みんなの議会

小樽市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日

(1)一連の不祥事及び懲戒処分について/(2)新年度予算編成方針について/(3)新・市民プールについて/(4)北運河周辺の観光について/(5)ポイ捨て禁止条例について/(6)ふるさとまちづくり協働事業について

2012年12月12日、小樽市議会の一般質問で、安斎哲也議員が「一連の不祥事及び懲戒処分について」「新年度予算編成方針について」「新・市民プールについて」「北運河周辺の観光について」「ポイ捨て禁止条例について」「ふるさとまちづくり協働事業について」について質問し、市長 中松義治、教育長 上林猛が答弁しました。

質問者
安斎哲也 議員
答弁者
市長 中松義治、教育長 上林猛

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 安斎哲也

一般質問いたします。一連の不祥事及び懲戒処分について伺います。市民と行政をつなぐ役割を担う小樽市のホームページのトップページには、市役所からのお知らせとして9項目が掲載されています。大変残念なのは、この半分が市の不祥事に関連したもので、上から順に児童買春容疑による職員の逮捕について、国庫支出金返還金に係る支出事務の遅滞について、飲酒運転による職員の逮捕について、生活保護に関する公文書等の流出について(おわび)と掲載されています。中松市長就任時のパーティー券事件に始まり、中松市政下で不祥事が連続して発生していますが、私はこれらの一連の不祥事は中松市長だけの責任ではなく、長年の体制が根源であると考えます。中松市長が市民力の活用、市民と協働と訴えても、市の体制と一部の職員による不祥事が相次ぐことで、市民の信頼を次々に失い、日ごろ真面目に働く職員までもが同様に見られ、本当にいい迷惑であります。記者会見があるごとに、中松市長は頭を下げておわびすることとなり、一番御苦労され、頭を悩ませ、心身ともに大変お疲れであるものとお察しします。11 月8日にはこの状況を非常事態と認識され、幹部職員を議事堂に集め、異例の訓示を行い檄を飛ばされました。パーティー券事件発覚当初、記者会見での市長の対応は、わからない、知らないと誠実さに欠け、その対応がさらに市民の不信を招いていたと思いますが、その後の不祥事の対応に関しては、誠実に対応されていると思います。そして、市長として責任を重く受け止め、市民の信頼を得るために、市内外を動き、人柄のいい中松市長が少しずつ浸透してきていると感じています。しかし、消しても消しても不祥事という火がすぐに起こり、多くの市民の方々には信頼よりも不信が募る状況であると言わざるを得ません。これらの不祥事は現在の中松市長の下で起こってしまいましたが、前市長下ではぐくまれてきた結果であると考えます。一つ一つの不祥事に関しては、これまでの議会で何度も取り上げられていることから避けますが、不祥事が立て続けに発生してしまうこの体制について幾つか伺います。連続して発生した不祥事の原因は、一体何であると認識されていますか。児童買春と飲酒運転については個人の問題かと思われますが、業務における不祥事は個人が起こした問題であるとはいえ、それをチェックできなかった上司はもとより、組織体制に問題があると考えますが、市長のお考えをお聞かせください。市長は事あるごとに、業務事故防止の指針の内容を各職場ミーティングや職場研修の中で取り上げるなど、職員の意識改革に取り組んでまいりたいと述べられていますが、不祥事が繰り返されている以上、市長の思いはないがしろにされていると思われます。職場内で解決しようにも限界があると思われますが、市長の率直な気持ちをお聞かせください。私は市職員がずっと同じ市役所の中にいることが、このような事態を招いている一つの要因であると感じています。国は高度の専門性や多様な経験を持つ人材を確保することを目的に、民間人材の中途採用、官民人事交流、任期付採用などの制度を整備しました。