みんなの議会

下川町議会 令和7年6月会議 2025年6月18日

町長公約の進捗状況と自己評価について

2025年6月18日、下川町議会の一般質問で、桜木誠議員が「町長公約の進捗状況と自己評価について」質問し、町長 田村泰司が答弁しました。

質問者
桜木誠 議員
答弁者
町長 田村泰司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 桜木誠

質問番号 3 番の桜木です。本日最後の質問者となります。私、いつもは二つから三つ程度の質問を用意しているわけでありますが、今回は一点に絞らさせていただきました。毎回、一般質問する際は、例えば 3 月定例会議終わった後…一般質問が終わった後ですね、次の質問を大体考えるようにしています。3 月定例会議で一般質問した後に、次は 6月だなというふうに頭に浮かべた時、そういえば…町長就任してから 4 年任期の 2 年を経過して、折り返し時期に入るなというふうに…ちょっとそこを思いました。以前、私は、自分の任期も…当然町長と同じように 4 年任期の今年…2 年を経過するんですが、自分としては一つの節目というふうに捉えておりました。人によってはその考え方はいろいろあるかと思いますが、私はやっぱり折り返し点…半分経過したところ、自分で自己反省だとか活動を振り返りながら、その後にいかしていこうという…そういう思いがありましたので、今回はそれに関連した質問で、建設的な質問を行って、前向きな答弁を引き出していきたいと思います。早速通告に従いまして質問させていただきますが、町長公約の進捗状況と自己評価についてであります。午前の…同僚の中田議員と若干重複する部分もあるかと思いますが、そのへんは視点を変えながら質問をしていきたいと思いますので、それでは早速質問に入ります。令和 5 年 5 月に新たな町のトップリーダーとなった田村町長は、町長候補として立起するに当たり、私の決意として、その思いを、町民、職員の新たなチャレンジを大切に、「住み続けようと思うまち・住み続けられるまち」を創る、町民の「和」をもって、「環(わ)」のまちづくり…これは午前中の中田議員と重複する部分ではありますが、下川町の未来を創っていきたいと強く決意をし、大きく 8 項目の政策公約を掲げました。これ以外に 10の重点政策もありますが、ここでは八つの項目に絞りたいと思います。その主な内容は、役場の組織体制、業務の再編や職員との意思疎通、意識の共有を図るなど、一つ目の「政策を総動員」、町民などからの意見やアイデアなどを参考にした具体的な施策の実行や、農・林・商工業への効果的な支援を検討するなど、二つ目の「下川を守り抜く」、町民が主体となる会議への参画や支援等を行うなど、三つ目の「分断の解消」、各種計画、会議などの情報を分かりやすく提供するなど、四つ目の「町民とともに歩む」、町民や多様な主体による会議の創設や参画に努めるなど、五つ目の「「和」をもって、難局を乗り越えていく」、子育て世代との対話機会の創設による支援の充実の検討や、各福祉施策間の連携強化を図るなど、六つ目の「町民の「いのち」と「暮らし」を守り抜く」、職員との対話機会の充実や、職員と危機感・改革意識を共有など、七つ目の「「変革」と「進化(深化)」」、様々な産業などにおける担い手、人材確保、事業承継などを進める、八つ目の「下川を再興」であります。その内容につきましては、子育て支援や高齢者施策など住民サービスの向上に関するもの、農・林・商工業などの産業振興に関するもの、担い手・人材確保に関するものなど、地域課題の解決に向けて多岐にわたるものであります。今年度、田村町長就任後の 4 年任期の 2 年を経過し、折り返しの年となりますが、政策公約それぞれの進捗状況と自己評価について、示していただきたい。

答弁 町長 田村泰司

桜木議員の「町長公約の進捗状況と自己評価について」の御質問にお答えいたします。御案内のとおり、私が立起表明の際に「政策を総動員」「下川を再興」など八つの決意を表明し、10 項目の重点政策を進めているところであります。御質問のありました「政策公約のそれぞれの進捗状況と自己評価」についてですが、政策の一つ目「政策を総動員」の取り組みにつきましては、指示命令系統や職制による役割を明確化するなどの体制強化のため、課の統廃合や係制の導入、総合窓口機能の強化、類似・関連業務の統合など、組織機構の見直しを行い、ふるさと納税などの取り組みを推進し、「効率的で効果的な行政運営」と「健全で持続可能な財政基盤の確立」に努めております。二つ目の「下川を守り抜く」の取り組みにつきましては、農業・林業・商工業における共通課題を一体的に連携して解決を図ることを目的に、産業振興基本条例を制定し、地域の担い手の人材確保・育成、事業承継や経営安定化対策などの課題解決に努めております。三つ目の「分断の解消」の取り組みにつきましては、先ほどの中田議員の御質問にもありましたとおり、町民や職員との様々な対話の機会を通じて、情報や意識の共有に努めております。四つ目の「町民とともに歩む」の取り組みにつきましては、第 6 期下川町総合計画の見直しを行い、基本構想に「下川町の再興に向けた取組」を追加し、人口維持戦略として「人口目標」を設定したところであり、政策公約と各種計画との整合性を図り、SDGsや脱炭素の考え方を基に、各種施策を展開し、地域課題の解決や地域の活性化に努めております。五つ目の「「和」をもって、難局を乗り越えていく」の取り組みにつきましては、審議会の再編として、農業・林業・中小企業それぞれの審議会を一本化し、産業振興審議会を設置することとしております。また、意見聴取方法の充実として、スマホ役場からも御意見等を頂ける環境を整えており、町民や多様な主体によるまちづくりへの参画に努めております。六つ目の「町民の「いのち」と「暮らし」を守り抜く」の取り組みにつきましては、子育て世代との対話機会の創設による支援内容の充実や各福祉施設間の連携を強化するための「福祉医療連携会議」の開催、脱炭素の考え方を基に、町民の暮らしの質の向上を図る住宅施策の充実などに努めております。七つ目の「「変革」と「進化(深化)」」の取り組みにつきましては、第 9 次行政改革大綱及び実行計画を策定し、各種計画との整合性を図りながら、下川町総合計画に基づく取り組みを着実に推進しております。また、真に「町民の役に立つ職員」の育成に向けて、職員との危機感・改革意識を共有し、対話の機会の充実を図り、職員の意識向上と意欲や能力が発揮できる職場環境づくりに努めております。八つ目の「下川を再興」の取り組みにつきましては、循環型森林経営を基盤として、生物多様性の保全やネイチャーポジティブを実現し、森林の価値の向上と持続ある森林管理のあり方の検討、森林・林業・林産業の経営基盤強化と安定化に向けた各種支援の充実、デジタル技術を活用したスマート林業の実践・定着に向けた取り組みなど、産業の柱となる森林・林業・林産業の振興に努めております。なお、御質問にありました自己評価につきましては、自ら申し上げるものではなく、町民の皆さまに評価いただくものと考えております。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 1番 桜木誠

ただいま最初の質問に対する答弁がされたところでありますが、私…政策公約のリーフレット…これに基づいて、内容だとか確認しながら質問を作ったところでありまして、答弁の内容としては、政策公約の項目と内容、それに対するものとして、それぞれ答弁をされております。この 2 年間で特に印象的なものとしては、まず「政策を総動員」に関連する機構改革の部分ですね。確か第 1 弾、第 2 弾と…また後ほど深掘りさせていただきますが、行政事務の効率化や住民サービスの向上に向けて、機構改革をされたというふうに認識をしております。また、これも確か…中田議員の時にありましたが、農・林・商工業が一体的に組織を一本化して、効率的に産業支援を進めていくというものであったり、あとは 3 月でしたか…町民説明会…町民との対話の場を設けるという、そういうものが私としては結構印象的だなというふうには思っております。自己評価につきましては、ちょっと今考えてみますと…自分も自己評価というのは、自分で評価するというのは自己満足と以前から思っていまして、ちょっと今回…自己評価という言葉の使い方…どうだったかなというふうに今思っているところではありますが、これまで就任してから 2 年間、町長が様々な政策公約の実現に向けて施策を進めてきたと思うんですよね。数字で表すことはなかなか難しいと思いますが、例えば八つの政策公約あるんですが、例えば自分として…総体的に見てもいいですが、どのぐらい…例えば 3 割・4 割・5 割・6 割・7 割といろいろ表現ありますけど、山でいうと 3 合目・4 合目・5 合目とか…いろんな表現ありますけど、町長自身が感触として捉えているところについて、表現できる部分があれば答弁を頂きたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答え申し上げます。なかなか表現が難しい部分かなというふうに自分としては思っております。その前にお話をさせていただきたいのは、まずは皆さんとお約束したことに取り組む、手を付けさせていただくということに…1 年目は特に注力してやってまいりました。2 年目は、同じく…そこに種をまいて、それが育つことを 3 年目にやっていこうと…段階を置いてですね…やっていこうということでやらせてもらっていますので、まずはいろんなものに…手掛かりをつかむなり、手を付けていくということに注力をしてやってきたのがこの 2 年間かなというふうに自分としては思っています。それで、数字で表すというのは…なかなか本当に難しいかなと、先ほど申し上げたとおり、上手くいってることも、あるいは上手くいかないこともある、あるいは思ったとおり進まないこともある、いろんな問題があって、その課題解決の糸口をどうやってつかんでいくかという 2 年間だったかなというふうに私は思っております。また、先ほどの一般質問にもありましたとおり、いろんな課題が今…次から次へと出てきている段階にあって、その解決もやっていかなければならないので、それと並行してまた新たなチャレンジをしていくというのは…なかなか難しいかなというふうに思っていますので、自分としては数字とか、あるいは自分がここまでやったんだとか、そういう話は現段階では、自分の言葉として…なかなか申し上げられないかなというのが率直な考えです。以上です。

質問 1番 桜木誠

今町長の答弁にありましたとおり、1 年目はいろいろ構想して、2年目に種をまく、それから着実に実を結んでという…林業なんかでいう…川上から川下までという言葉がありますよね。例えば木の苗を植えて、育てて、あとは伐採して、工場で製材などして、流通に回して、消費者の手元に届けるという、そういうような例えになるのかなというふうに…。まさに数字で表すのはなかなか難しい…私も難しいのかなと思いながらも…ちょっと聞いてしまいましたが、これまで 2 年間の成果については、町民の方によっていろいろあるかと思います。分野ごとに、よくやってくれたなという人もいるかと思いますし、逆にまだまだ全然足りないなという方もいるかと思いますので、そこはいろんな方の声を真摯に受け止めていただいて、今後も着実に政策公約の実現に向けて進めていただければというふうに思っております。それで再質問になりますが、私がこれまでの一般質問の中で町長から答弁を求めた地域課題の幾つかの事柄について、様々な対策を講じてきたかと思いますが、現段階の効果としてどのように感じているのか。また、今後どのように進めていこうと考えているのか、それぞれ示していただきたいと思います。まず、一つ目であります。人材育成と人材確保対策でありますが、役場職員の人材育成として、各種の研修を実施することが多いかと思いますが、令和 6 年度の研修実績の状況を調べさせていただきました。内容を見ますと、道の市町村職員研修センターによる委託研修、あとは上川支庁管内町村会合同研修、そのほかには自主研修など、見たところ積極的に取り組まれているというふうに思っていたところであります。これは一般行政職のみならず、福祉関係の職員も皆さん同じようなことではありますが、自主研修の中に、私たち議員も受講させていただきました「ファシリテーション研修」がありましたね。これは自分としても大変興味深く、今後の議員活動の参考になるという、良い研修であったなというふうに感じております。一方で、以前の一般質問の中で、職員研修については、外部講師によるものだけではなく、町長や副町長などが講師となり、コミュニケーション…接遇などに関する研修を行ってはどうかという質問をした経緯があります。前向きな回答をしていただいたということも記憶しておりますが、研修実績の中には…ちょっと見受けられませんでした。そのような研修…今後やるかどうかということについて、方向性をまず示していただきたいということと、あと人材確保対策…これについては、福祉医療分野では、従来からある町長や福祉医療関係職員など 13 名で組織される「福祉医療連携会議」があります。これは令和 6年度、6 回開催されておりまして、そのほかには昨年の 6 月に施行されました、町の福祉医療施設等総合審議会条例に基づく「福祉医療施設等総合審議会」、これは令和 6 年 3 月に開催されております。こちらは町の社会福祉審議会委員など 5 名で構成されておりまして、いずれも福祉医療施設における人材確保や経営改善などについて議論が進められているような状況であります。さらに、昨日の報告にありました、一般財団法人しもかわ地域振興機構の令和 6 年度事業報告にもありましたように、町内各種産業への担い手不足解消を視野に入れた、総合移住推進事業や人材バンク…これらの取り組みは、私は着実に成果を上げているものというふうに感じております。ちなみに、町内の福祉医療施設における人材確保の状況であります。あけぼの園、定員は 56 名で、今ちょっと介護職員が不足してるということもありまして、50 名で押さえてるという状況であります。こちら…介護や看護、調理部門の職員が依然として不足をしておりますが、山びこ学園、定員が 50 名で、今は 40 名…これは経営改善の一環として、創意工夫を凝らして、収入や人員体制を考慮しながら 40 名と…大変、いろんなアイデアを工夫されてるなというふうには思っておりますが、恒常的に不足していた調理員…以前からなかなかいないというふうに話をされておりましたが、これはしもかわ地域振興機構との連携により、今年に入ってからですね…充足されたというふうに聞いております。また、町立下川病院…こちらについても、現段階では深刻な人員不足には陥ってないと聞いております。それらの人材不足につきましては、行政サービスの低下につながるものであることから、それぞれの現状と今後の方向性について、町長の見解を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。今、桜木議員の方から、人材育成、人材確保含めて、いろいろとお話があったところなんですけれども、先ほどの御質問にもお答えしたところですけれども、役場職員からいきますと、人材育成ということで、各種研修計画によりまして、各種研修にそれぞれ職員の皆さんに参加していただいてるところであります。その中で、やはり…これからどういう進め方がいいのかという部分も含めて、育成の中で、採用、育成、キャリア形成、働き方、そして異動、女性の活躍、そういったものをですね、どのような基本方針を持って進めていくかというところを職員の皆さんと一緒になって考えて、見直し、改定を進めていきたいというふうに思っておりまして、先ほどの質問でもふれましたけれども、20 代・30 代、40 代・50 代ということで、ファシリテーションの技術を持った方の御協力を得ながら、先日、ワークショップ形式で研修を実施したところであります。その中で、私も一緒になって出席しまして、挨拶のところで私の考え方をお話しながら、先ほどの質問でもお話しましたけれども、テーマを…やりがい…どういう時にやりがいを感じるかとか、これから働いていく上で何が必要かという部分の話をしていただきながら、まず 1 回目が終わったところでありまして、これからはやはり年代とか役職に関わらず、会話ができる環境づくりが必要かなというふうに思っております。日頃から…廊下ですれ違ったり、いろんなところで会った時に、できるだけ声をかけて…お話をするように私は心掛けているところでありますけれども、きちんとテーマを持って、いろんなお話ができる機会も必要かなというふうに思ってますので、今年度…できるだけ早い時期に進めていければなというふうに思っております。また、福祉医療連携会議というのを設置しまして、それぞれの施設で持っている共通の課題、多くは人材不足というところが大きいのですけれども、そういったところを連携して、課題を共有して、町民の皆さんが安心して住み続けられるまちをどう創っていくかということで、解決策を探っていきたいということで検討を進めてきております。現状と課題の共有から始まって、将来の見通し、現段階ですぐできること、あるいは将来的に考えなければいけないことということを、専門機関の分析も頂きながら話し合いをしてきているところでありまして、それには先ほどお話があった審議会の皆さんからも御意見を頂いていますので、今後はですね、人材確保に係る取り組みも含めて議論をしていきたいなというふうに思っています。その人材不足の対応について、先ほどもお話頂きましたけれども、しもかわ地域振興機構の方と役場各課含めて連携をして人材確保の取り組みにつなげていってるところでありまして、ほかの各産業の人材不足のところも当然ですけれども、役場の人材確保についても連携をさせていただいております。各課それぞれが課題を持っておりますけれども、そこの連携もやはり必要だということで、打ち合わせ等についても、できるだけ関連する課長等に一緒に入っていただいて、課題間を共有していただいた上で、今後どういった形で取り組んでいけば課題解決ができるのかというのを一緒になって考えようということで、そういった取り組みもできるだけやろうということで、私は進めているところでございますので、御理解頂ければと思います。

質問 1番 桜木誠

ただいま、人材育成と人材確保の部分について答弁を頂きまして、人材育成については、今後、町長若しくは副町長が講師になって、年代別というんですか…職員に対するコミュニケーションなどの研修を積極的にやっていきたいという話を頂いたのは、ちょっと安心したところであります。先日、1 階の…といったら町民生活課となってしまいますね…担当者とちょっと話をする機会があって、談笑というか…情報共有もあったんですが…1 階で話をした時に、町長が 2 階から降りてきて、一緒に談笑に加わったような…ああいう感じが…何かすごく職員とコミュニケーションが図れて、すごくいいなというふうに思いました。役場庁舎内に限らず、例えばあけぼの園に行って…あけぼの園は行事もありますからそういう時に顔を出すでしょうけど、たまにちらっとあけぼの園に行ったり、山びこ学園に行ったり、あとは病院に行って、最近の状況はどうだい…人は足りてるかいだとかっていう、そういう話を聞くのも、現場の状況をよく把握できると思いますし、ともすれば若い職員はなかなか町長と話をする機会なんて…ないかと思います。話をするのも緊張する部分あるかと思いますが、声をかけてもらうことによってモチベーションが上がる場合もあるかと思います。これも以前、自分…かなり前の一般質問で言いましたが、仕事はやっぱり楽しくやるものだと…よく昔言われたことがありまして、そういうところも含めて、若い職員にも伝えてあげていただけるとモチベーションが上がるのかなと、ひいては住民サービスの向上にもつながるものではないかなというふうに考えておりますので、是非…人材育成、あと人材の確保は、福祉医療分野だとか産業分野もありますけど、しもかわ地域振興機構…今、組織体制も強化されておりますし、より一層、町と連携を図りながら、まず商工会…関係する組織とも連携を図りながら、着実に政策公約の実現に向けて進めていただきたいと思います。そして産業振興対策であります。主に町内中小企業の事業承継に関してでありますが、これに関しては、本年 4 月から施行の下川町産業振興基本条例に基づきまして、農・林・商工業の振興に向けた各種補助事業のメニューが見直し、拡充されたところであります。具体的には、事業承継予定者に対しての貸付金制度の新設、技術指導者に対する支援、あと事業承継予定者などに対する施設整備等のハードの一部拡充など、いずれも事業承継を促すものであります。また、先ほども申し上げましたが、昨日のしもかわ地域振興機構の事業報告の事業承継に関するもので、事業承継を喫緊の課題と捉えておりまして、町内事業者へのアンケートとヒアリングの実施、外部支援団体や相談先などへつなげる支援を行っているとのことで、更に頑張っていただきたいなというふうに思ったところであります。事業承継に関しては、事業を譲る側や受ける側のそれぞれの思い、あと金銭的なやり取り、そういうこともありまして、複雑で簡単にいかない部分も多くあると思いますが、町内の商店や事業所が高齢化や後継者不足で閉店するとなると、町のにぎわいや、そこに住む人たちの利便性の低下にもつながるものと考えております。現在、しもかわ地域振興機構と町の事業承継担当である産業振興課と連携を図りながら、町内事業者の事業承継について、具体的な取り組みを進めているという話も聞いております。まずは…何と申しますか…きっかけとして、良い傾向だなというふうに感じております。以上の現状を踏まえまして、今後の方向性などについて、町長の見解を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。産業振興対策ということで、私の公約の中でも重要な部分であるというふうに考えており、公約の中にも入れさせていただいたんですけれども、先ほどお話がありましたとおり、やはりこのまま廃業が進むと、町のにぎわい、あるいは町民の皆さんの利便性が低下するという懸念があることから、まず、商工会との連携を進めるために、商工会に職員の派遣をして進めてきたというところもありますし、また、農・林・商工含めて、共通課題である人材不足、事業承継のところを解決したいということで、新規に条例を制定して、議会でもお認め頂いて、今その事業承継も含めた補助対象メニューを拡充しながら取り組みを進めているところであります。ただ、事業承継に関しては、なかなか…実際のところ、事業を譲る側と受ける側のマッチング、あるいはいろんな制度の部分、それから事業内容等含めてですね、ぴったりすぐに相手が見つかって承継できるかというのは、なかなか難しい部分ではありますので、まず意向を確認して、その後、専門知識を持ってる方におつなぎをしていくという、そういった形が必要かというふうに思いますし、それには時間がやはりかかるかなというふうに思ってますので、まずは重点的に早期に…そろそろお店をやめようかなとか、事業を畳もうかなという方の意向を確認した上で、そこから重点的にお話をしていく、おつなぎしていくというのが今一番重要なところかなというふうに思っておりますので、そういった中で、しもかわ地域振興機構と、それから商工会、そして役場の商工担当、あるいは場合によっては金融機関含めて、専門の事業承継センターですとか、そういったところが一体となって進められるよう、今進めているところでありまして、すぐに成果が出るかというのは難しいところでありますが、まずは取り組みを進めようということで今やっているところでございます。

質問 1番 桜木誠

事業承継に関しては、私も申し上げましたとおり、譲る側、受ける側の関係、あとは先ほども町長が言いましたとおり金融機関…お金の問題だとか、様々な要因が複雑に絡み合ってのことかと思いますので、なかなか簡単にいかないというのは承知はしております。私も商工会に勤務しておりましたので、事業承継…例えばこういう言い方をしたらあれなんですが…この人に譲りたいけど、この人には譲りたくないとか、そういう複雑な問題も抱えたりしておりまして、あとは事業承継して、生業とならなければ継続していけないという…そういう問題もあるので、そこは町長の話にもありましたとおり、しもかわ地域振興機構や町の関係各課、あと商工会、金融機関、皆さんが一体となって情報共有や連携を図りながら事業承継につなげていっていただきたいと思います。そうすることによって、町のにぎわいも失われなくなりますし、利便性も低下することなく、それこそ住み続けたい・住み続けられるまちに向かっていけるかと思いますので、しっかりそのへんの対策を講じながら進めていただきたいと思います。次、三つ目になります。これは、住民サービス向上などに向けた機構改革についてであります。町の機構改革については、第 1 弾として、令和 5 年下川町議会定例会の 6 月定例会議において、下川町課設置条例等の一部を改正する条例で、業務の効率化などを図ることを目的に、農業と林業を所管する農林課、それに商工業部門を一元化した「産業振興課」と、財政と密接に関連する企画部門を統合した「総務企画課」、これを設置したところであります。この時、私、賛成討論をさせていただいた記憶があるんですが、第 2 弾…これが令和 6 年下川町議会定例会 6 月定例会議において、第 1 弾の時と同様に、下川町課設置条例等の一部を改正する条例で、類似関連業務の統合と業務の効率化などを図ることを目的に、税務住民課と建設水道課を統合した「町民生活課」を設置し、いずれもサービスの向上を図ることが主要な目的であったと認識をしております。その後、町民の方からは、「利用しやすくなった」「手続が早く終わるようになった」との意見がある一方で、これは議員とフリートークなどでも…ちょっと聞かれた話なんですが、「保健福祉課がハピネスに移転して遠くなった」などの意見も聞かれております。このへんの話は…もしかしたら町長の耳に入ってるかと思いますが、これに関して、慣れるまでの間、若干の期間も必要かなというふうには…自分…思っているところもありますし、十分な理解が得られるまでは、何事の施策も速やかに結果が出るものではないというふうに思っておりますが、これらの現状と今後の方向について、町長の見解を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。以前の桜木議員からの一般質問でもございましたとおり、役場が暗いですとか、入りずらいという声があるということで頂いておりましたし、私も立起表明…政治活動中にですね、そういった声を町民の皆さんから頂いたこともございます。そういった状況を踏まえて、窓口を改善しようというところは進めてきたところなんですけれども、また一方で、職員がなかなか…退職した方の補充ができないとか、採用の問題、あるいは年齢構成のゆがみなどもありましたので、そういった中で課題が多くなってきたということを感じていたところでありまして、2 回にわたって機構改革を行って、先ほどお話あったとおり、類似事務の統合を含めた課の設置を変えた状況でございます。そんな中で、昨年ですね、保健福祉課の業務を一本化したいということで、福祉業務含めてハピネスの方に一本化したわけでございますけれども、今後におきましても機構改革というか…課の設置については、またいろいろ検討しなきゃならないと思うんですけど、まずは一旦落ちついて、今度は総合窓口を中心に、やはり利便性の向上だとか…そういったところをDX活用しながら進めてまいりたいなというふうに思ってますし、それが窓口の利便性向上につながっていくということで考えております。保健福祉課の業務に関しましては、なかなか…すぐに終わる業務ばかりではなくて、いろいろ相談業務とかもありますので、一本化するというところは…なかなか難しいところあると思うので、まずは総合窓口で相談していただいて、すぐ終わるものについては…すぐ終わる業務をできるだけ増やしていくというか、考えていくというのが今の方向性かなというふうに思っておりますので、御理解頂ければと思います。

質問 1番 桜木誠

機構改革に関しては、先ほど申し上げたとおり、業務の効率化や住民サービスの向上ということで、私の感触としては、以前より職員が…頻繁に行くからでしょうか…明るく対応してくれるというのが結構見られるような感じに思っております。保健福祉課がハピネスに移ったことに関しては、やはり若干距離が遠くなったという…その印象が強くて、皆さんもしかしたら思われてるのかもしれませんし、それ以外にも別な要因があるのかもしれませんし、ただ、元役場に居た人間として、ハピネスの地域包括支援センターだとか…そういう機能が保健福祉課と一緒になることによって効率化が図れるという部分も多くあるかなというふうには思っておりますので、そのへんは今後…いろんな意見があるでしょうが、耳を傾けながら、どういう形がいいのかというふうに考えていただければと思いますが、先ほど、窓口の利便性向上の話が…町長の口からありましたけど、DXを活用しながらという話がありましたね。これ以外に何か…別な方法として、利便性向上のために考えているものがあれば、答弁を頂きたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。まずは、相談しやすい雰囲気づくりというのが大事だなというふうに思ってますけれども、さきに補正で認めていただいてますけれども、できるだけ窓口に来られたお客さまに不便をかけないというか、簡単に手続が済ませられるように、DXを使って窓口の利便性を向上するというのも併せてやっていきたいというふうに考えているところです。

質問 1番 桜木誠

入りやすい役場、相談しやすい役場ということで、先日、1 階のフリースペースで、消費者協会と山びこ学園のコラボでカフェが実施されておりまして、同僚議員で会場に来られた方もいましたが、かなり好評で賑わっていた感じを受けております。フリースペースに関しては、より一層積極的にいろんな方たちに活用していただきたいというふうに思っております。今後予定されている参議院議員選挙の投票会場にも使われますが、そういう部分ではなくて、個人だとか団体だとか…何かやりたいという人に積極的にどんどん使っていただきたいと思いますが、そのへんの周知という部分に関しては、いかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。まずはですね、春から、告知端末の回収の受付ということで、しばらくの間…皆さんにお越しいただいて、そこで端末の回収を進めていたところでありまして、先日…今お話のありました…消費者協会の皆さんと山びこ学園のコラボによるカフェですね、残念ながら私…出張で、当日そこに行けなかったんですけれども、前の日の練習の時に行って、大変すばらしい取り組みだなということで、今後も続けていただければなというふうに思っているところです。今後、参議院議員選挙が予定されておりまして、そこに期日前投票所も含めて…投票所を設けて、利便性を上げていきたいというところもありますし、そのほかについては、まず周知というところもあるんですけれども、役場の庁舎の中ですから、そこのところも含めて、事務に支障がない形で皆さんにお使いいただくというのを基本に考えていかなきゃいけないかなというのもあると思いますので、まずは行政の使う方が優先されるかなというふうに思ってますので、それを踏まえた上で、御相談受けて開放できるものがあれば、開放していきたいなというふうには思います…ということで、答弁とさせていただきます。

質問 1番 桜木誠

まずは行政の方で考えられるもので対応していきたいという話がありました。先日のカフェですね…町の担当者の発案で、あのような賑わいのある場が出来たということは、本当に担当者に感謝をしたいなというふうに思っております。是非、役場内部の別の担当者からもそういう意見が出て、ああいう動きが…どんどん起こってくるのが、よりいいのかなというふうに思っておりますので、是非そのへんは積極的に進めていただきたいと思います。そこで…時間もだいぶ押してきましたが、最後、四つ目になります。町長と対話する機会の創出についてであります。この項目に関しましては、町民の皆さんが、地域の課題や普段の困りごと、まちづくりに対するアイデアの提案などを伝えることができる重要な機会であると捉えております。町長は就任以来初めて、令和 6 年度に町民との意見交換会を開催しておりまして、時期が令和 7 年 3 月 4 日火曜日から、5 日水曜日の 2 日間でありました。4 日…この日は午前 10 時から一の橋コミュニティセンターで参加者 8 名、午後 2 時からはバスターミナル合同センターで参加者 21 名、午後 6 時 30 分から同じくバスターミナルで参加者 8 名、この日は 3 回開催しております。5 日は午後 3 時から上名寄の農村活性化センターで参加者 9 名、午後 6 時 30 分からバスターミナルで参加者 8 名の、全会場で参加者 54 名という状況でありました。この時の意見交換会の際には、行政告知端末の運用終了と今後の予定ということで、町民ニーズに合った情報発信…スマホ役場でしたか…こういうものも抱き合わせてのものであって、町民の皆さんにとってはとても興味深いものであったんではないかなというふうに思っておりますが、せっかくの機会であるにも関わらず、町民の皆さんの参加が少ないというのがとても残念であったというふうに感じております。その参加者が少なかった要因としては、これはちょっとなかなか難しいものありますが、開催時期や方法、内容、そういうところも気にしてるのではないかなというふうに思っております。また、こういう意見交換会をやると、ともすれば要望、陳情だけになる可能性も高くなりますので、このへんも十分考慮しながら、今後も是非積極的にやっていただきたいというふうに考えております。町民と対話する機会の創出につきましては、今後のまちづくり…これにおいても必要不可欠なものと考えております。町民説明会…3 月に開催した時の感触、町長としてどんなふうに感じたか、今後どんなふうに進めていきたいかの見解を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。まず、基本的な姿勢というか…そういったところでまずお話をしたいと思いますけれども、私としては、そういった…いろんなお話する機会ということに対して、できれば積極的に進めていきたいというふうに思ってますし、日頃から各種団体の皆さんですとか…いろんな形でですね…総会ですとか会合、イベント、それから行事ということで、御案内頂いたものに関しては、できるだけ全部出たいということで、ほかの用務がない限り出席をするよう心掛けているところであります。その際に、気軽に声をかけていただいて、いろんなお話を聞くこともありますし、あるいは、改めて…御案内頂くグループの皆さんが集まってお話をしたいという部分においても、空いていれば、そこに出向くなりしてお話をするということに日程を調整しながら進めているところであります。そういった中でも、先日、保健福祉課の方で、入学前の子育て世代の皆さんと「パパママトーク」というのでお話をさせていただいて、子育てに関することでいろんな御意見を頂いたところであります。また、年間の中で、かなり予定が入っている時期もあって、どうしても日程が調整できない場合もあるんですけれども、まだまだ私も時間の使い方が上手じゃないなと…自分で反省するところがあるんですけれど、そういった出張、会議、打ち合わせも含めて調整しながら、できれば…日程が空いていれば、お越しいただいた町民の皆さんとお話する機会とか、柔軟に対応していきたいなというふうに思ってはおります。また、町民懇談会ということで、できれば開催していきたいというふうに思っておりますけれども、開催時期ですとか、開催の方法、そしてテーマをどういうふうに置いていくか…適切なものが何か、どうしたら多くの方に来ていただいて、いろんなお話ができるかというのも、いろいろ研究の余地があるかなというふうに思っておりまして、過去の懇談会だとか…いろんなこともありますので、そういったものを踏まえて、できるだけ町民の皆さんと対話をして、頂いた御意見を町政に反映すること…これを基本に、形にとらわれず機会を設けていきたいと、努めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 1番 桜木誠

なかなか町民の皆さんとの意見を言う場というのは、手法だとか、時期だとか難しい部分もあるかと思いますし、町長…大変多忙の中、時間調整も難しいかと思いますが、そのへんは上手に時間配分を考えていただきながら、積極的に進めていただきたいと思います。パパママトークですね…確か同僚議員の質問に以前あったような…これ実現したことはとても良いことだと思いますし、1 回に限らず、これからも継続してやっていただくことが、その後につながるというふうに思っておりますので、是非そのように進めていただきたいと思います。最後になりますが、町長の政策公約八つあります。あと重点政策が十個ありますね。残りの任期 2 年で、例えば町長の頭の中で、ここは強く推し進めていきたいというところがあれば、そこを答弁いただいて、私の質問の全てを閉じたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。様々な山積する課題がございますので、全て手を付けて、全て解決に向けていきたいというのが本心ではありますけれども、限られた人員と限られた予算、限られた時間の中で、どこを強くしていくかということでありますが、やはり最初に重点的に申し上げたとおり、産業振興、定住施策とつなげて、住み続けようと思うまち・住み続けられるまちを創るという大きなテーマを掲げていますので、そこのところにつながるものをできるだけ早く手を付けて、できるだけ解決していくというところが私の今の考えでございます。具体的に申し上げますと、やはり産業振興、農・林…そちらの基幹産業ですね、そちらの方を強くすることによって、やはり商工業の方にも波及をしていくというところになるかなと思っていますし、住宅不足のところに関しては、教員住宅をはじめとして、今取り組みを進めておりますので、そういったところから少しでも課題解決につながっていくかなと思っていますし、小さいところでは、やはり住宅不足で…どこが課題かというところも担当含めて議論して、そこの対応を図っていって住宅施策を進めていく。そして、住み続けていくためには、当然のことながら子育ての関係の支援、そして高齢者施策、子育て支援に紐づいてきますけども…教育の振興、教育環境の充実、全てのところにつながっていくと思うんですよね。その中で、やはりいろいろな財源の問題、先ほど話した人材の問題も含めて、あらゆる方策を駆使して進めていきたいなというふうに思っています。先ほどもちょっとふれましたけれども、福祉医療連携のところを一定程度、課題の共有、それから将来的な考え方、現状解決しなければならないところで、喫緊は人材の確保ですので、そちらの方に今度…福祉医療連携のところは重点化していくつもりでいますので、いろいろな形で、いろんなところに対策を打って進めていきたいというふうに思っていますので、議会の方にも、予算あるいは条例、いろんな形で提案をしていきたいと思っていますので、是非とも御支援、御理解、よろしくお願いしたいと思っております。

出典:下川町議会 令和7年6月会議 2025年6月18日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる