斜里町議会 令和3年9月会議 2021年9月15日
(1)デジタル化の推進について/(2)交通弱者救済のための地域公共交通について/(3)学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について/(4)学校給食調理場の環境整備について
2021年9月15日、斜里町議会の一般質問で、海道徹議員が「デジタル化の推進について」「交通弱者救済のための地域公共交通について」「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」「学校給食調理場の環境整備について」について質問し、町長 馬場、教育長 岡田が答弁しました。
- 質問者
- 海道徹 議員
- 答弁者
- 町長 馬場、教育長 岡田
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 海道徹
それでは通告に従い、4項目について一般質問をいたします。1項目め、デジタル化の推進についてお伺いをいたします。コロナ禍により特別定額給付金のオンライン支給などで、デジタル化の推進が注目されています。行政手続きがオンラインやスマホで完結するような利便性の向上だけではなく、地域コミュニティ対策、教育、介護、子育てなど、福祉や医療などでの働き方改革など、本町においても幅広い面で大きな効果が期待できます。そのためにも、町民一人一人が便利で活力ある生活を実感してもらうためにも、誰一人取り残さないをテーマにしたデジタル社会の実現が重要だと考えます。本町における各種デジタル化推進について、お伺いをいたします。1点目、デジタル化に欠かせないマイナンバーの普及状況と推進について。二つ目、公式LINEのような分かりやすいデジタル総合窓口を設置すべきでは。3点目、高齢者や障がい者等への配慮で、全ての人に利用しやすいデジタル化支援を今後どのように進めていかれるのか。お伺いをいたします。次に2項目め、交通弱者救済のための地域公共交通の在り方について、お伺いをいたします。移動が困難ないわゆる交通弱者が社会問題となっています。高齢者が自動車に代わる公共交通が不十分なために、免許が返納できず運転せざるを得ない現実があります。コミュニティバスを含め、公共交通がこの町に根差して充実したならば、町民の外出による健康維持、疾病の抑制や町の経済活性化、就業機会の増大など地域公共交通の枠を超えて、地域、自治体の発展につながると考えます。今後の地域公共交通の在り方について伺います。1点目、しゃりぐるを基本とした新たな地域公共交通の考え方について、お伺いをいたします。3項目め、学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について、お伺いをいたします。文科省は、平成2年9月に、学校の働き方改革を踏まえた部活動改革を示し、令和5年以降、休日の部活動を段階的に学校部活動から地域部活動への転換を図るとしています。教育委員会として、この部活動改革をどのように考え1年間実践されてきたのか、お伺いをしたいと思います。1点目、今後の部活動改革への取り組みについて。2点目、今後、活動を担う総合型スポーツクラブ等の現状と課題は。3点目、今後の指導者の育成について、お伺いをいたします。最後に4項目め、学校給食調理場の環境整備について、伺います。地球温暖化による気候変動で近年異常気象が続いています。今年の夏は連日気温が30度を超す猛暑日が続き、気象庁においても、命の危険がある暑さで、一つの災害と認識しているとも発表されています。さて、このような猛暑に加え高温多湿など、調理器具を取り扱う給食調理場での調理員の方々が、これからも安心安全で働き、子どもたちに美味しい給食を提供するための環境整備は大変重要だと考えます。1点目、現在の労働環境、職場の環境はどうなっているのか、現状をお伺いいたします。2点目、学校給食センターの民間委託への考え方について。以上4項目について、町長および教育長の見解をお伺いいたします。
答弁 町長 馬場
海道議員のご質問にお答えします。はじめに1項目めの、デジタル化の推進について、お答えいたします。まず1点目の、マイナンバーカードの普及状況についてですが、令和3年9月10日現在における交付状況としては、町内の交付枚数は3835枚であり、交付率は33.9%となっています。全道平均の交付率は32.4%であり、若干上回っている状況です。次に、マイナンバーカードの普及推進に関しては、日中は働いている方でも手続きが行えるよう、夜間申請窓口を開設し、取得率の向上を図っています。令和元年11月より開始し、これまで1430名以上の方が手続きを行いました。また、今後の活用拡大に向けた国のスケジュールとしては、10月より医療機関や薬局での健康保険証としての利用が始まります。これからは特定検診の結果や処方薬の履歴が確認できるようになるほか、高額医療費の手続申請が免除されるなど、マイナンバーカードで利用できる行政サービスが拡充されることで、より一層の普及が進むものと期待しているところです。次に2点目の、わかりやすいデジタル総合窓口の設置についてですが、現在斜里町において、公式LINEを1アカウント保有しています。当初、このアカウントにて、子ども、子育てに関する情報周知等の活用を進めておりましたが、現在は新型コロナウイルスワクチン接種予約として利用しているところです。今後の活用方法については改めて検討していきますが、スマートフォンの普及により、LINEなどのアプリを活用して手軽に事務手続き等を行える仕組みが行政においても求められていることから、今後も効果的な運用方法について検討を行ってまいります。次に3点目の、高齢者や障がい者に配慮したデジタル化支援についてですが、現在、町のホームページのユニバーサルデザイン化について準備を進めています。このことにより、町のホームページにアクセスすれば、誰もが簡単な使い方で必要な情報を手に入れることができるよう、仕組みを整えているところです。また、現段階において、全ての方がデジタル化の運用の上で、情報の取得や手続きが行えているわけではありません。その点については、これまでもほっとメールの登録やワクチン接種予約等の手続について、操作が困難な方に対して職員がその作業をお手伝いしていたように、町民の方のニーズに応えながら、適切な運用を図っていきたいと考えていることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に2項目めの、交通弱者救済のための地域公共交通についてお答えいたします。市街地巡回バス、しゃりぐるは、平成29年4月から本格運行を開始し、今年で5年目となっております。平成29年度に策定をした斜里町地域公共交通網形成計画においても、健康で歩いて暮らせるまちの実現と、安全・安心で持続可能な交通体系を目指しております。この計画の柱であったしゃりぐるは、スクールバスの空き時間に運行できる本数や時間体に制限もあり、コロナ禍も重なる中で、時に空車で利用客がいない状況があるなど、利用人数の伸び悩みが継続した課題であります。今後に向けては、令和5年度から始まる次期計画策定にあたって、課題解決のための情報収集や手法の検討が必要となってきます。その中では、交通事業者の経営圧迫とならないよう配慮しながらも、近隣では網走市の取り組んでいる、AIバス・タクシーの導入など、運行時刻や停留所の見直しも含め、町民本位の可能な限り改善に向けた検討を進め、具体的には地域公共交通活性化協議会において協議を進めていくこととしております。まだまだ具体的な検討内容となっていないところでありますが、利用者の声に耳を傾けながら、地域公共交通の見直しに向けて取り組みを進めていきますことを申し上げ、2項目めの答弁といたします。3項目および4項目めは、教育長よりお答えいたします。
答弁 教育長 岡田
次に、3項目めと4項目目のご質問については、私からお答えいたします。まず、3項目めの、学校の働き方改革を踏まえた部活動改革についてのご質問の1点目の、今後の部活動改革への取り組みについてですが、斜里町では、平成31年3月に道教委の方針に基づいた町のアクションプランを策定し、部活動指導に関わる具体的な取り扱いを、斜里町立学校の部活動の在り方に関する方針として整理しています。また、各学校では、この町の方針に基づいた活動方針を定めており、原則として平日は少なくとも1日以上、土曜・日曜の週末についても1日以上休養日にするなどの取り組みを実施しています。これらを踏まえまして、議員ご指摘のとおり、令和2年9月に文科省からさらなる部活動改革に関する方向性が示され、部活動は必ずしも教師が担う必要のない業務であり、部活動改革の第一歩として、休日に教師が部活動の指導に携わる必要がない環境の構築と、一方で、部活動の指導を希望する教師は、引き続き休日に指導を行うことができる仕組みの構築を目指すとしています。その具体的な方策として、令和5年度以降に休日の部活動の段階的な地域移行があり、斜里町としましても、このような全国的な流れの中で、近隣自治体の動向も踏まえた上で、今後の検討を進めていかなければならないと考えております。次に2点目の、総合型地域スポーツクラブ等の現状と課題についてですが、文科省が示す地域部活動の運営主体は、退職教師、地域のスポーツ指導者、スポーツ推進委員、生徒の保護者、総合型地域スポーツクラブ、民間のスポーツクラブなど、多様な主体が想定されています。このうち総合型地域スポーツクラブについては、第2期斜里町スポーツ推進計画の策定に向けて検討しましたが、斜里町では設置に至っておりません。その理由としては、町内ではスポーツ少年団による有意義な活動が行われているため、安易に現状の体制を崩すことは得策ではないこと、総合型地域スポーツクラブのキーパーソンであるクラブマネージャーの人材確保が困難であること、公的な財政支援がないとクラブの運営が難しいなど、課題が多いことが挙げられています。しかしながら、今後の学校部活動の受け皿を確保する上で、総合型地域スポーツクラブはその選択肢の一つとして期待されることから、将来的な導入の可能性については引き続き検討することとしています。次に、3点目の、今後の指導者の育成についてですが、現状ではスポーツ協会やスポーツ少年団本部会、それぞれの加盟団体において指導者の育成、確保に尽力されているほか、町としても、各種スポーツ講座による指導者の掘り起こしや、関係機関と連携した指導者向け講座の開催等による、指導者の育成支援に努めているところです。これらにより、地域におけるスポーツ指導者は一定の育成が図られているものと認識しておりますが、今後、休日の部活動の段階的な地域移行の検討が必要となりますので、スポーツ指導者のさらなる確保が図られるよう、引き続き関係機関と連携し、指導者の育成支援に努めていきたいと考えています。次に、4項目めの、学校給食調理場の環境整備についてお答えいたします。はじめに1点目の、現在の労働環境としての職場の現状はについてですが、現在の給食センターは、平成2年の施設建設から31年が経過し、老朽化が進んでいるものの、この間、計画的に設備の整備、更新等を行い、安心安全な給食の提供はもちろんのこと、調理員の作業効率の向上も図っているところです。議員ご指摘の暑さ対策でありますが、今年は特に暑い日が続いたことから、調理に伴う熱と相まって厨房内の温度が上昇し、現在設置しているエアコンだけでは、十分と言える効果が得られなかった状況があったため、これは通常時から行っていることではありますが、適切な休息、休憩をとりながら調理作業を行うなど、調理員の健康面に考慮した対応を行っているところです。このような状況を踏まえ、現在使用している厨房内のエアコンは、平成23年度に整備したものであり、設置箇所も1カ所のみであるため、今後、更新や増設等の検討を進めていきたいと考えています。次に、2点目の、学校給食センターの民間委託への考えは、についてですが、まず、管内の状況につきましては、清里町、小清水町を含め、九つの給食センターで調理業務の外部委託を行っており、全道的には約半数のセンターが外部委託となっています。斜里町につきましては、第6次斜里町行政改革実施計画の中で、行政事務のスリム化と民間雇用の拡大が図られることや、民間活力による業務の質の向上を期待し、計画期間である令和元年度から令和5年度までに検討することとしております。これまでの検討状況でありますが、近隣の給食センターでの実績や町内の医療施設および老人福祉施設等での給食業務の実績がある複数の民間事業所を中心に、実際に受託が可能であるのかなど、初期の段階の聞き取りを行ったところ、さらなる条件面等での詳細な協議は必要ですが、受託に関しては、複数の事業所から前向きな回答をもらっているところです。今後につきましては、施設の老朽化への対応や調理員の確保などの課題および近隣自治体の動向も踏まえまして、慎重に検討していくことを申し上げ、海道議員への答弁といたします。
再質問 海道徹
それでは、再質問をさせていただきます。デジタル化の推進、これについては行政サービスのオンライン化も含めて、これは2019年度5月のデジタル手続き法の施行から、本人認証がマイナンバーカードによってできるということから一気にこのオンライン化、デジタル化が進んだと認識しています。そして、今、町長から答弁をいただきました斜里町のマイナンバーの普及率、これは全国でいいますと、今、日本の人口が約1億2500万人ぐらいですか、それの大体38%が、カードを持っている。つまり、4500万人ぐらいの数になります。率にしたら38%と言っていますけれども、斜里町も他町村よりもかなりカードを持っている町民の方が増えてきているのかと思います。普及の状況ですがこれは理解しました。国のスケジュールはこういうふうに進んでいくのでしょう。国もそうですけれども、2点目の、わかりやすいデジタルの総合窓口という設置ということですけれども、自治体でいえばワンストップ窓口も含めて、つまり一つの窓口に行くといろいろな複数の手続きが簡単にできるということで、全国の自治体も約8割が、今後こういうデジタル化に向けて進めていきたいという考えを持っているようですけれども、今時点で斜里町は、町長はどのようにワンストップ窓口も含めて町民の方が利用しやすい、そういう何カ所も行かなくてもいい、その窓口一つである程度の、全てはできないですけれども、ある程度の手続きが済むと、そういう取り組み、今の段階で町長はどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
まさにデジタル化によって、プラス面というのはワンストップで手続きが進むということですし、簡略化もするということだろうというふうに思っています。現在のところ、まだそこまで至っておりませんので、具体的によく言われるのはスマホだけで、パソコンがない家、そういうところはまだまだたくさんあるというか、限られる世帯だろうというふうに見ざるを得ません。まさに、このスマートフォンがコンピューターと同じと思っていいわけですから、それをいかに使いこなせるかということかと思います。このスマートフォンでさまざまなことが可能になっていくのが、このデジタル化だなというふうに思っていますので、そういう仕組みづくりを今後も積極的に調査しながら進めていく必要があるというふうに捉えております。
再質問 海道徹
今、町長がおっしゃったスマホを持っていることと使いこなすというのは、また別な問題と思っているのです。当然このデジタル化というのは、止めようがないのだろう、これから進むしかないのだろうと思うのです。特に通信も、もう5Gが当たり前の時代になってくるのだろう、いろいろな速度の面でもそうです。しかし、持っている方がいかにそれを使うかというのは、しっかりと整備して用意しても、持っている方が対応できなければ何もならないわけですから、全くそう思うのです。そこで私は、このデジタル化推進に向けて、この3点目の再質問をしたいのです。この高齢者、障がい者に配慮したと書きましたけれども、町民の皆さん、やはりこのデジタルに疎い方が非常に多い、わからないと言うのです。特にマイナンバーを作らない人のお話を聞くと、今でも誤解した考え方を持っている人がいる。一体これ、本当に必要なのと、利便性を感じないと、そして理由には、マイナポイントも含めてポイントがつくからつくったのだという方も多々おられます。これも終わりましたけれども、やはり必要性を余り感じていないと言うのです。役場に行くのが面倒くさいという意見もありましたけれども、こういう面でデジタル、やはり理解してもらうということは大変、私は必要だと思うのです。町民の方に、これが総務省で今回9億3千万円ぐらいの予算を計上しました。これはデジタルを理解してもらうということで、そういう講座を開くと、各町村で。そして委託先が自治体と商工会そういうふうになっている。しっかりこういうところを利用して、町民の皆さんに周知するべきだと思いますけれども、その点、町長どうお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
まさにこの、せっかくあるものを、しっかり使い方がわからなければ、宝の持ち腐れになると思います。スマホもどこまで持っているかというのが、いろいろありますけれども、今の高齢者もかなりの率で、らくらくホンを含めて持っている方もいらっしゃると思いますので、そういう意味では、それを使いこなす、この講習会等々含めて、そういう機会を持つことがやはり大事だろうというふうに思っています。このデジタル化に直接関係ありませんけれども、例えばスマホの通信会社は、自社の機器を購入してもらうということも含めてでしょうけれども、スマホの使いこなし講座みたいなものを、自主的にやっている事例も現在ありますので、そういうことも上手に利用しながら、一人でも多くの人がこれを使いこなせるように、いろいろ便利な中に、怖いリスクもありますけれども、そんなリスクも認識した上で使うということが大事だと思います。そういう情報提供、理解できる場、機会、こういったものをさまざま国でも努力をしようとしていますので、その辺と連動しながら、できるものはやっていければと思います。
再質問 海道徹
本当にハードという面ではよく言われますけれども、やはりソフトの面、そこら辺が本当に大事なのかなと、そういう面では町民の皆さんの理解を得る、それがまたひいてはマイナンバーカードの普及促進にもつながるのだと思うのです。そこら辺は取り組んでいただきたいと思います。次に2項目め、再質問をさせていただきます。しゃりぐるは平成29年から運行されていますけれども、答弁書にもありますとおり空気だけを運んでいるだとか、いろいろなことも言われました。しかしこれは、始まってからすぐ効果が出る事業ではないのだろう、求めたのは町民の人も求めていますから、やはりつくった以上、運行している以上利用してほしい、これは、私もしゃりぐるをやるべきだと提案した一人であります。やはり責任を感じていますけれども、しっかりとつくった以上、町民の皆さんにも利用していただきたいと思います。今、網走がどこバスということでやっている。そういう面でこれもスマホで予約するということですけれども、やはり高齢化、非常にこれどこまで対策をとればいいのかというのは悩ましいところなのですが、説明の中で言いましたけれども、間違いなく返納したいけれどもできないのだという状況がある、これは事実なのです、特に地域にいる人たち。本当は家族の人たちが協力して、送り迎えも含めて、買い物も含めて協力することが、私は一番の解決だと思うのですが、なかなか、おじいちゃん、おばあちゃん二人で暮らしている独居、それから今、若い世代も親と一緒に暮らさない時代になってきた。非常に人口は減っているけれども、世帯数が減らないというのは、やはりそういうことだと思うのです。そういう面では、きめ細やかなどこまでできるかはありますけれども、今後このしゃりぐるを基本としてしっかりとそういう求める人たちに対応できる地域公共交通であってほしいと思います。もう一度、答弁をお願いいたします。
答弁 町長 馬場
おっしゃるとおり、まずこのしゃりぐるは町民の皆さんから、町内の移動のための足の確保ということで要望をいただきながら何ができるかということで市街地、郡部、ウトロと分けながらそれぞれの方式で、足の確保に取り組んでまいりました。しゃりぐるについては先ほど答弁でお話ししたように、やはり利用がいまい一つ、ないという感じは印象としてどうしても立つのですけれども、先ほど言ったように求める、この地域公共交通とは何なのだろうかと。このスタイルは求めている方法ではないのかなというのも、ちょっと考えざるを得ないのです。やはりニーズに沿ったやり方でなければ意味はないし、もちろんいくらでもコストを掛ければいいというものではありませんので、そことの兼ね合いで、網走のどこバスの例もお話がありましたけれども、これはスマホを使って予約をするということですから、まさにそのことができないと思うような利用につながらないのです。おそらく簡単、先ほど私が、例えば民間でやると言ったのは、まさにそういう部分を、そういう営業所でやって、スマホ教室をやって、実際に予約してもらうと。それでやれるのだという実感を持って今後の利用につなげようという、そういう試みだったのです。だからそういうやり方をしていくと、どこバスだけではなくて、スマホを使っていろいろなことができるというのを実感として、いろいろなことが可能になっていくと思いますので、これは一つかと思いますが、本題の公共交通と地域公共交通という部分で言いますと、やはりデマンドです。どこからどこへ行きたいと、いつ行きたいというものに沿うという意味では、しゃりぐるは、決まった時間に、決まったルートしか走らないというここの差が一体どうなのかということです。やはり真剣に検討すべき事項だろうなというふうに捉えており、そのことは原課のほうもしっかり認識しておりまして、新しい地域公共交通網形成計画、これをつくるに当たっては、その辺も踏まえながら取り組んでいきたいという考えでおります。
再質問 海道徹
やはり町民が何を求めているのか、どんな制度、事業でも本当に大事なのかと思います。理解をいたしました。それでは3項目めについて、教育長の見解をお伺いしたいと思います。部活動改革、僕は本当にすごい名前だなと、改革、部活動まで改革するのかという思いが実はあるのです。これは文科省が去年の9月に示していますけれども、学校部活動から地域部活動、これは令和5年、これを進めるのですが、まず私、担う人達、総合型スポーツクラブと出ていますけれども、担う人たちですよね。当然、斜里町にはそういう設置がない、そういう中でこれをやっていかなければならない。これ、努力義務ではないですよね。どうなのでしょうか、その辺、お伺いしたい。
答弁 教育長 岡田
国のほうから、非常に大きな方針が示されたなというふうに受け止めています。そもそもは教員の働き方改革というところから始まって、教員が何でこんなに多忙なのかという中で、非常に部活動の指導というところが大きな負担になっていて、ここの改革抜きには働き方改革そのものはもう進まないということで、思い切った対応方針を示したということだと思います。部活動の教育的意義というものは、本当に高いということは確かなのですけれども、ただこれが今、教師の献身的な勤務で何とか支えられているということ、これがもし大事な活動であって持続したいということであれば、この体制ではもう維持できないと、持続の可能性を考えると、どうしても部活動の、運営の仕組み自体を変えないといけないというところで国が踏み込んできたのかなというふうに思います。ですから、これは本当に大きな、国が示した大きな中身ですので、いろいろなやり方があると思うのですけれども、先進事例も見ながら可能な限りの対応を、方向性としては何とかこれの対応を進めていかざるを得ないのかなというふうに受け止めております。
再質問 海道徹
1点まずお聞きしますけれども、教育長はこの部活動を教育として考えるのか、どうなのでしょうか。子どもたちの部活動というのを健康維持だ、体力増進だ、そうなのか。教育として大切なものだと考えるのか、教育長の考え方、教えてください。
答弁 教育長 岡田
部活動の意義というところだと思うのですけれども、当然スポーツ系の部活については体力向上や健康維持という側面も当然あると思いますけれども、学校でなぜやっているかといえば、これは非常に教育的な効果が高いということです。責任感や連帯感ですとか、そういったことの肝要も含めて非常に学校教育の目指す資質能力の育成に資する活動であるということで、これはもう学校の教育活動の一環であるというふうに位置づけています。これは第一義的に、やはり教育のために行っていると、そういう位置づけであるのかなというふうに思います。
再質問 海道徹
教育の一環だと、教育なのだということで私も理解しました。やはりこういう中で学校部活動から地域に移すということになれば、当然担い手、これは全国の総合スポーツクラブ関係の調査、これ大きな調査ですがありましたけれども、全国に3400近い総合型スポーツクラブがある。今回の文科省の示した案に対して、民間の総合スポーツクラブがこの1年間に協力したというところは、13%ぐらいしかないのです、全国で。北海道はちょっとわかりませんけれども、この13%、これ1年間で非常に民間の協力がない、なかなかお手伝いをする人がなかなかいない、そして行政もです。財政的になかなか民間のそういうクラブに支援もできないという現状が出ていましたけれども、今後、斜里町が文科省の方針に沿って、今後やっていくとしたらどういう考え方を持っていくのか。今、現状斜里にはないですからそういう設置が、どういう形に持っていくのか最後にお伺いをしたいと思います。
答弁 教育長 岡田
地域部活動に移行していくということで、先ほど答弁で申し上げましたけれども、その担い手はどういう形態なのだというところはさまざまあるという、その中の一つとして総合型地域スポーツクラブがあります。ただ、この総合型地域スポーツクラブについては非常にハードルの高い、そんな簡単にできるものではないというふうに考えていますし、やはり大きな都市部であればそれなりに人材の確保ができたりというところはあるかもしれませんけれども、特に人口規模の少ないところではより困難性が高いのではないかなというふうに思っています。この総合型というのは何が総合かといえば、単一のスポーツ種目だけではなくて、いろいろなスポーツの種目を扱いなさいと。それと特定の世代だけではなくて子どもからお年寄り、あるいは障がい者も含めて、あるいは初心者からトップレベルの競技者までもさまざまな人があそこで活動できるような形をつくりなさいと。そして定期的、継続的なスポーツ活動を行って、そこに質の高い指導者を置きなさいということですから、それができれば理想ですし、そういうところがその事業の一環として、事業の一つとして部活動の分を担っていただけるということになれば、これは本当にありがたいことであると思いますけれども、なかなかすぐにその形をつくれるかといえば、相当困難性が高い。そういう意味では、それ以外の、まずは地域移行という部分では、そういったしっかりした組織をつくることありきではなくて、何とか今いる、あるいはこれから育成する指導者の方々にご協力いただいて、まずは第一段階というのは土日だけでも地域の方々が何らかの形で担っていただけるような仕組みというのを模索しなければいけないと思っていますので、国も今年から全国に拠点校というのを設置して、そこで実践研究を進めると言っています。令和5年に向けて、そこの実践研究結果を、成果を広く情報発信していって、そういった情報も踏まえて全国のほかの地域が今後の移行についての検討材料にしてくださいと言っておりますので、そういった先進事例も情報収集しながら、うちの町でどういった地域移行ができるのかということを慎重に検討していきたいなというふうに考えております。
再質問 海道徹
地域移行という意味では、今、教育長がおっしゃった、やはりそういう地域の人たちにいかに協力してもらうかということは、私もまさしくそのとおりだと思うのです。そういう人たちの協力を得ながらしっかりと部活動を、教育の一環としてしっかりと取り組むことも含めてお願いをしたいと思います。次に、最後になりますけれども、給食センターの答弁をいただきました。センターも非常に古い建物になっています。そういう中では、中で働いている方々もいらっしゃいますけれども、私も常任委員会の所管調査でも何度か行きましたけれども、ただ、現状を見るとやはりなかなか狭い、これはもう古い建物ですから面積的にも狭い。そういう中で1日1200食ぐらいつくるのですか、もうちょっと多いですか、少ないですか。そういう中で作っている、中で働いている、本当にスペースのない中で大変なのだろうと思うのですが、エアコンをつけるしかないと答弁いただきましたけれども、今後、建て替えを含めて、そこには民間委託も考えていくのだろうなと思うのですが、今後、検討していくと、慎重に検討していくと、他町村の状況も踏まえてどのくらいの期間、検討していくのでしょうか。当然、これ先ほども町長、副町長も、やはりこれからの時代、優先順位を含めて、いろいろな面で古い公共施設がたくさんあります。そういう中でこの給食センターの位置づけ、どのように考えられているのか、教育長の見解を伺います。
答弁 教育長 岡田
民間委託の関係、基本的には調理業務の部分というのが一番大きなところであると思いますけれども、詳細はどこまで委託に含めるかとか、いつからやるのかというのは、まだこれからですけれども、今、検討期間として定めているのは令和5年度までに検討するということですので、その中ではしっかり検討していきたいなというふうに思っております。議員がおっしゃるとおり、単に委託の部分だけ切り離して考えられないところがあって、やはり施設の老朽化の部分、それをどういうタイミングでどういう手を入れていくのかということも含めて考えなければいけないと思っています。いずれにしてもこの給食、1日1100食ぐらいつくっているかと思います。年間で22万食です。これを毎日毎日、本当に食中毒も出せませんし、アレルギーにも対応しなければいけないですし、学校給食はいろいろな調理場の制約がある中で、またそこで地元食材をうまく使いながら、さまざまな制約の中で現場職員は工夫し、苦労してやっていただいて、その給食はやはり学校の現場でも本当楽しみにみんな、児童生徒がいただいているということです。この仕組みを、それこそ持続可能にしていくための方策、できれば当然コスト的にも下がればそれが一番いいですけれども、この民間委託の検討の中で、いろいろ知恵を絞って学校の給食提供というのが持続できるように、検討を進めていきたいなというふうに思っています。
再質問 海道徹
本当に食育という面でも、本当に子どもたちの給食、これ本当に育つ環境の中でも本当に大事なところだと思うのです。調査で行ったときも、やはり職員の人たちが、本当に食中毒でも出たら大変なことです。しかし、そういうことのないように、本当に一生懸命、汗水垂らしてやられている。その姿には、やはり感謝を申し上げたいと思います。そういう面では食育という面で1点だけ、町長にお聞きしたいのですが、給食センターの在り方を含めて町長はどのように、今、令和5年までに検討すると言っていますけれども、町長はどのように考えているのでしょうか。
答弁 町長 馬場
今、教育長がお答えしたように、5年までに民間委託等について可能性を検討して、一定の結論を出す。一方でセンターそのものの施設が老朽化している中で、あの場所がいいのか、違う場所も含めてここは考えていく必要があるなということで、常に協議をしておりますので、そういう意味では、私と教育長が違うという部分ではございません。