みんなの議会

鹿追町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日

然別自然休養林を核とした観光地域づくりの方向性は

2017年12月14日、鹿追町議会の一般質問で、狩野正雄議員が「然別自然休養林を核とした観光地域づくりの方向性は」について質問し、町長 吉田弘志、商工観光課長 黒井敦志が答弁しました。

質問者
狩野正雄 議員
答弁者
町長 吉田弘志、商工観光課長 黒井敦志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 狩野正雄

ただ今、議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問いたします。標題は、然別自然休養林を核とした観光地域づくりの方向性は、ということでございます。要旨を述べます。本町の宝である大雪山国立公園然別湖には多くの観光客が訪れ、その自然景観に感動して再び訪れたい場所として海外からの人にも注目されています。そんな中、林野庁は観光資源としての潜在的魅力が認識されるレクリエーションの森として全国93カ所を選定し、然別自然休養林は「星の降る湖で神秘的な世界を感じながら、ここでしかできない体験ができる」場所として選ばれました。この地域は太古からのアカエゾマツ等の原生林、ナキウサギ、ミヤベイワナなどの動植物、さらにはジオサイトでもある風穴地帯、これら潜在的価値を観光資源としての魅力にどのように結び付けていくか、その整備方法や活用方法が注目されます。ここ数年、台風などの災害で大規模な風倒木の発生や土砂崩れの被害がありましたが、然別湖園地の整備が完了したことは、レクリエーションの森を核とした観光地域づくりにつながっていくものと思います。1、新しい案内看板の設置を行なったと聞きますが、現在までの整備状況と林野庁からは今後どのような支援があるのか。2、山田温泉の活用や北岸キャンプ場、周辺の森ハイキングなどレクリエーションの森として発信力を高める企画は。3、災害により通行止めとなっている糠平温泉に通じる(幌鹿峠線)道路の復旧見通しは。4、道幅が狭く急カーブの続く千畳くずれから白雲橋間、ホテル風水から山田温泉間の安全対策として道路の拡幅工事の必要性は。以上です。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

狩野議員からは「然別自然休養林を核とした観光地域づくりの方向性」についてのご質問をいただきましたので答弁をさせていただきます。一つ目の「新しい案内看板の設置を行なったと聞くが、現在までの整備状況と林野庁からは今後どのような支援があるのか」という質問、二つ目として「山田温泉の活用や北岸キャンプ場、周辺の森ハイキングなどのレクリエーションの森としての発信力を高める企画は」とのご質問でありますが、この二つ関連がありますので、併せてお答えをさせていただきます。林野庁では、平成28年3月に内閣総理大臣を議長に「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」が開催され、会議で策定されたビジョンを基に、平成29年度から国有林で「レクリエーションの森」とした山村地域における観光地域づくりを推進をすることとなっております。鹿追町の然別自然休養林は、「レクリエーションの森」として、優れた自然環境を有するなど、観光資源として潜在的魅力が認識され、全国93カ所が選ばれた「日本美しの森」として選定されているわけであります。この認定については3年間にわたって行われますけれども、29年は30カ所、30年は30カ所、31年は33カ所ということで順次整備の予定になっておりますけれども、本町の「日本美しの森」については、初年度整備地区となっているところであります。鹿追町には、然別自然休養林の保護・管理を目的とした「然別自然休養林保護管理協議会」があり、環境省、十勝西部森林管理署東大雪支署、北海道、然別湖畔温泉ホテル、自然ガイドの方々と鹿追町が共に連携した活動が活発に展開し、官民が協力した然別湖周辺の環境保護と登山道の整備や看板の整備を行なってきております。「日本美しの森」に選ばれたのも、この活動があってのことと考えております。今年、日高管内の自治体が、こうした鹿追町の事例を参考にして、同様の組織化と活動をしたいということでご視察をいただいております。また、ジオパーク関係者からも日本でもなかなかこうした官民一体になった連携をした良好な活動がされている例というのは、極めて少ないと、先般の再認定の際にも高い評価を得たところでございます。今年「日本美しの森」に選ばれた関係から、森林管理署による鹿追町を含む全レクリエーションの森共通デザインのパンフレットの作成が行われ、その中に本町のものも入っておりますし、管理署のホームページによる情報発信と、鹿追町内で実施されたものとしては登山道の案内看板の設置と古い看板の撤去などの環境整備が順次行われているところであります。鹿追町での看板の整備は、環境省、十勝西部森林管理署東大雪支署、そして民間ガイドの方々と町の職員、約20名が参加をし、白雲山周辺などの看板を訪日外国人対策としての英語表記の看板についても新しいものとして取り替えたところであります。これらの活動は、来年2月に札幌で行われる森林管理局主催の「平成29年度北の国・森林づくり技術交流発表会」の席上発表ということで、現在、森林管理署職員と鹿追町職員の2名が共同でこの事例発表を行う予定になっております。こうした機会は、森林・林業に関係する官公庁関係者や大学あるいは高校生などの幅広い方々がここには出席をしますので、森林の大切さ等々に対する大きな取り組みを紹介するチャンスと考えているところであります。次に山田温泉は、復活を望む声が全国から寄せられておりますけれども、つい最近、帯広の方からふるさと納税があったわけでありますけれども、その中でも山田温泉を必ずや再現してほしいとそうした声も寄せられているところでありまして、現在再生のための直営によっての改善、修繕を行なっているところであります。町民の健康増進や保養に利用することと観光資源として活用を目指しております。また、北岸野営場は、国設のキャンプ場でありますけれども、星空が極めて美しい。そしてこの状況がポスターにもなっていることについてもご承知のとおりでありますけれども、こうした自然環境の評価が高い野営場でもありますので、両施設は近くにあることから、双方の魅力ある情報の発信力を高めていく企画を森林管理署と本町で連携をして今後進めてまいりたいと考えております。また、新年度の予算や計画については、現時点においては国の方からのまだ提示はございませんけれども、管理署長もお話をしておりますが、この森についてはしっかりと国としての配慮をした管理、運営をしていきたいということで一層発信力を高めていただけるとこのように考えております。三つ目の「災害により通行止めとなっている、糠平温泉に通じる道路の復旧見通しは」と、四つ目の「道幅が狭く急カーブの続く、千畳くずれから白雲橋、ホテル風水から山田温泉間の安全対策としての道路の拡幅工事の必要性」についてでありますけれども、平成28年8月の4連続台風被害に関する要望書を昨年、町と議会と観光協会で関係官庁に対して提出をし、鹿追町の現状をお伝えしており、また今年も要望書を提出したところであります。直近では、12月8日にも十勝振興局の副局長がおいでになりましたので、その際にもこの不通による影響等々について細かく説明をし、一日も早い復旧をお願いをしているところであります。しかしながら、ご案内のようにこうした道路も含めてでありますけれども、全道あるいは近隣の町、近くにおいてもですね大きな災害のあった状況でありまして、それらのどうしても優先をしなければならない、生活に密着した部分がそうしたことでの復旧を急がれるということからですね、若干私は遅れているなということでこのことについてはですね、そうしたことも理解はするけれども、やはり大事な観光道路であるということを踏まえて一日も早いですね復旧をいただきたいというふうにお話をさせていただいたところであります。ご案内のように然別峡等々の道路についてもですね28年、29年、今年度において復旧をさせていただきました。従って手を付けないということではなくてですね、こうした順番もご理解をいただきたいというお話がございましたので、私としてもですね本町の事情等々について説明をし、来年度はですね必ずや通行可能なものにしていただきたいということでお話をさせていただいたところであります。振興局としてもですね最大の努力をしていただけるというふうに私は確信をしておりますので、一層ですね議員各位のご理解、お願いを申し上げて答弁に代えさせていただきます。ありがとうございました。

質問 8番 狩野正雄

非常にあの明快な答弁だったかと思います。そこでですねいくつかの私の見てきた情報といいますか、情報提供といいますか、そういうものでこれからの二番目にあります発信力を高めるそういう企画としてですね、こういうのはどうかなというふうに思って提案するわけですけれども、実は一昨年、昨年か。道北の美深町という所に行ってきまして、そこに美深温泉というのがございまして、美深の町から10キロか12キロくらいかかる、離れた所にあるんですけれども、そこの場所がですね非常にこの中高年というか、高齢者というかな。そういう人にすっごく人気のあるキャンプ場なんですね。で、もちろん温泉もあり、それからコテージもあるんですけれども、そこでですね私見てきた中で一番すごいなと思ったのはいち早くグランピングというキャンプのやり方ですね、を取り入れているんですよ。この然別国有林の北岸キャンプ場、国設ですけれども国、国設くらいに…するんだったらね、グランピングの先進地をね鹿追にも造ったらどうかなっていうふうに思ったわけです。このグランピングの設置はですね、アウトドアメーカーが機材を持ち込んでですね張っている。設置するんです。非常にプロがやるからですね、居住性も良くてそれからおしゃれで何かこう居住というか、いつまでいても何かこういいんですね。非常にリフレッシュができているということで、本州の定年になった高齢者というか、リタイアした人たちがここに、私と話した人はですねもう6日いるんだと、あと何日かいる。まだいるということで、非常にこのグランピングがですね気に入ったんだということで来年もまた来たい。非常に値段はお高いんですけれども、利用料。だけれどもそれだけの価値があるというんですね。だからそういうこう高いグレードの価値をですねぜひ提案したらどうかなと。それと同時にここの場所はですね、町から外れているけれども非常にトイレがきれいなんです。水場もきれいなんです。環境も抜群なんです。そこにいる人たちは何やるかといったら、一日のんびりとしているんですね。あくせく動かないんですよ。もう働くのリタイアしたら、ここに来たら本当にのんびりできるということを言ってました。だからそういうですね、これからのそういった若者向けじゃなくてリタイアした人だとか高齢者、少々のお金もありますから多少ホテルに泊まる並みのお金払っても価値があるということがね、だからですねこれからそういった提案をするメーカーさんともですね、何ていうか、情報交換してですね、ぜひそういったものがこの地域にできないものかとそういうことを思うんですけれども、ただ他のキャンプ場というのは特別公園の指定地域であるということでなかなか開発が難しいと思うんですけれども、やはりそういったところでもね、やっぱりトイレがきれいでないとね、嫌だというんですね。だからそういった環境整備と併せてですね、将来のそういう自然休養林の何ていうかな、つくり方。維持、管理、施設のつくり方というかな。そういうものをぜひ研究してみる考えはあるかどうか。まずその辺、お聞きしたいんですが。

答弁 商工観光課長 黒井敦志(商工観光課長は2018年3月まで)

はい。グランピング、今十勝でも進められておりますけれども、ご存知のように大手民間の会社とそれと地元の資本でやっている例があります。ただそこのキャンプ場はわれわれの今の然別の北岸野営場と違って国設のキャンプ場でありませんので、いわゆる大きな儲けをつくるという演出ができるんですが、実際は今の然別休養林の中の北岸野営場といのは料金が決まっています。大変安くてですね国民の皆さんに使っていただくというキャンプ場ですので、それが可能かどうかということは、地主である森林管理署の問題というか、約束ごともありますので、内部で研究はさせていただきます。そういう可能性があるかということはその森林管理署とも協議ということになりますので、ここではできるできないということはちょっと土地所有者の問題がありますので、研究ということでご理解いただきたいと思います。

質問 8番 狩野正雄

こういった新しいですね、そういったキャンプ場つくりというか、国民のですリフレッシュの森といいますか、そういうものをですね、ぜひこれからいろんな先進地を見ながらですね、情報を見ながらですね研究していただきたいというふうに思いますんで、ぜひお願いします。それとですね、次に3番、4番ですけれどもやっぱりあそこの然別湖に行く途中に道が狭かったり何かして、また山田温泉までの間は湖水の周りを走るときに大型バス何かが来たら非常に苦労しているというか、ひやりとするんでしょうね。だからなかなかああいう道が拡幅がやっぱり進むだけでもなかなか規制があるのかもしれません。ですけれども、やっぱりあの道というのがやっぱり安心して通行できるとですね、例えば三国峠越えて上川の方から来て糠平から然別湖に来る。非常にこう山岳ルートとして魅力的だしね、過去にはツールド北海道ですか。自転車のコースにもなったり非常にこれ利用価値の高いですね、ポテンシャルがいっぱいある道路だというように思います。最近はですねこれは台湾の人たちが今人気なんですけれども、北海道でサイクリングをしようというようなツアーが非常に人気だそうです。ですからそういった台湾の人たちをですねいち早く呼び込んでですねそういった外国人というんですか、そういった人たちがこうサイクリングもそれからキャンプも楽しめるような道路をぜひ造ってもらいたいな、整備してもらいたいなと思うわけですけれども。公園の園地整備がですね、私もこの場所で提案してからですね着手まで10年くらいかかったんですね。十何年かかってやっと完成したわけですけれども、すぐはなかなか拡幅の工事には結びつかないかもしれませんけれども、一日でも早くですね、1メートルでもそういったところをですね直していただいてですね道路の拡幅、そういった価値をですね上げるような、ぜひそういったものを町長にもがんばっていただいてですね、関係機関にお願いをして実現していただきたいと思いますが、これもこの辺もう一度お聞きします。

答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)

私にもっと強いね力があれば、3日くらいで解決するかもしれない。残念ながらそうもいかないことでということであります。まあ、そうしたジョークは別にしておっしゃっていることはよく分かりますし、私も然別湖に行くまでの一部ですね、改良が十分進んでない場所、それから今不通になっている然別湖から糠平等々に向かう道路もですね、本当に今おっしゃられるように狭いし、道幅、砂利等々のような状況で極めて観光道路としてはね不適当というふうに思っております。これまでどちらかといえばですね自然を大切にする、保護をするという視点でのことでのなかなかできない部分というふうにずっと言われてきておりますけれども、最近はね少し国の方の考え方も自然との人間との協調というか調和というか。そういうことも必要というふうに考えてきておりますし、保護すべきはしっかりとする。しかし活用すべきはしっかりと活用する方向でね開発というのは進めなければいけないということから、ご案内のように園地整備をやると決めたらわりと早くできたという状況でありますから、何とかここでね鹿追町としても強くこれらの改良については自然を守るという大前提、これを動かさないでですね必要なものとしての拡幅もやっていただくためにですね、要請をしておりますし、年明けにもですねまた文章によってさらにやろうと、こういうことについては繰り返し繰り返し行うことが必要というふうに思っていますので、やっていきますのでよろしくご協力をいただきたいというふうに思っています。以上であります。

質問 8番 狩野正雄

終わります。

出典:鹿追町議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる