みんなの議会

下川町議会 令和7年3月会議 2025年3月18日

(1)公有財産の民間による活用の促進について/(2)民間団体などの活動を支援する方策について

2025年3月18日、下川町議会の一般質問で、桜木誠議員が「公有財産の民間による活用の促進について」「民間団体などの活動を支援する方策について」について質問し、町長 田村泰司が答弁しました。

質問者
桜木誠 議員
答弁者
町長 田村泰司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。

質問 1番 桜木誠

質問番号 4 番の桜木でございます。昼から 1 番目の質問者としての登壇となります。午前中、同僚議員から話がありました、3 月 10 日に発生した水道管の漏水、そして大規模な断水、これに関して、昼夜を問わず漏水調査、復旧作業に当たった担当者、そして町内の要所において給水対応に当たった職員の皆さん、さらには行政事務が滞らないように庁舎の方で待機…留守番をしていた職員の皆さんに、心から敬意を表したいと思います。また、多くの自治体の方から御支援、あとは企業、団体、個人の方たちからも支援があったと聞いております。これらの方たちに対しても、心から感謝を申し上げたいと思います。それでは早速、通告に従いまして質問をしてまいりたいと思います。今回の質問に関しましては、個人や団体、企業など、民間の様々な活動…これが地域福祉やまちづくり、地域振興につながる活動、それらの後押しとなるような支援に関するものでございます。それでは早速、一つ目の質問になりますが、公有財産の民間による活用の促進についてであります。町が保有する公有財産については、行政財産と普通財産があり、行政財産は、その呼び方のとおり、特定の行政目的に使用される財産であり、具体的には役場庁舎や公民館、公営住宅などがあります。また、普通財産としては、行政目的に使用しなくなり、用途を廃止した文化施設や公営住宅などがございます。公有財産には、土地や建物のほかに橋などの工作物や、地上権なども該当しますが、今回の質問では、公有財産の中で売り払いや貸し付け、譲与などができる普通財産の土地と建物を中心に、その活用方法など、町長の考えについて答弁を求めるものであります。現在、町においては、公共施設の老朽化に伴いまして、施設の維持管理費がより一層増加することが予想されることから、公共施設の保有量の削減目標を立て、行財政運営の効率化に向けた公共施設の再編・統廃合を町民など利用されている方たちと合意形成を図りながら進めているところであると認識をしております。ちなみに今の公共施設の 6 割以上が、確か 30 年以上経っているものと認識をしておりまして、第 9 次行政改革大綱の主な取組事項に公共施設の譲渡などの記載もございます。そこで、除却対象となる建物について、有効活用できると思われるものは、町民の文化活動など様々な自主的活動を助長させるとともに、企業などの経済活動の活発化や移住定住の促進にもつながるものと考えております。平成 30 年以降の普通財産の土地と、その上に建てられた建物の売り払いの実例を、自分で分かる範囲でちょっと調べてみたところ、8 件の売り払いの実例が確認できました。その内訳としては、公募が 1 件、随意契約 7 件であり、売り払いの金額は、いずれも建物の耐用年数が経過しているということもありまして、土地代だけというような状況でございました。これら除却対象の建物について、譲渡を促すことが財源確保や除却費用の軽減につながることから、町民や企業に対して、より一層積極的に広くPRする考えはないか、町長の答弁を求めるものであります。

答弁 町長 田村泰司

桜木議員の「公有財産の民間による活用の促進について」の御質問にお答えいたします。公共施設管理につきましては、公共施設等総合管理計画及び公共施設個別計画において、少子高齢化等の社会構造の変化に応じた計画的な更新・統合・長寿命化・廃止・譲渡・除却等の方針を定め、第 9 次下川町行政改革大綱及び実行計画においても位置づけているところであります。御質問のありました「除却対象の建物の譲渡を促すこと」につきましては、これまで廃止をする施設は、まず、利用者、所在する公区、近隣住民などに対して、購入して利用するかの意向を確認し、次に、他の所管課等での利用の可能性を検討、いずれも利用の可能性が無い場合には、町内を対象に公募を行い、譲渡してきたところであります。今後におきましても、将来的に用途廃止する方針の施設につきましては、施設の有効利用などの観点からも、老朽度や危険度など総合的に考慮した上で、広く周知しながら、積極的に譲渡を進めてまいります。その上で、利用意向が無ければ、最終的に除却する考えであります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 1番 桜木誠

ただいまの町長の答弁の中に、施設の有効利用などの観点からも、老朽度や危険度など総合的に考慮した上で、広く周知しながら、積極的に譲渡を進めてまいります…大変前向きな答弁があったものと評価をしております。今の答弁の中で、これまで廃止をする施設は、まず、利用者、所在する公区や近隣住民に対して、購入して利用するかの意向確認をすると。その次に、所管課での利用の可能性を検討すると。それでも利用意向が無い場合は除却するという、これは順序としては私もそのとおりかというふうに思っているところでありますが、そこで、少しでもこういう除却する公共施設が無くなるように、その方策としてちょっと提案したいんですが、そこで再質問になります。用途廃止されて除却予定となった公営住宅や町営住宅、教員住宅の中には、まだ十分活用できると思われるものもあるのが事実ではないかと思います。その活用事例については、全国では様々なものがありますが、最近とある新聞メディア…確か 2 月 26 日だったかな…デジタル版を見たところ、近隣の中 川 町で、空き家の町営住宅…これ教員住宅なんですが、これを地域おこし協力隊に任せて、移住者や観光客が滞在するための宿泊施設に改修するプロジェクトが進められているとのことでした。具体的に申し上げますと、中川町では、企業と包括連携協定を締結して、空き家改修のプロジェクトを立ち上げたということでございまして、そこに地域おこし協力隊制度…これは令和 6 年 8 月 31 日まで募集をかけておりまして、このページを見ますと、プロジェクトの募集が終了しましたということになっておりますので、このプロジェクトに参加する地域おこし協力隊が確保できたものと私は認識をしております。この内容につきましては、月額 26 万 6,000 円の協力隊の委託費、そのほかに月額 10 万円の業務委託費、これは家守といいまして、家を守る…家の番をするということなんですよね。これは稼働に応じて若干減ったりはするんですが…月額10 万円と、そのほかに活動費…これは本町においても確か同じ 200 万円だったかと思います。このような…条件が良い先進的な取り組みかと思っております。中川町においては、2026 年度までの 3 年間で 5 棟の活用を目指すということになっております。これに当たっては、外部の建築士を講師に招いてDIY教室をしたりとか、より宿泊施設として充実したものとするために様々な工夫をされております。そのほかにも、これは以前テレビの放送で見たんですが、場所はかなり離れますが…横須賀市す か し、天空の廃墟というのを聞いたことがあるでしょうか。これはですね、横須賀市の長浦湾というのかな…そこを望む高台に旧市営住宅があったんですが、かなり前からほぼ空き家になっている状態で、これを再生するための方策として、店舗兼住宅だとか、またいろんな…公募だとかということで、貸し出すプロジェクトとして実施されてるものでありまして、かなり多くの方が募集されてるという話でありました。ただし、この横須賀市の例は、立地条件が違いますし、また眺望も良いだとか…そういうロケーションの関係もありますので、まずは近隣で先進的な中川町の取り組み…これに関して、このような取り組みを今後進めていくような考えはないか、町長の答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

様々な事例のお話もお聞きして、大変興味を持ったところですけれども、今、下川町の方で進めているものも含めてお話をしたいと思います。まず、基本的には、用途廃止をされて除却予定となった公営住宅、町営住宅につきましては、耐用年数が経過したり、老朽度が激しいなどから、ほかの所に新しい団地を造ったりということですので、基本的には廃止・除却の予定ということで計画をしているところであります。町では、住生活の基本計画ですとか、公営住宅の長寿命化計画ですとか、空き家の対策計画、こういったものをまとめていろいろ考慮した上で住宅対策を進めているところでありまして、空き家の活用や公営住宅・町営住宅の整備、そして民間賃貸住宅の建築の支援、こういったものを進めているところであります。しかしながら、住宅のニーズが少しずつ変化してきているところも影響はあるかなというふうに思うんですけれども、慢性的な住宅不足という現状がありますので、この社会情勢の変化などに対応して、全体的に見直しをかけていく必要があるなというふうに考えているところであります。そういったことから、令和 7 年度においては、皆さんから要望・需要があると感じている、ペット対応住宅の調査ですとか、空き家に関しては、先ほどもちょっと答弁の中でお話ふれたところあるかもしれませんけど、しもかわ財団の方が窓口になって、空き家の流動化をやっていただいて、当然、町民生活課の方でも情報を把握しているところですけれども、連携して課題解決をまず進めていきたいということで考えておりまして、今お話のあった新たな取り組みというか…ユニークな取り組みについては、様々な地域の先進事例を調査研究して、下川町の実情に合った、課題解決につながる取り組みを進めていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 1番 桜木誠

