訓子府町議会 平成21年第3回定例会 2009年9月15日
平成20年度及び平成21年度地域活性化対策の効果と今後の施策
2009年9月15日、訓子府町議会の一般質問で、工藤弘喜議員が「平成20年度及び平成21年度地域活性化対策の効果と今後の施策」について質問し、町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和が答弁しました。
- 質問者
- 工藤弘喜 議員
- 答弁者
- 町長 菊池一春、企画財政課業務監 森谷清和
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 工藤弘喜
2番目の大きな質問ですが、平成20年度及び平成21年度地域活性化対策の効果と今後の施策についてということであります。平成20年度補正予算で「地域活性化・緊急実現総合対策交付金」と「地域活性化・生活対策臨時交付金」が交付されまして、さらに今年度追加経済対策といたしまして「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」が交付されました。これらの対策を踏まえ、次の事項について、町長の見解をお伺いいたします。まず、1つ目です。これらの経済対策を受け「財政健全化戦略プラン」や「中期財政推計」に影響はないのかということであります。影響をお答えいただきたいと思います。2つ目です。第5次総合計画のうち、平成20年度から平成22年度における実施計画にどの程度の効果が出たのかお伺いいたします。3つ目です。「財政健全化戦略プラン」の見直しは、このことによってあるのかということです。4つ目、次年度以降の町政執行の中で、福祉サービスの充実など新たな福祉政策や町民所得の向上に結びつく施策が期待できるのかお伺いしたいということであります。以上です。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
ただいま「平成20年度及び平成21年度地域活性化対策の効果と今後の施策」についてのお尋ねがありましたのでお答えさせていただきます。まず、1点目の「財政健全化戦略プラン」や「中期財政推計」への影響についてでありますが、各年度で予算化した事業や後年度実施予定の事業に交付金を活用したことにより、町費負担の軽減化と収支改善が図られ、さらに交付金を活用した事業に必要であった財源を原資に基金造成あるいは翌年度以降の事業財源として活用できるなど、財政健全化に大いに役立つものと見込まれております。また、中期財政推計においても推計に盛込んでいた事業のいくつかに交付金を活用したことにより、財源不足に充てる基金繰入額が減少し、昨年の推計時点よりも基金保有額が改善される見込みとなっているところでございます。2点目の平成20年度から22年度までの総合計画実施計画における効果の程度についてでありますが、単純に計画額で算定しますと約1億5,800万円の町費負担の減となります。なお、制度内容が不明な公共投資臨時交付金の効果はこの金額には含んでおりませんので、ご理解を賜りたいと思います。次に3点目の財政健全化戦略プランの見直しについてですが、新たな課題の発生や国の地方対策の見通しが明確になっていない状況の中で、今回の交付金効果をもって、計画の一部凍結などといった見直しについては、現時点では考えておりません。なお、戦略プランについては、毎年度、予算編成前に達成度合などの進行管理を行うこととしており、財政規律の厳格化なども含めて、今後とも財政健全化に取り組んでまいります。最後に4点目の次年度以降の施策についてのお尋ねについてですが、予算編成段階で、各課段階においても既存事業の検証、見直しなど、事業効果の高い施策づくりに努めており、今回の交付金効果の一部を活かして、議員の皆様の知恵もお借りしながら、ご質問にあるような施策を取り込んでいくことも検討してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 7番 工藤弘喜
これについても何点か質問したいのですが、質問というか確認のような形になりますが、いずれにしても今回の補正の問題、補正があってそれに対してそれを受けることによって財政が良くなっていくというのは、否めない事実だと思います。その中にあって、一方で財政健全化プランのような形で町の財政を立て直すということも一方ではやっていますので、このことについて、考え方はいろいろあるのかもしれませんが、1つはいわゆる交付金として、出てきたものを単なる事業遂行いわゆる前倒しだけではということを、先の議会でも町長の答えで言われていましたように、ただそれだけの消化で終わるのではなく、次に結びつくものに考えていきたいとそのようなお答えがあったところであります。ただ、そこで考えてみたいのですが、1つは効果の問題なのです。やはり今回の特に20年度と21年度だけについて、21年度とは、今年度のことなのですが、非常に大きな効果というのか財政として生まれているような気がいたします。実質そうです。先ほどの午前中の説明に課長からの話の中にもありましたように、例えば、交付税の問題でいきますと当初例えば20年度の交付税の関係でいきますと歳入歳出の差し引きで、一般会計の財政状況からいくと約2億9,000万円のいわゆる黒字になった。黒字というのかプラスになっている。その中の1億4,000万円ほどが、繰越明許費として、予算化されているものでありますから、実質的には1億4,700万円のうち、1億円を基金に積み立てたということ。これが、例えば、18年度の決算からいきますと18年度は7,800万円の黒字ということでありました。実質7,500万円の実質収支額で黒字が出ている。19年度でいくと似たような金額なのですが、これは大変なときでもありましたが、実質収支額でいくと6,900万円ほどだった。そこら辺から比べてみますとこの2億9,000万円というのは、非常に大きな効果があった。これは交付金だけの問題ではなく、いわゆる財政健全化プランも含めても考えていかなければいけないというようには思いますが、この大きな効果が出ている中で、一方でやはり町民の暮らしなどの部分についていけば大きくは変わっていってない。逆になかなか大変な状況も一方で生まれているということが言えるのではないかと思っております。その部分でいくと21年度、今年度の関係なのですが、今年度の交付金、普通交付税が7月に決定されているとは思うのですが、今年度当初一般会計で計画されていた交付税額といわゆる決定額でどれだけ差が出ているのか。おそらく期待以上の金額が今回出ているのではないかと思いますが、それをお答えいただきたいと思います。
答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)
ただいま、普通交付税の関係でご質問ありました。7月に算定を行いまして、18億5,000万円の当初予算でございましたが、普通交付税で申しますと19億9,500万円で、差し引きが1億4,553万1,000円ということになっております。それから臨時財政対策債、交付税に準じる地方債ですが、これにつきましては、予算1億2,700万円に対しまして、今回補正予算の提案をさせていただいておりますが1億9,787万円で7,087万円の増ということになっております。
質問 7番 工藤弘喜
今、21年度、今年度の交付税の関係で、7月末に決定されている部分ですが、この臨時財政対策債も含めると相当な金額が、当初の予算から見ると、思いがけずというのか予定どおりなのか入ってくる。いわゆるまちづくりに対するお金に余裕ができたというようにとらえてもいいのかというように思うのですが、このような状況の中で、財政健全化プランを進めているのですが、私も基本的に財政健全化プランは、やはり進めるべきだという立場です。これは、単なるコスト削減をするという意味だけではなくて、やはり無駄な部分を見直すという意味からも含め、必要な手立てになっていると思います。ただ問題は財政健全化プランの中で、あえて町民生活に必要な部分まで、もし踏み込んで単なるコスト削減を考えているものがあったとしたら、やはりこれはこの時点で、その部分的にでも見直していくことが必要になっていくのではないかと思いますが、その辺について、町長の考え方お伺いいたします。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
今の交付税と臨時対策債も含めておそらく2億円ぐらいの増になってきているのではないかと思います。それから各種の昨年度からの臨時交付金がおよそ大体トータルで、4億3,853万7,000円の見込みが平成20年から出ておりますから、その点で町にもかなりの影響といいましょうか。いい意味での影響があるのではないのかと思っています。全くその通りでございまして、交付税で申しますと最盛期からするとまだ2億は足りない。それから、この臨時交付金はある意味、私は景気浮揚対策、俗に言うバラマキという批判もございますが、こちらがどれほど頭を使ってこのバラマキと言われているお金を財政健全化に生かしていくのかという知恵比べと私自身は、職員とも話しておりましたので、その点でいうと実質交債費率が18.8が1%ダウンした。そして、私は来年度は、さらに17.7、8%から15、16%くらいはいくのではないかと思っています。問題は、基金の財調にありますが、これはいくぶん横ばいあるいは少し増えるという状況でありますから、その点でいうと大変厳しい経済状況の中で、この様々な政府の施策がある意味では、私どもの厳しい財政状況にいくぶんの好転をもたらしたという点では、大変よかったというように感じているところでございます。しかし、例えが良いかどうかは分かりませんが「役場富て住民貧し」ということがあってはならないというのもまた一方では、自治体としての基本的なスタンスと思っておりますので、これを20年度、21年度については、私は今新しい政権がどのような形で例えば交付金についても一括交付金にするというような言い方をしております。これは、例えば、災害などの河川の整備やいろいろ含め、全部市町村が行うなんて言われたらとんでもない話ですし、いろいろ含めていくとこれは新しい政権の動きを見極めなければいけないということもありますから、私は21年度については、現状のまま何とか財政健全化の方向をさらに見極めながら進めていきたい。22年度あるいは23年度については、さまざまな今出ましたように福祉的なことも含めたトータル的な政策を打てるかどうか。この検討と見極めをある意味ではさせていただきたい。確かに財政戦略プランといいますか行政改革の中で、ここの点については、全くないと言えば嘘になりますので、ここの辺は22年度会計で提案していくのかあるいはそれ以降にするのかということは、まだ判断がつきませんが、いずれにしても議員ご指摘のとおり無駄はなくすという方向ですが、もちろん踏み込んで是正あるいは新たなる提案も考えていかなければならない時だと考えているところでございます。
質問 7番 工藤弘喜
分かりました。できれば本当に大きな財源を使わなくてもいわゆるお金を使わなくてもできることで例えばその健全プランの中でもこれは実際どのような形で取り組まれているか確認もしたかったところなのですが、例えば、就学援助奨励事業ということで平成21年度から実施したいとそのプランの中で、説明がありましたが、これは実際今、学用品単価の引き下げということで現行の2分の1という形で説明を大分前に受けているのですが、これは実際やっているのですか。もしこのようなものでやっていなかったらやってないでいいのですが、もっと言えば、やってなければ拡充も含め考えていくことが大事ではないかということが1つです。それともう1つ、各種サービスの関係で、例えば、不必要なサービスまでする必要はないと思うのですが、例えば、役場の庁舎に入ってきて、昼間特に感じるのは休息時間に電気を暗くしている。無駄だから消すと思うのですが、あまり暗いのも本当に職員がこれで頑張れるのかということです。暗い中で弁当を食べているのかもしれませんが、本当に環境も含めて、無駄なところは無駄で廃止しなければいけないのですが、意欲を注がれるような使い方。いわゆるカット。これはやはりいろいろな意味で、もう少しトータルで見ていく必要もあり、もし余裕があるのであれば、そのようなことを総合的に考えてもいいという思いが実際していたところなのですが、その形でぜひ、そのプランができていますし、基本的には私も進めていくべきだという立場ですが、約束もしていますし、その町民の理解も得られていると思っています。可能なものが仮にあるのであれば、特に、町民生活の部分で、本当に手立てが必要なものとして、大きな財源を使わなくてもできるものがあれば何とかして欲しい。それと図書館の図書の購入。これも2割カット。いわゆる図書購入費が削減されていますが、果たしてこれも本当にどうなのかという議論も出てくるのではないかと思いますので、そのことも含めて、決まったことだからということではなく、もし可能なものがあるかないか。このようなことも精査してもらえればいいと思っております。それと最後のほうになりますが、いわゆる次年度以降の町長がよく言っていますいわゆる基金を造る。今回の交付金問題でいけば、基金を造成して、いわゆるしっかりした政策的なものをつくり上げていきたいというようにお答えをいただいているのですが、さしあたって当面、本町として、何が今求められているのか。町長の考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)
就学援助の関係で、21年度予算で反映しているのかというお尋ねがありました。これにつきましては、第1回の定例議会でも皆様のご了解を得まして、21年度の予算で学用品費については、2分の1に減らさせていただいております。それから、先ほど交付税の関係でお答えしたのですが、先ほど普通交付税それから臨時財政対策債合わせまして2億1,640万1,000円ほどの増ということになっておりますが、これはあくまで予算対比でありまして、平成20年度の交付決定額と比較しますとトータルで1億1,422万円となっています。これにつきましては、基準財政収入額である町税自体が減っておりますので、その分として4,500万円減った分が交付税に跳ね返ってきたという部分も要素の中にあります。それと本年度新たに地域雇用創出推進費というのが新たに算定要素に加わりましたので、その分が5,600万円ほどありまして、合わせて約1億円の増になったということでご理解をいただきたいと思います。
答弁 企画財政課業務監 森谷清和(企画財政課業務監は2011年6月まで)
基金の関係でございますが、今回の各種交付金は、翌年度以降、基金を造成して政策の実施に結びつけるということで、その政策的なことにつきましては、この後、予算編成等で進めていくことになると思いますが、基金につきましては、ある程度明確にしていくことしていきます。例えば、新たな基金を設ける時に、基金条例を設けて基金を設置するような形で、ある程度明確にして運用してまいりたいというように考えております。
答弁 町長 菊池一春(町長は2023年3月まで)
トータル的な政策あるいはそんなに大掛かりなものでなくても、予算に対するきめ細かな提案が、そろそろあっていいのではないのかということではないかと思う訳です。例えば、いろいろありますが今、意見として出てきているものは、例えば、中学校の部活動補助金などを減額するのはいかがなものかという意見が住民の方から私に寄せられてきておりますし、奨学金の償還年数が極めて短いということも含めたことについても改善すべきではないのかなど、いろいろな意見が細かいことで言うと出ていることも事実でございますから、できるところからするというのが今の状況でございます。例えば、先の敬老祭で私は、お約束しましたが、新年度から住民の足の確保については、必ずやりますというお約束をさせてもらいましたので、これは議会に提案させていただこうと思っています。これらも予算の中で煮詰めていかなければならないと思っています。しかし、とは言いましても実は、財政戦略プランを策定し、財政が大変好転してきているという今の状況ですが、地域的な要望の中では、まだまだいろいろ寄せられていることがございます。これも皆さんとまた大議論をしていかなければなりません。例えば、身近なことであれば平成22年度で終了する畑総事業を今後どうするのかという議論。例えば、南7線の舗装を何としてもやって欲しいという要望が沿線住民から出てきておりますし、さらには、山林川の改修についても何とかして欲しい。あるいは実郷の排水路の整備をして欲しい。これらを全部やっていきますともう億単位のお金の問題でございますから、ある意味では、これらも含めて議会の皆さんの議論、もっと言いますとまちづくり基本条例の中で、何を優先にしていかなければならないのかということも含めた議論をこれからしていていかないと駄目なのではないかと考えているところでございます。いずれにいたしましても、今後も積極的なご意見を議員の皆様からお願いいたしまして答弁とさせていただきます。
質問 7番 工藤弘喜
これで私の質問は終わりたいのでありますが、いずれにしても最初の質問の中でも言いましたように、やはり高齢化率がどんどん高まっていく、そして少子化という一方で問題があり、その中で本町が、どのように元気をつけて、そしてそれぞれが、この町で最後まで暮らしていけるというところに、責任を持つということからいけば、その政策をまず優先問題も含めて大いに議論していかなければならないし、何をしなければいけないかというのは、これからにかかってくると思います。その意味でいけば、私たち議会も本当に従来のような議会というか、これは全て悪いことではないのですが、やはり変わっていかなければならない部分もあるのかというように思いますし、その意味で共に創っていくことと、まちづくりに関わっていけるような方向で頑張っていきたいと思っております。以上で私の質問を終わります。