網走市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月12日
初めに第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について
2023年12月12日、網走市議会の一般質問で、古都宣裕議員が「初めに第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について」質問し、企画総務部長 秋葉孝博が答弁しました。
- 質問者
- 古都宣裕 議員
- 答弁者
- 企画総務部長 秋葉孝博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 古都宣裕
-登壇- 私からは通告しておりましたとおり、まず初めに第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について伺います。第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略は、2020年から2024年と5年にかけて実践することを対象期間としてつくられた第6期網走市総合計画の戦略版だとあります。4年がたとうとしている中で、現時点での進捗状況として重要業績評価指数、キーパフォーマンスインジケーター、いわゆるKPIとして1年ごとに達成度を確認するとされております。ここ数年どのように評価されているのか、大きい項目で区切りながら、それぞれの評価を聞いていきます。まず、基本目標の1に「地域づくりを担う組織の協働による、誰もが安心して働くための産業振興と雇用の場の創出」とありますが、市内従業員数に始まり、第2期創生総合戦略の8ページから9ページにも明示しているそれぞれの目標値から現時点での達成度と評価を伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
総合戦略ですが、五つの基本目標を掲げまして、それぞれ重要評価指数を設定しているほか、具体的な施策に関する評価指標を設けております。KPIは全70項目となっております。私のほうから、全体のまず割合についてお話をさせていただきたいと思います。令和4年度の実績から計画期間の最終年度である令和6年度においても、目標の達成が難しいと考えられる項目は41項目、一方で目標を達成できる見込みのもの及び既に達成したものは29項目ありまして、全体の達成率、年度途中、中間年になりますが、令和4年度末では達成率は41%となっております。今議員お話のまず目標1についてですが、産業振興と雇用の場の創出で、これに対する重要評価指標としては市内事業所の従業員数の目標を1万6,000人としております。令和4年度の実績は1万4,426人で、達成率は90.2%となっております。
質問 古都宣裕
そこもわかるのですが、せっかく出しているこの本の中で、質問している8ページ、9ページについても、それぞれの数字、現時点での目標値は載っているのですが、達成度合いまたは数値を明らかにしてほしいです。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
そのほかの指標ですが、まず初めに、オホーツク産機能性もち麦の国内消費の拡大という目標が1年当たり1,000トンとありますが、これは達成しておりません。次の項目として、もち麦の産地化、これも達成しておりません。豆類の作物の作付面積、目標が607ヘクタールに対して令和4年度の実績値が709ヘクタールで、これは達成しております。それから、にぎわいの創出では、中心市街地歩行者数、平日で目標値が3,000人に対し令和4年実績値が891人で達成しておりません。これが同じ指標で休日、2,000人の目標に対して実績値が473人で、これも未達成です。次に、対EU輸出水産食品取扱認定施設保有企業数ですが、5年間で1社増という目標に対して現在1社増で、全部で5社ということで達成をしております。それから、網走港の貨物取扱量、年間43万トンの目標に対して44万トンで達成をしております。次に、大規模発電施設数ですが、5年で2基、現状令和4年度実績で累計で3基で達成をしております。次に、「COOL CHOICE」賛同者数、5年間で累計600人の目標に対して229人で未達成となっております。網走市エコドライブ宣言賛同者数は、累計で600人、現在226人で達成をしておりません。企業誘致件数は、目標5年で2件で、現状として2件誘致しており達成しております。雇用数は、5年間で6人目標に対して18人で、これは達成をしております。次に、高校卒業就職者数市内就職率ですが、目標65%に対して52.5%で達成をしておりません。女性が働きやすいと感じる割合が、目標35%に対して40.3%で達成をしております。障がい者の就労では、障害者手帳所有者の就労者数の割合、目標57%に対して60%で達成をしております。障がい者の受入企業の割合、8%の目標に対して9%で、これは達成をしております。市と会議所が支援した起業・創業数ですが、5年間で10社、累計で50社の目標に対しまして、現在58社で目標達成しております。定住する地域おこし協力隊員数が、5年間で5人に対して、現在累計で1人ですので達成しておりません。以上となっております。
質問 古都宣裕
細かいところ、ありがとうございます。ただ、これを見ると、割かし目標の1に対しては達成しているところが大きいのかなとは思いますけれども、ただそれに対して、ではこの1の一番大きな目標数値、市内事業所の従業員数に関しては、大きく水をあけられているような状況に思います。これに対してどのような評価を持っているのでしょう。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
この目標を設定したのが平成30年の1万5,757人という実績値がありまして、この近い数字を維持したいということで1万6,000という結果です。ここ詳細な分析はなかなか困難でございますが、やはりコロナ禍によって採用が増えたり減ったりしていますので、これは求人もそうですし応募のほうもそうですが、そこで若干令和3年度に限っては就職数が落ちたものと。実際に平成30年1万5,757人から令和3年度で1万4,426人で減少しているのですが、ちょっとこの計画期間のほかの年度の数値も見てみないと、何ともちょっと現状では、これがこうした結果ですということはちょっと申し上げられない状況でございます。
質問 古都宣裕
人口減少の歯止めをかけようというので、総体的な人口が減っていくにもかかわらずこの労働人口を押し上げようという数値目標自体が、私はちょっとむちゃだったのではないかなと思います。それに伴って、中心市街地の歩行者数も1,006人から実際には891人、コロナの影響もあったというのもありますけれども、もともとがそうした中でにぎわいをもう少しつくりたかったというのもあるとは思いますけれども、なかなか難しい数字が出ているのかなというのはこの辺を見ても思うのですが。あと、ただKPIで達成、今のところできていないCOOL CHOICE、エコドライブについては、これは各事業者に真摯にお願いすれば、これぐらいの署名、賛同者というのは、私は簡単に達成できたのではないかなと思うのですが、その辺の達成に対する向き合い方というのが足りなかったのではないのかなとは思いますけれども、いかがでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
KPIにつきましては、進捗状況は各課に照会をしまして取りまとめております。いずれにしましても、達成、未達成、何が原因かも含めて、来年やりたいとは思っているのですが、検証を踏まえながら、手段の変更、エコドライブでももう少し現状としてはグリーンが、カーボンニュートラルが大きな目標になっておりますので、目標を変えることも必要ですし、働きかけがきちんとできてなかったのではないか、そういうことも踏まえて担当課のほうで、どのような取扱いをしていたかも確認をしたいと思います。現状としては、例年でそういったところまでは検証は済んでいない状況です。
質問 古都宣裕
これが達成したから人口が増えるかというところで、私はちょっと疑問符はあるのですが、達成しようと思えばまだあと1年ある中で商工会議所等にお願いすれば、簡単にそういった人数、署名は集まるのではないかなと感じるので、しっかり出した目標に対しては達成するような形での活動をしていただきたいなと思います。次に、目標2とされる「観光や健康・スポーツなど、網走の地域特性を活かした交流・関係人口の拡大」について、同じくKPIの目標と進捗、評価について伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
今お話の目標の2、地域特性を生かした交流・関係人口の拡大で、まずこの重要評価指標としましては、観光の入込客数、目標値を年間199万人としております。令和4年度の実績は141万人で達成率は70.9%となっております。そのほかのKPIになりますが、観光宿泊客数では、目標値が年間46万人に対しまして、令和4年実績が37万6,000人になっており達成しておりません。そ の ほ か 、 合 宿 参 加 人数 で 、 ス ポ ー ツ で 年 間2,000人の目標に対しまして実績で983人、芸術・文化では目標値300人に対しまして241人となっております。東京オリパラホストタウン合宿参加人数につきましては、5年間が5人の目標ですがゼロとなっております。それから、交流事業の開催回数につきましては、令和3年まで1回の目標につき0回。それから、合宿及びスポーツ・ツーリズムの経済波及効果、年間8億円の目標に対しましては3億1,850万円で未達成となっております。このほかでは、網走応援人登録者数が年間300人の目標に対して226人。それから、外国人宿泊客数が、年間10万人に対しまして実績では年間1万2,000人で未達成となっております。
質問 古都宣裕
観光に対しましては、コロナの影響が物すごく大きかったのかなというのは理解するところではあります。ただ、応援人登録者数まだ時間がありますけれども、達成も、今ホタテの部分での応援している方が大変いますので、そういったところにお願いすれば達成できるのではないかなと思います。全体的に早く聞いていきたいので、次の目標3のほうに移ります。目標3「若い世代が健康で、希望に応じて結婚・出産・子育てができる環境づくり」とありますが、合計特殊出生率はじめ結構大切に思う項目が目標数値として掲げてあります。現在の進捗と評価を伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
目標3は、結婚・出産・子育てができる環境づくりです。重要評価指数として、合計特殊出生率の目標値を1.65としており、令和4年度での実績は1.30で達成率は78.8%となっております。このほかの指標では、出会いの場の創出では、イベントにおけるカップル成立数で、5年で20組に対して現状では2組という状況で達成をしておりません。そのほかでは、産科医の医療機関数で2施設、小児科医療機関数で3施設で、これにつきましては維持するという目標に対して維持をしております。子供インフルエンザ予防接種の接種率が、75%の目標に対しまして58.4%。子育てがしやすいと感じる割合、65%の目標に対しまして、これは5年ごとのアンケート調査になりますので現在把握できておりません。以上でございます。
質問 古都宣裕
これ結構大事なところなのかなとは私は思っております。合計特殊出生率が低いことは、やはり今の政策の中でなかなかブレーキが利いていない状況ではないのかなというふうに思いますけれども、今現時点でまだあと1年ありますけれども、1年で合計特殊出生率が上がるのはなかなか難しいとは思うのですが、この数字を受け止めてどのように今評価しているのでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
これは網走市だけということではなくて、やっぱりコロナ禍があって国のほうの特殊出生率についても下がっておりますので、一概に何かは原因はなかなか申し上げられませんが、国のほうの新しい人口ビジョンの推計に当たっても、ここはコロナによって結婚数が減少したことが要因とされておりますので、そのように受け止めております。
質問 古都宣裕
コロナの影響については後で触れるので、次に4番目の「東京農業大学、日本体育大学などと連携をし、地域を支える人材の育成・確保」とあります。大きな目標として学力平均以上と挙げておりますが、農大卒業生や日体大附属の卒業者の市内就職数など大切に思う目標もあります。現在の進捗と評価を伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
目標4、地域を支える人材の育成・確保で重要評価指数として、小中学校における全国学力調査及び体力調査の結果を全国平均以上としております。令和4年度の実績では、全国学力調査で小学生でマイナス4.1ポイント、中学校でマイナス3.7ポイント、全国体力調査では小学校5年男子でプラス0.3ポイント、小学5年女子でマイナス0.3ポイント、中学2年男子でプラス1.5ポイント、中学2年女子でマイナス3.1ポイントとなっております。そのほかのKPIでは、農大卒業生の市内就職数ですが、5年間で30人の目標に対して現在13人で目標が難しいと捉えております。未来を考える戦略センターの取扱事業件数では、5年間で5件の目標に対しまして現状として6件で達成をしております。日本体育大学附属高等支援学校の卒業生の市内への就職者数が、5年間で15人に対して実績が5人で、達成については困難と捉えております。それから、日体大連携スポーツ教室の参加者数ですが、年間50人に対しましてコロナで実施することができなく、これは事業として未実施となっております。以上です。
質問 古都宣裕
4の1の市民の学びの場の充実についてがまだ聞いておりませんので、その数字もお願いします。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
すみません、失礼しました。そのほかの目標で、ICTを活用した授業の推進で、ICTを理解できる教職員の比率ですが、小学校、中学校それぞれ前年度比3%増という目標に対しまして、現在達成をしておりません。それから、子供学習の場の参加者数が、年間900人に対しまして現状年間997人で達成をしております。それから、市民対象講座の参加者数ですが、年間2,800人の目標に対しまして年間現在2,333人で未達成となっております。それから、いきいき健康体力づくり教室ですとか、そのほかスポーツ教室への参加者数ですが、年間250人に対して現在年間104人で未達成となっております。
質問 古都宣裕
なかなか難しい数字が出ているのかなと思いますけれども、総体的な評価についてまた後ほど伺うので、次に5番目「誰もが活躍し、安心して暮らすことができる時代に合った共生型地域社会づくり」とあります。これについても様々な目標数値がありますので、現在の進捗と評価をお願いします。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
目標5は、安心して暮らすことができる共生型地域社会づくりです。重要評価指標として、健康寿命の目標値を男性は79.5歳、女性は84.39歳としております。令和4年度の実績では、男性が79.1歳で達成率が99.5%、女性は84.63歳で達成率は100.3%となっております。主なものを御説明しますが、インフラの戦略的な予防保全では、橋梁補修の完了率として80%の目標に対しまして55%で、これもまだ達成をしておりません。導水管の更新、耐震化完了率につきましては、60%の目標で61.81%。下水道の圧送管の二条化につきましては、20%の目標に対しまして17%。自主防災組織の組織率は、80%の目標に対して72.63%。緊急告知防災ラジオの普及率は、70%に対しまして現在60%。路線バスの利用者数、75万6,945人の目標に対しまして現在60万2,891で達成をしておりません。どこバスの実証実験の利用者総数は、年間4,000人の目標に対しまして利用者4万234人で大幅に上回っております。このほか、国保特定健康受診率、40%の目標に対しまして24%。あばしり健康マイレージポイント達成者数、年間250人に対して年間現在248人でほぼ達成をしております。そのほか、休日救急対応の日数につきましては、5年間で73日の維持ですが今72日です。これは休日の関係の日数の違いによるもので、達成をしております。それから、新規開業医療機関数が、5年間で2施設、現在累計で4施設ですので達成をしております。介護支援ボランティアポイント事業活動登録者数は、5年間で600人に対し現在のところ累計で488人で達成をしておりません。介護予防等事業参加率は、年間35%に対し現在18.4%で達成をしておりません。それから、高齢者向け有料賃貸住宅建設数が、30戸の目標に対して20戸。単位町内会の地区連合町内会加入数が、148に対して130で未達成となっております。公共施設等の総面積の縮小につきましては、30年間で11万2,000平米の削減です。現状としては、これを達成をしておりません。それから、空き家対策の推進では、空き家バンク新規登録年間6件に対し1件で達成をしておりません。主立ったもので住環境の改善では、省エネ住宅の補助件数が年間55件に対して年間74件で達成をしております。それから、定住自立圏の地域間連携の推進として、公共施設の相互利用、年間2,200人に対しまして現在年間2,283人、延べ数ですが、達成をしております。それから、救急医療体制の対応日数、365日でこれは達成をしております。それから、搬送される方の軽症割合ですが、35%の目標に対して現在37.4%になっております。このほか、リエントリー事業がそれぞれ目標数値を決めまして、補助金を活用しておりますので、それぞれ設定をしております。受刑者・出所者など障がい者の実習参加者の数、3年間で80人に対して99人で目標を達成をしております。以上でございます。
質問 古都宣裕
様々な評価があるとは思いますけれども、現時点で多くの項目が達成が難しい、約半分以上が達成が難しい現状であると思います。その評価の中でもコロナの影響というのが、先ほどもちょっと話は出たのですが、これは後ほど聞こうと思いますけれども、この大きな戦略の中で様々取り組んでおりますけれども、これの中で主軸となる政策はどれなのか伺います。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
冒頭でお話をさせていただきましたが、五つの基本目標にそれぞれKPIを設定しております。そのKPIが、基本的には五つのKPIが重要評価指数というふうに捉えております。
質問 古都宣裕
この五つの柱としている中で達成が見えているもの、またなかなか難しいとされているものがあると思います。これら全てを達成できたら人口減少のインパクトの緩和になるとの政策で、全体的なバランスを取るためにもそれぞれが重要であるとしているものだとは理解していますけれども、逆に柱が多くて一つ一つの柱が弱くなってしまっているようにも見えます。もちろん全てに多大な投資ができるのが理想ですが、地方都市では予算も限られており、今後を考えると大きな柱を一つ据えることが大切なのだと私は思います。たくさん据えて特色をぼやかすのではなく、先鋭化していく必要があると思います。近年はそれが鍵になっているように私は感じます。子育てに特化するのか、高齢者福祉に特化するのか、観光に特化するなど、それぞれどれかに特化して集中投資をするような形にしていき、他市町村よりも明確な特色なり優位性をつくっていかなくては全てがぼやけてしまうように私は感じています。これがあるから、こういう取組をしているから、網走市に住もうという積極的な選択を受けるために、近隣と同じような取組をしていてはなかなか難しいと思いますが、ほかを削って予算を集中するので、当然批判も受けると思います。そうしたトップダウン的なかじ取りの決断が今私は必要に思っていますが、こうした集中的な投資、旗振り、決断はまちのトップである市長にしかできないことだと思います。人口減少インパクトの緩和を掲げる市長はどのように考えていますでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
現在、これから予算編成に入っていくのですが、何かに特化ではなくて地域の特色を生かして、それは個々重点的に進めるべきことがありますので、これは進めるべきだというふうに考えております。現在、子育て支援の経済的負担の軽減に向けては、相当他市に比べても遜色のないような取組を実施しているところですし、給食無償化も含めて、医療の無料化も含めて行っておりますので、そこは決して引けを取らないと思っております。ただ、それだけやっていればいいのかということでは決してまちづくりはないですので、それぞれ重点項目に沿って、これから予算編成も当たっていきますので、重点項目の実現に向けて努力してまいりたいと考えております。
質問 古都宣裕
今の話だと、かじ取りの中で私はどれか1個、全部をおざなりにしようというわけではないのですが、取り組みながらも1個本当にこれが一番この網走のまちで取り組んでいくのだというところを核にしてつくっていかないと、なかなかこの数値目標は難しいところがあるのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
基本的に人口減少に対して、これをどうインパクトを緩和していくかということが必要、それと持続可能なまちづくりをしていくということが重要だと思います。今申しあげましたが、子育ての医療の無料化と給食費の無償化は決して一般的なメニューではなく、どちらかというとかなりとがった政策だと思います。ただ、北海道は、私が説明するまでもないのですが、広域それから地理的条件がありますので、関東圏ですとか関西圏で単に子供の医療無料化ですとか、子育て一人生まれたら100万円とかという給付をやって、一旦人口増えるかもしれませんが、北海道のこの広域の行政においてはなかなかそうしたところ、またそうした財源も確保できませんし、そこはちょっと地域に合った政策を展開していくべきだなというふうに感じております。
質問 古都宣裕
地域に合った政策を展開していくべきというのは、私もそう思います。例えば今例に挙げられましたけれども、給食費無料とかであるのであれば、地場産品にとことんこだわってみるだとか、そういったとがり方というのもあるのではないかなと思いますが、そうした形で本当に特色をつけるのであれば、もう少しとがったほうが私はいいのではないかなというふうに思っております。この第2期が計画始まった直後、コロナ禍になってしまいましたが、なかなか未曽有のことであり、当初の見込みの計画としては大きな狂いが生じてしまったように思いますけれども、どのような影響があったと認識していますか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
新型コロナウイルス感染拡大に伴う度重なる行動制限や外出自粛、こうした意識の高まりによりまして、観光、合宿、公共交通などの交流人口ですとか観光人口、こうした関する項目は顕著な影響があったと認識をしています。また、これに関連した雇用や産業への影響、加えてコロナ禍による人々への心理的な影響は、出産、医療、教育など様々な分野に影響を及ぼしたものと認識をしております。
質問 古都宣裕
もちろん様々な分野に影響があったというのはそのとおりだと思います。コロナ禍で計画に狂いが生じたのは本当に理解できるのですが、また致し方ない部分はわかりますけれども、計画が始まった直後であったからこそ、2年ないし3年やってあと一、二年のところで何かこうした狂いが生じたのではなくて、スタートした直後に狂いが生じたわけです。そうした場合、外的要因が大きい支障なのはわかるのですが、一般企業であれば業績がよければ上方修正をしますし、悪ければ計画を下方修正するのはごく当たり前の話だと思います。今回これ修正を行わないで来ているのですが、それでも達成が可能であるという判断があったからなのかなと思うのですが、どのような判断があったのでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う行動制限や外出自粛、それから意識の高まり、こうした影響の度合い、またこれがいつまで続くのかなど、先を見通すことが困難な状況下でありました。中期計画でやる総合戦略のKPIの見通しは困難であり、見直しは行わなかったものでございます。
質問 古都宣裕
スタート直後いきなり見直せというのはそれは無理な話だと思うのですが、例えば1年たちました、ないし2年たちました、そのときに全体の2年たったらもう半分近く、最初の2年来てその後もう1年ぐらい影響が続きそうだなとか、いや、このまま行ったらと考えたときの影響はある程度予測ができたと思うのですが、それでも見立てとして難しい事業はもちろん出てきた中で、なぜそこで見直しを行わなかったのかなというのがすごい疑問なのですがいかがですか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
繰り返しになりますが、行動制限が起きた令和2年からですか、のときに、これが本当にいつまで続くのかということで、ようやく今年それが行動制限がなくなったというところです。コロナにおいて、どれぐらいの影響があった、どれぐらいの観光の入り込みが減ったのはわかりますけれども、それをもって計画を下方修正する必要はないと感じていましたし、現状としてはそこにまた近づけていくということが大切なのかなと。ただ、どうしてこうしたKPIが未達成だったかは検証のときに、それは他の関係者の皆さんにも意見を聞きながら検証したいと思います。
質問 古都宣裕
KPI検証するときに、コロナがあったからとやったらほとんどの問題は片づけてしまえると思うのですよね。だから、コロナがあったけれどもここまでやったという形にするために、僕は目標修正をした上で、ある程度現実数値に近づけた上の目標をしっかり設定して、そこまで頑張ろうというところをやるところが、まずそれが意味があることだったのだと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
下方していく中で現状に合わせると、それ目標でも何でもないですので、ちょっとなかなかそういった目標設定は困難という、私は認識です。
質問 古都宣裕
目標数値が高すぎるものに対してのある程度の下方修正、これは本当に達成が厳しいなというのが見えてきたわけではないですか。それを達成をちょっと困難だけれどもと振り返りのときに全部コロナのせいにしてしまっては、私はちょっと違うのではないかなと思います。コロナが急に湧いて出たようなウイルスだったので、影響があるのは致し方ない部分はあるのですが、コロナの中でいかにできたことがあったのかというところを振り返って、しっかりやっていくことが次につなげることなのかなと思いますけれどもいかがでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
繰り返しになりますけれども、例えば観光振興計画は、やはり地域で目標を立てて高い目標を持ってそこを目指していくと、こうした目標もこの中にはあります。ですから、初めから現状として行動制限など様々な影響が出ましたが、その影響がどれぐらい落ちて、どこがどれぐらい落とすのを防げるかという目標設定自体が、私は困難だったなというふうに感じています。
質問 古都宣裕
毎年見直しというか、毎年評価をするKPIですから、それはそこまで難しかったのかなと私は正直思います。ただ、これは話しても多分平行線になるかなと思うので、次に行きます。網走市が2015年に策定した人口ビジョンにおいては、2040年に目標としている人口として3万2,900人が掲げられています。この目標では国勢調査、2010年から2015年の減少の1,921人をベースに同様の減少を考えても、2030年には厳しい状況であり、減少数を抑えていかなくては達成が難しいという、とても高い目標であったのだなとは思っております。目標が高くすれば目指そうとする意識は否定するものではありませんが、成果や政策が伴わなければ机上の空論となってしまいます。2015年の国勢調査では、2010年から2015年の間でマイナス1,921人で3万9,077人となっておりますが、2020年の国勢調査では3万5,759人となって、この5年間の減少では3,318人の減少となっております。仮にこの3,318人を維持したとしても、単純に見ても2025年には目標とされる3万2,900人を下回るのがわかったと思います。現状で、人口減が止まるどころかなかなかブレーキもかかっていないのが現実だと思いますけれども、目標数値の変更はこれから行うということだったのですが、そのプロセスにも大きな変更があると思いますけれどもいかがでしょう。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
先ほども金兵議員にお答えをさせていただきましたが、国立社会保障・人口問題研究所による令和2年国勢調査に基づく地域別将来推計人口を基礎数値として、当市の新たな人口ビジョンを策定したいと考えております。なお、この将来推計人口は本年中に公表の予定でありましたが、現時点でも示されていない状況でございます。あわせて、新たな総合戦略を策定していくことになりますが、ここにつきましては産学官金労など各分野の代表18名で構成する、選択する未来会議におきまして様々な御意見、御議論をいただきながら策定してまいりたいと、このように考えております。
質問 古都宣裕
国への文句にもなってしまうかもしれないのですが、そもそもの目標の人数として国が2060年に1億人を維持したいという目標の下に、各地方自治体にこれぐらいの人数を維持してほしいなという希望を割り振ったような数字で、現実的な数字には大きな乖離があったようなことは否めないと思っておりますけれども、これはどのように受け止めているのでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
令和2年度国勢調査に基づく国内人口は1億2,614万人余りで、平成27年度国勢調査との比較では94万9,000人減少しております。社会保障・人口問題研究所によると、本年4月に公表された最新の将来推計では、1億人を割り込むのが2056年とされ、前回の平成29年4月推計の2053年から3年遅れとなりましたが、いずれにいたしましても、今後加速的な人口減少と世界に類を見ない高齢化という事態に直面していくとされております。この事態の回避に向け、国は2060年に1億人程度の人口を確保する目標を掲げておりますが、これを実現するためには国、地方が一体となって人口減少に歯止めをかけ、各地域がそれぞれの特徴を生かした自立的で持続的な社会を構築していくことが求められていると、このように認識をしております。
質問 古都宣裕
なかなか難しいのかなと思いますけれども、これから改めてデータを落として言われる数字も結構厳しい人口維持数が言われるように感じています。国が出している、まち・ひと・しごと創生総合戦略の中には、地方はRESASというウェブソフトや合計特殊出生率の男女比から見る計算式など駆使して計算するようにも書かれております。RESASを開いてみると、2025年にも網走市は3万5,000人を維持しているように見えるデータとなって、現実との乖離がかなりあります。数千人の差は全国的に見ると大きな差ではなくても、網走市としてはかなり大きな誤差であり、ビジョンが変わってくるだろうとも思いますけれども、国がもしそのデータを基にとも言っていますが、そこはある程度実数を基に考えていかないと現実との乖離がまた大きくなってしまうように思います。国が言う大きな目標値はそれとして掲げて、達成可能な目標値とまた実数値とある程度データをそろえた上で目指していくべきで、大きな目標だけではなくて現実達成可能な数値というのもある程度持っていく必要があるのではないかなと思うのですが、いかがでしょう。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
総合戦略につきましては、国、地方一体で進めるものですから、そこの整合性はある程度取らなければいけないというふうに認識をしております。また、総合戦略を定めることで、現状では、前は地方創生臨時交付金と言ったのですが、今はデジタル田園都市国家構想交付金ですが、こうしたものの補助の採択になる基準の一つとなっておりますので、国、それから北海道とも整合性を図りながら新たな人口ビジョンと総合戦略を策定したいと、そのように考えております。
質問 古都宣裕
目標を高くするというのも悪いことではないと思うのですが、あまり高すぎると逆にモチベーションが難しいのかなとも思いますので、ある程度やはり達成可能な部分の目標値は、私は必要だと思うのですが、それを国が落としてきたときに、きちんと調整するような話ができる状態なのでしょうか。
答弁 企画総務部長 秋葉孝博
特に目標について国とは調整しませんが、先ほどお話ししたとおり、網走の未来会議において、様々な御意見を頂きながら、KPIをまた改めて設定してまいりたいと考えております。
質問 古都宣裕
多分想定されるよりも高齢化率だとかそういった部分で、また若年層がどんどん都会に出ていってしまっている現状も踏まえながら、加速度的に減っているというところをしっかりと落とし込んだ上で、現実的な目標を私はしっかり設定したほうがいいと思います。