住生活基本計画、公営住宅等長寿命化計画は、私も在職中に策定に関わったことがございまして、時代の変遷とともに見直しは当然必要になってくるものと認識をしております。先ほど町長の答弁にありました、要望・需要があると感じているペット対応住宅…これは大変時代のニーズに合ってるものと思いますので、これは是非、調査研究などを進めていただきたいと思います。最後の方に、様々な地域の先進事例を調査研究していきたいという話がありましたので、是非…近隣自治体でそういう実例があるので、担当者の視察研修と申しますか…そういうのをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。先ほど申し上げたペット対応住宅調査も含めて、有効利用できる方策といいますか、先進的な取り組みをしている自治体等含めて、先進の事例を調査して、下川町のこれからの住宅対策につなげていきたいと思っておりますので、そこは担当者の方で現地を見ていただいたり、課題は何かというところも感じていただけるように進めてまいりたいと思います。以上です。

質問 1番 桜木誠

今、町長の答弁に、担当者に先進事例というか…そういうところを見て、調査研究をしていきたいという話がありましたので、是非そのように前向きに進めていただきたいと思います。ここで再々質問になりますが、これも除却にならないための方策としてでございます。公共施設の再編・統廃合に伴いまして、建物の老朽化や利用者の極端な減少などにより、用途廃止の予定となる施設が発生してくると思われます。これは行政財産においても当然そういうものが出てくるかと思われますが、これら利用者が極端に少ない公共施設などについて、例えば多くの人が目にする機会が、多くの財産の売り払いに有利と考えております。そこで、官公庁オークション…御存じかと思いますが、こういうところに出品する考えはないかというところでございますが、この官公庁オークション…インターネットで調べたものなのですが、出品者は 100%行政機関で、行政機関ということから安心で安全なオークション、それと公有財産売却には簡単に参加できるサービスとのことでございます。このオークションにかけられるもの…いろいろ見ますと、不動産…土地や建物のほかに、自動車…例えば救急車、消防車、バス、あとは人気のカテゴリーとしてコンピューター、あとは家電…AV機器だとか、カメラ、ビデオ、そういうものもあるようです。以前、消防の救急車ですか…官公庁オークションの検討をしたというのを…ちょっと耳にしたことがあるんですよね。先ほど町長が言った、利用されている方、その建物が所在する近隣の方たちが利用するかどうか、あとは担当課で利用するかどうか、そういう順番もありますが、この官公庁オークションというのは広く多くの方が目にしますし、オークションですから、より有利に…何ていうんだろう…売却できるというメリットもあるかなと思いますので、こういうものに出品してはいかがかというところで答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。最初の答弁でも申し上げましたけれども、まずはやはり町内というか…利用している方、それから所在する公区など近隣の住民の方に利用意向を確認する、いなければ他の利用の可能性を検討し、可能性がなければ町内を対象に公募を行うことを原則として進めてまいりたいというふうには考えているんですけれども、基本的にこういう考え方を持って進めてまいりますけれども、土地と建物という性質上から、施設の状況によっては、今後、町外も含めて広く周知して、譲渡することも検討の材料にしていきたいというふうに思っておりますので、御理解よろしくお願いします。

質問 1番 桜木誠

ただいま官公庁オークションとか、先進事例も含めて、前向きに進めるという話がありましたが、検討ということではなくて、是非具体的に進めていただきたいと思います。私が町民…何人かから聞いた話では、空き家になってほぼ使われていない住宅…これを例えば事務所や工房に使いたいんだけどどうしたらいいんでしょうかという、以前そういう相談も受けたことがあります。ですから、様々な活用方法があるかと思いますので、是非そこは先進地事例も含めて、あとは官公庁オークションも含めて、前向きに具体的に進めていただきたいと思います。そこで、一つ目の質問の最後になりますが、今回の質問については、公有財産の民間による活用の促進についてとして、普通財産を中心に質問を行ったところでございますが、行政財産の民間活用についても質問をさせていただきたいと思います。行政財産の目的外使用として、地方自治法第 238 条の 4 第 7 項で「行政財産は、その用途又は目的を妨げない限度においてその使用を許可することができる」とされております。今、役場庁舎 1 階東側に空きスペースがございます。現段階で民間での活用などを考えているかどうか、町長の答弁を求めます。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。昨年の機構改革によります保健福祉課のハピネス移転に伴う役場庁舎 1 階東側の空きスペースにつきましては、様々な利用を想定しておりまして、現在は、休憩とか、来客との打合せをするスペースですとか、今のところまだ利用実績はないですけれども、選挙の際に期日前投票場をそこに設置するですとか、あるいは展示の…いろんなものをまとめてそこに展示するですとか、様々な活用を検討し、できることはやろうかなというふうに思っているところであります。このように柔軟に活用するということで、常設でいろんなものを置いてしまうと、なかなか動かすのが大変になりますので、現在は休憩していただくとか、来客との打合せスペースを主に使っている状況でございます。一方、窓口にすごく近い状況ですから、窓口を利用している時に…個人情報の関係とかもありますので…そういったものですとか、通常の事務事業に支障のないものであれば活用可能であると考えておりますので、今後、庁舎内の意見も含めて、連携して更なる利活用について検討してまいりたいというふうに考えております。また、民間の方から、こういった形で使いたいというお話、アイデアなどがあれば、その際にお寄せいただければ、その検討の中に含めて、基本的には役場の事務、あるいは個人情報の保護などに支障がないという判断ができれば、御活用いただくことも考えていきたいなというふうに思っていますので、御理解をお願いいたします。

質問 1番 桜木誠

ただいまの町長の答弁の中で、常設のものとするとなかなか柔軟な活用ができないというのは、それはもっともだというふうに私も思います。最後の方で、民間から活用のアイデアがあればお寄せいただきたいという話がありましたが、これも以前町民の方からあった話なんですが、コンビニエンスストアでコーヒーメーカーなどありますよね…それをあそこのスペースの一角に置くなど、例えば冬の寒い時に、町民の方が家まで帰るのに…ちょっと距離があるから役場で休んでいこうかと…休憩スペースとして座った時に、温かい飲物があると…ほっと一息つけるのかなと、また、職員の方も定時に仕事が終わる方がほとんどではないですから、時間外勤務をしてる時に、例えばちょっと休憩して温かいコーヒーでも飲みたいなとなった時に、そういう一息つける場所としても良いのではないかと思うんですが、ちょっと細かい話になりますが…そういうのはいかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。様々な利用の検討というのは必要かなというふうに思っております。これちょっと…実現可能かどうかというのはですね、経費とか管理の問題とかいろいろありますので、これからまた内部で検討させていただきながら進めたいと思っておりますけれども、例えばですが、今、役場の方では、行政財産の目的外使用になる部分もあるかもしれないですけど、自販機も設置してますので、自販機をそちらに移動して皆さんにお買い求めいただいて休憩に使っていただくという手もあるかなというふうに思ってますので、ちょっといろんな角度から検討させていただいて、使っていただくことを基本に考えていければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

