士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月12日
義務教育学校について
2024年9月12日、士別市議会の一般質問で、真保誠議員が「義務教育学校について」質問し、教育長 泉山浩幸、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。
- 質問者
- 真保誠 議員
- 答弁者
- 教育長 泉山浩幸、生涯学習部長 三上正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 9番 真保誠
2つ目の質問に移ります。義務教育学校についてお尋ねいたします。今回、朝日地区の義務教育の在り方に関する説明会を朝日地区の住民といたしまして参加させていただきました。その中では、糸魚小学校と朝日中学校の現状と課題について、それと保護者アンケートの結果、加えて今後の流れについての説明がありました。義務教育学校を開設するか否かは今後の結果次第だと思いますけれども、保護者の皆さんのアンケートの結果からすると、開校なのかなと察するところであります。義務教育学校は、学校教育制度の多様化と弾力化を推進するため、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行うことを趣旨として、2016年から制度化された新たな学校種です。文部科学省の統計によると、2016年、22の義務教育学校の開校以来増え続けておりまして、2022年時点では178校が開校しております。また、そこで学ぶ児童・生徒は6万8,000人に上ります。札幌では、令和4年4月から、全市で中学校区を基本単位として小中一貫した教育を開始しました。この取組のさらなる推進を目指して、全市のモデル校として、通学区域がおおむね小中同一で小中一体の校舎である、または小中一体の校舎整備をする場合については義務教育学校とすることを基本としています。北海道では、近年では昨年4月から、安平町の早来地区が義務教育学校を開設しております。また、上川管内では現在、比布町、富良野市、占冠村で義務教育学校が開設しています。現在の小・中学校区との義務教育学校等にはそれぞれメリット、デメリットはあると思うのですが、私の考えるところ義務教育学校の大きなメリットは、9年間の教育課程において、基本的には前期課程、これは今の小学校、それと後期課程、これは中学校ですが、この6、3に分けられておりますけれども、これを4、3、2とか、5、4とか柔軟な学年段階の区切りを設定することが容易になるということです。また、一貫教育の軸となる新教科等の創設や学年段階間での指導内容の入替え、前倒し、一貫教育の実施に必要な教育課程上の特例を設置者の判断で実施することが認められています。これはあくまでも例でありますけれども、こういった特色ある教育が可能だということであります。本市教育委員会としては、今後、地域の意向として判断されると思いますけれども、現状と義務教育学校とのメリット、デメリットをどのようにお考えか、また、特色ある教育が魅力ある学校づくりにつながり、生徒の増と地域の活性化に寄与するのではないかと考えておりますが、御見解をお尋ねして、この質問を終わります。 (降壇)
答弁 教育長 泉山浩幸
ただいまの質問にお答えいたします。朝日地区における義務教育の在り方につきましては、令和6年度は5月13日に小・中学校、未就学児の保護者に対して、6月6日と7月24日には広く地域の方々にも御参加いただき説明会を行っているところであります。これまでの説明、協議の中では、児童・生徒数の減少が想定より大きいことから、糸魚小学校の校舎を活用し義務教育学校として開校するか、あるいは朝日中学校を閉校し他の地区の中学校と統合するか、そういったことを中心に協議を重ねてまいりました。これまで、児童・生徒や保護者のメリットやデメリットについては説明会の中でお示ししており、現状のままでいくと児童・生徒数に応じて教員が減少していくところですが、義務教育学校の場合のメリットとしては、議員お話しのとおり、義務教育段階において小・中学校の垣根なく9年間を一貫した教育活動が可能となること。新しい環境での学習や生活に不適応を起こす、いわゆる中1ギャップと呼ばれることに対して効果が期待できること、さらに、教員の人数が一定数確保でき、専門性を生かした指導をより充実させることができること。また、デメリットとしては、9年間の学校であることから学校生活の区切りを感じにくく、学校生活の変化を感じる機会が少なくなることや、教員は小・中学校両方の教員免許が望ましく、人材確保が難しいことをお話ししているところであります。一方、他の中学校と統合する場合は、他の地区へ通学することにより大きな環境の変化があること、通学のために時間がかかることなどをお示ししております。教育委員会としては、行政側のメリットやデメリットよりも、まずは子供たちへの教育が最優先であることから、児童・生徒や保護者、地域の皆様と引き続き検討を重ねてまいります。次に、特色ある教育が魅力ある学校づくりにつながり、生徒増と地域の活性化に寄与するとの御提言がありました。義務教育学校を開校することになった場合においても、これまで糸魚小学校、朝日中学校で取り組んできた自然豊かな環境を生かした学習や少人数ならではのきめ細かな学習により一層力を入れていくとともに、前期課程より教科の専門性を生かした指導を進めることで生徒数の増や地域活性化にもつながるよう、ホームページなどによる情報発信、情報提供を行いながら、特色のある教育、魅力ある学校づくりに努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 9番 真保誠
最終的な魅力ある学校につきまして、ほかの他市町村を見ますと、例えば今おっしゃっていた自然環境だとか、子供の情操教育には多分田舎が向いているのではないかという親御さんの考えがあって、結構、各他市町村から移ってくる方が頻繁にいらっしゃるということは耳にしております。特色ある学校ということにつきましては、それぞれの学校のカラーなり特色があるんでしょうから、それはそれとしまして、やはり何というんですか、自然の中で育てるということに対する、生徒さんのお考えも多分あるんでしょうけれども、親御さんの関係も多分非常にウエートが大きいのかなと。ただ、親の勝手で子供をどこに連れていくというのもちょっとこれはいかがなものかという話になってしまうので、あくまでも生徒の考えを大事にした親御さんの考え方だとは思います。それで、例えばの例ですけれども、私の身内が気管支が悪くて、都会にいたんですけれども、休みの期間とかに来ると治るんです。これは空気がおいしいから治るんだと、それは病的なこともあったかもしれませんけれども、そういった自然環境のよさというものを特色のメリットとして売っていくことも行政側、教育委員会の一つの手法かなと思います。加えて、幌加内あたりでも、やはり郡部に田舎暮らしを望んだ親御さんが連れてきて、それは仕事の兼ね合いもあると思いますけれども、そこの中でやはり子供さんを育てるという環境が非常にいいという全国での話もネット上では出てくるわけで、こういった義務教育学校とそれがつながるかとなると、またこれは非常に難しい問題かもしれませんけれども、あくまでも義務教育学校というものの在り方について、やはり行政側でもっともっと奥深いものがあるということをお考えいただいて、生徒増だけに限らず、やはり子供たちの成長、これを踏まえた中でやればPR事項になると思うんですけれども、これが人を寄せるための手法ではなくて、やはり子供たちを考えたときに田舎暮らしのよさというものをもっともっとPRするべきなのかなと。それに付随して、やはり教育関連についても同時進行でいかなければいけないと思います。この辺のPRについてもお考えなり、要するに、これから義務教育学校ができるとすれば、ここの学校に魅力があるという発信をされていくのかどうか、そこをちょっとお尋ねしたいと思います。
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
再質問にお答えいたします。今、真保議員からお話のありました朝日地区における義務教育学校の部分での生徒数の増、また朝日地域の人の増という形の御質問と思っております。直接、真保議員がおっしゃるとおり、生徒数増と移住定住のほうの形にもなるかと思いますが、学びのほうの観点のほうからお話をさせていただきます。実際に私が、真保議員も出席をされた朝日地区の義務教育の在り方に関する説明会の中で、最後のほうにお話をさせていただきました。朝日地区については本当に豊かな自然、また、地域の中でも住民の方々が一体となった環境、これがやはり地域の特性だということはお話をさせていただいております。その背景としましては、実は士別市内の子で、本当は通学域が決まっているんですが、様々な事情を抱える中で、特認校制度を活用した中で、朝日地区と上士別地区それぞれの小学校、中学校に対応させていただいているところであります。そういった特認校も、そういった朝日地域でも進めているというところについては、今申し上げたそういった地域の特性なり、人々の一体化した面倒見のいい地域というところもあり、そこで士別市教育委員会が判断をして局に申請をし、特認校制度を受けているといったところであります。この後、学校の形態が義務教育学校に向かうとしても、また新たな学校ということですから局に対して特認校の申請が必要ですが、当然今、真保議員から実体験を述べられたとおり、そういったメリットの部分もかなりあるかと思います。そういった部分を大切にしながら、特認校制度を進めてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。