鹿追町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月21日
基幹産業への支援策は
2023年9月21日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「基幹産業への支援策は」について質問し、町長 喜井知己が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 狩野正雄
ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、一般質問を行います。標題は、基幹産業への支援策はということでございます。本町の基幹産業である農業を取り巻く情勢について、生産現場の声が寄せられました。国際情勢の影響により、飼料代や肥料代が高騰していることや、酪農家においてはサルモネラ病菌が発生しており、どの牧場も病気の広がりを防ぐためその対策に当たっているという情報であります。この病気は、体力が弱い子牛がり患すると死亡するケースがあるそうです。さらに病気の検査には、1頭当たり 4,000 円の費用と、治療には高額の薬代がかかるということでございます。酪農経営環境の厳しい現状が伝えられました。基幹産業をどのように守り、発展させるか、関係機関はどのように連携して取り組んでいるかについて質問いたします。1、国・道などの農業(畑作・酪農・畜産)への支援策について、町にはどのような情報が伝えられているか。また、本町の支援策は。2、町内牧場において、サルモネラ病菌について、関係機関がどのように連携して対策や情報共有しているのか。3、全国のニュースで注意喚起のあった鳥インフルエンザなども含め、近隣住民や旅行者などが注意すべき点は。以上です。
答弁 町長 喜井知己
狩野議員からは、「基幹産業への支援は」と題しまして、3点御質問いただきましたので順次お答えをさせていただきます。まずサルモネラ症の感染でありますけれども、議員御指摘のとおり、6か月齢以下で多く見られ、若齢であるほど感染しやすく、重症化しやすいと言われております。検査につきましては、感染が疑わしい牛の検体を採取後、十勝家畜保健衛生所にて実施をしております。検査料ですけれども、検査の方法により若干異なりますが、最大 4,000円であります。ただし、現在行われている検査は1検体当たり 1,120 円。4,000 円というのは、検査ということで日数もかかるということでありますけども、現在行なっている検査はどちらかというと、簡易検査に近いものと思います。当然これで十分確認ができると承知をしております。このサルモネラについては、清浄化が確認するまで検査を繰り返します。2回目以降も必要な場合はありますが、検査の実施機関である家畜保健衛生所(北海道)の負担で実施をしております。従って、検査料の負担については、酪農家さんの負担は初回の検査分のみとなります。また、感染による治療でストレスを長期化させないためにも、速やかな牛舎等の洗浄消毒あるいは防疫対策の徹底を以前から図っているところでございます。そして1点目の、「国・道などの農業への支援策について町の方への情報、あるいは本町の支援策」ということについてお答えをいたします。今回の質問の趣旨からこの物価高騰を飼料、肥料それから資材高騰等に対する支援ということに限ってお答えをいたします。まず、国・道などの農業に対する支援や補助事業につきましては、農業振興課の担当職員が説明会等に参加し内容を把握した上で、JAをはじめとする関係機関と連携をして、漏れのないように農業者の方に周知し、原則としてJAが窓口となって事務を取り扱っております。まず畑作・酪農の支援でありますが、国の令和4年度(2022 年度)「肥料価格高騰対策事業」これは令和5年度(2023 年度)に繰越して執行される内容となっておりますけれども今年の肥料使用実績に基づいてもおおむね全体で2億円の補助を現在のところ申請をしているところであります。また北海道の支援でありますけれども、令和4年度(2022 年度)においては「化学肥料購入支援緊急事業」により約 2,395 万円、これは実績であります。これが補助されております。また、令和5年度(2023 年度)においても「肥料価格高騰緊急対策事業」という名称で若干変わっておりますけども、ほぼ同額の補助が受けられる見込みと承知をしております。次に、酪農家のみ対象の支援でありますけれども、国の「国産粗飼料利用拡大緊急酪農対策事業」で令和4年度(2022 年度)は約 8,064 万円、令和5年度(2023 年度)においては約 8,575 万円、また同じく国の「酪農生産基盤確保対策事業」でありますけれども、令和4年度(2022 年度)において約 7,616 万円、令和5年度(2023 年度)には約 8,098 万円の補助がそれぞれ決定をされております。また国の「配合飼料価格高騰緊急特別対策事業」、これは酪農それから畜産で該当する事業でありますけれども、令和4年度(2022 年度)第3四半期分は令和4年(2022 年)の10 月から 12 月の配合飼料使用数量に対しまして約 7,913 万円。同じく第4四半期は、令和5年(2023 年)1月から3月の分についてでありますけれども、約 9,438 万円の補助がそれぞれ決定をしていると承知をしております。一方、本町の支援策でありますけれども、令和4年度(2022 年度)におきましては、「農業用資材等価格高騰対策助成事業」により、肥料購入あるいはそれ以外の資材等の高騰に対して全体で 4,891 万の助成を実施し、令和5年度(2023 年度)におきましても、「鹿追町農業者物価高騰対策支援事業」という名称で、今定例会の初日本会議において補正予算の議決を賜りましたので、約 1,300 万の支援を実施します。それから次に2点目の「町内牧場におけるサルモネラ病菌について、関係機関の連携の対策、それから情報共有」についてお答えをいたします。町内牧場においてサルモネラ症と疑われる事態が発生した場合は、私が組合長となっております「鹿追町家畜伝染病自衛防疫組合」において、関係機関が集まりまして、発生牧場と協議のうえ、速やかに検査を実施いたします。この検査によって陽性と判定された場合には、発生牧場と牛舎等の洗浄消毒となりますので、日時・方法・人員等を協議いたしまして、町職員、農協職員それからNOSAI北海道鹿追家畜診療所の職員で協力体制をとりまして、速やかに洗浄消毒を実施する流れになっておりまして、検査による清浄化が確認されるまで、この作業を繰り返し発生牧場ごとに行なっている状況であります。関係する機関が協力して作業を行なっておりますので、発生後の対策、情報共有に関して関係機関は承知しており、徹底がなされている状況でございます。それから3点目の、「全国のニュースで注意喚起のあった鳥インフルエンザなどを含め、近隣住民や旅行者などが注意すべき点」ということについてお答えをいたします。鳥インフルエンザなどの家畜伝染病やシストセンチュウのように畑作物に多大な被害を与える病原菌を広げないためには、近隣住民や旅行者には「畜舎周り、あるいは畑には立ち入らない」あるいは「衰弱、死亡した野鳥には直接触れない」などが感染予防の基本であり、最も有効な対策となっております。今後におきましても、SNSあるいは広報紙、様々な媒体を活用し周知・徹底することで、協力をお願いして、拡散防止に努めていきたいと思っております。以上3点お答えをいたしましたが、本町の基幹産業である農業が今後も安定的に発展ができますよう、JAをはじめとする関係機関との連携をさらに強化するとともに、必要に応じて国や道に対して要望を行なってまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 8番 狩野正雄
答弁ありがとうございました。鹿追町農業者物価高騰対策支援事業というか、9月 12日に議決しました農業を中心とする基幹産業の支援策としては、非常に経済対策といいますか、タイムリーな補正予算を組んでいただいたと私は非常に評価しております。農業法人に対しては、10 万円、個人の経営に対して5万円を支援するということで商工業者もそれを支えておりますので、商工業者に対してもそういった経済対策をやるという姿勢本当にすばらしいと思います。ぜひ早急に、これは町民も期待しています。農業者も期待しています。ぜひよろしくお願いします。それからこの対策は、本当に力強いメッセージになると思います。経済対策は、やはりスピード感、迅速性が必要だと思います。非常にスピード感を持ってやられたと思いますが、そこでよく聞かれることは、この原資はどこから出るのかというようなことを聞かれます。今一度、この対策の支援策の狙い、それからどのように活用すれば、最も効果的な活性化が図られるか、今一度、メッセージをお願いします。
答弁 町長 喜井知己
はい。本町の農業への支援に対することに関しまして、評価いただきまして本当にありがとうございます。国・道の支援策も令和4年(2022 年)、それから本年度につきましても特に酪農家さんにおいては影響が大きいと思っております。そういう状況に対応して、国の方も支援というのは、多ければ多いに越したことはないですが、結構な支援ということで国も対応していただいていると思っております。本町の支援ですけれども、令和4年度(2022 年度)においては、約 4,900 万の支援ということで、肥料購入に対しては道と同じ額の上乗せ、それから法人、個人ごとの支援ということで昨年は予算措置をさせていただきました。今年については、昨年度もそうですけども、コロナの自治体向けの臨時交付金を一部財源としております。令和4年度(2022 年度)と令和5年度(2023 年度)においては、このコロナの交付金の額が相当実は違っておりまして、今年度は全体で 3,400 万くらいの交付金、昨年は少し桁が違う1億数千万の支援があった状況でしたので、農業について昨年ぐらいの支援ができるかというと難しい面もあって、町の対応としては、6月に議決をいただいた全町民向けの商品券の配布、そして今回の定例会では、農業者そして商工業者の皆さんの支援ということで、全体を合わせて一般財源を使っておりますから、約 6,000 万の内容になるということでございます。そういったことで限られた財源の中で十分とは言えないかもしれませんけども、農業者の皆様の少しでも資材等の高騰の足しにしていただけると思っています。今年の農業は、比較的順調に進んでおりますが、御質問にもあったとおり、酪農家では近年にないぐらいのサルモネラ症の発症があって、発生牧場の皆さんも大変御苦労をしていると思っております。そういった状況にありますけれども、何とかこの防疫の対策、それから様々な対策を徹底して、この危機を乗り越えていただければと思っています。
質問 8番 狩野正雄
ありがとうございました。これで終わります。