質問 1番 桜木誠

私の方から細かなことも含めていろいろ提案をさせていただきましたが、まず有効活用に向けて、先進地事例、あと官公庁オークション、あとは 1 階の空きスペースの活用など、精力的に様々な角度からその活用方法を是非前向きに進めていただきたいと思います。以上で、私の一つ目の質問を終わりたいと思います。次に、二つ目の質問になります。次の質問に関しましては、民間団体などの活動を支援する方策についてであります。近年の少子高齢化に伴う人口減少によりまして、従来からあった町内のボランティア、文化、スポーツなどの振興を図る団体が徐々に減少する一方で、町民や一般社団法人などの団体による様々な分野での自主的活動が活発になっているものと実感しているところでございます。例えば自分が把握しているもので、NPО法人では、地域の観光振興の取り組みに関わる「しもかわ観光協会」などの 5 団体、一般社団法人では…公の施設である…12 月定例会議でしたか…地域間交流施設の指定管理者となった「ふとひらく」などの 3 団体、一般財団法人では、移住定住の促進や産業の活性化などの取り組みを進める「しもかわ地域振興機構」などの 2 団体があると認識をしております。そのほかにも、自転車の活用促進を図り、脱炭素や健康の増進を図る取り組みや、子育て世代とともに多様な子供の遊びの創出などの取り組みを進める個人、あと、環境・食・福祉・教育などの分野で、暮らしのヒントとなる映画の上映を行う団体など、様々な団体が活発な活動を進めているように感じているところであります。それらの団体などによる活動は、社会貢献的なものが多く見られ、より活発になることで、町民の利益と福祉の増進に資するものがより一層増えると考えております。NPО法人や一般社団法人などの活動資金確保の一例として、助成金、補助金、寄附金の募集、会費収入、町からの業務委託や公の施設の指定管理を受けるなどありますが、そこで、それら団体などへの支援方策として、社会貢献的な活動へ行政の負担が極力伴わない資金確保などの支援の検討をしてはいかがかというところで、町長の答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

桜木議員の「民間団体などの活動を支援する方策について」の御質問にお答えいたします。桜木議員の御質問要旨のとおり、町内のボランティア・文化・スポーツ等の振興を図る団体が徐々に減少する一方で、町民やNPO法人、一般社団法人などの団体による様々な分野での自主的な活動が活発になってきていると、私も実感をしております。御質問のありました「社会貢献的な活動へ行政の負担が伴わない資金確保などの支援について」ですが、現在は、地方税法に基づき、下川町税条例において、特定非営利活動法人の活動事業に関連する寄附金税額控除を実施しているとともに、町民主体によるSDGs課題解決推進事業において「まちづくり活動」を自主的又は主体的に実施する事業に対する補助支援などを行っているところであります。様々な活動団体の資金につきましては、まずは自主的な取り組みにより確保していただくことが基本と考えており、現在のところ行政事務負担の観点から、活動団体の資金確保に向けて行政が直接的に関わっていくことは難しいものと考えておりますが、行政事務効率化の観点において、地域団体と協働して町の事業を推進するなど、その手法や可能性について調査研究を進めるとともに検討してまいります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 1番 桜木誠

