みんなの議会

紋別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日

市政執行方針より((1)物価高騰対策について/(2)「誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すること」という視点から/(3)「確固たる基幹産業を守るとともに、新たな産業・雇用・人の流れを創り出すこと」という視点から/(4)「新しい生活様式に対応し、誰もが安心して集い、暮らせるまちを創ること」という視点から)

2025年3月10日、紋別市議会の一般質問で、加藤裕貴議員が「市政執行方針より((1)物価高騰対策について/(2)「誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すること」という視点から/(3)「確固たる基幹産業を守るとともに、新たな産業・雇用・人の流れを創り出すこと」という視点から/(4)「新しい生活様式に対応し、誰もが安心して集い、暮らせるまちを創ること」という視点から)」について質問し、市長 宮川良一、児童家庭課長 福田詳、商工労働課長 住出晋一、観光空港対策室長 山本隆博、市民協働課長 浜屋武志が答弁しました。

質問者
加藤裕貴 議員
答弁者
市長 宮川良一、児童家庭課長 福田詳、商工労働課長 住出晋一、観光空港対策室長 山本隆博、市民協働課長 浜屋武志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 10番 加藤裕貴

私は、未来の会を代表して、さきの通告の順に従い、質問させていただきます。能登半島地震から1年2か月が経過しました。今もなお避難生活を余儀なくされている方々、そして、日々の生活を取り戻すために懸命な努力をされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧と復興を心よりお祈りいたします。また、明日3月11日は、あの東日本大震災から14年目を迎える日でもあります。巨大な津波がまちをのみ込んだあの日の教訓から、備えはどのように進んでいるのかなど、決して風化させてはならないこととして、今後の防災対策に生かしていただきたいと改めて感じるところであります。さて、宮川市長におかれましては、市長就任5期目を迎え、残す任期も数か月となりました。この間、公約であります地域医療の再生、中心市街地の再生、観光の再生という三つの再生を掲げ、子どもから高齢者まで、誰もが紋別市民でよかったと実感できるまちづくりを目指し、これまで精力的に取り組まれてこられました。令和7年度予算総額は、372億2,707万円と、前年度と比較し、4億2,007万5,000円、1.1%の増となり、過去2番目の大型予算となったことについて、宮川市長は、市政執行方針の中で、本市を取り巻く課題、特に医療・防災・人手不足対策など迅速な対応を要する取組のほか、継続している公共事業など、当初予算において実施することが合理的であると述べられたとおり、市政執行方針はその思いが伝わる内容でした。どうか、健康には十分に留意され、ご活躍くださいますよう、ご祈念を申し上げます。それでは、質問に入らせていただきますが、さきの質問の方々と重複する部分もありますことをお許しいただきたいと思います。最初に、物価高騰対策についてです。私ども未来の会としても、物価高騰対策の必要性については、一般質問など、市議会の中でこれまでも発言をさせていただいておりました。本市でも、物価高騰対策として、対象者を拡大して実施した福祉灯油のほか、医療及び福祉施設への支援に加え、今冬も昨年に続き消費拡大クーポン事業が実施されました。本事業は、市民1人当たりに1万円分のクーポン券が配付され、市内の登録店で利用することができる大変利便性の高い事業であることから、多くの市民や事業所の皆様より高く評価する声が聞かれました。その一方で、政府により時限的に復活していた電気代の補助金は、全国的には暖かくなる3月からは、一般家庭向け電気代で1キロワットアワー当たり1月と2月の2.5円補助から1.3円に減額されるなど、その他食品だけでも約2,000品目以上が値上がりする中、電気代も実質的な値上がりとなります。また、市民生活には欠かせないガソリン価格についても、1リットル当たり、一時は190円台になるなど、高値が続いております。さらに、2月に入り、道内の灯油の平均価格は1リットル当たり131.38円と、2024年の同じ月に比べ、10.99円の値上がりとなるなど、1972年の調査開始以降初めて130円を超え、最高値が更新されました。そのため、北海道消費者協会から、北海道経済産業局に対し、寒冷地限定の元売価格の補助など、灯油価格の抑制を求める緊急要請等が行われる事態となっており、市民生活は非常に厳しい状況が続いております。今まさに、国会では、ガソリンの暫定税率の廃止、いわゆる年収の壁の引上げや教育無償化など、国民生活の負担軽減に関する議論がされているところであり、宮川市長も、市政執行方針の冒頭で、市民生活においては、米、卵、野菜などの食料品に加え、燃料や電気、ガスなど、あらゆる物価の高止まりが続いていることへの危機感を述べられたとおり、私もさらなる物価高騰対策の必要性を感じるところです。とりわけ、依然として賃上げが物価上昇に追いつかない状況において、ぜひ本市に暮らす市民の手取りを増やす取組を大いに期待し、以下、質問いたします。最初に、本来、国が行うべき取組であることは承知しておりますが、市民の物価高騰に関する負担の軽減に寄与する物価高騰対策の必要性についてお尋ねするとともに、2024年度紋別市消費拡大クーポン事業における実績についてお伺いをいたします。高止まりの灯油価格などに対応するため、対象者の拡大された福祉灯油など、1歩も2歩も踏み込んだ対策が取られていることについては評価するところでございますが、現役世代の市民生活も非常に厳しい状態が続いています。そこで、2点目に、住民税非課税世帯をベースとする福祉灯油とは別に、広く課税世帯も対象となる市民暖房助成金の支給を行っていただきたいと考えておりますが、その点についてのお考え、そして、昨今の灯油の高止まり等の状況について、本市としてはどのように捉えられておりますでしょうか。私といたしましては、消費拡大クーポン事業などの金額拡大やその回数を増やすなど、国の対応する交付金も活用しながら実施することが可能であれば望ましいのですが、現実的に他自治体で実施しているようなプレミアムつき商品券のような取組も有効ではないかと考えております。食料品や生活必需品は物価が高騰しても必要であり、日々の買物にプレミアムつき商品券を活用いただければ、市民の負担軽減に確実につながり、市内事業者においても売上げの拡大といった経済対策の側面もあります。そこで、3点目に、物価高騰と消費拡大の対策として、本市でも以前に実施したことのあるプレミアムつき商品券の実施について提案をさせていただきますが、本市の見解をお伺いいたします。市政執行方針において、法人市民税において、原材料の仕入価格や原油価格の高騰の影響などを想定し、前年度と比較して9.4%の減少が見込まれていることや公共施設の光熱費の増加による物価高への対応費などが計上されております。これ以上、物価高騰に起因し、市内経済が冷え込まないよう、物価高騰対策については迅速な対応を期待するところであります。次の質問に移ります。「誰も取り残されることのない医療・福祉・介護を実現すること」という視点からお伺いをいたします。近年、社会構造の変化に伴い、家族内で成人が担うべきケア責任を子どもが担う、いわゆるヤングケアラーの問題が深刻化しています。ヤングケアラーは、学業や友人関係、自己実現など、本来子どもが享受すべき機会を犠牲にしている場合が多く、その心身への負担は計り知れません。令和6年6月には、ヤングケアラー支援を含む改正児童福祉法が成立し、国、自治体、学校、医療機関等が連携し、ヤングケアラーの早期発見と適切な支援を行うことが責務とされました。これは、ヤングケアラーの問題が社会全体で取り組むべき重要な課題であることの証左と言えます。本市においてもヤングケアラーの存在は決して看過できない問題です。子どもたちが安心して子ども時代を送るために、また、将来にわたって健やかに成長していけるように、ヤングケアラーに対する早期発見と適切な支援体制の確立が急務と考えます。市政執行方針の中で宮川市長が述べられた妊娠、出産に関する支援体制の強化、特にヤングケアラーへの支援について、以下の点についてお伺いいたします。最初に、改正児童福祉法では早期発見が重要とされていますが、本市では具体的にどのような方法でヤングケアラーの早期発見に取り組むのでしょうか、学校、地域、医療機関との連携体制を含め、具体的にお聞かせください。次に、2点目として、訪問支援において、ヤングケアラーに対してはどのような支援を行うのでしょうか、学業との両立支援、精神的なケア、家族との関係調整など、具体的な支援内容とそれぞれの専門性を持つ支援者の配置についてお聞かせください。3点目ですが、ヤングケアラー支援には専門的な知識や経験を持つ人材が不可欠です。本市ではヤングケアラー支援に関わる人材の育成についてどのような取組を行うのでしょうか、また、既存の人材のスキルアップについてどのように考えているのか、お伺いいたします。最後に、ヤングケアラー自身やその家族が相談しやすい体制づくりも重要と考えます。相談窓口の設置や相談しやすい環境づくりについて、具体的な取組をお聞かせください。次の質問に移ります。「確固たる基幹産業を守るとともに、新たな産業・雇用・人の流れを創り出すこと」という視点からお伺いいたします。紋別自動車学校の施設整備についてと運転手確保についてです。近年、全国的に公共交通に携わる運転手が不足しており、本市においてもハイヤー会社やバス会社の運転手確保が大きな課題となっております。市民の日常生活や観光客の移動手段を確保するため、また、地域経済の活性化のためにも一日も早く運転手不足が解消されることが望ましいものの、運転手不足の問題は日を増すごとに深刻になっております。特に、公共交通機関であるバスは市民の足として重要な役割を担っており、運転手不足は市民生活に大きな影響を与えかねません。今回、市政執行方針に盛り込まれた2種免許取得支援は、運転手不足解消に向けた重要な一歩と評価できます。しかしながら、バス運転手に必要な大型2種免許取得支援についての新たな取組は言及されておりません。このような現状を踏まえ、今回の市政執行方針で述べられた普通2種免許取得支援など、市内交通事業者の運転手確保のための取組について、以下、お尋ねをいたします。最初に、普通2種免許取得者に対する支援を拡充するとのことですが、具体的にどのような内容になるのでしょうか、また、今回の支援策によって、ハイヤー会社の運転手不足はどの程度解消されると見込んでおりますでしょうか、具体的な数値目標などがあればお教えください。2点目に、全国的にバス運転手不足が深刻化する中、本市において、公共交通を担うバス運転手確保に向けた総合的な取組として今回の支援策以外にどのような施策を検討されておりますでしょうか、長期的な視点での人材の育成や確保について、本市としての見解についてお伺いをいたします。次の質問に移ります。オホーツク紋別空港についてです。オホーツク紋別空港は、地域住民の重要な交通手段であるとともに、医療や観光客誘致にも大きく貢献する地域の重要な拠点です。令和6年度には羽田-紋別便の利用者がコロナ禍前の水準まで回復し、空港利用促進策が一定の成果を上げていることは市民としても大変喜ばしい限りです。しかしながら、長年の悲願となっております紋別と札幌圏を結ぶ空路の再開は依然としてハードルが高く、札幌-紋別便の再開についての言及は今回の市政執行方針にはありませんでした。やはり、地域住民の利便性向上や医療、観光振興の観点から、札幌-紋別便は、札幌中心部に近い丘珠空港を利用するため、利便性が高く、早期の路線再開が期待されます。また、札幌圏との路線再開は西紋地域の経済活性化にも大きく貢献する可能性を秘めております。そこで、空港の利用促進について、羽田-紋別便の状況と札幌圏との路線再開を見据え、以下の点についてお伺いいたします。最初に、羽田-紋別便の利用状況が回復しているとのことですが、現状の課題と今後の利用促進に向けた具体的な対策についてお伺いいたします。2点目に、札幌-紋別便の路線再開について、現在の検討状況と再開に向けた具体的な取組などがあれば、お話しできる範囲で構いませんので、お教えください。最後に、札幌圏との路線再開は西紋地域の経済活性化にどのような効果をもたらすとお考えでしょうか、本市の見解をお伺いいたします。次の質問に移ります。「新しい生活様式に対応し、誰もが安心して集い、暮らせるまちを創ること」という視点からお伺いいたします。第3次紋別市男女共同参画プランについてです。近年、性的マイノリティーの方々の権利擁護や多様な家族の在り方を尊重する観点からパートナーシップ宣誓制度を導入する自治体が増えています。オホーツク管内では、北見市と網走市のほか、斜里町、清里町、小清水町、大空町が既に制度を導入されており、自治体間の連携も行われております。道内では、現在、15市12町が同制度を導入しておりますが、本市においては、現在、パートナーシップ宣誓制度は導入されておりません。私も、令和元年第2回と令和5年第4回の紋別市議会定例会において、パートナーシップ宣誓制度導入の必要性を訴えてまいりました。宮川市長からは、令和5年第4回紋別市議会定例会において私が行った一般質問に対し、令和6年度に行われる第3次紋別市男女共同参画プラン策定作業において、市民の意識やニーズを把握する調査項目の中でアンケートを実施するとの答弁がございました。市内でも、当事者である満島てる子氏による性的マイノリティー―LGBTに関する講演会が開催されるなど、理解を深める機会が提供されてきたところでありますが、やはり、性的マイノリティーの方々が安心して生活できる社会を築くためにはパートナーシップ宣誓制度の導入は重要な一歩となります。昨年、北海道市長会でも、パートナーシップ宣誓制度について、道内の全市町村が制度の対象となることを狙い、鈴木北海道知事に対して北海道として導入することを求める要請を全35市の全会一致で決められております。今回、市政執行方針の中においても、宮川市長は、第3次紋別市男女共同参画プランに基づき、性別に関わりなく人権が尊重され、個性と能力が十分に発揮できるよう、家庭、職場、学校、地域などの社会のあらゆる分野において取組を推進するほか、多様な性に関する問題につきましては、LGBTなどへの理解を深め、全ての性を尊重し合う社会を目指していくと述べられている点から、以下、お伺いいたします。最初に、第3次紋別市男女共同参画プランについて、第2次と比較し、大きく変更になった点などがあればお教えください。2点目に、本市においてもパートナーシップ宣誓制度導入を検討すべきと考えますが、見解をお尋ねいたします。以上で私の質問は終わりますが、再質問は留保いたします。(降壇)

答弁 市長 宮川良一(市長は2025年6月まで)

それでは、加藤議員のご質問にお答えいたします。初めに、物価高騰対策についてであります。1点目の物価高騰対策の必要性についてと2024年度紋別市消費拡大クーポン事業における実績に関し、物価高騰に対する支援の必要性についてですが、電気、ガス、灯油等のエネルギーや食料品価格の高騰が収まらない中、生活支援や消費拡大に向けた施策を実施する必要があると判断し、令和6年第3回定例会で提案させていただいた全市民を対象とした1人当たり1万円のクーポン券配付を実施してまいりました。消費拡大クーポン事業における実績につきましては、発行実績が2万276人分、金額にして2億276万円分、利用実績が、取扱店による使用済みクーポン券の換金が完了していないため、途中経過となりますが、本年2月末日現在の換金額の合計は1億7,670万1,500円、使用割合は約87%となっているところであります。2点目の福祉灯油とは別に広く課税世帯も対象となる市民暖房助成金について、昨年の灯油の高止まり等の状況について、本市としての見解について、及び、3点目の物価高騰と消費拡大の対策としてプレミアムつき商品券の実施については関連がありますので、併せてお答えいたします。昨年の灯油の高止まり等に対する状況についてですが、資源エネルギー庁による調査では、本年3月3日現在、道東地域の店舗価格は130.1円となっており、依然として高止まりが続き、市民にとっても大変厳しい状況が続いていると認識しております。議員がご提案の市民暖房助成金及びプレミアムつき商品券の実施などの施策につきましては今後の参考とさせていただきますが、令和6年度の消費拡大クーポンの使用期限が2月28日までであることから、その効果も踏まえ、今後も、国の状況や市内経済の状況を注視しながら対策の必要性を総合的に判断し、迅速に対応してまいります。次に、ヤングケアラー問題についてであります。1点目のヤングケアラーの早期発見についてですが、ヤングケアラーに特化した協議体等は特に設置しておりませんが、日頃から、福祉関係団体や教育関係者、医療関係者とは、ヤングケアラーを含めた家庭環境に関して配慮が必要な児童について、その都度、情報提供を受けており、今後も、日頃の連携体制の中で早期発見に努め、必要な支援を行ってまいりたいと考えております。2点目のヤングケアラー支援の具体的方法や専門人材の配置に関し、子育て世帯訪問支援事業におけるヤングケアラーへの支援についてですが、令和7年度から市内NPO法人により実施を予定しているところであり、具体的な支援内容は個々の事例により異なりますものの、家族の介護によって、どの程度、学業が制限されているか、本人の現在と将来にどのような影響を及ぼすかなどを勘案し、本人の精神的及び身体的負担を軽減するとともに、家事支援や家族のサポートなどを通じて本人と家族の自立につながるよう、状況に応じた支援を検討してまいります。専門性を持つ支援者の配置についてですが、実施団体には研修等を受講していただき、専門性を身につけられるよう努めてまいります。3点目のヤングケアラー支援における専門人材の育成についてですが、ヤングケアラー支援に関わる多職種への研修会の参加などにより人材育成を図っており、これまでもヤングケアラーを含めた児童虐待やドメスティックバイオレンス、ネグレクトなどの児童福祉全般の対応について、毎年、児童相談所主催の研修会へ担当職員が参加し、スキルアップを図っているところであります。4点目のヤングケアラー支援における相談体制の充実についてですが、ヤングケアラー専門の相談窓口は設置しておりませんが、当事者と関わりのある福祉関係団体や教育関係者、医療関係者が、ヤングケアラーであると疑わしい相談を受けたり、発見したりした場合には、支援に必要な関係機関を招集し、対応してまいります。相談内容につきましては、完全に守秘義務がありますことから、相談環境については、一般市民が多く利用する窓口ではなく、必ず相談室などの個室を使用するとともに、当事者同士が同じ場所にいて話しづらいことが想定される場合は個別に聞き取りを行うほか、個人情報の取扱いに注意し、本人と信頼関係を築いている関係機関にご協力をいただきながら聞き取りを進めるなど、本人が自分の置かれている状況や意思を安心して話せる環境づくりを行っているところであります。次に、紋別自動車学校の施設整備についてと運転手確保についてであります。1点目の2種免許取得者に対する支援についてと運転手不足解消に向けた数値目標などに関し、具体的な支援内容についてですが、紋別自動車学校において普通2種免許取得の教習環境を整備するために行う新設コースの設置や指導員育成に係る経費を支援するとともに、市内企業に雇用されている方が紋別自動車学校に入学し、普通2種免許を取得する場合の費用に対し、今後5年間、支援しようとするものであります。具体的な数値目標につきましては、年間5名の普通2種免許取得者を目標に掲げたいと考えておりますが、ハイヤー事業者のほかにも、輸送事業を行う介護事業所など、普通2種免許が必要な業種もあることから、毎年、2名から3名程度のハイヤー運転手の確保につなげることができればと考えております。2点目のバス運転手不足が深刻化する中、長期的な視点での人材育成や確保、本市の公共交通を担うバス運転手確保に向けた総合的な取組に関し、バス運転手に必要な大型2種免許取得に対する支援についてですが、資格取得助成金の助成上限額をこれまでの10万円から20万円に拡充し、事業者の負担を軽減したいと考えております。また、オホーツク管内の自治体、北海道、バス事業者で構成するオホーツク地域等公共交通活性化協議会において、就職フェアへの参加や合同就職説明会を開催するなど、地域のバス運転手の確保に取り組んでいるほか、遠軽-紋別間のバス路線の最適化等について協議しているところであり、限られた人材で地域公共交通を維持していくため、バス事業者や運転手の負担軽減を図る取組も進めているところであります。今後も、引き続き、関係機関との連携を図りながら、支援制度の見直しや地域が一体となった運転手不足対策に取り組んでまいります。次に、オホーツク紋別空港についてであります。1点目の羽田-紋別便について、現状の課題と今後の利用促進に向けた具体的な対策についてでありますが、現状の課題といたしましては、本路線は、例年、春や秋の時期に搭乗者が低迷していることから、全日本空輸株式会社の商品である宿泊と航空券がセットになったダイナミックパッケージの割引や紋別線限定のタイムセールの実施など、閑散期対策に取り組んできたところであります。令和7年度につきましては、引き続き、ANAグループと連携して、オホーツク紋別空港の認知度向上を図ることを主眼に、テレビ番組の制作や放映、キャラクターによるユーチューブ配信で本市の魅力を伝えていくとともに、そのファンのための聖地巡礼企画を実施し、本市への誘客につながる取組を進めてまいります。このほか、タイムセールに合わせて紋別線を取り上げたPRを行うほか、インバウンド対策として、国際線利用者に対して、紋別線の格安商品を造成し、利用促進に努めてまいります。2点目の札幌-紋別便の路線再開について、現在の検討状況と再開に向けた具体的な取組については、さきに阿部議員のご質問にお答えしたことでご理解願います。3点目の札幌圏との空路の再開は西紋地域にとってどのような効果をもたらすとお考えかについてでありますが、札幌圏と短時間で結ばれる航空路線の確保は、医師の派遣や出張医、本市からの患者の治療、通院などの利便性の向上が図られるほか、観光客やビジネス客による宿泊施設や飲食業、市内公共交通機関の利用が見込まれるなど、地域経済の活性化にもつながるものであると考えております。次に、第3次紋別市男女共同参画プランについてであります。1点目の第2次と比較して大きく変更になった点についてですが、基本目標に変更はありませんが、新たに多様な性の在り方への理解促進と支援の項目を追加し、市民や企業への理解促進や多様な性を尊重するための支援を推進していくこととしております。2点目のパートナーシップ宣誓制度導入についての本市の見解についてですが、第3次紋別市男女共同参画プラン策定において、性の多様性についてのアンケート調査を実施したところ、パートナーシップ宣誓制度導入について、必要、どちらかといえば必要とする意見が83%という結果でありました。紋別市男女共同参画プラン市民懇談会での議論においても、多様性を認め合い、誰もが安心して暮らせる地域社会を構築することが必要とのご意見もありました。このようなご意見等を踏まえて、本市といたしましては、LGBT等への理解者の増加に向けた普及啓発を推進し、令和7年度中にパートナーシップ宣誓制度を導入してまいります。以上で答弁を終わらせていただきます。(降壇)

再質問 10番 加藤裕貴

それでは、幾つか再質問させていただきます。1点目の物価高騰対策に関しては、昨年についてもこの時期の質問でありましたので、同じような答弁であったわけです。ただ、今回の市政執行方針、そして、私も質問で触れましたが、当初予算を物価高騰などで9.4%の税収を減少して見込まれているということは厳しくなるだろうということを想定されているというようなことだと思います。切れ目なく支援できるような体制をぜひ構築していただきたいです。あわせて、今、北海道の平均年収が348万円であり、男性と女性で80万円ぐらいの差があって、24歳までぐらいの女性だと300万円を切るぐらいということで、賃金としてはさほど上がっていない中、物価だけが非常に上がっているというような状況下であります。今回、暖房手当について提案をさせていただきました。また、商品券についても提案させていただきましたが、どのような形でもいいと思いますので、ぜひ、市民の負担軽減につながるような取組を切れ目なくやっていただきたいとお願いいたします。次に、ヤングケアラーの問題について1点だけ、相談体制の充実についてです。実際にプライバシーなどを保護した状況で配慮して行われるということだったのですが、当事者の方とすればなかなか相談できないような案件でもありますので、例えば、SNSであるLINE、インスタグラムのDMなど、世代的にもそういったものに親和性のある年齢の方たちだと思いますので、そういったもので受け付けるような体制を整えるような計画はありますでしょうか。

答弁 児童家庭課長 福田詳

お答えいたします。現在のところ、SNSでの受付は行っていないのですけれども、今後、LINE等を通じて相談を受け付けますという周知を図っていきたいと考えてございます。

再質問 10番 加藤裕貴

ぜひ周知していただいて、より相談しやすく、より発見しやすくなる体制をつくっていただければと考えます。免許の関係と自動車学校の整備と運転手確保についてです。警察庁の交通局の運転免許課が令和5年度にまとめた運転免許統計を見ました。北海道内でいくと、令和元年と令和5年では、道内の2種免許保持者のうち、小型2種と大型2種ではそれぞれどの程度減少しているかを調べてみたのですけれども、5年間で1万7,000人ぐらい減少しているということでありました。この内訳でいくと、女性に限定すると、免許を取る方が200名ぐらい増えているのですけれども、高齢ドライバーの方が免許返納もしくはお亡くなりになられたというようなことだと思います。北海道内の数字ですから、紋別に簡単に置き換えることはできないのですけれども、その中でも大型2種を持っている方が多いようです。大型2種の免許を持っている方は小型も運転できるので、免許を持っている人が多い一方、減少する率の大半を占めるという状況なのでしょう。ただ、先ほどの物価高騰のことともちょっと絡むのですが、公共交通の業界では賃上げ難に伴う倒産リスクということも最近は叫ばれております。人手不足と燃料費の高騰に対し、なかなか賃上げをしにくい業種ということです。先ほど総合的な取組について、北海道との様々な取組もお聞かせをいただきましたけれども、例えば、最近だと、人口20万人規模の広島県の呉市なんかは、一度、民間に運行を委譲した路線を自治体が再び引き取って再市営化するというような取組もあります。どこの地域も運転手は不足して困っており、かなり踏み込んだ取組をしないと厳しいものがあるのかなと思うのですけれども、その認識を教えていただければと思います。

答弁 商工労働課長 住出晋一

お答えいたします。まず、地元のバス事業者は人手不足に悩まれているのですが、昨年も遠軽線で一部減便、興部線、雄武線も一部減便がありました。これは利用者の少ない夜の便でありまして、なるべく影響が少なくなる対策をしているところであります。その中で、市内の循環線等、何とか市内路線は維持していただいている状況です。そういった面から、まずは人材確保を重点に、バス会社と組んで取り組んでおります。もちろん、賃上げ等、バス会社の経常経費についても対応が可能ですので、そういった面でも対応していきたいと思っております。今は、特に人材確保対策、路線の維持を重点に取り組んでいくのですが、将来的には、議員のご指摘のとおり、経営手段の変更、そして、先ほど答弁にもありましたが、路線の最適化についても検討しているところですので、総合的に検討する時期が来たら適切に判断してまいりたいと思います。よろしくお願いします。

再質問 10番 加藤裕貴

バスに限らず、今回は、日曜日など、営業時間が短くなったハイヤー会社のドライバーの問題などもあります。いずれにしても、営業をされる方のドライバー、旅客に限らず、貨物でも人材が非常に不足していると思います。非常に大変な業界であることは間違いないのですが、ぜひ、市民の利便性の維持に加え、働いている方の賃上げについても、適宜、相談に乗っていただいて、公共交通を守る取組を進めていただくことを求め、次の質問に参ります。空港の問題についてです。まず、羽田便に関し、今、課題が市長からありました。低迷する時期に関して、タイムセールなどを通して誘客していくということでした。向こうから来られるという人にとっては流氷がなくなる時期であるからだと思うのですけれども、こちらから行くということに関しては、ちょうど暖かくていい時期であり、お手頃な料金プランの設定などがあれば、非常に行きやすいかなと思います。羽田のことに関しては分かりました。札幌-紋別便についてです。先ほどの答弁でもありましたし、今、様々な折衝をしているところだということが分かりました。搭乗客数の見込みなどで折り合いがなかなかついておらず、人員的なものも含め、厳しいところもあるのかなと推察いたします。私がお聞きしたところによると、4月にチャーター便、ビジネスジェットが丘珠から来るというようなことなのでしょうか。台湾からのインバウンドの方が、紋別に来て1泊されるというようなお話を伺ったのですけれども、市では把握されておりますでしょうか。

答弁 観光空港対策室長 山本隆博

お答えいたします。どちらの国から来るかなど、詳細まではこちらで把握していませんが、関係者から、紋別空港あるいは道東の女満別空港を利用した場合にどのような観光のポイントがあるのか、または、2次交通の関係でどのような対応ができるのかというような照会など、事務レベルでのお話は伺ってございます。

再質問 10番 加藤裕貴

事務レベルでの連絡、交流を深めながらやり取りをされているのだなとお聞きして感じたわけです。定期便にならなくても、チャーターなどのやり取りが盛んになってくれば、様々な意味からも今後の定期便化にいい方向に結びついていくのかなと思ってお聞きしてみましたが、把握されているということでした。4月のカニの時期に来て、1泊をして、たくさん買物をして帰ってもらうツアーだというように聞いていたものですから、いい取組だなと感じておりました。いずれにしても、市長からもありましたが、医療や観光、また、帰省の手段でもあります。先ほどバスのことも触れましたけれども、都市間バスも運転手の不足等で減便がありますし、冬場は道路状況によって走らないということもあります。医療の確保など、そういった面からも前向きに協議されているとは思うのですけれども、ぜひ粘り強く路線再開に向けて取り組んでいただきたいなと思います。それでは、男女共同参画プランについてです。たしか、平成29年に横内議員がLGBT、パートナーシップ宣誓制度についてこの議会で一番初めに提案されたのかなと認識しているところですけれども、いよいよ令和7年度中に導入をするというような答弁だったかと思います。それは、ほかの市でも行っているような連携協定みたいな枠組みの中で導入を検討されているのでしょうか。

答弁 市民協働課長 浜屋武志

お答えいたします。詳細については今後検討することになるのですけれども、当然、連携をしていくという考えで進めていきます。

再質問 10番 加藤裕貴

その際に考えられる制度を利用した方へのメリットといいますか、例えば、市営住宅の入居条件も考慮されるというような認識でよろしいでしょうか。

答弁 市民協働課長 浜屋武志

お答えいたします。当然、連携していく中で同じ制度としていくことになりますので、公営住宅等についても同様の対応をすることになると思います。

出典:紋別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる