してく上で非常に大きな問題になるだろうと思うわけです。それで、その下支えといいますか、屋台骨を支えていく地域産業として、きちんとした方針を持って維持していっていただきたいなと思います。それで、先ほども対策を考えているというようなお話もあったと思うのですけれども、対策をしていかなければいけないとか対策を考えているとか。今この質問するに当たって第2次総合計画も目を通してみました。その中で、これだったら大丈夫だなというような、安心していけるようなものにはなっていないのではないかなと。現状できるところをしっかりやっていこうというところは十分に酌み取れましたし、そのとおりだろうなと思っていますけれども、さらに将来を見据えて、きちんとこういったところで農業あるいは漁業を発展させていこうというような具体的な検討をされていましたらお伺いしたいと思います。
答弁 農政課長 及川敦司(農政課長は2025年3月まで)
具体的な対策はちょっと今のところございませんけれども、労働力確保につきましては関係機関と同じ認識で、これからの特に施設園芸関係につきましては非常に必要になってくるというふうに問題を捉えておりますので、今後、労働力の確保に関しての検討も今進めている段階ですので、少しずつそこら辺いろいろ議論をしながら、何らかの対策を取っていけたらなとは考えてございます。
答弁 水産林務課長 水谷貢(水産林務課長は2022年3月まで)
水産関係についてなのですが、漁業者の関係、高齢化や担い手対策という部分については、水産についても十分懸念しているところであります。町のほうとしては、漁業における後継者対策として、所得の向上や安定的な収入が最も有効的なものと捉えていまして、今現在、水産振興対策としては、各種栽培漁業を推進して所得の向上を図るようなところをもって推進しているところであります。
質問 2番 川端克美
水産の関係もしっかりやっていただきたいと思いますし、軽種馬、それから水産、農業、これ本当に基幹的な産業としてしっかりとこれからも持っていかなければ、地域自体の人口が先ほど言いましたように人口ビジョンの大幅な下方修正を、また下方修正していかなければならない。そして、地域の活力がどんどん失われていくと、こういったような状況にもなりかねないということを思っています。そして、現に私の住んでいる地域においても高齢化、過疎化、本当に後継者がいないのです。ここから見渡してみてみんな80歳以上だよとか、本当にあと10年先何戸残っているのだろうというような状況なのです。それは、私の住んでいるところだけでなくて、ほかの地域においてもやや状況は同じではないかなと思います。そういうこともあって、及川課長には非常に頑張ってやっていただきたいなと。もちろん町長の指示を受けてという話になるのですけれども、町長にも本当に頑張ってやってほしいと思います。そして、問題となるのはやはり担っていく人口なのです。人の数なのです。だから、この人の数にもしっかりと注意を払って、農協任せというのですか、農協は農業経営、あるいは農業の振興と、行政と視点が違うと思うのです。行政の場合だったら地域を維持するためにどうしていくか。ここはやっぱり農業に頑張ってもらわなければいけないとか、漁業に頑張ってもらわなければいけないとか、個々の経営でなくて、産業をどうしていくか、地域をどうしていくかという視点で考えていただかなければいけないと思うわけです。農業の問題、あるいは漁業に関してはそれで了解しました。次に、テレワーク、光回線の関係なのですけれども、さきの議会でも全員協議会で若干説明があったのですけれども、この光回線の整備に関して現在どのような状況になっているのか。町内全域光回線を整備するのに600戸の契約者が必要なのだというようなお話もあったのですけれども、それが今どのような見込みの中で進んでいるのかお伺いをしたいと思います。
答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)
お答えいたします。さきの全員協議会でご説明した町内全域光回線整備につきましては、NTT東日本によります民設民営ということで進めるということで説明してまいりました。そのための条件と申しますか、ハードルとして、当初600世帯と申していましたが、最終的な整理で550世帯を獲得するということで、それを目標に7月の下旬に町内の関係団体等13団体でブロードバンド推進協議会を立ち上げ、そこを母体としまして事前申込みの募集活動を開始しました。この間、町広報、新聞折り込み、またホームページ、SNS等で周知してまいりまして、今現在550世帯のうち426世帯、約77.5パーセントの事前申込みとなっておりますので、残り130回線ほど取っていかなければならない状況でございます。今後、既にNTT東日本とは工事に向けた準備を着々と進めておりますが、遅くても今月・来月中には何とか550世帯クリアして、本格着工に進んでいただきたいなというふうに思っております。
質問 2番 川端克美
光回線については、550回線ということで分かりました。ただ、現在426回線ということで若干の差があるようですけれども、それは業者さんとといいますか、相手方との信頼を壊れないようにするためにもしっかりと契約、約束事は守っていっていただきたいなと思います。それで、テレワークの誘致に関して、先ほども若干説明あったのですけれども、今現在、具体的に取り組んでいることってあるのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)
壇上の答弁でも申し上げましたが、現在、北海道と道内の約40の自治体と連携して、道が主導している事業なのですが、「北海道型ワーケーション普及・展開事業」と、ここに新ひだか町も登録をして一緒に取り組んでいるところです。これは具体的に言うと北海道の構築したウェブサイトに参加する自治体がそこに登録をされて、それぞれの自治体が取り組んでいるワーケーションに向けた事業が見れるような状態になっていまして、全国の企業がそこを見て注目を集めるというような事業、これは今年度まだ始まったばかりですので、新ひだか町のほうに具体的な企業等から相談等は来ていませんけれども、まずここで首都圏の企業の需要ですとか、そういったものを道とも連携して情報収集をして、企業等の要望がどういうものなのか、こういったものを情報収集しながら、民間の宿泊業者なんかとも連携しながら、地域としてワーケーションの普及、道外企業の受入れを進めていきたいと今考えているところです。
質問 2番 川端克美
先ほどの答弁にもあったのですけれども、北海道型のワーケーション、これは具体的にどんな姿というか、どんな条件、こういったような整備だけはしておいてくださいよとか、受入れ、その40自治体と一緒にやっていくためにはこういった条件が必要ですとかという、そういった縛りみたいなものあるのでしょうか。
答弁 まちづくり推進課長 中村英貴(まちづくり推進課長は2023年12月まで)
特段こうでなければならないという縛りはなくて、それぞれの自治体の特色をこのウェブサイト上で情報提供しながら、あとは企業側とのマッチングを図っていくということですので、例えば光回線が敷かれている場所がないと駄目とか、そういった特段の縛りはございません。
質問 2番 川端克美
テレワークについては分かりました。あと、先ほどからしつこくしつこく言っていることなのですけれども、私の経験からも地域の中で移住・定住についても条件として働く場所がある、そして家計を維持していくだけの所得が得られる、ここのところが達成できなかったら、満足することができなかったら人は来ないのだろうと思のです。それで、町長、今までも町長は住民の自発的な意欲を待ってというような感じを私受けています。町長は自らのまちづくりに関する思い、これを町民に問いかけ、働きかけて、町民と共に明るい町の姿を描いて、それを実現するためにまちづくりをしていこうというような町長からの積極的な働きかけが町の人たちに対して意欲を与えていくのではないかと私は思うのですけれども、町長の思いというのをそこでお聞かせいただきたいと思います。
答弁 総務部長 坂将樹(総務部長は2022年3月まで)
壇上でも課長が答弁しておりますけれども、人が集まる魅力については、個々の人によって状況が違うということもあると思います。これを1つ特定するというのはなかなかできないような状況になっていると思います。一般的に人が生活するためには、議員言われたとおり、仕事があるですとか、それによって収入を得るというのは大切なことだと考えています。また、加えて魅力的な町をつくる、その人にとって魅力的な場所ですとか、そういう機会があればそこに人が来るというような状況にあるのではないかと考えております。先ほどの議員のご質問にもあったとおり、今町内で光回線の整備を進めていると。これは大きなチャンスだと思っておりますし、当町については風光明媚な土地柄、気候、それから牧歌的な光景と、こういうものがあって、これらについてはすごくPRをできる場面だと思っていますし、今年の夏も本州においてはすごく暑い夏を迎えているということで、この気候、新ひだか町の気候というものもすごくPRできるのではないか。また、高規格道路が今整備されておりまして、札幌圏、ひいては首都圏との時間的距離も短くなっている。これらについても大きくPRをしていかなければならないと考えています。魅力的なものをPRしていくというのは、それぞれ個々に違うものですから、大変難しいとは思いますけれども、先ほど言ったような気候風土ですとか産業の形態、これら新ひだか町の特色をPRをしていかなければならないと思っております。そういう意味で今回の全町的なデジタルの整備、これについては、繰り返しになりますけれども、大きなチャンスとなると思っておりますし、それを活用しながら対外的な発信をしていければと思っております。
質問 2番 川端克美
地域の活性化対策、10年先、20年先、あるいはもっと先を見越して、現在いる私たちの今果たしていかなければならない役割の中でどういうふうに考えているのかと。そして、この地域を寂しいものにしないためにこういったふうにしていきたいというような思いも、多分、町長持っていらっしゃると思うのです。それを私の質問の一番最後にもう一度町長のお考えを聞きたいと思っております。次に地域交通のほうに行きます。先ほどは、壇上で大変丁寧に対策が非常に困難だという答弁をいただきました。難しいということは重々状況を見れば分かっていくのですけれども、私たちの担っている役割、町長もそうですし、役場の職員もそうですし、議員もそうですけれども、一人一人の暮らしを楽にしていく、生き生きとした生活をしていくためには、させていくためにはどうしていくか、その一つ一つの困難を乗り越えて実現していく、こういう気構えがまず必要だと思うのです。答弁いただいた担当課あるいは部長にお聞きしたいのですけれども、具体的に検討されたことってあるのですか。
答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)
以前もこの議会でご説明したことがあると思いますけれども、当町では数年前から庁内の公共交通の検討プロジェクト会議を立ち上げまして、大きく一般的な一般公共交通と自ら一般公共交通機関を利用できない身体状態等にある方、これを2つに分けて議論を進めてきております。その中で、今この間にJR問題もありまして、なかなか形にはなっていないのですが、1つ言えることはドア・ツー・ドアということになりますと各種福祉サービス等の活用が大原則になってくるかなと思います。ただ、さっき議員もおっしゃいました各地区に週に1回しか例えば市街地ですとかに行く手段がないようなところについてもう少し充実させる方法についてはもっと考えていかなければならないとは思いますけれども、我々が思っているのは行きたい病院に行く手段がないですとか、行きたい買物先に行く手段がないという状況は避けなければならないと思っておりますので、それが満足いく頻度のものが用意できるかどうかは、財源的に限界がございますので、楽観的なことは言えませんけれども、何とか行く手段は各地区に確保したいという考えで検討を進めているところでございます。
質問 2番 川端克美
定期的に通院するとか定期的なものについては、バスの運行等に関して計画を立ててできればいいのです。ただ、先ほども言いましたように1週間に1回程度しか来ないと、しかもバス通り、バスの通路からは随分と遠いと。お年寄りとか障がい者とかというのは若い人たちと違って、例えば80歳近くもなったら1キロ歩くのに健常者の3倍も4倍も時間かかってしまう。歩くこと自体が危険だと、そういうような状況もあります。バスの通っていない、バスの来ない夜間であるとか、あるいはバスの来ない時間帯に具合が悪くなったとか、あるいはけがをしたとか、そのときにデマンド交通、一時、合併して間もなく三石地区でしたこともあるのですけれども、それからまた随分と時間がたっていますし、各地でいろんな事例も多分目にしていることだと思うのです。そういったことも含めてぜひ検討していただきたい、しっかりと検討していただきたいと。もちろんそれはいろんな経費もかかるのですけれども、それはいろんな知恵を出す中でクリアしていっていただきたいと、そう思うわけです。どうやったってできないわと。それだったらどうやってもできないのだという説明をしていただきたいと。まずは検討していただきたいと思うのですけれども、検討する意思があるかどうかお伺いしたいと思います。
答弁 企画課長 柴田隆(企画課長は2022年3月まで)
お答えします。今、議員おっしゃったような事柄を検討する気もありますし、してもおります。種類別にいいますと、定時定路線のものと予約式のデマンドというものと形式2つあると思いますけれども、かつて三石地区ではデマンドというものは望まないというような結果も出ていることもありますので、その辺も踏まえながら今考えてはいかなければならないと思います。バス停のこと一つ取りましても皆さん自分の家に近いところにバス停があったら喜ぶのはそれは当然のことでございまして、かといって細かくバス停を置けばそれだけ目的地に着く時間が遅くなってしまうということもありますので、その辺どういう形が一番効率的で、かつ利用者の皆さんにとって一番いい形なのかはいろいろ比較検討しながら、いい交通体系をつくっていきたいと思いますし、恐らくいろんなニーズも変わってまいりますので、何かつくったとしても常にほころびがないのか点検かけながら、見直しもしていかなければなりませんし、もちろん運行経費のことはこれは避けて通れない大きな課題でございますので、そういうものを全てクリアできる形を何とかつくってまいりたいと考えてございます。
質問 2番 川端克美
検討については、何とか努力して検討していきたいというようなご答弁でしたので、これについては分かりました。あと、先ほど1回目の質問でしていましたように総務文教常任委員会で視察研修した当別町なのですけれども、その後総務文教常任委員会ではこの方法結構いいねというような声が大きかったと思っています。もちろん町長に政策提言している中に入っていますので、見てはいると思うのですけれども、そういった事例もしっかりと検討して、我が町に合った地域交通体系、特に交通弱者に対する取組をしっかりとやっていただきたいなと思います。それで、これで一般質問のほうも終わりたいと思うのですけれども、町長に今からの地域づくり、あるいは交通弱者、地域の人たちの生活の向上のためにどんなふうに考えている、あるいは検討していきたいと、できるかどうかは分からないけれども、検討はしていきたいというようなお言葉をいただきたいと思うのですけれども、町長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。
答弁 町長 大野克之
川端議員の地域を思う気持ちというのは十分伝わってきているわけでございますけれども、地域を活性化させるというのは、これは非常に難しい問題だと思ってございます。私、町長になったときからお話しさせていただいているのは、やはりみんなが仲よく広い心を持ちながら一つの方向に向かっていく、そういう町になってほしいと常々思ってございます。そういう中において今年、昨日の行政報告でもご報告申し上げましたが、「支え合い基金」、「みんなで支え合っていこうや」という気持ちをぜひつくっていきたいと。それをつくることによって外から「この町、いいね」、「この町、みんなであんなことやっているよ」、そういうことが自然的に出来上がってくるのではないのかなと思っているところでございます。一次産業に関わります後継者の問題、あるいはこれからどうするのだという問題につきましては、それは私どもの町に限った話ではなくて、全国津々浦々の問題でございます。その中においても消費地に近いところの一次産業につきましては、まだまだ私どもの町よりはちょっと楽な状況かもしれませんけれども、消費地から遠ければ遠いほどなかなか難しい課題があると思っています。そういう中において光ファイバーの今400回線ちょっと申込みを受けておりますけれども、ぜひ550回線の数字をクリアした上で、しっかりとした光ファイバーを利用して、極端に言うと日本全国どこにでも流通させれるような仕組みが出来上がれば、それはまだまだ我々の町にとっても可能性は秘めていると思っています。一方で働く人、一次産業に限らず建設業界もそうです。介護の世界もそうです。医療の世界もそうです。皆さん人手不足ということになってございます。この人手不足のところを、川端議員は「一次産業のところで中間で手間賃を取られているので、そこを考えたらいいのでないか」というようなお話ございましたけれども、私は決してそこのところを考えるというよりは、外国の方がこちらに来て働いていただく上において、行政としてきちっとした体制を整えなければならないのでないかということは常々思っています。具体的に申しますと、例えば病院にかかるといっても言葉が通じない。腹痛くなったらきっと牧場主さんがどこかの病院に連れていくのでしょうけれども、そのときの意思疎通、病院側はどうしようと。そういうものについては我々、一つの例ですけれども、そういう行政サービス、あるいは行政上の対応として必要なものについてはしっかりとこれから検討していかなければならないと思っています。浦河町さんのほうがインドの方が来られている数がすごく多いものですから、そういうところについては浦河町さんもご苦労されて対応をされていると思いますけれども、道内にも、東川辺りも外国の方が多いところでございますので、いろんなところを勉強しながら、この町におけるそういう体制についても考えていきたいと思っているところでございます。以上でございます。
質問 2番 川端克美
町長のお考えも伺いました。職員はみんな、町長が住民のためにこういうことを一生懸命考えてやっていけという指示を待っているのでないかなと。もちろん指示を待つまでもなく言ってこいというようなお考え、理事者にとってはそういうお考えだと思うのですけれども、これもなかなか言いづらいところ、あるいはいろんなことがあってうまくいっていないところもあるかと思うのですけれども、まずは明るいまちづくりのために具体的なことを一つ一つ実践していっていただきたいなと思います。これからの町長のリーダーシップを期待して、一般質問を終わります。ありがとうございました。