小樽市でも平成 21 年度から社会人経験者の中途採用を行ってきていますが、官民の人事交流により一時的に別の組織に入ることで広い視野を持ち、新たな感覚を養ってもらうなどの取組をしてはどうかと考えます。民間企業経験者の中途採用のほか、官民人事交流を導入してはどうでしょうか。不祥事を起こした職員を個人攻撃をするつもりはございませんが、これら一連の不祥事に関する処分に対し、市民の方々から大変厳しい声をいただきましたので、2点だけ質問させていただきます。大変大きな問題である児童買春と飲酒運転に対する処分については、市民の方が注目されていました。この2件の事案のうち、飲酒運転に関しては福岡市の問題を受けて、原則懲戒免職とした自治体が処分基準を見直す動きがあるとともに、今回は人身事故を起こしておらず、最高裁で免職は過酷として判決の取消しが確定していることも踏まえると、最大の処分になったと思っています。一方で、性犯罪行為に関しては、他都市の事例を見ると、停職6か月や免職という懲戒処分が下されている自治体もあるようですが、今回の市長の判断についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。公の精神を持って市民の生活を守ることを第一義とする公務員が法を犯し、市と市民に迷惑をかける結果となりました。市民の方からの厳しい声というのは、社会的に重い事件であったのに、また職場に戻ってこられるのだ、公務員は守られていていいね、民間なら首になってしまうというものでした。このような声が市民の方から挙がっていることについて、民間出身である市長の見解をお聞かせください。最後に、これ以上、不祥事を繰り返すことはあってはなりません。職員の一人一人がしっかりと自覚を持ち、業務に当たることが必要であります。二度あることは三度あるではなく、しっかりと反省し 2012年を終え、2013 年は前向きなニュースを届けてくれる市役所になっていただきたいと願いまして、この項の質問を終わります。次に、新年度予算編成に関連して質問いたします。小樽市財政部では、10 月 31 日に新年度の予算編成方針を初めてホームページにて公開しました。予算編成過程のオープン化は、ニセコ町をはじめ各都市で活発となっており、行政の見える化がどんどん進んでいます。今回の小樽市の予算編成方針の公開は、行政の見える化に一歩前進する動きで、市の姿勢について評価できるものと思っています。ここで何点か伺います。今後、予算編成方針の公開だけにとどまるのではなく、予算編成過程のさらなる見える化を進めてもらいたいというのが私の気持ちですが、市としての考え方をお聞かせください。予算編成における考え方について代表質問でほかの議員が取り上げていらっしゃいますので、前置きを省き、まずは通告どおり質問いたします。1期目の折り返し地点となりますが、中松市長の公約と照らし合わせた予算編成に向けた考え方についてどのような点を重視し取り組んでいくのか、お示しいただきたいと思います。予算編成方針の基本方針の①では、真の財政再建に向けてとありますが、この真の財政再建とは目標値を一体どの程度に設定しようとしているのか、お聞かせください。さまざまな財政需要があることは重々承知していますが、私たちの子や孫の代の将来へツケを回すことは回避しなければいけません。今後、新年度の予算編成と並行して、長期的な収支の見込みも策定していくと存じていますが、中松市長の任期中に 24 年度現在抱える他会計と特定目的基金からの借入れ50 億円を幾らまで減らし、そしてその後何年間で解消していくお考えなのか、お示しください。平成 24 年度当初では、約7億 8,000 万円の財源不足が生じたことから、財政調整基金の取崩しと除雪費予算の一部を計上留保することにより収支均衡の予算を編成しましたが、25 年度の当初予算でも同様の事態も想定されますが、今年度のように他会計からの借り入れなくして収支均衡予算を編成できるか心配されます。見通しをお示しいただきたいと思います。新年度予算編成に関連して、新・市民プールについて2点だけ伺います。旧サンビルの室内水泳プールが廃止されてから5年、プールの存続、早期建設を求める市民の運動が始まって7年がたちました。この間、多くの市民の皆さんから新・市民プールの建設を求める陳情が出されています。私は先日、陳情の提出や署名活動を続けられている方とお会いし、情報交換をさせていただきました。お話の中で、かつて署名運動にかかわった中心人物の方々が1人2人と亡くなり、私たちが生きているうちに何とか新・市民プールをつくってほしいという切実な思いをいただきました。私は幼少のころより競泳を続け、現在は水泳指導にもかかわっており、小樽では全道、全国レベルの選手が育ち、最盛期の水泳レベルは道内の中でも高いものでした。今でも活躍する選手はいますが、小樽市内では公認記録を得られる施設がないこともあり、選手育成に少なからず影響しています。水泳は競技としてだけではなく、健康の保持・増進や体力づくりに最適なスポーツであり、運動療法の効果は社会的に注目されています。ここで述べるものはほんの一部ではありますが、これらの背景や状況などから、多くの市民の要望とともに、私も早期の新・市民プールの建設を望んでいるところです。小樽市では平成 21 年にまとめた第6次総合計画の基本計画で、新・市民プールの建設を重要視し、整備事業をしっかりと計画に位置づけました。さらに、前期実施計画では、25 年度までに 2,800 万円の事業費を盛り込み、実施設計までの事業を計画しています。再三、議会で質問していますが、改めてただします。現在、この総合計画前期計画の最終年である平成 25 年度の予算編成について庁内で進められていると思いますが、新年度予算で新・市民プールの基本設計、実施設計の予算計上を見送ることになれば、編成方針で述べている第6次小樽市総合計画実施計画及び小樽市過疎地域自立促進市町村計画と整合性がとれない状況になると思います。この視点に立ち、新年度当初予算で何らかの形を示すものと考え、これまで明らかになっていない新・市民プール建設の行政目的について伺います。新・市民プールは、市民の健康増進に重きを置くのか、それとも子供のスポーツ振興に重きを置くのか、どちらにも対応するものを考えているのか、お聞かせください。私としては、小樽市のこの財政難の折に、市民の皆様の税金を使うのですから、やはり全市民がスポーツ振興と健康増進目的に利活用できる施設が必要なのではないかと考えます。新・市民プールはどのような視点で、どのような行政目的で建設しようとしているのか、お聞かせください。小樽市内には、幸いなことに民間のプールが三つもあり、民間との協力も必要であるとは思います。しかし、民間のプールは、営利を目的としていますから、市民にとっては市営プールのような安価な利用料金で頻繁に使用することはできないものと考えます。さらに、現在の民間プールでは高島小学校温水プール同様に競泳の公認記録をとることができないこと、また休業してでも大会運営に協力してくれるかは微妙なところであると思います。私の主張は早期建設であります。実施計画の最終年であります新年度予算編成においての教育長としてのお考えをお示しください。次に、北運河周辺の観光について、まず手宮地域の回遊性について伺います。小樽港に面し、北運河をはじめ、さまざまな歴史的建造物、旧国鉄手宮線跡地などの観光資源が数多く点在する北運河周辺の手宮地域において、小樽市観光基本計画では、観光客の地域内回遊性の向上を挙げております。昨年第2回定例会の一般質問において、この回遊性について質問させていただきましたが、小樽市としては北運河をテーマにした新しい周遊型観光コースのマップを作成したり、イベントの周知宣伝で地域の誘客に積極的に取り組み、今後とも地域の持つ歴史的景観が生み出す小樽ならではの魅力を発信するとの御答弁でした。今年に入り、船から運河を楽しめる小樽運河クルーズの運航が始まり、北運河への回遊性が高まることを期待しておりますが、市として中央・手宮地域の回遊性の向上とはうたっておられますが、昨年の質問後、あまり進展のあるように思えません。