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士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日

ひとり暮らし高齢者支援について

2019年9月11日、士別市議会の一般質問で、喜多武彦議員が「ひとり暮らし高齢者支援について」質問し、副市長 相山佳則、健康福祉部長 田中寿幸が答弁しました。

質問者
喜多武彦 議員
答弁者
副市長 相山佳則、健康福祉部長 田中寿幸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 4番 喜多武彦

最後の質問をいたします。最後は、ひとり暮らし高齢者支援について伺いたいと思います。現状、ひとり暮らしの高齢者の方が増えております。近くに家族や近親者がいなければ、自身の最期や死後の手続を誰に託すか不安に感じる人もいるでしょう。そんなひとり暮らし高齢者向けに自治体や民間企業などが終活を支援する動きが広がってきています。本市においても、団体主催による終活セミナーを開催したところ、多くの参加者が集まり、その関心の高さがうかがわれました。2018年の国民生活基礎調査、厚生労働省によると65歳以上の人がいる世帯では単独世帯が約27%に上り、過去最多となりました。高齢夫婦だけのひとり暮らし高齢者予備軍を加えると全体の6割近くに達するところです。こうした世帯構造の変化を背景に終活支援に取り組む自治体は増えております。また、民間の終活関連サイトを運営する事業所では、葬儀、墓、死後事務の手続をサポートする生前契約を行っているなど多種多様な取り組みがなされています。終活支援のサービスが多様化する一方で、ひとり暮らし高齢者の増加に対策がまだ追いついていない現状もあります。本市において、ひとり暮らし高齢者の現状の把握と対策はどのようにされているのか。2015年4月から4年間で孤独死された方は全国で3,400人ほどに上ると報告されています。男性が8割以上を占め、女性よりも孤立しやすい状況が浮き彫りになりました。発見までにかかった日数は平均で17日、中には90日以上といった事例もありました。社会的孤立は死亡リスクを約1.5倍高める。外出して他者と交流したり、地域で見守るシステムをつくったりすることが重要であると思います。施設への入所支援など対策は多々あるかと思われるので、見解、対策をお聞かせいただき、この質問を終わります。 (降壇)

答弁 副市長 相山佳則(副市長は2021年6月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、本市におけるひとり暮らし高齢者の現状についてですが、住民基本台帳によれば、人口に占める養護老人ホームなど施設に入所している方も含めた65歳以上の方の割合は年々上昇を続けており、本年8月末で40%に達しました。また、単身高齢者の世帯数については2,200世帯で、率にして全体の23.6%であり、65歳以上の夫婦世帯では1,663世帯、17.8%となっております。次に、終活支援に関するお尋ねがありました。近年、高齢化社会や価値観の多様化が進む中において、自分自身の死と向き合い、どのような最期を迎えるかを考える、いわゆる終活という言葉が広く知られるようになっております。終活は、生前に自分の葬儀やお墓、遺言の準備、身の回りの整理などを行い、家族への負担を減らすことを主な目的とするものですが、一方で身寄りがなく、自分の死後に大きな不安を抱える人にとっても必要とされる活動であると認識をしております。こうした中、ひとり暮らしで身寄りがなく、生活にゆとりがない高齢者に対して自治体が終活をサポートする取り組みが各地で見られるようになっております。例えば神奈川県横須賀市では、本人が葬儀者と生前契約を結ぶ際に市が同席し、死後の葬儀、納骨などについて、本人の意思を官民連携で実現するエンディングサポート事業を実施しているほか、埼玉県吉川市や東京都武蔵野市などでは相談窓口を設置したり、講座の開催やエンディングノートの住民配付などを行っており、道内においても本別町の社会福祉協議会が死後事務委任契約事業として、横須賀市と類似する取り組みを行っております。本市においても、昨年12月にいきいき健康センターで終活やエンディングノートをテーマに講演会を開催したほか、本年2月の広報しべつに特集記事を掲載したところであります。講演会には当初の予想を上回る200人の方の参加があり、市民の関心の高さがうかがえました。また、その際に行ったアンケートでは110人の方から回答をいただき、そのうち約半数の方が御自身の終活について考えたことや実践したことがあると回答しており、具体的な行動としては、身の回りの整理を始めている、亡くなった後の葬儀やお墓のことなどについて考えているといった回答が多く見られましたが、一方で、何をしたらいいのかわからないといった回答も見受けられました。このことから、本市といたしましても、終活について関心はあるものの相談できる人物が周りにいないという方が一定程度おられるものと判断しており、社会福祉協議会や市内の事業者との情報交換や連携を図りつつ、来年度に予定しています第8期介護保険事業計画に係るアンケート調査の際に、市民の皆さんが終活に対して不安に感じていることなどの調査を行う中で、本市としての終活に対する支援のあり方について検討してまいりたいと考えております。次に、ひとり暮らし高齢者に対する支援と対策についてです。ひとり暮らしを含めた高齢者への支援については、総合的な相談窓口として包括支援センターを市に設置しているほか、居宅介護支援事業所への業務委託により在宅介護支援センターを市内3カ所に設置し、高齢者やその家族、地域住民からの介護や福祉に関する相談への対応、支援を行っております。介護が必要となった方の在宅生活における支援としては、ホームヘルパーによる訪問介護などの介護保険サービスのほか、配食、除雪、緊急通報サービスなどの高齢者福祉サービスの提供を行っております。また、身体機能の低下や認知症の進行など在宅生活に不安のある方や対応できない方については養護老人ホームへの入所を初め特別養護老人ホーム、グループホームなど施設サービスを提供することで、高齢者の方が安心して生活できるよう支援をしているところであります。さらに、地域自治会が実施主体となったひとり暮らしの高齢者などを対象に見守り活動を行う福祉パトロールや介護予防も含めた地域サロン活動への支援に加え、市内の新聞店や郵便局と連携した見守り活動協力事業所事業や命のバトンの配付により、緊急時に消防や病院などの関係機関が直ちに身元の確認や家族などへの連絡がとれる体制を整えております。今後、高齢化、核家族化の進行が懸念される中で、ひとり暮らしの高齢者が住みなれた地域の中で安心して暮らしていくためには、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される地域包括ケアシステムによる支援体制はもとより、本人や家族による自助や隣近所による互助、地域や行政と一緒に取り組む共助、そして行政や制度的なサービスを利用する公助、それぞれがそれぞれの役割を担いつつ、支え合いや助け合いのできる地域社会の構築も重要でありますことから、今後もこれらの推進に向け、鋭意取り組んでまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)

再質問 4番 喜多武彦

1点再質問をいたします。やはり自治会だとか身近なところ、近隣の方との協力体制の中でなるべく包括的にというところはよく理解もできるんですが、一方でまるっきり関係を断ち切ろうとしている、あるいはひとり暮らしの方もいる中で、実はこういう例が最近ありました。霊感商法といいますか、突然訪ねて行って、そしてその方から物を買わされた。それをたまたま帰ってきた子供さんが見つけて問い詰めたところ、やはり寂しくて、高いものだと、必要でもないんだけれども、買ってしまった、そういうことが何回か続いたそうです。たまたま何回目かのときに、買った方がちょっとぐあい悪くなったときに、売りつけに来た人が、おかしいのではないかといって救急車を手配したということがあるんですけれども。逆を言えば、そういうふうに周りとの関係を切ろうとするか、切るんでなくて面倒くさいと思ってるひとり暮らしの方がいるときに、果たしてどういうふうな介助といいますか、対応していくのかということも今後課題になっていくのではないかなと思います。そんな中で、命のバトンも含めてですけれども、より充実していくものがまだまだあるような気がするんですけれども、現状の把握は恐らくできないんではないかなと思いますけれども、現状今やっている中で、ここをもう少し充実していくべきところがあるんでないか、行政だけでなくていろんなところと協力をしながらやっていくものがあるような気がするんですけれども、今現状の中でまだまだこういうところがいろいろとつながることが可能だよというのがあればお聞かせいただきたいと思うんですけれども。

答弁 健康福祉部長 田中寿幸(健康福祉部長は2022年3月まで)

再質問にお答えいたします。答弁の中にありましたように、地域包括ケアシステムという部分を取り組んでいくに当たりまして、今環境整備としまして、4月からは成年後見センター、これも整備をいたしましたし、また民生委員・児童委員の皆様方、この方々にも、これは以前からですが、介護相談協力員ということで一人一人お願いをしているといった状況もあります。その中で今市内で起きているさまざまな課題だとか、そういうのも協議する機会も設けながら、どういった支援、今まさに議員がおっしゃられたような、いわゆる人と人とのつながりが希薄になっている方を何とか地域のほうにお連れしようということも一つの課題ということで私ども捉えておりますので、さまざまな関係機関と今後もちょっと協議をしながら社会福祉協議会も含めて検討をしてまいりたいと考えております。

出典:士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる