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士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

第2期士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に向けて

2019年9月11日、士別市議会の一般質問で、西川剛議員が「第2期士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に向けて」について質問し、市長 牧野勇司、総務部長 中舘佳嗣が答弁しました。

質問者
西川剛 議員
答弁者
市長 牧野勇司、総務部長 中舘佳嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 6番 西川剛

通告に従いまして一般質問をいたします。第2期士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に向けて、士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略地方創生について伺います。昨日の一般質問において大西 陽議員が同じテーマで質問しておりますが、別の視点からの質問とさせていただきます。地方創生については、昨年の第3回定例会において移住定住をテーマに質問しております。今回は平成27年に策定した士別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく取り組みが5年目、いわゆる第1期の最終年度を迎え、去る7月29日に開催された戦略会議において数値目標に対する進捗状況及び分析が示されるとともに、来年度を初年度とする第2期総合戦略の方向性として、これまでの農業未来都市創造、合宿の聖地創造の2つの重点プロジェクトの基本施策の見直しに加え、新たに第3の柱として、まちの未らい創造を加えるとの考えが示されておりますので、この点について伺いたいと思います。初めに、数値目標に対する進捗状況についてです。第1期の最終年度である今年度末の目標人口は1万9,500人、それに対し7月末人口は1万8,733人と既に目標人口を下回っている状況です。さらに、総合戦略で掲げている5つの数値目標、合計特殊出生率、有効求人倍率、高校卒業者地元就職率、健康な高齢者率、交流人口に対する進捗では、有効求人倍率以外の4つについては達成が難しい状況にあるとされています。そこでこの数値目標と地域における取り組みという視点でお聞きしますけれども、健康な高齢者率はサフォークジム、交流人口は合宿や観光イベントなど、この数値目標とその達成に向けた関連事業というものが容易にイメージできるのですが、一方で合計特殊出生率、高校卒業者地元就職率といった数値目標に関しては関連事業がよくわからない。そういう意味では、例えば男女の出会いの場をつくるであるとか、地元就職者は就学貸付金の償還免除であるとか、極めて乱暴な提案で申しわけありませんけれども、そういった新たな取り組みを検討するべき部分ではないかと考えますが、いかがでしょうか。一方、数値目標を達成できるとされている有効求人倍率についてですが、目標1.2倍に対して昨年度は1.6倍と大きな数字となっており、国も雇用環境改善指標としてよく使っているのは承知をしておりますが、求職者、職を求める者の視点ではなくて、逆に雇用する側、会社視点で言えば、募集しても人が来ないという状況をあらわしているとも言えます。この点についての見解もあわせてお伺いします。次に、第2期総合戦略における新たな重点プロジェクト、まちの未らい創造についての現時点での考えを伺います。国は来年度からの第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を地方創生の継続を力に、より一層充実強化を図る次のステージとして、本年6月にまち・ひと・しごと創生基本方針2019を閣議決定しました。第2期に向けては、これまでの4つの基本方針、地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする。これに加えて、これを支える人材を育て活かす。地方への新しいひとの流れをつくる。若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる。誰もが活躍できる地域社会をつくる。4点目に、時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携すると。継続、充実するとともにあわせて6点の新たな視点も示されています。本市における第2期総合戦略においては、これら国の基本方針を踏まえるとともに、まちづくり総合計画における施策を総合戦略へも重点プロジェクトとしてしっかり位置づけるよう構想されているものと考えます。そこで、国の基本方針において大きく取り上げられています関係人口について触れたいと思います。関係人口、今現時点では耳なれない言葉でありますけれども、先日この関係人口づくりの取り組みを全国各地で実践するとともに、国の第2期基本方針策定に当たり設置された人材・組織の育成及び関係人口に関する検討会メンバーでもございます月刊誌ソトコトの編集長、指出一正氏の講演を拝聴する機会を得ました。私たちのようにその地域に住んでいる人を定住人口、地域外から旅行や短期滞在で訪れる人を交流人口、そのどちらにも当てはまらない新しい人口を関係人口。関係人口は、その言葉のとおり地域にかかわってくれる人口と定義されているようでございます。指出氏は、講演または著書の中で各地の取り組み事例を紹介されておりますが、交流以上移住未満ともいえる関係人口、その地域のファンとして真剣に地域の未来を考えてくれる、まちのPRを手伝うようになったという事例とともに、関係人口がまちを元気にするプレイヤーになっているとのことです。私自身お話を聞いてわくわくした一方で、自分の住む地域以外の特定地域のよいところを見つけてくれて、好きになってくれて、その地域のことをPRしてくれる。各地のたくさんの事例を聞きながらも、本当にそんな人が存在するのかと正直少し疑う気持ちもありますが、ただ関係人口をつくる、増やすという取り組みは今後重要になると考えます。そこで、本市の第2期総合戦略では、この関係人口をどのように位置づけていくのか、現段階での考えについて伺います。最後に、私自身議員となりましてこの間、行政調査あるいは現地視察などの機会をいただいて感じるところではありますけれども、やはり現場を見る、現地関係者の話を聞くという機会は重要であります。とりわけ地方創生、まちづくりは、地勢、歴史、産業など全国どの自治体、地域においてどれ一つ同じ条件でない中での取り組みでございます。先進地あるいは成功事例など、もちろん文献で情報を得ることはできますが、やはり関係者から直接話を聞くことによって、担当者の熱意であるとか、成功の裏にある悩みなどそういった情報も得ることが必要だと思います。本市の総合戦略をしっかりと進めていくためにも、他地域調査など職員の積極的派遣について提案をし、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)

西川議員の御質問にお答えいたします。初めに、戦略に掲げる数値目標の達成に向けた施策についてです。現戦略は、まちの特性を生かした農業未来都市創造、合宿の聖地創造の2つの構想を柱とした重点プロジェクトを戦略的に進めていくことで、教育、子育て、健康、雇用、交流、観光、環境などまちづくり総合計画に位置づける幅広い分野へ波及させ、人口減少問題への克服を目指しています。議員お話しの合計特殊出生率の達成に向けた関連事業については、乳幼児等医療費助成制度や特定不妊・不育症治療事業、多子世帯応援給付金などの子育て支援制度の充実を初め保育園や児童センターなどの子供の居場所づくりの整備など、子育て日本一のまちづくりを着実に進めることで、合計特殊出生率の向上に努めているところです。また、高校卒業者地元就職率については若干目標を下回る状況でありますが、就職率の向上に向け、引き続き商工会議所への要請を初め定期的な進路状況の把握など、高校やハローワークとの連携を図ることで働く場の創出に努めてまいります。有効求人倍率は、議員お話しのように、会社の視点からすると人材不足は大きな問題であり、特に介護や建設分野などは影響が大きいことから、介護従事者確保に向けた就労支援への取り組みを初め、働き方改革の推進やハローワークとの連携による就労希望先とのマッチングなどを進めることで人材不足の解消につなげてまいります。次に、まちの未らい創造についてです。第2期戦略では、現戦略の2つの構想による取り組みを継続するとともに、将来を見据えたまちづくりを戦略的に進めるため、新たにまちの未らい創造を位置づけ、地域経営の視点を包含して本市の地方創生を深化させる考えであり、数値目標についても本市が戦略的に目指す施策の取り組みにより、その効果がよりわかりやすい目標となるよう、さまざまな御意見、御提言をいただきながら定めてまいります。この中で移住定住や広域観光の視点を強化するとともに(仮称)まちなか交流プラザを拠点としたまちのPRや関係人口の創出拡大を図るとともに、新たな技術の導入など、将来を見据えた研究なども含め、持続可能で住みよいコンパクトなまちづくりを目指します。中でも関係人口については国も第2期戦略でのキーワードとしており、本市においても目標人口との乖離を埋める重要なものと捉えています。現在策定を進めているまちなか未らい計画では、市内外の人々をまちなかに呼び込むきっかけ、仕組みをつくるため、本市の特性を生かした多様な関係人口の創出、拡大に向けた施策を検討しております。第2期戦略のまちの未らい創造においても、この計画と連動をした、例えばふるさと納税者へのPR活動など関係人口の拡大、創出を進める考えです。次に、他地域調査など職員派遣についてです。本市の地方創生の深化を目的としたまちの未らい創造については、本市の目指すべき姿を明確化するため、昨年度から地方創生アドバイザー事業を活用し、先駆的なまちづくりの見識を持った北海道大学の森 傑教授にまちなか構想コミッショナーとして就任いただき、先進地事例などを踏まえた機能的なまちづくりについて御指導いただいているところです。そのほか、地方創生に関する勉強会やセミナーへの積極的な職員派遣はもとより、他市町村との意見交換会や近隣市町村との連携を視野に入れた情報交換を行っており、今後とも先進事例の調査や他市町村との情報交換に努めるとともに、新たな地域の流れを力にするため、本市の地域特性を生かした自動運転技術の試験研究に関する企業誘致活動や民間による遊休財産の利活用を推進する中で、本市ならではの地方創生を進めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 6番 西川剛

再質問いたします。最後に質問しました職員の積極的な現地調査の派遣という部分についてであります。ただいま市長からは地方創生を進めるに当たってということで、アドバイザーの招聘であったりとか、各種セミナー等の参加ということで、実際にそういった場に参加しているということについては承知をしているところではありますが、とりわけ関係人口のところでも触れました指出編集長が言っているところもありますけれども、やはりいいところばかりを見ても、さらにそれをうちのまちはこういうふうにいいところだよとPRしても、そこはとりわけ大都市圏で住まわれている方などについては、全国各地から同じような情報が来るので、なかなかそこは魅力にはつながらないというお話もございました。そういった意味では、やはりどういうふうに進めていくかの検討としてはうまくいっているところを見ていくのも大事かと思いますけれども、そのうまくいっている事例と言われている中にあっても、現地に行けばそこに至るいろんな悩ましい点、そこにかかわった人たちの思いなどが触れられるかなと思っておりますので、新たな財政負担という部分もあろうかと思いますけれども、ぜひそういった部分、とりわけこの事例について研究していきたいという意欲ある職員に対しては、そういった予算措置などもして、そういう意味では市役所としてそういった方向に進めていっていただければなと思うんですけれども、その点について改めてお話をいただければと思います。

答弁 総務部長 中舘佳嗣(総務部長は2022年3月まで)

西川議員の再質問にお答えいたします。今、総合戦略に向けてのいわゆる先駆的な取り組みをしている地域の中では、道内においても、例えばですけれども、コンシェルジュのような窓口を置いて、それを地方創生の取り組みに結びつけるという事例もございます。私どもの職員もそういった実際現地に行ってお話を聞く中では、例えばその組織がうまく回っている、NPOで実施してうまく回っている事例、ただ、一方で、実際にそういった地域に移り住んだ方がその職を得るという場合についても、また別な方式で組織化をしているけれども、実際その分野についてはなかなかうまく連携がとれていないという事例があったり、そういう意味ではその今回の取り組みというのは、行政のみならず地域でさまざまなセクターが連携するということが一つの成功のポイントになると考えておりますので、そういった事例も参考にさせていただくということはやはり非常に重要だなと考えております。そういう意味では、市長から答弁申し上げましたとおり、そういう実際に苦労されている方の生の声で、それを糧にどのような取り組みをされてきたかというのは、我々が今後、例えば今検討している中で移住定住に結びつけられるようなナビデスク、こういったものについてもそういった事例もきちっと参考にさせていただきながら、さらに深化したような取り組みができればと考えておりますので、そういった視点からも今御提言いただいたようなさまざまな機会を捉えて、さらにそういった情報収集、意見交換、こういったものを積み重ねて具現化に結びつけていきたいと存じます。

出典:士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる