士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日
教職員住宅の現状と課題及び今後のあり方について
2022年9月13日、士別市議会の一般質問で、大西陽議員が「教職員住宅の現状と課題及び今後のあり方について」質問し、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。
- 質問者
- 大西陽 議員
- 答弁者
- 生涯学習部長 三上正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 12番 大西陽
次に、教職員住宅の現状と課題及び今後の在り方についてお尋ねいたします。教職員住宅は携帯電話がなく、連絡手段が限られ、道路網の整備状況や自家用車の保有も少なく、通勤圏が限られていた時代に、転任が比較的多い教職員に対し福利厚生の一環として安定的かつ良好な居住環境を整えることを目的に整備が進められてきました。特にこの中で管理者住宅は緊急時の迅速な対応や地域との連携を密にするなど、良好な学校運営の観点から学校敷地内に建設をして、基本的には学校長、教頭が居住するとしています。従来から教職員住宅は円滑な人事配置を行う上でも効果的に機能してまいりましたが、近年は道路網の整備が進み、豪雪地帯においても主要道路の除雪が充実をしていることにより、交通アクセスが大きく改善され、通勤圏が拡大しているとともに、教職員個々の生活スタイルや価値観の多様化及び社会経済情勢の変化と機械警備等の導入や携帯電話の飛躍的な普及によって、緊急時の連絡が容易になったことで住宅そのものに対する意識やニーズが変化しており、教職員を取り巻く住宅事情は大きく変貌を遂げております。これらの要因により教職員住宅は需要の低下が進み、その結果、空き住宅が増加の傾向にあるのではないでしょうか。本市においても学校教職員住宅条例及び施行規則に基づき、市立小・中学校に勤務する教職員及び事務職員、市立東高等学校に勤務する教職員を対象に教職員住宅を設置しております。現在は少子化や小・中学校の統廃合によって、教職員が減少している状況にありますが、本年4月1日現在の学校別あるいは地域別の住宅戸数と入居率及び現状での課題とその対応についての考え方をまずお伺いいたします。次に空き住宅の管理に当たって、住宅周辺の景観に配慮した対応や住宅内部の湿気を防ぐための定期的な換気など、現状の管理状況を伺います。最後に、教職員住宅の今後の在り方について基本的な考え方をお聞かせください。 (降壇)
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
ただいまの御質問にお答えします。初めに、本年4月1日現在の教職員住宅の管理戸数と入居率についてのお尋ねがありました。本市教育委員会が管理している教職員住宅は49戸であり、このうち31戸については入居していますが、残り18戸は空き住宅となっているところであり、教職員住宅の入居率はおよそ63%です。次に地域別の管理戸数と入居状況については、中央地区では10棟19戸のうち、13戸を利用しており、中士別地区では3棟4戸のうち2戸に入居、上士別地区では5棟6戸のうち全てに入居しており、多寄地区では4棟6戸のうち3戸を利用しています。また温根別地区においては3棟6戸のうち2戸を利用しており、朝日地区では5棟8戸のうち5戸に入居しています。教職員住宅を管理する上での課題の一つには、施設の老朽化等も相まって、入居希望者が減少している状況が挙げられます。本市の教職員住宅において最も新しいものは、平成10年に建築したものであり、築後24年経過している中で、全体としては40年以上経過している住宅も存在しているところです。一方で多くの民間賃貸住宅が整備されてきた中、より快適で充実した住環境を求めてこれらの民間住宅への入居を希望する傾向が強くなっています。このような中で仮に現在の教職員住宅を大規模改修することによって一定程度空き住宅の解消も見込めるところでありますが、相当な費用が必要となることからも、現実的な選択ではないものと判断しています。お話しのように、合併によって新士別市となった平成17年度には小・中学校と東高校を合わせて18校あり、教職員住宅も140戸保有していました。その後、児童・生徒数の減少見込みなども踏まえ、平成23年に策定した小中学校適正配置計画に基づく統廃合などから、現在は11校となり、教職員数も当時の4分の3ほどに減少しています。さらに道路状況等の改善の中で、上川教育局の基本的な考えとして、約1時間以内は通勤圏とされていることも相まって、旭川市やその近郊の自宅から通勤する教職員も増えています。こうした傾向は他市町村でも同様であり、上川中央地区では校長、教頭などの管理職であっても勤務先から離れた自宅からの通勤を認めている自治体もあります。本市においても民間賃貸住宅の有無など地域によって状況の違いはあるものの、全般的に教職員住宅の需要は大きく減少しているものと認識しており、入居の見込みがない住宅については、用途廃止の上、普通財産として管理していますが、築後の年数が相当経過している住宅が多く、現実的には他の活用は困難となっています。次に空き住宅の管理について御質問がありました。全体としての教職員住宅の入居希望は減少傾向にあるものの、中には低廉な家賃で入居できる教職員住宅を希望する転入者などもいることから、一定数の空き住宅を確保しているところであり、敷地内の草刈りや屋根の雪下ろしなど適宜実施しています。しかしながらお話にあった住宅内の換気などについては実施していない状況でありますので、そのような対応を含め、引き続き可能な限り状況把握と適切な管理に努めてまいります。最後に教職員住宅の今後の在り方についてです。先ほども申し上げたとおり、教職員の住居環境に対するニーズの多様化が進み、通勤圏の考え方も変わってきた中で、できるだけ勤務校の最寄りの場所で生活をしてもらいたいという地域としての希望は有しながらも、それぞれの生活の充実も大切なことと考えています。このような中で新たに教職員住宅を建設するということは困難と考えており、本市の現状の財政や将来的見通しに立っても、現在の住宅を適宜営繕・補修するなどの対応とともに、民間の賃貸住宅の活用も含め、教職員の居住環境の向上に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 12番 大西陽
ただいま答弁があったように、空き住宅は今後、今の環境を見ると増加する傾向が続くのではないかと思います。それでまだ十分に使えるということになれば、あるいは用途変更、普通財産に移管するという方法もあるんでしょうけれども、かなり年数が経過している住宅については、今後どうするのか、解体をするのか、どうするのか。あるいは市民対象に売却していくのか含めて、今後の考え方をもう少し具体的に。
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
ただいまの再質問にお答えいたします。答弁の中でも現在の住宅を適宜営繕・補修という形でお話しはさせていただきました。さらに踏み込んでという御質問ということで、当然議員お話のとおり、本当に古くて活用のできないという部分については、それぞれの状況を本当に判断しながら本当に修繕をしていくのか、維持していくのか、先ほども相対的な部分の中で今後教員がどのような形で転入してきて廉価、安い賃貸を求めるところのニーズも含めながらというところは、相対的な部分というところは変わっていないところであります。ただ実際にそういった部分を我々もさらに室内の現状もさることながら、屋外の状況も含めて、当然周りには一般住宅等もあるということからいけば、環境整備も必要な部分となってくることもありますので、そういったところも含めた中で総体的に解体していくのか、また先ほど申し上げた普通財産のほうに移管していくのかという形も検討していきたいと思います。以上です。
質問 12番 大西陽
この住宅については、本市の公共施設マネジメント計画には計画として具体的に載せていないようです。具体的な考え方についてさらに機会があれば、またお伺いしていきたい。それからもう一つなんですけれども、管理状況です。管理状況についてですけれども、私の住まいの近くにも教職員住宅があります。そして私の自治会は7月の上旬に地域内の環境整備ということで、住民の方が出て環境整備するんですけれども、当然、教職員住宅近くにありますから、目に見ると、建物より草が極端に言えば高くなっている。8月に入って刈ったようですけれども。これは、ずさんな管理だなと皆さんおっしゃっています。それからもう一つは、過去に用途変更して、普通財産に移管をして、地元の農業研修生、あるいは協力隊の方が入居するようにお願いをして、そうしたんですが、中に入ってみると、カビがすごい。私も長く生きていますけれども、家の中のあんなひどいカビは見たことない。そういう意味では、職員の皆さんが清掃して大変な思いを目の当たりにしています。先ほど部長が換気等についてはなかなかできないと、今後可能な限りと言いますけれども、建物ですから、全て手分けをして、換気をする。これは家主として当然の義務でないでしょうか。この辺を確認させていただきたい。
答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)
再々質問にお答えいたします。まず1点目、多寄地区における教職員住宅の件でございます。今お話ありましたとおり、自治会のほうで7月の段階で環境整備をされているとお聞きしております。私たちも教職員住宅の部分については、学校業務技師が本当に時間がとれる夏休み時期という形で環境整備をしているところから、自治会のほうが早めに周りの草刈り等環境整備を行っているという事実もつかんでおります。ただ、先ほど申し上げましたとおり、周りだけがきれいになって教職員住宅がというところは、やはりそこは私どもも思うところがございます。これについてはそういった時期も、地域のほうと環境整備の時期も御相談させていただきながら、対応していくということも考えていきたいと思っております。また建物内の換気についてであります。当然、私たち家主という形で責任ある立場ということは重々承知しています。できる限り換気はしていくつもりですが、また入居する前に、そこは美装を入れてでもきれいにするということも含めて対応を考えていきたいと思っているところです。以上です。