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士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

(1)「習い事応援タクシー」制度の実証試験の経過と令和7年度以降の本制度に対する考え方について/(2)市立病院の入院患者に対する安全・安心のための適切な対応について

2024年9月11日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「「習い事応援タクシー」制度の実証試験の経過と令和7年度以降の本制度に対する考え方について」「市立病院の入院患者に対する安全・安心のための適切な対応について」について質問し、市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民、経営管理部長 池田亨が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
市長 渡辺英次、総務部長 大橋雅民、経営管理部長 池田亨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

市のサイトの一般質問の一覧ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

次に、習い事応援タクシー制度の実証試験の経過と令和7年度以降の本制度に対する考え方について伺います。言うまでもなく、子供は地域の宝であります。特に少子化が進んでいる状況の中で、なお一層、その思いが強くなっていると感じております。その意味では、子供の将来がその生まれ育った環境にあまり左右されず、個性や能力を伸ばし、子供の好きなこと、やりたいことへの挑戦ができる環境をつくっていく取組が必要だと思います。その一環として、本市では士別地域公共交通活性化協議会が主体となって、子供が習い事に通うための交通手段の確保と、子育て世代の習い事に対する負担の軽減を図ることを目的に、習い事応援タクシー制度の構築のため、令和4年度と5年度に実証実験を行い、引き続き6年度も実施しております。そこで、4年度と5年度の利用実績、併せて6年度の利用傾向を伺います。次に、利用料の体系が市街地区と市街地区以外の地区に分かれております。これはタクシーの運行距離の違いで、一定程度は理解はしますが、実態として、スポーツに関する習い事を市街地区の子供1人が例えば週3回利用したとした場合、きょうだい割というのがありますが、きょうだい割を除く他の割引制度を適用しても、市街地区の子供たちより金額で3,600円負担が多くなります。さらに文科系の習い事では8,400円の負担が多くなることになります。本市は言うまでもなく合併により築かれてきたまちであり、その意味では、その特色を考慮した柔軟な考え方を反映した制度設計が必要ではないでしょうか。今後、この制度の実証実験終了後、様々な課題について検証を行うと思いますが、同じ市内の子供たちですから、利用料金の格差を少しでも圧縮することを検討すべきと考えます。また、この制度を子育て支援の位置づけとして、何よりも子供たちの将来のためと市内の子供たちを誰一人置き去りにしないとの考え方を持って、令和7年度以降も内容をより充実させ、誰もが安心して安定的に利用できる事業として、極端ではありますが、利用者がゼロでない限りこの事業の実施が必要だと思いますので、これらに対する見解を伺ってこの質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

ただいまの御質問にお答えします。初めに、習い事応援タクシーの利用実態についてです。本事業の制度内容については、第2回定例会で真保議員の御質問にお答えしたところですが、利用実態につきましては、令和4年度が試行期間3か月に対し、登録者67名、延べ利用者数506人、5年度が試行期間約8か月に対し、登録者55名、延べ利用者数732名、6年度が4月から8月末までの5か月間で、登録者77名、延べ利用者数528名となっています。本年度の利用者の傾向についてですが、士別市スポーツ協会が独自にスポーツに関する習い事に対して、市街地区の利用に100円、郊外地区からの利用に500円の助成を行っていることもあり、郊外地区からの利用が延べ利用者の3割以上を占め、昨年度から大きく増加しています。次に、利用料金の格差圧縮についてです。今年度の利用料金については、1乗車当たり市街地区が300円、郊外地区が1,000円ですが、これを各地区の小学校から総合体育館までの通常料金との比較では、実質負担割合は、市街地区2校がおおむね40%であるのに対し、上士別地区は26%、多寄地区は37%、温根別地区は24%、朝日地区に至っては14%と、軒並み市街地区の負担割合を下回ることとなります。したがいまして、応益負担原則の視点からも、郊外地区の利用料を今以上に市街地区に近づけることは難しいと判断しています。また、前述しました士別市スポーツ協会の助成により、実際の使用料の格差はさらに低くなっているところです。次に、習い事応援タクシーの継続実施についてです。実証実験を通年で行っている本年度の予算額は、今年度が補助期限となる国の共創モデル実証運行事業補助金355万円を含めて405万円となっており、現状の条件のままでは市が単独で行うことは非常に困難と考えています。一方、市では、これまで交通事業者と連携し、公共交通全体の持続的な公共交通ネットワークを目指して各種取組を進めています。しかしながら、人口減少や物価高騰が進む中で、現状の路線を維持するのも困難な状況を迎えており、路線バスが運行している地域に対しては、収益の改善が図られるよう、積極的なバスの利用を呼びかけているところです。よって、本事業につきましては実証実験の結果を基に検証作業を行うとともに、ただいま申し上げました持続可能な公共交通を維持していくために、引き続き事業者などと協議を進めてまいります。また、部活動の地域移行や拠点校方式など、本事業の横展開も視野に入れつつ、高齢者等に対する他の公共交通サービスとのバランスを図りながら、事業化の可否を検討する考えです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 12番 大西陽

6年度の実証試験の期間なのですけれども、6年度ですから3月末かと思うのですけれども、2月ですよね、ということは2月でこの3か年の実証試験が終わって、それを検証して、7年度の新年度から新たな考え方を入れながら実施するということなのか、国の補助金がないからこの事業については厳しいのか、その辺ちょっと今理解できなかったので、この点。それから、負担金などの利用料なのですけれども、うまく考えたなと思うのは、率にしたのです。これは、要するに手元から出るお金という理解をして、その意味で圧縮をしてみたらどうかという意味なのです。別に率が低いから他の地区より有利だという今市長の答弁でしたけれども、そういう意味ではなくて、何とか圧縮に向けて、これは課題の検討も含めてやると。ぜひ7年度から、この事業を利用している人から直接聞いたのですが、非常に利用しやすいし使い勝手がいいということですから、できれば、行くときだけは忙しいので行って、夕方迎えに行くことぐらいはできると思うけれども、何とか続けてほしいと。ただ、市が車を用意してやるわけではないので、事業者との協議も当然必要になるのだと思いますけれども、これは、より充実させて、ぜひやっていただきたいということで、何点か申し上げましたけれども、再度考え方を聞かせていただきたいと思います。

答弁 総務部長 大橋雅民

担当部の私のほうから再質問のほうにお答えをさせていただきます。6年度については2月末までということで、国の補助の精算の関係で2月末までということで設定をさせていただきました。7年度実施に向けてといったところで、予算要求の時期と、それから検証の時期が相違しているのではないかというお話かと思いますけれども、既に運行事業者といろいろと意見交換をしながら、7年度どうやっていくのか、実施するのかしないのかということも含めて、実施するのであればどのような方法なのかといったようなことで意見交換を行っているところです。7年度当初からどうなるのかといったところについては、この後、検証作業を行ってまいりますので、この場ではっきりといつからという部分については申し上げられませんけれども、事業者と連携して協議して、検証作業をまずは行ってまいりたいと思っています。あと、利用料の関係です。私どもは率で御答弁させていただきましたけれども、手元から出るお金のことだという再質問でございます。一般の路線バスでも、やはり遠方から乗ると料金が多くなります。現在でいきますと、朝日から市街地でいくと900円ほどかかったりだとか、上士別の辺りからですと400円から500円の間ということで、距離に応じて負担が大きくなるというのは、やはり応分の負担の原則ということからすると仕方ないのかと思っているところです。格差という部分については、ある程度意識しながら料金設定はしていくつもりでいますけれども、なかなか市街地の子供たちと同じような料金体系にするのは難しいかと思っておりますし、私どもが運輸局の方とお話をしますと、路線バスよりも安価な設定にするのはなかなか難しいし、事例としてもよくない事例だと運輸局のほうでは取り扱われています。路線バスとの料金とのことも考慮しながら、今後、習い事応援タクシーをやる場合については、料金のことは考えていきたいと思っているところです。以上です。

質問 12番 大西陽

この事業は、先ほど市長からも延べ人数500から700人ということで、一定程度の利用はあるのです。いわゆる行政の言葉で言うと、政策効果が上がっているのだと思います。ゼロではないので。そういう意味では、どう継続していくかというのは、今後の問題だと思いますけれども、料金について、距離が違って格差があるというのは当然です。私は同じにするべきだと言っているわけではないのです。少しは圧縮をして、子育て支援ですから、そういう意味では保護者の負担を少しでも軽減するという意味で検討してほしいということです。それから予算の関係で、7年度からの話を触れていますけれども、利用者にしたら新年度が大事であって、やはり行政でいえば、この事業をやるとしたら切れ目なくやる必要があるのではないかと思います。予算措置だとか国の助成金というのは、直接市民にはそんなに考えている方はいらっしゃらないと思うのです。切れ目なく実施できるように知恵を出してやっていただきたいということであります。どうでしょうか。

答弁 市長 渡辺英次

再々質問にお答えします。詳しい料金設定につきましては、大西議員からも御提案がありましたが、我々の考え方としては大橋部長のお話のとおりでありますので、今後、どのように少しでも縮められるか、それについての検討を進めてまいります。それから、7年度から実施につきましても今御提言いただきました。当然やるということになれば切れ目のない施策ということで考えておりますし、子育て支援の一環だということももちろん重々承知した上で、今後の検証につきましては、先ほど答弁で申し上げたとおり、しっかりと検証するとともに、今ある路線バスも含めた地域公共ネットワークについても持続可能なものとなるよう、両方しっかり考える必要があると思っていますので、御理解いただきたいと思います。

質問 12番 大西陽

最後の質問であります。本市の市立病院の入院患者に対する安全・安心のための適切な対応について何点か伺います。地方における自治体病院の現状は、2004年からの新しい医師臨床研修制度の導入や、都市部のほうが医療機関の種類が多く、選択肢が広がることと、地方での生活の不便さなどもあって、医師の地域偏在が進んでいることから、慢性的な医師不足と併せて、看護師不足が深刻な問題となっております。また、人口減少や少子高齢化に伴う医療需要の変化等により、持続可能な経営を確保し切れない病院が増加傾向にあるのが実態であります。本市の病院も同様の課題がある中で、この地域の中核病院として、住民の生命と健康を守る大きな使命を担っていることから、診療体制も地域包括ケアシステムの役割と、急性期中心から回復期、慢性期医療を中心に変化をさせております。さらに、2018年から組織体制も独立性が高く機動的なものになる地方公営企業法の全部が適用となり、病院長が事業管理者となり、新たな体制となりましたが、引き続き厳しい経営環境に置かれており、この状況を克服するために、令和6年度から計画期間を5年とした病院の経営指針となる士別市立病院経営強化プランを策定して、事業管理者を中心にスタッフが一丸となって今取り組んでおられます。一方で、病院のあるべき姿として、患者の症状に合った適切な診療は当然のことと思いますが、何よりも患者やその家族から安心と信頼を得ることが大切なことであります。昨年、市立病院に入院されていた高齢の患者の方が、医療事故と思われる事案により、残念ではありましたが、貴い命を失ってしまいました。亡くなられた方には、改めて御冥福をお祈りするとともに、御遺族の皆さんに対しても心からお悔やみを申し上げたいと思います。二度とこのようなことがあってはなりません。病院としても、その後、遺族と真摯に向き合い、事故発生状況の調査と事故の検証及び事故原因の確定を進め、事故後の診療経過の確認と緊急対策及び院内の事故調査委員会を開催し、同時に、各関係機関への報告を行うとともに、現行の患者への安全確保対策をより強化した再発防止策を示し、院内で共有することを確認したとしております。そこで、改めて現在取り組んでいる入院患者に対する安全確保に向けた再発防止策の具体的な内容と、取組を進める中で、医療スタッフの意識を含めて安全確保の効果を今どのように捉えておられるのか、伺います。 (降壇)

答弁 経営管理部長 池田亨

ただいまの御質問にお答えします。市立病院では、適切な医療安全管理を推進し、患者が安心して安全な医療を受けられる環境を整えるべく、士別市立病院医療安全管理規程を定め、専任の医療安全管理者を配置した医療安全管理室を中心に活動を行っているところです。院内の医療安全に関する部門としては、各部門の所属長が中心となり方針決定などを行う医療安全管理委員会、インシデント、いわゆるヒヤリハット事例、アクシデント、いわゆる事故、こういった事例を分析し、再発防止策を提言するリスクマネジメント委員会、この大きく2つが措置され、医療安全管理室がカンファレンス等を通じ有機的に連携させ、改善策のフィードバックや広報活動を行い、院内全職員への働きかけを行っております。さらに、必要に応じて医療の質の向上を目的とした全職員対象の研修会も積極的に行い、医療安全意識の醸成と推進を図ってきております。また、患者相談窓口を常設することで、患者からの苦情、相談に応じる体制を確保するとともに、院内感染防止対策を行う院内感染管理者をはじめ、医薬品、医療機器、診療用放射線、それぞれの安全管理体制を整備する責任者を配置しまして、各専門領域の安全性を高める取組を行っております。万が一、医療の提供に起因する予期せぬ死亡事故が発生した際は、院長が速やかに緊急対策会議を招集し、必要と判断すれば、院内事故調査委員会を開催し、事実関係の調査や記録作成、患者家族への対応、関係機関への報告等を行います。昨年発生しました入院中の患者の死亡事故の際にも、その流れに沿い対応するとともに、事故発生後の時点で早急な対策が必要と思われた安全対策の8項目について速やかに見直しを図ってきております。現状における取組としては、事故報告のフローチャートの明確化、リスク要因に対応した薬剤の見直し、それから各種マニュアルの改訂等、実運用に即したものに改め、特に転倒による打撲の可能性がある場合には頭部CT撮影や経過観察を義務づけるなど、様々な観点から検討を進めてまいりました。さらに、インシデント・アクシデント報告についても、今年度の4月から7月の報告件数は139件と前年同期の106件から見ると3割以上増加しております。標準的な年間報告件数と言われております病床数の3倍から4倍、この水準に達しつつあります。この取組は、個人の責任を問う性質のものではなく、多くの事例を評価、分析することで、陥りやすいミスや効果的な対策を検証していくものであることから、積極的な提出を促してきたところであり、こうした意識が職員にも広がりつつあるものと存じます。また、今年度を始期として策定しました経営強化プランにおいても、患者中心の医療を掲げるに当たり医療の質の向上は欠かせないため、医療安全を重視し、患者の安全を最優先する安全文化の醸成と医療事故の原因究明と再発防止の徹底を一つの項目として職員の意識づけに努めております。医療は、病態が刻一刻と変化する患者の身体に対して負担を与える措置もあります。不確実性、リスクを伴う業務でございますけれども、医療提供する立場として、医療事故を起こさない最大限の努力を継続することを念頭に、市民の安全・安心を守り、信頼される病院づくりを一層進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)────────────────────────────────────────

出典:士別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(20ページ) 間違いを知らせる