ただいま町長からは、地域団体と協働して町の事業を推進するなど、その手法や可能性について調査検討していきたいという前向きな答弁がございました。今の答弁の中で、特定非営利活動法人の活動事業に関する寄附金税額控除…私も担当にいろいろ確認をさせていただいたんですが、下川町個人町民税寄附金税額控除対象特定非営利活動法人指定要綱…大変長いものなんですが、これ…非営利活動法人で、今の登録は3 団体という現状でございます。また、先ほど話にありました町民主体によるSDGs課題解決推進事業、私も以前は担当していた事業でございまして、これは補助金申請の手間が若干あります。実施計画書や申請書、あとは報告書など、そういういろいろな手間がありますし、2030 年における下川町のありたい姿…七つ、これの実現に向けた取り組みじゃなきゃならない。例えばみんなで挑戦し続けるまち、誰ひとり取り残されないまちなどがあったかと思いますが、そういうところを考えると、よりハードルの低いもので…そういう方策というか…支援策を考えられないかというところで再質問とさせていただきます。そこで行政の負担がほとんど伴わない団体の資金確保としまして、クラウドファンディング型のふるさと納税の活用が考えられます。ふるさと納税は、皆さん御承知のとおり、自分の故郷や応援したい自治体に寄附をし、その返礼品として肉や魚介類、農作物、今は米が結構人気の返礼品かと思いますが、これらを受け取って税金の控除が受けられるものであると一般的には認識をされておりますが、ほかの自治体では、NPО法人や一般社団法人などの返礼品の無い活動へ寄附するクラウドファンディング型のふるさと納税が増えているようでございます。クラウドファンディング型ふるさと納税は、自治体または自治体が認めた団体、個人が、クラウドファンディングプロジェクトのオーナーとなり、ふるさと納税の制度を利用して資金を募るものでございまして、地域が抱える課題解決のために掲げられたプロジェクト…使い道なんですが、これに共感し、そのプロジェクトに対して寄附していただくものであります。ふるさと納税のインターネットサイトでいろいろ調べてみたところ、上川北部の自治体ではまだそのような取組事例はなかったようでございますが、ほかの自治体…例えば佐賀県のふるさと納税では、NPО支援制度というのがありまして、一般社団法人が経済的に厳しいなどの困りごとを抱えた子育て家庭に食品などを定期的に届ける「こども宅食」という取り組みや、動物愛護ボランティア団体が年間を通して保護犬や犬の里親探しや、動物愛護の啓発活動などの取り組みを行う者に対する返礼品が無いクラウドファンディング型のふるさと納税を進めております。本町においては、まだ未実施でありますが、このようなケース…新たな取り組みとして、この仕組みづくりに着手し、前向きに進めていくというような考えはないか、答弁を求めたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。桜木議員の仰られるとおり、ふるさと納税については、自分のふるさとですとか、応援したい自治体に寄附をして、その結果、返礼品を頂くというような形なんですけども、最近は…いわゆる返礼品が主で、寄附というよりも買物をするみたいなイメージのふるさと納税にちょっと変わりつつあって、下川の場合は、いろいろ関係者の皆さま、あるいは職員も努力して、返礼品を増やしたり、あるいはいろんな工夫をして進めているところなんですけれども、世にいう…いわゆる肉とか、魚とか、お米とか、そういった返礼品が無いものですから、なかなか苦戦しているのが現状であります。若干…少しずつ皆さんの頑張りで増えてきているところではあるんですけれども、そういった本来の趣旨といいますか…応援したいお気持ちをどう受け止めていくかという部分では、今お話のあった…いろいろな地域課題解決のためのプロジェクトですとか、地域の皆さんがその資金を使って地域を良くしていくという気持ちをどう実現していくかという部分には、非常につながっていく良い機会ではないかなというふうには思っております。いろんな課題の中で、やはり訴求力のあるプロジェクトですとか、その課題解決が下川だけでなくて、ほかのところにもつながっていくという部分も含めて、PRポイントというのが出てくるかなというふうに思っているんですけれども、ちょっと中身的には、少し趣旨が違いますけれども、過去にスキージャンプ選手の応援プロジェクトのガバメントクラウドファンディングを実施した実績もありますし、桜木議員が現役時代、非常に御苦労されて進めておられた吉本とのプロジェクトでも、新喜劇そして映画のクラウドファンディングというものを実施しました…そういった実績もございますし、また、コロナで苦しんでいる飲食店を応援しようということで、飲食店を応援しようというクラウドファンディングも実施した実績もございますので、そういったものも参考にしながら、様々な事例を参考にしながら、更に調査研究して、実際に活動している皆さんとお話をして、どういった形で進めるかというのをこれから調査研究して、できれば前向きに進めていければなというふうに思っております。その結果、活動する皆さんが、下川の地域課題につながる資金をきちんと得られて、一緒にいろんな形で進められるというのが一番良い形につながるのかなというふうに思っていますので、引き続き進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 1番 桜木誠

ただいま町長の答弁にありました、やっぱりどうしても返礼品としては…買物感覚で肉、魚介類、あと最近では米、そのへんが人気の返礼品で、下川町にとってはかなり厳しい状況なのかなというふうには私も実感をしております。自分が担当していたときも返礼品開発をしたことがありますが、なかなか思うように進まないのが実情ではありました。クラウドファンディングについては、当時、吉本関係の映画でクラウドファンディングに取り組んだこともありますが、このクラウドファンディングとなると、やっぱり手数料…取り扱っているサイトによって、確か 5%から 20%程度の手数料がかかるかと思います。また、手続も若干面倒な部分がありまして、ふるさと納税の返礼品に登録する場合は、現状では確か募集様式の提出だけでよかったかなと思うんですよね。そういう面からすると、比較的簡単に…返礼品として登録できるのかなというところ。ただ、先ほどいろいろ話があったとおり、若干いろんなハードルがあったり、あとは…何ていうんだろう…その返礼品として登録される活動される方たちと…さっき話をしてというところがありましたが、そこが重要なところになると思いますので、是非話を一緒に…そういう個人、団体の方たちと、どういう方策がいいのかというところの話をしていただいて、民間における様々な活動を支援する方策を考えていただきたいなと思います。今、町内でいろいろ活動していただいている個人や団体については、先ほど申し上げたとおり、地域振興やまちづくり、あとは福祉の増進など、様々な面につながると思うんですよね。自主的な活動が活発になることによって、行政がやりたいなと思った業務…それをそういう団体・個人の皆さんがしてくれる場合も多々あるかと思う。そういうことによって、逆に行政が違う業務にかかれるという、そういう利点もあるかと思いますので、是非そこは速やかに進めていただきたいと思います。そこで、私、最後の質問になりますが、町政執行方針にちょっと絡むものでございます。令和 7 年度の町政執行方針の 22 ページ、第 5 点目の分野方針「地域自治・地域内連携」の第 2「多様な人材が活躍できる場づくり」の中で、「町内外の多様な人材の活用を促すための基盤を構築し、町民が主体となった地域課題解決活動や町内外の人々、企業、団体との連携を促進する」とあります。私の一つ目の質問と二つ目の質問とも関連するところがあると思いますので、町長の考え…具体的なところもあればイメージなどを含めて答弁を求めまして、私の質問の全てを終えたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えをいたします。ちょっと…さきの質問に補足というか…実は、ふるさと納税の返礼品の登録なんですけれども、今、総務省の方で統一した形で登録がなっていまして、実は…いろいろふるさと納税の新しい返礼品…登録が余りないんじゃないかというお話も頂くんですけど、今 1 年ぐらい登録までかかる状況になっています…登録して始めていいよというのは。それぐらい…やはりふるさと納税の返礼品に対するいろいろな御批判というか…そういうところもあって、そういった状況でございますので、先ほどのプロジェクトベースの場合、急ぎのプロジェクトというのは…なかなかダイレクトに、その時にふるさと納税として集められるかというと、いわゆるいろんな事ですよね…事の方は意外と遅いというのが現状でございまして、どちらかというと普遍的に町民の皆さんが行政の取り組みをお支えいただくような、ずっとつながってやっていくような部分に、もし可能であれば、少しお時間かかっても進めれる状況には持っていけるかなというふうなのが、今の感じているところというか…今の状況でございます。それで、今お話のありました町政執行方針の分野別方針の地域自治・地域内連携のところで、多様な人材が活躍できる場づくりの中で、町内外の多様な人材の活用を促すための基盤を構築し…というところなんですけれども、さきの答弁で申し上げたものと重複する部分もあるかと思いますけれども、まず、私の認識ですけれども、下川町自治基本条例の中に、第 8 章「連携と協力」という部分があって、第 30 条「様々な人との連携と協力」といった部分もございます。第 9 章「役割と責務」にも関連するものがございます。そういった基本的な部分を踏まえて、今、第 6 期下川町総合計画の「2030 年における下川町のありたい姿」の実現には、行政がもちろん頑張っていかなければならないんですけど、そのかじ取り、先導していかなきゃいけないというのはもちろんですけれども、その実現にはやはり多くの町民の皆さまの主体的な活動ですとか、自主的な活動、そして町内外の人々、企業、団体、そういった方々の連携が、やはり課題解決含めて重要であるというふうに認識をしております。そういった考えの下、この分野別の「地域自治・地域内連携」ですね、この推進施策の中では、多様な人材が活躍できる場づくりというものを設けて、その中の具体的な事業としては、先ほど申し上げました、町民主体によるSDGs課題解決推進事業ですとか、SDGsの普及展開事業、そしてさきの御質問にあった中間支援組織ですね…これとの協働連携事業といったものを進めているところでございます。いろいろな問題がたくさんあるんですけども、この山積する地域課題、そして多様化する行政ニーズへ対応するためには、やはり行政だけではなかなか…精いっぱい頑張りますけれども…対応できないというふうに感じておりまして、今後におきましても、町内外の皆さん、そして企業団体との連携、最近の言葉でいうと共創という言葉が…共に創る、協力して創るという言葉が今ありますけれども、これが不可欠であると考えておりまして、今後も積極的に進めてまいりたいと思いますので、御理解よろしくお願い申し上げます。

出典:下川町議会 令和7年3月会議 2025年3月18日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる