士別市議会 令和元年第3回定例会 2019年9月11日
発達障害への支援策について
2019年9月11日、士別市議会の一般質問で、喜多武彦議員が「発達障害への支援策について」質問し、市長 牧野勇司が答弁しました。
- 質問者
- 喜多武彦 議員
- 答弁者
- 市長 牧野勇司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 4番 喜多武彦
第3回定例会に当たり、通告に従いまして一問一答方式で簡潔に質問をいたします。最初に、発達障害への支援についてお伺いいたします。文部科学省から平成15年3月に提出された今後の特別支援教育の在り方についてが、平成16年1月の小・中学校におけるLD、学習障害。ADHD、注意欠陥・多動性障害。高機能自閉症の児童生徒への教育支援体制の整備のためのガイドラインが、さらに、平成17年4月からの発達障害支援法の施行によって発達障害のある方の医療機関への受診が増加してきております。発達障害とは、広汎性発達障害、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥・多動性障害、学習障害、知的障害、言語発達障害などがあります。日本小児科神経学会では、発達障害の診断、治療、指導を担当できる小児神経専門員を発達障害診療医師名簿に記載をしております。発達障害の疑いがあって医療機関への受診を考える場合、みずからが医師を捜し、連絡をし、受診日を予約しなければなりません。全国に1,000名程度しかいない小児神経専門医は、近隣では旭川にも数人、予約をしてから受診までには早くて3カ月から半年待たされる状況です。近年、小・中学校では、児童・生徒に応じたそれぞれの障害に合った教室、教職員の配置がなされ、支援体制が確立をされてきております。一方で、教職員の不足も否定ができない状況もあり、働き方改革も含め、この点については次の機会にまた質問、見解をお伺いしたいと思います。本題に戻します。現状、入学前の支援体制はまだまだ不足されていると感じております。特に自閉症児の診断のおくれなどは保護者の精神的心労が大きいものと思われます。本市は、妊娠期から出産、育児をする中で、支援体制をこれまで確立してきています。さらに、受診の支援体制、保護者への支援、相談窓口の充実を求めるが、見解を伺い、この質問を終わります。(降壇)
答弁 市長 牧野勇司(市長は2021年6月まで)
喜多議員の御質問にお答えいたします。発達障害またはその疑いがある就学前の子供の支援体制については、まずは保健福祉センターで生後4カ月から3歳まで定期的に行っている乳幼児健診において、小児科医師の診察のほか保健師による発達の確認、心理相談員やのぞみ園職員による相談、指導を受けることのできる体制をとり、成長、発達を促す支援や保護者の不安軽減に努めています。その際、発達のおくれが見受けられる場合は、成長の過程の中で保健師、心理相談員と面接する場面を設け、保護者とともに発達状況を確認し、必要な場合には医療機関への受診や子供の発達支援を専門に行っているこども通園センターのぞみ園の相談支援や通所支援の利用につなげています。のぞみ園では、子供の発達に応じた支援を行うため、保護者とともに家庭でのかかわり方や連携する関係機関における支援の方法など一人一人に合った個別支援計画を立てるとともに、作業療法士や言語聴覚士などの専門職が子供の特性に応じた的確な療育支援を継続的に行っています。また、子供が生活する全ての場において適切な支援が行われるよう、のぞみ園職員や保健師が保育園や幼稚園などを訪問し、子供の様子を確認する中でかかわり方について助言などを行うほか、就学時には安心して学校生活をスタートできるよう、保護者の希望により学校の面談への同行や書面による引き継ぎ、教師とのぞみ園職員との面談等可能な限り支援に努めています。さらに、療育支援を継続していく中で、睡眠障害や摂食障害など医師からの助言の必要性がある場合は、名寄市総合病院の小児科や小児専門の総合医療機関である道立旭川肢体不自由児総合療育センターへの受診を勧め、保護者からの希望があった場合には可能な範囲で同行し、医療機関との連携を図っています。また、受診の際には、保護者に確認の上、限られた診療時間の中でスムーズに診療が行われるよう、子供の生育歴や家族構成、発達検査の結果などを記載した連絡票を受診先の担当医師に事前情報として送付するとともに、受診後は診察、診断の内容によっては保護者の精神的負担が大きくなることもあるため、医師と保護者から診断の内容を確認し、不安が軽減されるよう相談支援を行っています。発達障害の診断については、議員お話しのとおり、小児神経専門医の数が少ないため、全国的にも予約から受診までに時間を要している状況で、上川管内の医療機関では、現在、初診で1カ月から3カ月待ちとなっており、自傷行為があるなど緊急性の高い場合は医師の判断で受診が早まることもあるようですが、基本的には予約順とのことから、現状では予約から受診までの期間を早めることは困難な状況です。このような状況の中、子供の成長、発達に不安を感じ、診断を受けたい、専門機関に相談をしたいと願う保護者にとって、受診までの時間が長く経過してしまうことの精神的負担は大きいと考えますことから、今後も児童相談支援センター虹を初め、のぞみ園、保健福祉センター、子育て支援センターゆら、保育園など子供がかかわる全ての機関が相談窓口となり、支援を必要とする保護者や子供に適切な支援が可能な限り速やかに行き届くよう連携に努めてまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
質問 4番 喜多武彦
2つ目の質問に入ります。