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士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日

令和2年度予算編成方針について

2019年12月10日、士別市議会の一般質問で、谷守議員が「令和2年度予算編成方針について」質問し、市長 牧野勇司、副市長 相山佳則が答弁しました。

質問者
谷守 議員
答弁者
市長 牧野勇司、副市長 相山佳則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 7番 谷守

令和元年第4回定例会に当たり、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。牧野市政10年を経過する中、本市の最上位計画である新たな士別市まちづくり総合計画のもと、来年は前期実行計画期間の折り返しを迎え、その後の展望期間4年間へつなげていかなければならない重要な期間であることから、1点目は令和2年度の予算編成方針についてということを主なテーマとしてお聞きいたしますので、よろしくお願いいたします。さて、30年度の本市の収支状況ですが、一般会計は財政調整基金を3億円取り崩した上で、歳入総額176億8,200万円、歳出総額176億4,500万円で、その差し引きの形式収支は3,700万円の黒字となりました。ただし、この中には繰越財源2,600万円が含まれており、実質収支は1,100万円の黒字となったところであります。そこで、まず確認したいと思うのでありますが、士別市まちづくり総合計画の財政の見通しの財政収支見込みでは、30年度一般会計決算額の試算は4億2,000万円の取り崩しをして収支均衡が図られております。これは単年度収支見込みが計画より1億2,000万円減っておりますので、これを好転していると見ていいのか、そして、これに対して行財政運営戦略の種々の取り組みが功を奏していると考えていいのか、総じてどのようにこれらのことを分析しておられるのか、まず確認したいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、令和元年度の決算予想についてお聞きいたします。本年7月に決定された本市の普通交付税ですが、当初算定額約62億3,400万円、決定額約63億4,400万円と当初算定より約1億1,000万円増の結果となりました。前述の士別市まちづくり総合計画の財政収支見込みでは、令和元年度も引き続き1億9,800万円の基金取り崩しを図って収支尻が計画されております。今後においては、自主財源の根幹である市税や地方交付税の伸びを見込むことは困難である一方で、新庁舎改築などのこれまで実施してきた大型建築事業の元金償還が始まり、公債費が大幅に増加するなど一層厳しい財政運営になることが予想されるとの記載が令和2年度の予算編成方針で述べられておりましたが、元年度の決算予想を今の段階でどう捉えられているのか、お伺いするところであります。次に、令和2年度予算編成方針についてお伺いいたします。士別市まちづくり総合計画にのっとって市長マニフェストを着実に進めていくためには、今回も前年と同様に令和2年度予算編成方針が立てられております。総合計画に沿って整然と立てられている計画ですから、毎年大差なく立てられている計画とは思いますが、以下からは前年と比較し新たな特色や方針等について今回の編成方針で種々つけ加えられておりますので、順次そのお考えをお聞きしていきたいと思います。まず、基本方針で新たな時代へ向けてSDGsの取り組みを推進するとありますが、この意図について確認したいと思います。次に、予算編成の基本的な考え方では、財政健全化の推進に公共施設マネジメント基本計画に基づき施設のあり方を最適化していくことが今回からつけ加えられています。この狙いについてもお示しいただきたいと思います。加えて、これに関連して、公共施設マネジメント計画で年次ごとの施設解体計画がさきに示されておりますが、それによると令和元年、2年度で福祉会館、ほくと児童館、旧武徳小学校などの解体計画が立てられております。お聞きしたところ、今のところまだ解体には至らないようでありますが、これは展望期間にずれ込むのでしょうか。総額で相応の解体費となり、予算執行にも影響するものでありますので、考え方をお知らせいただきたいと思います。また、この箇所でICT技術の積極的な活用とありますが、これについてもより詳しい説明を求めるところです。次に、歳出予算要求基準では前年の市長査定から総務部長査定に変わり、事業の再点検では施設の維持管理経費は市に必要な市民サービスに合った運営と効率的で効果的な管理体制を反映した内容であるかを全施設において検討・検証した上で要求するとありますが、これらはどのようなことなのか、あわせてお知らせていただきたいと思います。私は、士別市まちづくり総合計画と市長マニフェストを着実に推進していくためには、まず財政の健全化が最重要であると考えることから、そのためには次年度の予算編成方針の考え方も確認したく、今回の取り上げとなりました。以上までの点について本市の御所見を求め、1点目の質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

谷議員の御質問にお答えいたします。最初に私から令和2年度予算編成方針などについて答弁申し上げ、平成30年度決算の状況及び令和元年度決算見込みについては相山副市長から答弁申し上げます。初めに、令和2年度予算編成方針における新たな考え方についてです。まず、新しい時代へ向けてSDGsの基本理念を踏まえたまちづくりを目指す取り組みについてですが、SDGsは基本理念である誰一人取り残さない社会の実現を目指し、経済・社会・環境をめぐる課題に対する総合的な取り組みを示しているところです。SDGsの多様な目標の追求は地方の持続可能な開発や地方創生の取り組みを総合的に推進するものであり、市民やさまざまな機関と理念を共有し、政策目標の理解を深めることで連携による課題解決の取り組みを一層進めてまいります。次に、公共施設マネジメント基本計画に関連するお尋ねです。積極的な民間活力の導入やPPP、指定管理、業務委託などアウトソーシングについては公共施設マネジメント基本計画の基本方針の中で、効率的で効果的な施設運営を図るため、サービス向上にもつながる管理運営の手法として示しているものであり、2年度予算編成方針から明記したものです。また、総合計画8年間の普通財産の解体計画についてですが、お話にありましたように年次計画から変更しているものが幾つかあります。元年度解体予定であった旧ほくと児童館、福祉会館については、新庁舎改築に伴う一時移転先として活用することになり、解体年を変更することとしています。また、来年度においては、本庁舎、旧武徳小学校、旧総合福祉センターなどの解体を予定しているところですが、解体の財源として過疎債や合併特例事業債を活用していることもあり、対象施設の状況や事業量、事業の変更などを総合的に判断し、予算化してまいります。なお、解体計画についても実行計画終了時のローリング時点で全体的な見直しを実施する予定です。ICT技術の積極的な活用についてですが、国は業務プロセス・情報システムの標準化に向けた業務改革やソサエティー5.0を支えるICT整備などを推進しています。今後において人や物、金、情報など限りある経営資源で多くの行政課題に対応しつつ、市民サービスのさらなる向上を目指すためには、ICT技術の活用による業務の効率化や生産性の向上を検討していく必要があるものと考えており、その調査・研究を実施してまいります。歳出予算要求基準については、経常的経費の削減が必要な状況から、総務部長査定事業においては前年度当初予算一般財源所要額の95%を超えないものとし、5%のマイナスシーリングを実施するものとしました。市長査定事業については引き続き一件査定方式での実施とすることから、新規事業については前年度と同様、スクラップアンドビルドに取り組むこととし、継続事業については事業の改善、見直しの視点を明確にし、新たに可能な限りの経費の圧縮や事業の効率化に努めるものとしています。事業の再点検における施設の維持管理経費の考え方については、限りある経営資源を効率的で効果的に活用するために、市民サービスの質と量を経営的な視点からも判断する中で、そのサービスに合った運営や必要な管理体制、維持管理手法を検証した上で予算要求するよう再点検を促したものです。新年度予算編成に当たっては、まちづくり総合計画にのっとり、天塩の流れとともに人と大地が躍動するすこやかなまちの実現に向けて、総合計画及び総合戦略を柱とする事業を着実に取り組んでまいります。今、地方においては人口減少や少子高齢化の進展、老朽化するインフラや公共施設の改修、更新、解体、近年猛威を振るう自然災害などさまざまな行政課題が複雑化し、山積しています。そうした中でも柔軟な発想と先見力、企画力、実行力、そして官・民・広域による連携をもって、限りある財源を無限大の知恵で克服し、効率的・効果的な行財政運営と持続可能な財政基盤の確立とあわせて明るい将来を見据えた持続可能なまちづくりを進めてまいります。以上申し上げ、私からの答弁といたします。 (降壇)

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

私からは、平成30年度決算の状況及び令和元年度決算見込みについて御説明申し上げます。平成30年度の決算状況は、財政調整基金を3億円取り崩すことで収支を調整し、財政調整基金の取り崩しは昨年に引き続き2年連続となりました。まちづくり総合計画期間の財政収支見込みにおいて見込んだ30年度単年度収支不足額4億2,000万円は、約1億2,000万円へ改善しましたが、楽観視できる財政状況ではないものと判断をしております。改善の要因ですが、第2回定例会において大西議員にお答えしたとおり、行財政運営戦略にのっとって現在さまざまな取り組みを実施しているところであり、30年度から取り組んでいる時間外勤務縮減プログラムや職員数適正化、公共施設マネジメント基本計画の実施などの行財政運営戦略の取り組みの効果はあると考えております。そのほか、歳入において個人・法人市民税の伸びから計画額を約1億円、地方交付税においても約6,000万円上回ったことや歳出においては人件費、扶助費、公債費といった義務的経費が合わせて約1億9,000万円下回ったことから単年度収支不足額が圧縮されたものと考えております。しかしながら、労務単価や資材費、燃料費の高騰により需用費、委託料などの物件費については約2億円上回っていることからも、引き続き改善と改革の視点から経常的経費の削減に向けた取り組みを進め、着実な成果へとつなげていかなければならないと考えております。次に、令和元年度決算見込みについてです。まず、現時点での主な歳入の見込みですが、市民税、固定資産税などの市税総額では予算現計と同程度になるものと見込んでおります。地方交付税については、普通交付税の交付決定額が合併特例措置の段階的縮減の影響があったものの、交付税算入公債費の増加から前年を2.5%上回り、臨時財政対策債と合わせた実質的な交付税額は約66億5,000万円で、約6,700万円の増額となりました。その結果、当初予算に対する留保財源は約9,000万円となったところですが、30年度決算は繰越金が約600万円となり、本年度の補正予算の一般財源としては地方交付税の留保財源により対応をしているところです。一方、歳出については、高どまりしている燃料費や雇用環境の改善による労務費の上昇などから、歳出の予算における不用額は減少するものと見込んでおります。こうした中での元年度決算見込みについては、今後決定されます特別交付税や地方譲与税交付金、地方消費税交付金など各種交付金の動向にもよりますが、30年度決算と同様、厳しい収支になるものと見込んでおり、決算時における財政調整基金の取り崩しは避けられないものと見込んでいるところであります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月10日 議事録 PDF(10ページ) 間違いを知らせる