まず、北運河周辺の回遊性向上に対する御見解を伺わせていただきたいと思います。回遊性を高めるためには、小樽市内にある観光資源の点と点を結ぶ必要があると考えています。小樽市としての北運河への回遊性向上のための具体的なビジョンが見えていません。堺町と浅草橋、北運河の点と点を結ぶために、何が必要であるとお考えになっているのか、お聞かせください。北海道で最初の鉄道の発祥の地である手宮地域は、小樽観光としても重要な資源であり、私は回遊性について必要性を訴えておりますが、今の小樽市の観光の起点となるのは小樽運河と堺町周辺であります。海上での回遊性は小樽運河クルーズによってこれまでよりも進展していますが、北運河側の乗り場は事前予約が必要であり、当日の乗船については浅草橋での発着となり、一時的な回遊性にとどまっています。私としては回遊性の向上を図るには、運河クルーズによる北運河の活用が重要な役割を果たすと思っています。見解をお聞かせください。今年の夏ですが、幌内鉄道生誕 130 周年を記念し、手宮から色内の臨港線までの廃線にトロッコを走らせるという試みを実施いたしました。このトロッコを走らせる取組が、意外にも多くの市民や子供たちから好評を博しました。やはり鉄道遺産はただ残すのではなく、大切に使って後世につないでいくことが必要だと認識しました。今後、中央通から手宮までの未整備区間となっている旧国鉄手宮線整備事業が始まりますが、トロッコとはいいませんが、手宮から寿司屋通りまでの手宮線区間に回遊性を高める乗物を走らせることも一つの具体例として検討してはどうかと考えますが、いかがでしょうか。この手宮地域の回遊性に関連して、以前、提案させてもらいました手宮の総合博物館を道の駅に登録することについての進捗を伺います。私の質問に対し、市長からは総合博物館を道の駅として登録することは困難であるとの答弁をいただきました。ただし、小樽市内には残念ながら道の駅が一つもございませんので、何とかどこかで道の駅ができないかということについて私としても検討していきたいと前向きな御答弁をいただきました。この後1年ほど経過していますが、検討の結果、どのような方向で進んでいるのか、進捗をお聞かせください。今回、道の駅について再びお伺いするのは、市民の方から小樽に道の駅が欲しいという要望があったからです。もし、小樽市として道の駅の設置を前向きに検討されているのであれば、総合博物館ではなく、どこが適地になり、またどういった目的の施設が必要になるとお考えか、お示しください。道の駅の設置を主張してはいますが、ただ小樽に道の駅をつくって物産や観光情報を集める施設が欲しいといった観点ではありません。小樽には既に市場があり、堺町があり、運河プラザもあります。新たに道の駅をつくったとしても、道内の道の駅の収益面などを考えると、それだけでは無駄な税金の支出になりかねないと思っています。小樽は歴史と文化のまちでありますから、北海道鉄道発祥の地である総合博物館を道の駅とすることで、小樽にしかない道の駅をつくることができ、鉄道の発祥の地を今度はドライブ観光の起点として手宮からの回遊性をつくることができるものと思い以前も提案いたしましたが、改めて総合博物館での道の駅の設置について主張します。総合博物館にはトイレや駐車場もあります。ミュージアムショップもあります。道の駅に訪れた方の博物館への入館も予想されます。さらに言えるのは、道の駅の設置のために新たな支出がなくて済むという点です。また、博物館は道道に面しており、道に確認したところ、この施設へ誘導する道の駅の標識もつけられるとのことです。総合博物館での設置は何が困難で、何を改善すれば設置できるのか、具体的に御説明をお願いしたいと思います。次に、ポイ捨て禁止条例について伺います。さきの定例会でポイ捨て禁止条例について提案いたしましたが、今後、各都市における条例の効果について検討してまいりたいとの御答弁でありました。平成 16 年からずっと検討されているということなので、さまざまな都市の事例の調査研究を重ねていると思われます。まずはどこの都市の事例を学び、それについてどのような検討をされてきたのか、すべてお示しいただき、その上で、市としての考え方をお聞かせください。さきの定例会での御答弁のように、罰則規定を設けた条例制定後、パトロールや取締りなどで人件費など年 1,000 万円を超える経費が発生している例が多くあることは承知しております。今の市の財政状況からいって、一部の心ない市民の行いのためにそのような財政負担を強いるよりも、長期的に意識を向上する取組が今の小樽市にでき得ることなのかもしれません。市民の方々の意識が向上すれば、そのための税金支出を必要としないことから、経費をかけずに環境美化に取り組める方法を検討していきたいと考えます。その視点に立って考えると、道条例に沿ってという受け身の姿勢ではなく、小樽市として環境美化に対する姿勢を独自に示すために、まずは罰則規定のないポイ捨て禁止条例を制定することから始めてはどうでしょうか。他都市でもそういったところから取り組んでいる事例もありますが、いかがでしょうか。周知方法についても、罰則を設けた場合よりもハードルは低くなりますし、周知用看板についてもさほど経費をかける必要もなくできると思いますが、御見解を伺います。前回の定例会で、周知用看板の景観との調和ということを出されていましたが、それであれば、今、設置している看板は観光都市としての観点から考えて、その意に沿うものとなっているのでしょうか、疑問であります、いかがでしょうか。罰則規定のない条例制定のほかに、環境美化に対する取組について経費をかけないで行う方法として、2点、提案させていただきます。1点目は、毎年ボランティアの協力を得て「街をきれいにし隊」として年6回ほど各地で開催していますが、この市の取組とは別に、市内の各町会では独自に清掃活動を実施しています。せっかく環境美化という同じ思いで活動している団体がありますから、市内全域で一斉に地域ごとに清掃活動をしてもらう日をつくることで、この運動の強化につながるのではないでしょうか。2点目は、消防本部が火災予防広報活動の一環として取り組んでいる防火防災ポスターコンクールのようにポイ捨て禁止の広報活動の一環として、ポスターコンクールといった取組はできないでしょうか。市内の小学生たちにポイ捨て禁止についての絵をかいてもらうことで、小さなころから環境美化の意識づけができるとともに親世代の啓発につながりますし、さらにそれを展示することで市民の方々にも一層の啓発につながると考えますが、いかがでしょうか。最後に、小樽ファンが支えるふるさとまちづくりの寄附金を活用したふるさとまちづくり協働事業について伺います。先日、私が所属する北海道若手市議会議員の会での旭川研修で、旭川市の協働のまちづくり事業について勉強させていただきました。旭川市では、市民提案型として市民の視点で企画された公共性の高い事業を募集し、地域活性化につなげる協働事業を進めています。これは小樽市も同様の趣旨で 21 年度から続けており、各種市民団体から応募があり、個性豊かな公共性の高いまちづくりに取り組んでおられるものと認識しています。私が旭川市の事業から参考にしたいと思いましたのは、市民提案型と並行してある行政提案型についてであります。行政提案型は、市が市民と協働で取り組みたい課題やテーマを示し、それに対する具体的な事業の企画提案を募集し、これについて取り組んでいます。旭川市では、平成 24 年度の行政提案型として、青少年と家庭、地域の望ましい関係づくり、地域での子育て交流活動の推進の二つのテーマを設け、現状の課題を市民と共有し、考えられる事業の例と想定する市の役割分担を公表し、市民からそれに対する具体的な事業の企画提案を募集し実践をしています。初めに、現在、市が進める小樽ファンが支えるふるさとまちづくり資金基金への寄附金を活用したこの事業の将来展望をお聞かせください。この寄附金を活用した協働事業については、約 2,370 万円の財源があります。新年度予算編成の基本方針に少し戻りますが、この②で既存の……(「5分過ぎています」と呼ぶ者あり)

質問 6番 安斎哲也

では、質問だけさせてもらいます。旭川市の取組を参考に小樽市でもこのような方向性にすべきと考えますが、見解をお聞かせください。もう一点が、ゼロベースの視点で必要性、有効性を厳しく検証し、真に必要なもののみ要求することとしているのであれば、協働事業についてもゼロベースの視点で検証し、より効果的なものにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。時間をオーバーして申しわけございませんでした。以上、再質問を留保し、一般質問を終了します。(拍手)

答弁 市長 中松義治(市長は2015年3月まで)

安斎議員の御質問にお答えいたします。今年度に発生した不祥事に関連して何点かお尋ねがありました。まず、これらの不祥事の原因についてでありますが、日ごろの業務における責任感の欠如や上司のチェックの甘さ、さらには法令等を守る意識の希薄さなどに起因していると考えております。次に、不祥事の発生が組織体制に問題があるのではないかとのお尋ねですが、これまでも法令の遵守や信用失墜行為の禁止など、服務規律の保持や業務上の事故防止については機会あるごとに注意を喚起し、自覚を促してきたところでありますが、残念ながら不祥事が発生いたしました。これら不祥事の発生原因につきましては、先ほど答弁したとおり、必ずしも組織体制に問題があるとは考えておりません。次に、不祥事の発生を職場内で解決することにも限界があるのではないかとのお尋ねですが、不祥事の発生を防止するためには、職員一人一人が公務員としての自覚を持ち、常に我が身を振り返ることを忘れないことや、業務事故防止の指針の内容を各職場のミーティングや職場研修の中で取り上げること、さらには私生活においても法令遵守を徹底することなど、地道に職員の意識改革を図ってまいりたいと考えております。次に、再発防止についての御提言でありますが、まず民間企業経験者の採用につきましては、過去に社会人枠として数回実施し、10 名の採用を行っております。数年前からは採用試験の年齢要件を拡大し、事務職等で卒業後 10 年までの受験可能とすることで、民間企業経験者へ道を開いております。毎年、数名程度採用してきております。また、官民人事交流につきましては、国には国と民間企業との間の人事交流に関する法律が制定されておりますが、地方自治体においては法整備がされていないことから、現時点で実施することは困難であります。次に、このたびの職員の懲戒処分についてでありますが、本市では国に準じて指針を定め、その標準的量定では免職又は停職としており、職員分限懲戒審査委員会においてその標準的量定を基に、職員の職責、過去の非違行為の有無のほか、本市や他都市の事例なども勘案し、総合的に判断されたものであり、私といたしましては、停職6か月の懲戒処分が妥当であると判断したところであります。次に、不祥事を起こした職員の懲戒処分の見解についてですが、処分に当たりましては、より一層厳正に行われるよう、指針と合わせてそれぞれの事案について標準的な量定基準を定めており、職員分限懲戒審査委員会において先ほどお答えした観点に基づき、慎重に審査されております。私といたしましては、その結果が適正なものかどうか判断し、厳正に処分の決定を行っているところであります。次に、新年度予算編成方針について何点かお尋ねがありました。初めに、予算編成の公開についてでありますが、今回、市としては初めて平成 25 年度予算編成方針をホームページで公開し、予算編成に当たっての基本方針を市民の皆様にも示したところです。今後のさらなる公開については、引き続き他の自治体の取組なども参考にしながら、研究してまいりたいと考えております。次に、公約と照らし合わせて予算編成に向けてどのような点を重視して取り組んでいくのかについてでありますが、公約として地域経済の活性化、安心・安全で住みやすい環境整備、教育環境の充実などを掲げており、来年度に向けて特に観光振興やクルーズ客船誘致推進などにより、雇用の場の確保や交流人口の拡大を図るための経済雇用対策関連分野と東日本大震災などの関連から喫緊の課題である安心・安全のための防災対策関連分野を重点として取り組んでまいりたいと考えております。次に、真の財政再建の目標値についてでありますが、数値目標は設定しておりませんが、真の財政再建は再び赤字団体に転落することのないよう、今後の中長期的な収支を見極め、毎年度の予算編成時において他会計などからの借入れに頼ることなく、財政不足の解消を図り、一般会計が本来の意味での収支バランスをとることと考えております。次に、他会計と特定目的基金からの借入れの償還計画についてでありますが、それぞれの借入金につきましては、借入時に償還計画を立て、その計画に基づいて償還することとしており、平成 25 年度に合わせて約3億 4,000 万円、26 年度は約4億 6,000 万円の元金償還を予定し、他会計及び基金借入金のいずれも 14 年後の平成 38 年度での完済を予定をしております。次に、新年度予算編成の見通しについてでありますが、地方交付税が総務省の概算要求を反映し、減額となる見込みの中、扶助費など義務的経費の自然増や新たな財政需要にも対応していかなければならないことから、引き続き非常に厳しい予算編成になるものと考えております。その中、平成 23 年度決算で前年度並みの剰余金が生じたことや、今年度の普通交付税が予算を上回ったことから、財政調整基金に 24 年度予算編成時よりも多い額の積立ができたところであります。今後、降積雪の状況や新たな財政需要にもよりますが、財政調整基金を新年度予算の財源として活用するなど、他会計からの借入れや予算の計上留保をすることなく、収支均衡予算の編成に努めてまいりたいと考えております。次に、北運河周辺の観光について何点か御質問がありました。まず、北運河周辺への回遊性向上に対する見解についてでありますが、中央・手宮地域は観光基本計画にもありますとおり、運河をはじめ歴史的建造物、旧国鉄手宮線跡地などの観光資源が数多く点在し、小樽観光のシンボル的なエリアであることから、観光の展開方策として回遊性の向上が必要であると認識しているところであります。本年5月には小樽運河クルーズが浅草橋街園からの運航を開始したほか、7月に北運河アートプロジェクト、8月は北運河サウンドエナジーなどの新規イベントも北運河周辺を会場に開催されたことから、この地域の来訪者は徐々にではありますが、増えてまいりました。市といたしましても、北運河の活性化に取り組まれている商工会議所などとも連携し、北運河を含む中央・手宮地域の回遊性向上に引き続き取り組んでまいりたいと考えております。次に、堺町や浅草橋周辺と北運河を結ぶ具体的な方策につきましては、現在、運河散策路などこれらの地域を結ぶ観光客の歩行動線がありますが、北運河周辺の回遊性を向上させるためには、これに加えて小樽らしい景観を楽しめる旧国鉄手宮線の遊歩道を整備していくことなど、新たな動線の確保が必要であると考えております。次に、運河クルーズによる北運河の活用についてでありますが、運河クルーズを運営する合同会社小樽カナルボートからは、浅草橋と北運河の両方で発着するシャトル便として運航する計画で進めていましたが、シャトル便の場合には、係留施設や乗降施設のバリアフリー化など大規模な整備が必要になることから、今年度は断念せざるを得なかったと伺っております。今後、小樽カナルボートでは改めてシャトル便の運航に向けた検討を行うと聞いておりますので、市といたしましても回遊性の向上につながるシャトル便の実現について期待をしているところであります。次に、旧国鉄手宮線に乗物を走らせてはとのことですが、今回の旧国鉄手宮線整備事業につきましては、平成 19 年に市民を中心とした旧国鉄手宮線活用懇話会を設置し、まとめた旧国鉄手宮線活用計画に基づき実施するものであります。計画では軌道施設が老朽化しており、動力を使った軌道輸送を可能とするためには、全面的な改修が必要であり、そのためには歴史的遺構である軌道施設をすべて新設しなければならず、歴史的な価値が失われるため、動力を使った軌道輸送系の整備を据え置く方向でまとめられていることから、路面電車などの運行はできないと考えております。また、無動力のトロッコなどの運行は市で行うことは難しいですが、民間がイベントで区間を限定して運行することは可能であると考えております。次に、道の駅についての御質問ですが、まず道の駅の設置についての検討状況ですが、設置場所としては年間を通じて一定の交通量があり、多くの利用者が見込める場所が適地であると考えております。しかし、そのような場所があるかどうか、また民間施設との競合が生じないかなど、費用対効果も含め検討を行っているところであります。なお、施設の目的として、道路利用者や地域の人々の満足が得られる休憩機能やシティーセールスを行う場としての地域情報発信機能を有していることが望ましいと考えております。次に、総合博物館への道の駅の設置についてですが、総合博物館は道道に面してはいるものの、地域間を結ぶ幹線道路ではないこと、また冬季間の交通量が少なく、年間を通じて一定の交通量がないことなどから、道の駅としての機能を担うには適した場所ではないと考えております。次に、ポイ捨て禁止条例について何点か御質問がありました。まず、他都市の事例についての調査研究でありますが、これまで道内外の主要都市における条例の制定状況については随時把握に努めてきたところであります。中でも道内で唯一罰則規定を適用している札幌市について、その取組内容や費用、効果の推移などの調査を行ってきたほか、旭川市においては平成 23 年度から独自条例に罰則を導入する検討を行っており、議論の経過について情報収集を行っております。さらに、罰則規定はありますが、適用していない釧路市や伊達市の例についても調査を行ってきたところであります。これまでの検討状況でありますが、現在のところ条例制定都市の取組に関する情報収集が中心であり、ポイ捨て禁止条例制定の効果等について整理した上で、本市における条例の必要性について慎重に判断してまいりたいと考えております。次に、罰則規定のないポイ捨て禁止条例の制定についてでありますが、道内他都市においても罰則がない独自条例を制定している市が複数がありますが、効果があまり見られないとの話も聞いております。本市においては小樽市廃棄物の減量及び処理に関する条例の中で、公共の場所に紙くず、空き缶、空き瓶、たばこの吸い殻等を捨てることや動物のふんを放置する行為を禁止しておりますので、当面は、この規定の遵守について市民への周知・啓発をしてまいりたいと考えております。次に、罰則規定のないポイ捨て禁止条例を制定した場合の経費についてでありますが、条例の実効性を高めるためには、市民はもとより観光客を含めた来訪者に対する周知・啓発を積極的に行う必要があることから、相応の費用が見込まれると考えております。次に、現在、設置している周知用看板の景観との調和についてでありますが、市内6か所に設置している看板は、いずれも観光客や市民の目にとまりやすくすることを考慮して作成しております。なお、第3回定例会では、ポイ捨て禁止条例を制定し罰金を徴収する場合においては、より多くの周知用看板や路面標示が必要になるという観点で、景観との調和について答弁申し上げたものであります。次に、市内全域での一斉清掃活動日の設定についてでありますが、市ではこれまでも地域の美化活動に対する回収袋の無償提供や収集等の支援を行っているところでありますが、収集体制などに一定の制約があることから、全市一斉の清掃活動への対応は難しい状況ですので、6月の環境月間を活用するなど、市民が一体感を持って環境美化活動ができるような取組について考えてまいりたいと思います。次に、ポイ捨て禁止のポスターコンクールの取組についてでありますが、子供を通じた市民啓発という趣旨は理解いたしますので、コンクール形式にこだわらず、環境教育に熱心な小学校に呼びかけを行うなど、手法を含めて検討を行ってまいりたいと考えております。次に、ふるさとまちづくり協働事業について何点か御質問がありました。まず、協働事業の将来展望についてですが、当事業は平成 21 年度から実施しており、毎年 20 件前後の応募があり、年々事業者の創意工夫が見られることや熱意も感じられることから、制度の普及が図られてきているものを考えております。今後も多くの市民に参加してもらえるように、制度や事業の周知を図り、協働によるまちづくりを推進してまいりたいと考えております。次に、協働事業の検証についてですが、当事業は市民との協働による個性豊かなふるさとまちづくりに資することを目的に実施していることから、採択される事業も植樹から子育てまで広範囲となっております。これまでもゼロベースの視点で検証しておりますが、今後も事業終了後に行われる報告会でいただく審査委員や事業者の御意見も十分に参考とし、より効果的な事業となるように努めてまいりたいと考えております。次に、行政提案型のまちづくり協働事業についてですが、旭川市の協働事業では公共的な課題の解決等を図る事業と定義しているのに対し、本市では公益性の高いまちづくり事業としており、事業の対象は異なっておりますが、市民と協働のまちづくりを進めるという基本的な考え方は同じであると考えております。このように協働のまちづくりを進めるための手法は多岐にわたることから、今後、旭川市のような事例も参考としながら、本市においても制度の充実を図ってまいりたいと考えております。(「議長」と呼ぶ者あり)

答弁 教育長 上林猛(教育長は2015年12月まで)

安斎議員の御質問にお答えいたします。初めに、新・市民プールの行政目的についてでございますが、多くの市民が生涯にわたってスポーツを楽しみ、健康で豊かな生活を送ること及びスポーツ競技力の向上と指導者養成などを目的とした施設として第6次総合計画に新・市民プール整備事業として登載されたものであります。次に、新年度予算編成に向けての私の考え方でありますが、現在、新・市民プール建設に向け、建設コストやランニングコスト、規模、管理運営方法、建築場所などについて調査検討を行っておりますが、新年度予算編成に向けて市全体の施策との兼ね合いや財政的なこともありますので、引き続き鋭意検討を進めてまいりたいと考えております。(「議長、6番」と呼ぶ者あり)

質問 6番 安斎哲也

詳細については、予算特別委員会で行わせていただきたいと思います。

出典:小樽市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月12日 議事録 PDF(114ページ) 間違いを知らせる