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士別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日

民生委員制度の充実に向けて

2023年6月20日、士別市議会の一般質問で、谷守議員が「民生委員制度の充実に向けて」について質問し、健康福祉部長 東川晃宏が答弁しました。

質問者
谷守 議員
答弁者
健康福祉部長 東川晃宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 11番 谷守

令和5年第2回定例会に当たり、一問一答にて一般質問をさせていただきます。1点目は、民生委員制度の充実に向けてと題して質問をさせていただきます。地域福祉の担い手である民生委員・児童委員の成り手不足が全国的に深刻な状況になってきているようです。地域福祉を支えるため、その人材確保に知恵を絞る必要があると思うことから今回取り上げさせていただきます。厚生労働省の発表によると、民生委員・児童委員は、昨年11月30日に3年間の任期が終了し、同年12月1日に全国一斉に改選されたところですが、定数24万547人に対して委嘱されたのが22万5,356人にとどまっているようです。定数より1万5,000人余りの欠員は戦後最多と見られ、2010年と比べると約3倍に増加しております。その主な背景には、定年退職後も働く人や共稼ぎの増加により、成り手の中心だったシニア世代や専業主婦への委嘱が難しくなったことが挙げられます。厚労省のホームページなどによると、民生委員の身分は非常勤の公務員で、市町村推薦会の推薦を経て、厚労省から委嘱され、子供を見守る児童委員を兼務し、交通費などの活動費は支給されるが、報酬はないことになっています。また、主な活動としては、担当地域の高齢者や障害者、独り親などを訪問し、相談を受け、行政などの関係機関と連携して必要な支援を結びつけることなどで、地域住民にとっては身近な相談役と言えるところです。特に近年は独り暮らしの高齢者や生活困窮世帯の増加、児童虐待の深刻化などで、民生委員・児童委員の重要性は増してきております。そこでお尋ねいたしますが、このような背景の中、本市の状況はどうなっているのでしょうか。まず、民生委員・児童委員の選任の仕方は本市ではどのように行っているのか。また、本市での民生委員・児童委員としての活動内容はどのようなものなのか、主な活動内容を紹介いただきたいと思います。そこで、他地域では、委員の成り手不足が深刻化しているようですが、本市の状況はどうなのか、定数に対して欠員は出ていないのか等、現状をお知らせいただきたいと思います。加えて、近年は、前述したように、定年退職後も働く人や共稼ぎなどが増え、委員の再任も減ってきているようでありますので、過去からの人数の推移も併せてこの際お示しいただきたいと思います。その上で、繰り返しになりますが、この地域福祉の担い手とも言える民生委員・児童委員の確保に知恵を絞らなければならないと思いますので、次からは、その確保策に関する考え方についてを確認したいと思います。高齢化率が40%を超える本市にとっては、自治会の役員選任と同様に、その人員の確保が厳しい状況です。そこで、まずは民生委員・児童委員の市民周知と理解に努めるべきと考えます。全国民生委員児童委員連合会による昨年3月の調査では、64%の人が民生委員の名称は知っていたが、役割と活動内容まで知っていたのは僅か5.4%とのことであります。また、そもそも、民生委員は個人と福祉行政の間にある存在で、誰でもというわけではなく、ある程度講習を通じて知識を習得する必要があると考えます。それから、民生委員制度の選任は、人材バンク的な受皿がなく、地域の自治会と人的な関係がない限り厳しいというのが現状で、幅広い層に参加を呼びかけることも大切ではないでしょうか。本来であれば国の責任において環境整備などは進めるべきと思いますが、創設から100年以上続く民生委員制度の成果を踏まえた上で、本市においても横断的な組織をつくり、担い手確保の取組が必要ではないでしょうか。以上、担い手確保策について何点か考えを述べましたが、本市の考えを求め、最初の質問を終わります。 (降壇)

答弁 健康福祉部長 東川晃宏

谷議員の御質問にお答えいたします。初めに、民生委員・児童委員の選任の仕方についてです。本市の委員選任方法は、各自治会を通じて委員候補者の推薦を依頼していますが、推薦に当たっては、現職委員の方々に継続か退任かの意向確認を行った結果を自治会にお伝えした上で依頼を行っています。委員候補者は士別市民生委員推薦会での審査の後、知事が北海道社会福祉審議会の意見を聞いて厚生労働大臣に推薦し、適正と認められれば、大臣から民生委員・児童委員として委嘱されます。なお、委員の任期は3年となっており、直近では令和4年12月1日から3年の任期となっています。次に、委員の主な活動内容についてです。委員の職務は民生委員法と児童福祉法で定められており、住民の生活状況の適切な把握や支援を必要とする方に対する相談、援助、子育てを支援していくための環境整備や住民への働きかけなどとなっています。令和4年度の委員の活動報告では、日常的な困り事などの相談支援が31.7%で最も多く、次いで子供に関することが19.1%、在宅福祉、介護保険に関することが14.2%となっています。また、分野別では、高齢者や障害者に関する相談支援が62.1%と半数以上を占め、次に子供に関することが17.9%となっています。また、委員の方々には在宅介護相談協力員としての役割もお願いしており、地域の高齢者の把握と情報提供など、高齢者が安全で安心な在宅生活が営めるよう、御協力をいただいているところです。次に、委員の市民周知と理解活動についてです。初めに、委員の市民周知は、毎年広報に名簿を掲載し、担当自治会や委員の役割などをお知らせするとともに、3年ごとの改選期には顔写真も掲載しています。また、ホームページでは、委員が替わった場合など、状況に応じ、新たな情報発信にも努めているところです。次に、委員の欠員と担い手確保についてです。本年4月1日の状況は、定員61人に対し59人で、欠員は2人となっています。これまでの委員数の推移は、過去2回の改選期の状況で申し上げますと、定員はいずれも61人で、平成28年は60人で欠員1人、令和元年度は59人で欠員2人でした。委員の担い手不足は、議員も御存じのとおり、全道的にも大きな課題です。定員に対し約2割の欠員が生じている自治体もあり、本年7月に開催される北海道市長会保健医療福祉主管者会議でも協議事項として取り上げられています。本市では、市民や自治会の御協力と御理解もあり、これまでも1人から2人の欠員で推移していますが、人口減少や高齢化等の進行もあり、担い手確保は喫緊の課題と認識しています。担い手確保に向けては、現職委員との意見交換をする中で、後継者の育成や自治会との連携による担い手確保に向けた協議、検討を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

出典:士別市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる