鹿追町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月13日
「新こどもセンター(仮)」建築計画と発達支援センターについて
2016年9月13日、鹿追町議会の一般質問で、山口優子議員が質問し、町長 吉田弘志が答弁しました。
- 質問者
- 山口優子 議員
- 答弁者
- 町長 吉田弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 1番 山口優子
議長の許可をいただきましたので、通告にしたがいまして一般質問をさせていただきます。表題、新こどもセンター(仮称)建築計画と発達支援センターについて。ご答弁は町長にお願いいたします。認定こども園、子育て支援センター、学童保育所の機能を有した総合施設、新こどもセンター(仮称)の建築計画について、平成28年6月議会において、工事基本設計の予算がとおり、いよいよ具体的に動きだしたことは大変喜ばしい事であると思います。町長の推進していらっしゃる幼・小・中・高一貫教育、また、妊娠期を含めた0歳から18歳までの切れ目のない子育て支援の拠点として、未来を担う子供たちのために建築される、まさに鹿追町の子育て環境の向上の象徴となる施設になるであろうと、私自身を含めた多くの町民の期待と注目が集まっている事業です。そこで、この新こどもセンター建築計画についてお伺いします。1、建築に向けた準備作業とスケジュールについて、今春に新こども園建築検討委員会からの答申が出され、これから設計・建築業者の選択、保護者や住民に向けての意見を聞く会、基本設計、実施設計と進んでいくと思いますが、今後はどのように進めていくのか、改めてスケジュールをお伺いします。また、業者の選定について、プロポーザル方式で選ぶと伺いましたが、金額入札ではなく、町のコンセプトに対し、どう提案するかという今回のような場合は、公開プロポーザル方式でできると思いますが、いかがでしょうか。町長の進めていらっしゃる協働のまちづくり、情報公開の具体的手法として、公開の場での協議というのは有効ではないでしょうか。まちづくりに対する情報提供と町民意識の高揚、政策形成過程への町民参加ということは、鹿追町の第6期総合計画にも記されていますし、このようなことをきっかけに、まちづくりに興味を持つ町民を増やし、ひいては将来のまちづくりの担い手を発掘することにもつながっていくかと思います。この新こどもセンターは、町民からの関心も高く、予算的にも大きな事業ですから、保護者、先生方、議会も交えて町民も巻き込みながら、丁寧に説明を繰り返し、夢をみんなで描くようにしながら開園まで持っていけるような進め方を大いに期待いたしますが、いかがでしょうか。2、児童館の機能と発達支援センターもこの施設の中に統合するべきと考えますが、いかがでしょうか。鹿追町には児童館がなく、冬の間や雨の日にも身体を動かして遊べる屋内の子供の遊び場が欲しいという声が多数あるので、屋内遊具を設置した出入り自由の児童館の機能も学童保育所と併設して考えるべきと思います。また、発達支援センターについては、平成28年4月に障害者差別解消法が施行され、平成28年5月に発達障害者支援法が改正され、これらは、すべての国民が障がいの有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重しながら、ともに生きる社会の実現を目指すもので、他の者との平等を基礎として、区別や制限をしてはならないとなっています。国の第3次障害者基本計画の基本原則にも、地域社会における共生が謳われており、教育の分野においても、障がい者を分けないインクルーシブ教育を構築することとなっています。また、国のまち・ひと・仕事創生基本方針においても、総合的相談支援を提供するワンストップ拠点として、子育て世代包括支援センターを整備することとなっており、一カ所で育児相談、情報提供、交流、支え合いができることにより、地域の子育て力の向上を図ることとされています。特別な支援を必要とする子どもたちのケアを町としてどうしていくか、受け入れ姿勢、方針を示し、早期発見と、子ども・家族支援、専門性のある総合的な支援体制の確保が求められています。子どもたちにとっても保護者にとっても、ワンストップで子育て支援が受けられることは、利便性の向上につながること、また、子どもとその家族を地域で孤立させないこと、発達障がいを含む障がい者に対する周囲の理解の促進が図られること、多くの目による見守り体制、先生方の連携とスムーズな引継ぎ、情報共有によっての切れ目のない適切な支援ができること、などの多くのメリットが考えられます。以上のことから、児童館並びに発達支援センターは、この新こどもセンターの中に設置することが必要であると思いますが、いかがお考えでしょうか。関連して、3、発達支援センターのあり方と支援の体制について、現在の発達支援センターの体制は、保育士の先生3名であり、当事者の保護者や、ペパーミントの会の方から、療育のために町外に通っている状況なので、児童発達支援専門の臨床心理士、言語聴覚士、作業療法士などの有資格者を常勤で配置して欲しいとの声があります。現在0歳から18歳までの特別な支援を必要としている子どもたちは全体のおよそ7から10%いるといわれています。これだけの数の子どもたちを長年ケアしていくために、有資格者も含めた先生方の体制も含め、今後、町としてどのように考えているかお聞きします。
答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)
山口議員からは、新こどもセンター建築計画と発達支援センターについて質問をいただきましたので、順次お答えを申し上げます。1点目の建築に向けた準備作業とスケジュールについてお答えをいたします。今回は指名プロポーザル方式として、9月23日に町民公開によるプレゼンテーション及びヒアリング等を行い、決定後に設計事務所からの提案を含め、答申内容を具体化した計画素案を作成し、本年11月中旬ころには2案ないし、3案程度をお示しをして、こども園父母、町、設計者3者の基本的な考え方の確認を行なって、方向性の統一を行なったうえで、本格的な設計作業に入りたいと考えております。また、中間での何回かの意見交換を繰り返しながら、基本プランをまとめ、終了後は基本図面の作成、工事費の算出を行う予定となっております。実施設計については、現在のところ国の予算を考えており、補助を考えており、29年4月に30年度の概算要望を行いまして、30年実施設計、31年から32年度にかけての工事施工という予定を組んでいるところであります。さらに、今回、議会に対しまして、これらの建設にあたっての調査特別委員会を設置をお願いして、11月末を目途にして、先進地調査等を行なってそのご報告をお願いする予定としております。私としては、広く意見を伺いながら、良い内容のものを作ってまいりたいというふうに考えております。2点目の児童館の機能と発達支援センターもこの施設の中に統合すべきについてでありますけれども、ご承知のとおり、鹿追町には、児童館はございませんが、子どもたちがいつでも利用可能な図書館、学童保育所、町民ホール、体育館等、これまでも惜しみなくこうした環境については、提供をしていっているところでありました。このことについては、現状をご理解をいただければというふうに思っているわけであります。発達支援センターにつきましては、以前は、清水町と共同運営をしておりましたけれども、保護者の負担が大きいことから、平成20年6月に支援センターを開設をし、通所の負担軽減、あるいは支援体制の充実を図ってきたところであります。特別な支援を必要とする児童、生徒は、近年の少子化傾向にある中で増加をしており、障がいのある子どもと、障がいのない子どもたちができるだけ同じ環境の中で生活が送れるようにということで考えているところでありますが、これらの点につきましても、ご指摘のようにインクルーシブ教育システムが推進をされていることが望まれるわけでありますけれども、必要とする教育環境の整備と、特に人的な体制などの課題解決が必要であり、まずは義務教育の現場において、国の方針に基づいて順次内容の充実を図ってまいるべきと考えているところであります。議員言われるとおり、関連する施設がひとつの屋根の下に入って、一カ所ですべてができると、これは、私も極めて理想的であるというふうに考えているところでありますけれども、議員ご指摘のように、相当の予算が一緒になればかかります。同じスケジュールの中で、すべてが建設できるかということになれば、私は、かなり厳しいものがあるというふうに考えているところであります。したがって、連携と、有機的な連携というものが必要でありますから、これらが可能な私は施設の配置等々を考えて連携できるように、全体的なプランを作らなければならないというふうに考えております。例えば、こども園、その中にすべてを入れれば核となる遊戯室等々については、年齢の違う子どもたちが一緒にということにもならない。小さい子どもと、大きい子どもが同じ域内で活動ということであれば、やはり危険ということも出てくるわけで、従って、私は今この他に高齢者の方々が利用されるゲートボール場、この建築についても考えているところでありまして、これらも含めて私は有機的な結びつきのできる、そういう配置を計画的に建設できるような、スケジュールを作っていきたいというふうに考えているところでありますので、このことについては、それぞれの調査状況がもう少し明確になった時点で議会にも相談をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げたいというふうに思っております。3点目の発達支援センターのあり方と支援の体制についてでありますけれども、現在、支援センターには39名の幼児・児童・生徒が通所をしており、それぞれに合った個別支援計画が立てられ、発達課題に応じた専門的な療育を行なっているところであります。療育の有資格者を常勤で配置ということでありますけれども、現在は、作業療法士、発達支援専門員、更に言語聴覚士の方々と、これは、外部に人材を求めて契約をして行なっているところであります。こども園、地域保育所、乳幼児健診など広範囲で支援をいただいているところであります。なお、本年度は、療育の有資格者ではありませんけれども、社会福祉主事任用資格及び児童指導専任職員としての有資格者を配置をしているところでありまして、このことについては、私は順次、理想の配置をしていくように考えてまいりたいと思っておりますので、早急にですね、すべてを満足させなければならないと、理想に持っていくということについては、かなり至難な問題が出てくると考えておりますので、この辺については、そうした努力を重ねるということについてご理解をいただいて、時間をいただければというふうに思っているところであります。以上、答弁にさせていただきます。ありがとうございました。
質問 1番 山口優子
1点目の、プロポーザルを公開でされるということでした。これは素晴らしい取り組みだなと、とても思います。町民の皆さんは、協働のまちづくりというような言葉を聞いたことがあっても、協働とは何かという、その、協働の理念というのが必ずしも町民皆さんに広く理解されているということは言い難い現状であると思います。町に対して、こうして欲しい、ああして欲しいという要望ももちろん大事なんですけれども、町民は一方的にサービスを受ける側ではなくて、主体的にまちづくりに参加してもらうということが地方自治の根幹で、そのためにどうしていくかというのを町民とともに考えていかなければいけないと思います。ですから、今回の公開でされるという取り組みは素晴らしいことだと思います。上士幌町の事例なんですけど、人口減少が進む中で、北海道大学からまちづくりアドバイザーを呼んで、町内に点在している老朽化した建物を、どのように今後配置していくか、機能を市街地中心に集めるコンパクトシティの考えを取り入れて、どこにどの設備、施設を配置するかということを、レイアウトの案も含めて住民でワークショップを行なって考えていったそうです。鹿追町でもそういうような取り組みを真似してできないかなと思いますし、このこども園の件に限らず、情報公開や住民の意見を反映させるような取り組み、意見を言える場作りは、どんどん、今後も行なっていって欲しいと希望します。2点目の児童館についてなんですけれども、町長は、図書館など、町民ホールや体育館などがあるのでというお話でしたけれども、やはりその今の子どもたちは、さんまがなくなったと言われているそうです。さんまというのは3つの間という意味で、仲間、時間、空間がないので子どもがうまく遊べないということがあるそうです。やはりひとつの共通した子どもたちが集まる空間というのが、コミュニティを作り出す、仲間を作り出すということにつながるのかなと思いますし、児童館といっても、児童館の部分を増築するというのではなくて、学童と同じスペースを共有して使うこともできますし、そうなると、工事費用というのはほぼかかりませんので、実際にそうしている市町村も多いので、そういうお金をかけなくても児童館の機能を作るということはできるので、そういうことも考えていっていただきたいと思います。続いてその発達支援センターについてなんですけれども、これから20年先、30年先を考えた時に、このこどもセンターというこの施設の充実が、子どもを持った子育て世代の親が鹿追に移住しようか、どうしようかということを考える最も大きな条件のひとつになってくるかと思います。鹿追町の少子化対策、子育て支援、若い方に移住してもらうのであれば、20年先、30年先を見据えて検討する余地があるのではないかと思い、今回、議論のテーマとして取り上げさせていただいています。発達支援センターについて、別の場所に切り離して設置することについて、十分な議論がなされていないのではないかと思いました。発達支援センターだけを一緒にしない理由、切り離す理由は何かということを疑問に思い、質問させていただきましたけれども、町長からは一カ所でやるというのは理想であるけれども、予算と時間がかかるから厳しいというお話でした。連携することが可能な施設の配置を考える、高齢者も含めた有機的な交流できる施設も考えるということでしたけれども、今回その鹿追町の発達支援センターを別の場所に配置するということについて、私なりに保護者や専門家の方から話しを聞いてきました。発達障がいを持つ子の保護者の方、ペパーミントの会の保護者の方、発達支援担当の先生、小学校の先生、帯広養護学校のコーディネーター、パートナーティーチャー派遣事業の先生、子育て支援地域コーディネーターの先生方、音更町の通所施設、帯広市の通所施設などに伺って話を聞いてアドバイスをもらいました。他の市町村の事例も実際に新得町、芽室町、足寄町、上士幌町に行って現場も見て、先生方にお話を聞いてまいりました。まず、保護者の声ですけれども、場所が分けられると、発達支援の部分が手薄になるんじゃないかという心配があるということでした。できれば一カ所に、分けないで欲しいという声が多かったです。私が話しを伺った専門家の先生方は、皆さん全員が発達支援だけを別の場所に分けるのは好ましくないというご意見でした。発達支援センターの敷居が高くなり過ぎてしまって、相談し辛くなってしまうということでした。これは、芽室町の事例ですけれども、発達支援センターだけ別の場所に独立してあったんですけれども、敷居が高くなってしまって相談しづらいという声が出て、敷居を下げるため、あえて後から最近子育て支援センターを併設したそうです。新得町についても、子育て支援センターの中に、発達支援センターは拠点を移しています。上士幌町は、こども園と子育てセンターと地域サロンが一緒で、発達支援センターについては、生涯学習センターの中に、学童と同じ場所にあります。学童と発達支援センターと高齢者サロンと図書館をひとつの生涯学習センターの中に配置して、お互い交流できるような施設を今建設中です。伺ったのは、やはり発達支援センターだけが地域で孤立しないような取り組みを考えているということでした。足寄町でもこども園どんぐりと発達支援あゆみ園子育て支援センターは一カ所にあります。別の場所へ行って発達の相談をしてくだいと言うのと、じゃあ隣の部屋で相談しましょうというのとでは、親の受け止め方も敷居の高さも大分変わってくると思います。鹿追町も、一体化した子育ての拠点というものを作るのですから、ワンストップで相談、交流、支え合いができるような、そういうことが望ましいと思います。いかがでしょうか。よろしくお願いします。
答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)
お答えを申し上げますが、まずひとつは、プロポーザルでやるということについては、ご理解をいただいたというふうに思っております。いろいろ例を挙げてね、素晴らしい町を紹介していただきました。私どもは、それ以上のものを作りたいという理想に燃えておりますから、そういう意味では、そういうところがあれば、視察等々調整をして実施をしていきたいというふうに思っております。はじめにね、お話しておきますけれども、私はあの、山口議員おっしゃっていることは、全部理解できます。そのとおりにしたい、あげたい。ひとつの屋根の下で機能をあれもこれも全部持ったもの、これがいいなというふうには思います。そうすれば、隣に行くのも雨にもあたらない、風にもあたらない、そういう部分の中でできるというふうに思っておりますけれどもね、だから私はあの、別の場所に作るというふうには言っていませんよ。別の場所というのは、連携も何も取れないような、私はそれは、廊下だとかそういうものでつないでいくという、ただいっぺんにね、ひとつの屋根の下にドーンと大きなものを作って、その中に全部機能を入れていくということになれば、それは相当の予算が必要になる。少なくても今回のこのこども園というのは、保育所と幼稚園を一体化をして、いわゆる保育と教育というものを一緒にできるような、そういう改革を含めての施設を作ろうという考えでありますから、そこにおっしゃられるように支援センターも必要であるね、学童保育も必要かも知れない、いろいろあります。ですからそれは、年次計画でやるにしても、私は機能的にはね、ひとつというような考え方の中でできるような方向での位置づけをしていきたいということでありますから、玄関出てまた別の玄関から入っていくというようなものではない形にできればしたいと。ただ、同じひとつの屋根の、今お話したように、保育園だけでも相当な、こども園だけでも予算がかかります。そうなると、今おっしゃられるようなものをひとつの場所に、ひとつの屋根の下で作るということになれば、マンモス的な私は施設を作らなきゃいけないのではないか。それは無理だというお話をしておりますし、また、それぞれを作るにしても、やはり、国等の支援を受けなければいけない。補助金にしても、それぞれ違ったところに財源を求めていくということになれば、一発やるというのはかなりきついですよというお話をしているのであって、理想はね、それに近づけていこうというふうには考えておりますから、そのことをご理解いただきたい。以上であります。
質問 1番 山口優子
町長のご答弁では、発達支援センターまでもこのこどもセンターの中に含めてしまっては、莫大な予算となってしまう、お金がかかり過ぎてしまうというお話でした。私もただ闇雲にお金をかければいいとは思っておりません。ただ、この発達支援センターというのは、例えば小学校や中学校などと同じように、お金がないからそれは行えませんというような性質のものではないと思っていますし、発達支援センターをまとめても、お金をかけないようなやり方、工夫はいくらでも皆さんの、それこそ町民の皆さんと知恵を出し合えば、お金をかけないで何とか同じ施設の中にできるのではないんじゃないかと思っています。鹿追町は、町長と職員の方のご努力で、健全財政を維持していますし、この発達支援センターがこども園の、この新こどもセンターの中にあるからといって、直ちに財政を圧迫するような状況ではないと、私は思っています。発達支援センターについては、今後、これから益々重要な位置を占めてくるであろうと思っています。発達障がいというのは、発達の仕方に偏りがあって、日常生活上に不自由さが生じている子どもで、障がいが原因で、対人関係が上手くいかなかったり、学習が進みづらいというような面があります。それは、決して本人の努力不足であったりとか、親のしつけ不足、親が甘やかしているからということではないということです。ただ、そういうことが、一般町民の方や、広く知られておらず、保護者の方への配慮として、プライバシーを守って秘密にしたいとか、同じ場所にしてほしくないという親が、一部いらっしゃることも事実なんですけれども、鹿追町は町として今後どういった方向を目指すのかというのを示すべきだと思います。目指すべきは、地域社会での共生、共生社会を目指すんだということを広く町民にも訴えていかないといけないと思います。例えばその、発達障がいを周りの方に隠したいという保護者の方の気持ちというのは、尊重されるべきであると思いますけれども、それをずっと秘密にしてその子どもが必要な支援が果たしてちゃんと受けられるのかどうか、ここでいう支援というのは、行政からの支援だけではなくて、地域の人や、友達からの支えというのも含まれます。その親子が地域社会で孤立していくということにつながるかなと思いますので、そういう意向のある保護者の意識改革も必要ですし、また、周りの子どもたちにもきちんと説明していかないといけないと思います。先生が、この子は特別な個性がある子なんだよということを説明してあげるだけで、子どもたちでもちゃんと分かりますし、そういうことをきちんとしていかないと、仲間外れになったり、それがいじめにつながったり、不登校につながったりしていきます。行政は、障害者差別解消法により、合理的配慮をしなければならないというふうになっていますけれども、それは、発達障がいのある子どもが、能力を発揮するために配慮するという意味です。インクルーシブ共生社会といっても、なにもこれは障がい者だけのことをいっているのではありません。男性、女性、高齢者、子ども、すべての人が地域から誰も排除されるということがなく、一人一人が大切にされて、その人らしい人生が送れるような地域社会というのを目指すんだという、行政としてのスタンス、立ち位置、目指すべきは共生の社会なんだということをはっきり示すことが必要であると思います。そういう姿勢を示すことによって、障がいを隠したいというような親も障がいを受容して強くなれるきっかけにもなったりしますし、同じ施設の中にあることによって、そういう周りへの啓蒙を促していくことにもつながると思います。それこそが行政の役割であると思いますし、場所を分けると、例えば療育はひとり1時間ということになっていますけれども、それの送迎に時間がかかってしまって、1時間の療育が40分に減ってしまったりですとか、また、公用車を配置しなければならなくなるかもしれないという懸念もあります。このこどもセンターの先生方の職員室においても、平面プランでは数カ所に分かれていましたけれども、これも一カ所にまとめて、スムーズな引継ぎ、先生方の情報の共有、連携ができるということのメリットを最大限取れるために、職員室も一カ所にまとめるべきであると思います。町内の障がい児の相談件数というのは増えています。平成26年度は延べ315件、平成27年度は510件ということで増えていますし、町内に療育に通っている子どももいますけれども、町外に通っている子どももかなりいらっしゃって、その子たちの数は、町の資料には出てこないということです。発達障がいと認定はされていないものの、経過観察が必要な低年齢児も増えてきている現状にあります。ですので、こども園と同じ場所に配置して、先生方複数の目によって見守って早期発見、それから早期治療につなげていく。で、親子を地域から孤立させないという点でも、やはり同じ場所に設置して欲しいということを再度検討していただくようにお願いします。現状ですね、発達支援センターの今度は建物ではなく、中身の話なんですけれども、支援員の配置などを、順次やっていくということでご答弁いただきました。現在の発達支援センターの課題として私が感じていることを5つ挙げさせていただきます。1つ目、早期療育は成果が出やすいので、早期発見、早期支援の充実、そのために気軽に相談しやすい環境づくりというのが必要であると思います。2つ目、専門性を要する検査や、評価が行える職員がいないのが現状ですので、支援センターの職員さんが研修を沢山受けて、スキルアップをされていることはとても素晴らしいことだと思いますし、保護者からの評価も高いんですけれども、やはり保育士では専門性を持ち合わせていないので、有資格者や、18歳まで、または就労までずっと丁寧に見ていただけるようなコーディネーターが必要であると思います。3つ目、幼児期から将来の就労に向けてまでのライフステージをまたぐ継続的な支援が横の連携で福祉、教育、医療との連携で引き継がれていくシステム作り、4つ目、ペアレントトレーニング、そして親も子どもの発達についてストレスや孤立感を高めているので、親にもケアが必要かと思います。その親子を地域で孤立させない横のつながりというものが必要だと思います。5つ目、発達支援センターの存在が、まだまだ一般の町民に知られていないので、多くの町民に啓発とPRをしていく必要性があると思います。先ほどの質問と重複することが多いのですけれども、提案も含め述べさせていただきました。ご答弁をお願いします。
答弁 町長 吉田弘志(町長は2019年3月まで)
素晴らしい意見だというふうに私は思います。ただ、今のね、その理想を完全なものにしていくとなれば、私は市町村、一市町村でできることかどうかということですね。ですから、今分担をしながら、人口僅か6千人に満たない町ができることの中で、最大努力をしてね、理想に近づけていくということでありましてね、今議員おっしゃられる内容を全部満たすということになれば、私はこれはもうとても町村でできるものではない、いや、それだけやってるんでしたら私はできると思う。その問題だけに取り組んでまちづくりをするということであればできないことはない。だけれども、やはり健常者もいればハンディを持った人もいる。そして福祉もその他の福祉もどんどん充実をさせなければいけない。ですから、私はできるだけ市町村でできることについては、財源的な問題も含めてしっかりと進めていきたいということで、少なくとも新しいこども園、これを核にしながら今お話をされているようなことについても、最大配慮のできる、私は構造を作っていきたい。これでその別な施設にすればバスが必要になるだろうなんとかというお話しでしたけど、私はそういうことを考えているわけではありませんから。やはり同じエリアの中でね、全部つなげるように、イギリスのピカデリーサーカス、あれは放射状になっていますよね。ああいうようなことをね、やっぱり福祉施設全体のものに取り入れた考え方での配置等々を考える。そして、今本町においては、日勝館と町民ホールがポロでつながっていますよね。ああいうような形、あの廊下も私は長すぎるなと思っているんですけど、できるだけ近くにコンパクトな形で配置できる、そして、予算等の確保もね、それぞれが違うだけに、一緒くたに同じ屋根の下にこの部屋作ったよ、それじゃその分について何かあるんですかといったら、恐らくそういう方式でいけばないと思います、私はね。ですからそれらも上手に使っていくことによって、私はこうした今おっしゃられるようなお話も理想に近づける、実現させることができるんではないかということを、お話をさせていただいているわけです。誰も好んでハンディを持った子に育ってきてるわけではありません。本当に親御さんたちはね、苦労していると思います。そして、社会としてもそれをしっかりと支えていく構図を作る、これがやはり必要だということも理解できますから。今後ね、これらについても、仔細設計の段階でどういうふうになっていくのかも含めて話し合いをさせていただきたいというふうに考えていますので、ご理解をいただきたいというふうに思っております。以上であります。
質問 1番 山口優子
ありがとうございました。