鹿追町議会 令和2年第3回定例会 2020年9月24日
災害に強い地域づくりの進め方
2020年9月24日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「災害に強い地域づくりの進め方」について質問し、町長 喜井知己、農業振興課長 檜山敏行、町民課長 平山宏照が答弁しました。
- 質問者
- 狩野正雄 議員
- 答弁者
- 町長 喜井知己、農業振興課長 檜山敏行、町民課長 平山宏照
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 狩野正雄
議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。標題は、災害に強い地域づくりの進め方であります。要旨を述べます。今年も九州の球磨川が氾濫するなど全国各地で記録的な大雨による甚大な災害や、新型コロナウイルス感染症の発生が世界的な危機に直面しています。本町においても 2016 年の3連続台風による災害は、収穫作業中の畑に浸水被害が発生するなど記憶に新しいところであります。この災害の対応策として「災害に強い地域づくり」が進められ、明きょ排水路の整備や河川の管理が強化され防災、減災の取組が計画的に進められていることは住民の安全・安心につながるものと思います。災害に強い地域づくりの進め方や今後の計画について質問いたします。1、然別川は北海道が管理する河川ですが、河道内に玉石や土砂が堆積しています。河道堀削などによる水害対策工事の予定は。2、瓜幕地域、笹川地域で明きょ排水路の整備が進められてきました。計画された整備工事の進捗率は。今後整備を必要とする(要望されている)地区や維持管理の方法は。3、町として地域防災の視点でハザードマップが示されました。住民の防災意識の向上や関心を持ってもらうための計画・活用・協力体制の方法は。以上です。
答弁 町長 喜井知己
狩野議員からは「災害に強い地域づくりの進め方」と題しまして3点、御質問をいただきましたので、順次お答えをいたします。1点目の「北海道が管理する然別川についての河道掘削などによる水害対策工事の予定」についてお答えいたします。然別川の管理につきましては、近隣住人の方をはじめ、町民の方々から要望等多くの声が寄せられておりまして、昨年の 12 月には瓜幕地域の方々から「要望書」が提出されたところであります。町では、これらのことを踏まえまして、本年の5月8日に「然別川のしゅんせつ事業推進に関する要望書」ということで北海道十勝総合振興局に要望書を提出いたしまして、6月 11 日に回答を得ております。この内容につきましては、令和2年度から創設されました国による「緊急しゅんせつ推進事業」を活用しまして、事業費も大幅に増やした上で、順次事業を進めていくという内容であります。今年度、令和2年度につきましては、万代橋上流 300 メートルの伐木工を現在施工中で、9月末、もう少しで完了する予定とお聞きをしております。また北5線下流の 300 メートル、笹川橋上流の 300 メートルの伐木と、西瓜幕橋上流と下流の 300 メートルの伐木及び河道掘削、これについては 10 月に入札をする予定で準備を進めていると確認をしております。事業費につきましても例年は2千万円ぐらいということであったそうですけれども、本年度は約 6900 万円に増額され事業が実施されるとお聞きをしております。今後も、地域の皆さんの声に耳を傾けて、北海道のほうにしっかりと要望をしていくなど連携をしながら事業推進に協力していきたいと思っております。2点目の「瓜幕地域、笹川地域の明きょ排水路整備の進捗状況、それと今後整備を必要とする地区や維持管理は」についてお答えいたします。「道営瓜幕地区かんがい排水事業」によって実施している明きょ排水路は全体で1条、7,295 メートルでありまして令和2年度末での進捗を申し上げますと 5,663 メートル、78%ということになります。令和4年度完了予定ということであります。また、「道営北瓜幕地区担い手畑総事業」よって実施している明きょ排水路は全体で1条、2,884 メートルでありまして、令和2年度、今年度で完了予定であります。一方、現在計画を進めている「国営笹川地区直轄明きょ排水事業」においては、今年度から地区調査が始まりました。1条、約 8,400 メートルの調査計画を行いまして、令和5年度着手、令和 10 年度の完了を目指しているところであります。その以外の計画は現在のところありませんけれども、地域の現状・要望などを把握して、遅滞なく対応するよう事業計画を管理し、造成後の維持管理におきましては、「多面的機能支払交付金事業」等を活用し地域と一体となって適切に行なってまいりたいと思います。3点目の「町として地域防災の視点でハザードマップについて住民の防災意識の向上や関心を持ってもらうための計画・活用・協力体制の方法は」ということについてお答えいたします。本町では、平成 30 年 12 月に「総合防災ハザードブック」を作成いたしまして、町内全戸への配布やホームページへの掲載とともに、転入者の方々へも窓口でお渡ししているところであります。「総合防災ハザードブック」は、地震揺れやすさマップ、河川氾濫洪水マップなどの防災情報が掲載され、各家庭における災害に備えた確認と準備、発生した際の行動などの防災対策に役立てていただくことを目的としています。しかしながら、はじめは内容に目を通していただけるものの、時間の経過とともに関心が薄くなり、棚などにしまわれたままになる傾向があるなどということも認識しておりまして、これら課題に対して、配布のみにとどまらず、町民の方々が定期的にハザードマップに触れ、日頃から防災意識が保たれるよう、行政区や各種団体と連携しながら、防災講座や訓練などでハザードマップの利活用を積極的に行い、マップへの関心や地域防災意識を一層醸成してまいりたいと考えております。また、過去の災害情報や避難所までの経路、避難経路上の危険箇所や必要な防災対応などについて、御家庭の中で話し合いながらマップに書き加えていただくことで、世帯ごとの災害への備えや共通認識が一層強固なものとなります。今後も、広報や防災教室、さらには来年度開催予定しております防災フェスタなどの機会を通してハザードマップの活用方法を紹介することで防災意識の向上に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げまして答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
質問 8番 狩野正雄
河道掘削の必要性については非常に最近そういった工事が進められて橋りょう強化と一緒に最近そのような工事が進められ治水対策として注目されているわけです。これを私認識したというのが、実は数年前に同僚議員と4人で長崎県の島原半島を視察しました。島原半島の場所は雲仙普賢岳で溶岩ドームが火山の噴火で出来上がってそれが一気に崩れてテレビで中継になって多くの住民とか報道関係者が巻き込まれて災害になったというあの場所です。そこに行って防災のガイド、案内してくれた方はこれからの防災、危険をいかに取り除くかということを教えてくれました。そこは雲仙普賢岳の火砕流が通った水無川という川で 200 メートルくらいの大きなもので深い。そこは一気に火砕流で防災ダムというか砂防ダムが満杯になったのです。それがあったから下の島原市とか雲仙市、そういった地域、被害がそこで止まったというんです。だからこういうものはいつ来るか分からないけれども、常にそういう砂防ダムが受け止める状態を作らなければならないことを教えていただきました。案内する人は、「明日来るかもしれないけれども、100 年後来るかもしれない。だからいつ来るか分からないけれどもそういう備えが必要なんだ」ということを対策の教訓として学んできたわけです。この河道掘削について西瓜幕橋のところも非常に溜まっております。クテクウシゆうほ村の桜並木の整備で歩いたわけですけれどもやはり地域の人と話すと「だんだんと溜まって危ないな」ということを言われまして、そういうところも地域住民とともに注目していく必要があるのではないかということも感じました。そこで 1 つ紹介したいのですが、場所は然別川の第一発電所があるのですけれども、そこから少し1キロメートルくらい行ったところに然別川2号砂防ダムというのがございます。そこは塀の高さが 13 メートルあるんです。幅が 143 メートル、貯砂量が 37 万立方メートル、昭和 63 年 11 月に完成しています。ですから平成 30 年間で実はこのダム上まで完全に埋まっています。堤体の天板まで土砂で埋まっているのです。そこが今どうなるかというと、土砂が埋まると草が生えてきます。それと同時にヤナギとか雑木が生えてきます。それをそのまましておくと新たな流木災害とかいろんな災害の危険性が高まるわけです。こういうことを自治体として道に砂防ダムの掘削も河道掘削と併せて聞く、提案していく考えがあるか、町長にお聞きします。
答弁 町長 喜井知己
お答えをいたします。今お話のありました砂防ダムの関係、私も現状をよく承知をしておりませんのでしっかりと状況を見て必要に応じて北海道にお話をしていきたいと思います。
質問 8番 狩野正雄
よろしくお願いします。さらに今、明きょ排水路も整備されて順調に進捗率が 78%、もう少しで完成するというところまで来ている。非常に住民からいい明きょ排水路が出来上がって非常に助かっているという声も聞いています。ああいう誰が見てもさっと水が流れる明きょ排水路を造ったということは、この地域の農業の基盤としては本当に大切な基盤になると確信しておりますが、そういう物を常に維持管理、お金はかかりますけれども維持管理を利用者、それからいろんな地域の人も一緒になってそういったことを訴えていく必要があると思います。だから砂防ダムも自治体任せにしないように、これから農家の人もそういった関係者も含めて、ぜひうまく進めて維持管理。「多面的機能支払交付金事業」というのですか。これはどういう事業で使えるのですか。例を挙げて教えていただきたいのですが。
答弁 農業振興課長 檜山敏行(農業振興課長は2024年3月まで)
「多面的機能支払交付金事業」についてお答えします。今、明きょ排水の維持管理の関係ですけれども、地域の農業者の方が明きょの草刈りをしたり、畑の近くの道路側溝の草刈りをしたり、そういう事業に対して補助金を出せるという事業でございます。
質問 8番 狩野正雄
そういった事業を地域、農家の人によく説明して協力体制を確立していく必要があると思いますのでぜひよろしくお願いします。それとハザードマップのことで防災フェスタですか。なかなか新型コロナウイルスでそういった防災フェスタとかそういうものが取り組みにくい状況ではありますけれども、何か大きなものじゃなくても各地区とか各老人会だとか子供会だとか、そういう地域の公民館活動だとかそういう中で防災フェスタ、ミニ防災フェスタみたいなものをこれからやったらどうかと、大々的に過去に中央公園でやったようなあんな防災フェスタはなかなか難しい状況ですので、そういったより身近に集まってくれるような方策が取れないものかと思うのですがいかがでしょうか。
答弁 町民課長 平山宏照(町民課長は2022年12月まで)
お答えいたします。このハザードブックにつきましては、これまでの学校とか防災教室の際に使わせていただいております。ハザードマップのほかに災害の備え、いざというときの行動、必要事項の記入欄もございます。必然的にこのブックに災害に対しての心構えが網羅されております。今後も大きなイベントというのは今ちょっと無理ですけれども、行政区とか学校、あとは老人会、小規模な集まりでも積極的にお伺いしてこのハザードブックを活用した防災の啓発に取り組んでまいりたいと思いますのでよろしくお願いします。
質問 8番 狩野正雄
ぜひよろしくお願いいたします。