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士別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日

今後の財政見通しについて

2024年6月19日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「今後の財政見通しについて」質問し、副市長 法邑和浩が答弁しました。

質問者
大西陽 議員
答弁者
副市長 法邑和浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 12番 大西陽

3番目の質問は、今後の財政見通しについて、その考え方を伺いたいと思います。地方自治体は社会経済情勢の変化に柔軟かつ的確に対応し、そこに住む人々の生活に必要なサービスを安定的及び持続的に提供を行い、住民の生活を守り、幸せに暮らすことができる活力ある多様な地域社会を実現するために、安定した行財政基盤を確立することが必要であります。本市も自主財源に比べ、国からの地方交付税や補助金による依存財源の割合が高く、財政運営が厳しい状況にあることから、これまで中期財政フレームの設定と行財政運営戦略等による様々な取組を行ってきました。しかし、急速に進む人口減少や少子高齢化による社会経済環境の変化に対応して、安全で安心な市民生活の確保と市民サービスを持続させるために、あらゆる歳出の見直しを行い、抜本的な体質改善の実行と持続的で安定した財政運営基盤の確立を目的に、令和2年12月に財政健全化実行計画を策定しております。そこで、直近の実績と実行計画との比較をしてみると、昨年10月に決算認定された実行計画2年度目の令和4年度の決算では、一般会計の歳入総額が177億8,400万円に対して、歳出総額は173億5,300万円で、収支差引き4億3,100万円の黒字となっております。実行計画の当初推計値では5,700万円の収支不足と見込んでいましたが、この計画の見直しで3億1,700万円の黒字に上方修正したことから、この再集計値との差引きでは、さらに1億1,400万円の上振れする結果となっておりました。一方、財政健全化指標の経常収支比率は、実行計画の95.9%に対して実績は96.8%で、計画対比未達でありましたが、実質公債費比率は、計画14.9%に対して実績が14.7%、将来負担比率は、計画145.2%に対して実績は102.9%、いずれも計画を達成しております。そこで、令和5年度の決算概要と財政健全化実行計画とのおおよその比較及び実行計画期間満了後の令和8年度以降の財政見通しの概要をお伺いいたしたいと思います。 (降壇)

答弁 副市長 法邑和浩

ただいまの御質問にお答えします。初めに、財政健全化実行計画上の収支見通しと令和5年度決算概況との比較についてです。令和5年度の決算では、計画上9,900万円の収支不足が発生するものと想定していましたが、再推計値との比較では8,400万円改善し、1,500万円の収支不足となったところです。この主な要因について、歳出においては物価高騰に伴うあらゆる経費が増嵩しているほか、市立病院への追加繰出しや農畜産物加工株式会社の債権放棄など、推計時には見込めなかった想定外の支出があったものの、市税で約7,600万円、臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税で約2億3,000万円の増収となったことなど、計画に対して歳入の上振れがあったことによるものであり、決算が好転しているように見える要素もありますが、単年度収支では3億4,000万円のマイナスであり、依然として厳しい状況に変わりはなく、これらの要因について地方財政状況調査、いわゆる決算統計作業などによって詳細な分析を行ってまいります。次に、実行計画終了後の8年度以降の財政見通しについてです。現計画では3年度に実施した総合計画ローリング時の計画事業費を基に、近年の動向や決算数値を踏まえて、一般財源ベースの決算数値を見込んで再推計しているものであり、この時点においても、8年度から10年度までの3年間で約7億4,000万円の収支不足が見込まれ、黒字化は11年度からと想定していたところです。しかしながら、3年度の計画スタート時点から4年目を迎える今日まで、社会経済情勢が目まぐるしく変動し、計画2年目にして見直しを行ったものの、その後においても物価高騰や人件費の上昇などを想定し切れず、計画との乖離が読み切れない現状にあります。これに加え、急速に進む人口減少への対応に迫られている状況や変動する国際情勢や自然災害リスクなどへの備えの必要性も高まっているところです。こうした情勢の中、8年度以降の財政推計については、今年度から進めている本市の最上位計画である次期まちづくり総合計画の策定作業と並行して着手する予定です。このため、今の段階で、現計画以上の予測値等をお示しすることはできませんが、現在の情勢が続いた場合の歳出増加や金利上昇局面における公債費の増加などが懸念されるほか、人口減少に歯止めがかからない現状などから、ますます厳しくなることは予想されます。市民1人当たりの行政コストの増大が顕在化し、これまでと同じ水準の市民サービスや公共施設を維持していくことが困難な時代に直面しており、こうした本市を取り巻く厳しい情勢を打破し、持続可能な財政基盤を確立していくため、思い切った重点化、集約化などにより、財政構造自体を変革していくことで、財政健全化の早期実現を図れるよう努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

質問 12番 大西陽

5年度の財政収支概要では非常に厳しい状況にあるという答弁でありました。それで、令和7年度で終了する財政健全化実行計画について、8年度以降については計画満了になるわけですけれども、8年度以降についての考え方についてまず伺いたいと思います。

答弁 副市長 法邑和浩

現在の実行計画、7年度で終了いたします。まずは、そのまだ残り期間がありますので、その期間については目標達成に向けて、精いっぱい取り組んでいくというのが一つ基本であります。それで、8年以降の健全化実行計画あるいは健全化の考え方でありますけれども、今答弁いたしましたとおり、8年以降も厳しい財政状況が予想されています。ただ、この健全化実行計画を、それでは同じことを延長するのかということになると、そこはちょっと違うのかなと考えていまして、やはり健全化というのは、短期的に期間を定めて、今回は5年ということでやっていますけれども、その中でやはり集中して実施すべきものと考えているところであります。ただ、ではその計画期間が終わった後、何もしないのかということになるとそうではなくて、やはり財政規律というのが当然必要と思っていますので、これまでも過去の健全化計画終了時の後については、新たな財政運営方針でありますとか、その中期財政フレームだとか、そうした一定のその財政規律を定めて財政運営してきたということでありますので、今の時点においてはそうした考えで考えているところであります。以上です。

質問 12番 大西陽

今の実行計画を単純に延長することでなくて、いろんな方策で財政健全化を図っていくという捉え方でいいのですね。それで、問題は具体的な数値なんですけれども、今回は求めませんけれども、例えば、財政当局として一定程度数値を持って、環境の変化に伴って修正しながら、精度の高い数値を持って財政運営をしているんだと思いますけれども、この点はどうなんでしょうか、数値を持っていると、それを共有しているという捉え方でいいのでしょうか。

答弁 副市長 法邑和浩

今、財政推計で持っている数値というのは、健全化計画を3年度から実行するに当たり、令和2年度に推計しました、まずは。その後、すぐにちょっと国の動向等あって乖離が生じたので、推計の見直しをしましたというところです。その推計においては、今は11年度まで、単年度収支がどうなるかというのは一応数字としては持っているということです。それで、8年以降の今後の部分についての推計ですけれども、先ほども答弁で申し上げたんですけれども、やはりこの総合計画が、今後、立てなければなりませんよという中で、その計画の、この年度にこういった事業をやると、この年度にこういった事業をやるといったようなことが財政推計に大きく影響してきますので、ですから、例えばその総合計画を立てる際には、一般財源の歳入の見通しが今後どうなっていくのか、当然そこには国の考え、本市の場合は大きく交付税に依存したり、国の支出金、7割ほど依存財源がありますから、そうした国の動向が大きく関わってきますので、そうしたことも踏まえて、一般財源を見込んだ中で、その中で総合計画の事業が本当にやりくりできるのか、年度間の調整などを含めてやっていきます。その後に、そういった総計の歳出を踏まえて、例えば建設事業費がどうなっていくのか、公債費がどうなっていくか、物件費はどうなっていくか、そうした推計をしていかなければなりませんので、ですから、中期財政収支の見通しと総合計画を立てることと並行して行っていかなければなりませんので、今の時点で持っている、11年までの推計値以上の具体的な数値については今のところはないということになります。ただ、傾向としては、もう厳しい状況が続くということは間違いありませんので、そうした状況については庁内で職員についても説明会などをする中で共有しながら、現在、行政運営を行っているという状況であります。以上です。

出典:士別市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月19日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる