士別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月21日
マイナ保険証について
2023年6月21日、士別市議会の一般質問で、佐藤正議員が「マイナ保険証について」質問し、市長 渡辺英次、市民部長 丸徹也が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤正 議員
- 答弁者
- 市長 渡辺英次、市民部長 丸徹也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 佐藤正
通告に従いまして、一般質問を行います。マイナ保険証についてお伺いをいたします。マイナンバーカードに関するトラブルが全国的に相次いで大きな問題になっています。個人情報流出につながる大きな問題です。報道されているマイナンバーカードに関するトラブルは、住民票の写しなど、コンビニ交付サービスで別人の証明書を発行。また、公金受取口座ひもづけの手続で他人の口座を誤登録。また、マイナポイントを別人に誤交付。マイナ保険証で別人の医療情報がひもづけられた事例など、数々の事例が判明しております。医療現場では、既に混乱も起きております。全国保険医団体連合会が、医療機関を対象に行った調査では、マイナカードを使った保険資格の確認で2,400件のトラブルが報告されています。また、マイナ保険証に他人の情報が7,300件も誤登録されている問題は、医療事故の原因になりかねません。国も、マイナンバーカードの利用を急ぐため、いろいろな問題が出てきています。それが、今回表に現れた氷山の一角だと思います。そもそも、マイナンバーカードの取得は法律上の義務ではなく任意です。本市においても、土日勤務終了後にマイナンバーカードの取得促進のための臨時窓口を設けていると思います。昨年4定の奥山議員への答弁で、11月末のカード交付率は56.2%、80歳未満が50%以上となっている一方、80歳以上が38.4%と低い傾向だと答弁しております。その後、半年が経過しておりますので、マイナンバーカードの取得状況をお知らせください。国は、2024年秋から現行保険証を廃止し運用を始めるマイナ保険証は、カードを持たない被保険者に対しては、資格確認書を発行し、保険診療を受けられるようにする。現在保険証と同様、氏名、生年月日、被保険者番号などです。資格確認を得るには本人の申請が必要です。有効期限は最長1年とされ、更新手続をしなければなりません。忘れたり、病気などで手続ができなかったりすれば、保険料を払っても保険診療を受けられない無保険扱いで、窓口での10割負担となるおそれがあります。また、医療機関には一体化に伴って、被保険者の資格をオンラインで確認することが義務づけられています。健康保険証なら窓口で提示するだけで済むのに、マイナンバーカードで保険資格を確認するには、医療機関がそのシステムを導入しなければなりません。本市におけるオンライン資格確認等システムの運用状況も教えてください。マイナ保険証は、受診のたびに窓口にある顔認証つきカードリーダーに置き、情報提供の画面にタッチする必要があります。高齢者など不慣れな人や認知症の人、障害がある人が自力でマイナ保険証を使うのは、困難な場合もあります。患者本人の同意を得て、職員などがマイナ保険証を預かることは可能とされていますが、顔認証システムを使うことが困難な場合、代理で職員などが暗証番号を入力することはできません。全国保険医団体連合会が行った会員アンケートでは、65%が現行保険証廃止に反対し、82%がカードの利用に不慣れな患者への窓口対応の増加、74%が不具合時に診療継続が困難になると答えています。マイナンバーカードのICチップ内の電子証明書の有効期限が切れたら、健康保険証として使えなくなります。電子証明書は5年ごとに更新する必要があり、マイナンバーカード自体も10年ごとに、未成年者は5年ごとに更新する必要があります。病気や身体障害者等やむを得ない理由や未就学児には代理人を認められますが、カードを紛失した場合など、再交付の必要がありますが、有料で手続も大変です。高齢者施設や障害者施設入居者のマイナ保険証の管理など、個人で管理できる人は問題ありませんが、そうでない人の管理など、適切な運用が必要です。本市においては、マイナンバーカードのトラブルはないとは思いますが、運用に当たっては、これからもいろいろな問題が出てくると予想されますので、相談窓口が必要です。設置して対応してもらいたいと思います。いずれにしても、2024年秋からの運用には解決すべき問題も多くあり、命に関わる制度改正なので、慎重に市としても進めてほしいと思います。以上で、この質問を終わります。 (降壇)
答弁 市長 渡辺英次
佐藤議員の御質問にお答えします。初めに、本市におけるマイナンバーカードの取得状況についてです。本市における本年5月末現在の交付率は、昨年11月末と比較し、24ポイント増となる80.2%となりました。年代別の取得状況は、20歳未満で29.2ポイント増の80.3%、20歳から40歳未満は21.1ポイント増の73.1%、40歳から60歳未満は24.5ポイント増の81.7%、60歳から80歳未満は11.2ポイント増の71.8%、80歳以上は23.6ポイント増の62.0%となっています。本市においては、市民の皆様のマイナンバーカードに対する一定の御理解をいただき、交付率が全体で8割を超え、各年代で取得された方は増えているところですが、依然として80歳以上の取得率が低い状況です。次に、オンライン資格確認等システムの運用状況についてです。本市における本年6月4日現在のシステム導入済み医療機関等の状況は、昨年11月27日現在の9施設から11件増の20施設となり、市内対象施設の77%が導入している状況となっています。また導入した全施設のシステムの利用状況については、把握できておりませんが、4月における市立病院の状況は、外来患者の約2.5%が利用されている状況です。次に、マイナ保険証の相談窓口の設置についてです。マイナ保険証を活用していく上では、議員お話のとおり、医療機関における資格確認システム普及の遅れや、医療機関の受診時の対応、カードの有効期限、紛失、再発行など、様々な課題があるものと認識しています。こうした課題のほかにも、国において現在、誤登録事案が公表されており、その報道を受けて、市民の皆様の不安や疑問は多岐にわたるものと推察しています。マイナ保険証についても加入している保険者によって対応が困難な場合もあり、現状においては、国のマイナポータルのヘルプデスクを活用し、対応してまいります。また、全国保険医団体連合会の調査では、高齢者施設の9割が入居者のマイナンバーカードの管理は困難と回答しているところであり、市内の施設についても、およそ同様の状況にあるものと考えています。国は、新たに施設入居者のカード申請代理交付などについて支援を実施する方針を示したところであり、今後のカード管理に関する国の動向を注視しつつ、障害者施設を含め、施設管理者と慎重に協議してまいりたいと考えており、新たに相談に特化した窓口は設置せず、現状の窓口体制で対応してまいります。マイナ保険証については、今月2日に関連法が成立したところであり、議員のお話のあった資格確認書も含め、今後において、国から運用方法や留意点など詳細が示されるものと考えており、その動向に注視してまいります。マイナンバーカードを基盤とするデジタル社会の実現には、国民の理解、信任が必要であり、その大前提に個人情報の保護や、適正な情報管理を踏まえた安全性と安定性が確保されなければなりません。そのためには、マイナンバーカードを安全・安心に利活用できる環境の構築が重要であり、引き続き市民の皆様が安全・安心にデジタル社会の恩恵を受けられるよう、より丁寧な説明と、適時適切な事務の徹底を図るよう努めてまいります。以上申し上げ、答弁とします。 (降壇)
質問 8番 佐藤正
今のマイナンバー取得状況を見ますと、全体で8割の方がマイナンバーを取得しているということで、恐らくこれは全道でも全国でもトップクラスの取得率かなと思います。その反面、80歳以上が62%という低い取得率ということで、先ほども答弁の中でありましたけれども、高齢者施設だとか、障害者施設に入っている人たちのマイナンバーカードの取扱いなども含めて、今後、国からも指導あるということなんですけれども、やはり自治体としても、その辺の考えをはっきりさせておかなければならないのかなと思います。あと、相談窓口を設置しないで、今までどおりやっていくということなんですけれども、マイナンバーカードについてはこれからも、いろいろな問題が出てくると思いますので、やはり市民に丁寧に説明できる窓口というか、そういう話をできるような、窓口を設置するよう要望したいと思います。来年の秋からマイナ保険証に変わるということなんですけれども、今までも相当問題が続出しているということでは、状況によっては、市においても、このマイナ保険証に関しては、問題が解決するまで延期するようにしてもらいたいなと思います。よろしくお願いします。
答弁 市民部長 丸徹也
再質問にお答えいたします。まず、80歳以上の高齢者の方々の取得状況が全体的に低いという部分で、こういった高齢者の方の対応といたしましては、現在例えば寝たきりの方ですとか、体が御不自由な方、そういった外出が困難な方々については、例えば私どものほうから自宅を御訪問させていただいて、申請交付手続などの支援を行いたいと考えております。当然、市のほうの現行の制度の宅配行政サービスというものもありますので、こういった部分も利活用いただきながら、対応させていただきたいと考えております。また、高齢者施設等に入られている方々も多くいらっしゃるかと思います。こういった方々については、今現状、高齢者施設においても入居者カードの管理ですとか、また暗証番号の管理の問題、そのほかカードをお預かりする部分での管理者側の、例えば不正利用ですとか情報漏えいの懸念だとか、また一番多い部分として、御家族の同意が得られないケースなどで、なかなかカード取得も進められない課題が多いということも聞いてございます。この部分についても、今後国の方針とも歩調を合わせてという形になりますけれども、施設管理者のほうとも、しっかりと協議することで慎重に対応をしてまいりたいと考えているところでございます。それから窓口設置の部分でございます。現行、窓口においては、例えばマイナ保険証で言えば、様々資格確認書の問題ですとか、またマイナカードの部分、紛失してしまったですとか暗証番号を忘れたとか、様々なカードに関する相談がございます。また、今一連で国のほうから公表されています様々なトラブルの関係で、そういった部分でのお問合せもいただいているところでございます。ただ、こちらの部分については、私どものほう、通常窓口の中で、現状、そういった御質問について御対応させていただいているところもございますし、また私どものほうで情報上、持ち得ない部分については、直接、先ほども御答弁申し上げました、国のほうのヘルプデスクなどを御案内するなど、対応をさせていただく考えで思っているところでございます。そういった部分、今後についても相談に特化した窓口については、設置する形ではなく、現行の窓口体制で対応が十分可能だということで考えているところでございます。それから最後に、こういった様々なトラブルの中で、恐らくこういう国民の皆様、また市民の皆様が不安を抱いている中で、このマイナ保険証、マイナカードの普及促進についてはどうかというお話だったと思うんですけれども、こちらにつきましては、当然マイナカードの、まず運用については、適切な情報管理が必要だと考えております。また情報の誤認というのは、当然プライバシーに関わる諸問題ですとか、また特にこのマイナ保険証については、議員のほうからお話のありましたとおり、場合によっては命に関わる問題にもなりかねません。当然こういった情報の不備というのは、あってはならないものとして認識はしているところでございます。国のほう、今回のトラブルについてはマイナンバー制度自体の問題ではなく、運用システムですとか、データ上の登録における人的ミスということで説明はいただいており、これらの関連については、私ども含め7月末までの登録情報の総点検ということで進められております。再発防止に向けて、対策を当然実施しているところでもございまして、本市においても先ほど申し上げたとおり、国のこういった要請に基づいて、連携してデータ点検を実施しているところでございます。まずは、先ほど市長のほうからも御答弁させていただいておりますが、正確なカードの情報の管理、安全性と安定性をしっかりと確保していることが必要でございますので、また特にこのマイナ保険証については質の高い医療を提供していく、データヘルスの基盤となるツールということで考えてございます。当然、今後その先には、患者様御本人の健康状況に基づいたよりよい医療を受けることが可能という形になることからも、再発防止策を着実に実施する中で、引き続き市民の皆様の御理解をいただきながら、マイナ保険証の普及促進については、進めてまいりたいと考えているところでございます。以上でございます。