みんなの議会

士別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日

幼児・児童・学校施設の空調設備をはじめとする環境等について

2023年9月13日、士別市議会の一般質問で、石川陽介議員が「幼児・児童・学校施設の空調設備をはじめとする環境等について」質問し、市長 渡辺英次が答弁しました。

質問者
石川陽介 議員
答弁者
市長 渡辺英次

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 2番 石川陽介

通告に従いまして一般質問をさせていただきます。昨今の気温や湿度が激しくなっている中、高齢者をはじめ、子供たちなど体温調節が難しい方、つらいことを表現できない方が様々いらっしゃると思います。今回はその中でも、幼児をはじめとする子供たちが安全で安心して育まれる環境づくりに関する質問を3点お伺いいたします。1つ目に、市内における過去5年間と1979年からの5年間及び1999年から5年間の熱中症と見られる搬送者数、2つ目に、幼児、児童及び学校施設の空調設備の充足度と安全・安心に育まれるための空調設備の充実化について、3つ目に、猛暑時のソフト面の対応についてをお聞きいたします。さて近年、年ごとに夏の気温と湿度が上がってきているように感じます。気温は30度を超え、命を脅かすような暑さも多くなってきているように感じます。中には、もちろん比較的涼しい年もあれば、今年のような猛暑が長く続く年もあるかと思います。猛暑の際には熱中症患者数が増え、多くの命が危険にさらされることもあります。北海道は今年の8月21日から27日間で全国最多の熱中症の搬送があったそうです。その数は935名とのことです。このグラフは、気象庁における旭川、上川地方の日最高気温の月平均値における7、8月の平均値を1969年から5年ごとに表示しております。年ごとにばらつきはあるものの、少しずつ右肩上がりになっているように見ることができます。1979年からの5年間の平均値では25.61度、1999年からの5年間の平均値では25.94度、2019年からの5年間の平均値では28.04度となり、ここ5年間の平均値の上昇が高い傾向にあります。1つ目に、士別市における同年代の熱中症と見られる搬送者数をお知らせください。2つ目に、年ごとに気温や湿度のばらつきはあるものの、気温が上昇傾向にある中、今後も今年のような命に関わる猛暑となった際の対応として、空調設備の充実は必須かと考えますが、お考えをお聞かせください。また、幼児、児童、学校施設に係る現況の空調設備は事足りているのか、数量と現状をお聞かせください。最後に、ソフト面についてお尋ねいたします。環境省では暑さ指数を用いた日常生活に関する指針や運動に関する指針などが提言されています。暑さ指数は熱中症を予防することを目的として、1954年にアメリカで提案された指標です。単位は気温と同じ摂氏度で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数は、人体と外気との熱のやり取りに着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい湿度、日射、輻射など周辺の熱環境、そして気温の3つを取り入れた指標です。暑さ指数が28を超えると熱中症患者が著しく増加する傾向があります。日常生活に関する指針と運動に関する指針が設けられており、いずれも暑さ指数が28を超えると、より注意深く警戒する必要があるとされています。札幌や苫小牧では、これらの指数を基本に、ホームページなども使い熱中症予防の喚起を行っておりますし、札幌では、国からのお知らせということで、こども家庭庁成育局安全対策課をはじめとする各課からの事務連絡である熱中症事故の防止について留意点を共有されています。また、小学校では臨時休校や短縮授業を行った自治体もございます。自宅や児童施設に冷房設備が備わっていたり、調子が悪いときに自分で助けを求められるお子さんや保護者がいる状況であればこのような対策もあるかと思います。既に士別市内においても様々な対策がされているかと存じますが、過去にどのような対応をされてきたか、また、今年のように猛暑時はどのような対策、対応をされたのか、来年以降も今年のような命に関わる猛暑が到来する可能性がある中で、猛暑時の注意喚起を含めた情報の周知をはじめ、今後どのような対策、対応をすることができるのか、お考えをお聞かせください。何よりもまず命の安全があって安心した育みができるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 (降壇)

答弁 市長 渡辺英次

石川議員の御質問にお答えします。初めに、熱中症を要因とする救急搬送数についてです。熱中症救急搬送件数の統計は平成22年からとなっていますので、その年以降の状況をお答えします。士別消防署管内の熱中症による搬送件数は、22年から28年までは年間2件から10件で推移し、29年は17件、30年は9件、令和元年は16件、2年は12件、3年は22件、4年は10件、そして本年は9月1日現在で35件となっていることから、件数は増加傾向にあります。次に、空調設備充実の考えについてです。近年は北海道でも本州並みの最高気温に達することに加え、夜間も気温や湿度が下がらないこともあるため、道内の住宅でもエアコンの設置が増えており、体調維持など様々な場面で必要になっていると考えています。次に、幼児、児童、学校施設の空調設備の設置状況についてです。あいの実と北星保育園、あさひ認定こども園では各保育室に1台、計16台のエアコンを設置しているほか、あけぼの子どもセンターには学童室と音楽室に各1台、ほくと子どもセンターでは遊戯室に1台、放課後等デイサービスセンターではホールとプレイルームに各1台を設置しています。このほか、気化式冷風機や扇風機の複数設置により、空気を循環させることで室内気温の上昇抑制に努めているところではありますが、今年のような高温には十分とも言えない状況にあります。市内小・中学校においては、各小学校の保健室と糸魚小学校の音楽室、上士別中学校の保健室、パソコン室、音楽室にエアコンを設置しています。普通教室や特別支援教室には空調設備を設置していませんが、各学校では移動式のスポットエアコンや扇風機などを活用しています。次に、猛暑の対応についてです。これまで保育園や子どもセンターでは、子供たちに対して小まめな水分補給を呼びかけるほか、気象予報や熱中症警戒アラート等を参考に、保育士や児童指導員の指示の下、保育室等での運動や屋外活動を控えるなどの対策を取っていました。保育園では体調を崩す幼児はいなかった一方で、子どもセンターでは学校からセンターまでの間に外気の高温や強い日差しなどの要因もあり、センター利用時数名に発熱や吐き気などの症状が見られました。そうした体調不良が見られた際には、保護者へお迎えをお願いしているところであり、今年は全ての子供がその後に体調が回復したと伺っています。なお、保護者と未就学児が一緒に通園するのぞみ園ではプレイルームにエアコンの設置がないことから、保護者との相談により一時的に文化センターを活用して対応したところです。学校においては熱中症警戒アラートのほか、一部の学校では熱中症指数計を活用し、状況を定期的に確認しながら、体育や屋外活動、中学校の部活動の実施について判断しているほか、児童・生徒に水分補給を促すなどして熱中症の予防に努めています。そのような中、8月23日には朝日中学校の生徒と糸魚小学校の3年生以上の児童が下校時間を1時間繰り上げる対応を取っています。次に、今後の対応についてです。今後については、環境省などの情報を注視した対策の継続が基本となりますが、子どもセンターでは冷気が行き渡らず、30度を超える場所や時間もあったことから、施設内の温度を下げる対策と体調を崩した際に一時的に休める場所の確保を検討してまいります。学校においては、普通教室などにも空調設備を設置することが熱中症対策には効果的と考えています。設置には電力量の問題や設置経費のほか、ランニングコストなど多額の経費が必要とはなりますが、子供たちの健康を守るため、教室内の環境改善に向けて検討を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月13日 議事録 PDF(14ページ) 間違いを知らせる