斜里町議会 令和2年6月会議 2020年6月24日
(1)新型コロナ、第3波以降に備えた関連予算・財源確保をどう考えているか?/(2)コロナ後の高齢者・子供・家族を守る避難計画対策は?
2020年6月24日、斜里町議会の一般質問で、久野聖一議員が「新型コロナ、第3波以降に備えた関連予算・財源確保をどう考えているか?」「コロナ後の高齢者・子供・家族を守る避難計画対策は?」について質問し、町長 馬場が答弁しました。
- 質問者
- 久野聖一 議員
- 答弁者
- 町長 馬場
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 久野聖一
2項目の一般質問をさせていただきます。1項目め、新型コロナ、第3波以降に備えた関連予算・財源確保をどう考えているか?です。3月議会において一般会計、特別会計の各事業に対する今年度の予算執行が承認、可決されましたが、新型コロナウイルス感染防止対策により未執行の事業、新たに必要な事業など二分化されています。すでに議会費をはじめ減額更正された予算が出始めています。すでに中止が決まった戦没者追悼式などの経費、竹富町、弘前市などの交流ができない経費などは、年度末には減額更正予算となりますが、その時点では予算を無駄なく効率的に使えません。まず、事業の継続を前提に掲げ、一歩踏み込んだ予算の一時執行を見合わせる。例えば地方への移住や男性の育児参加を後押しするテレワーク推進事業や、すでに3カ月が経過する協働によるまちづくり推進事業、産業まつり助成、芸術文化後援事業助成、スポーツ合宿誘致助成など、各部にわたり総チェックして予算の配当を一時見合わせ、医療提供体制の強化、休校後の学校対策、子育て世代対策、経済対策などに効率的に使っていただきたいと思います。町長の考えをお聞かせください。次に、2項目めは、コロナ後の高齢者・子供・家族を守る避難計画対策は?です。新型コロナウイルスのまん延により、今年、英国のグラスゴーで開催予定の第26回気候変動枠組条約締約国会議COP26が1年延期となり、異常気象などによる世界の潮流対策が取れない中、台風短時間強雨などが本年も襲来することが考えられます。従来の避難計画のほかにコロナウイルスにより密を避けた避難行動が、社会的弱者を救うことにつながると考えます。コロナでの在宅が増える中、いろいろな避難行動が示されていました。在宅避難、マイ避難先を決めておくこと、ホテル、旅館などの活用など、感染を避けるという課題と付き合いながらの避難計画を早急に作るべきと考えます。町の対策をお聞かせください。
答弁 町長 馬場
久野議員のご質問にお答えいたします。はじめに、1項目めの、新型コロナ、第3波以降に備えた関連予算・財源確保についてのご質問にお答えいたします。まず、今回の新型コロナウイルス感染症の対策事業について、給付金事業を除いた事業費は、第2回補正予算計上分までの総額で1億2682万8千円に達し、今後も各方面の補助事業の募集が進められている中、町としても感染拡大の防止、産業振興の観点から必要な事業を進めていく考えでおります。他方、これらの財源については地方創生臨時交付金や補助金、地方債を有効に活用しながら財政運営を進める考えでおりますが、長丁場と目される今後の流動的な事態に対応するためには、一般財源の確保が重要であると考えております。そのため、すでにこの第2回補正予算でも事業の中止や縮小などが明確となった事業費から更正をしておりますが、議員ご指摘のとおり、今後予定されております各種事業についても、関係団体と調整を図りながら実施の可否について判断し、実情に合わせた予算となるよう順次補正を行う考えでおりますことを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、コロナ後の高齢者、子供、家族を守る避難計画対策についてお答えいたします。災害時の対応に必要なポイントとして、一つ目は、防災ハザードマップをもとにご自宅や学校、職場などの日常の生活エリアにおける災害リスクを確認しておくこと。二つ目は、町や気象台が発令する警戒レベルにあわせて、避難準備を整えていくこと。三つめは、ご家族で集まる避難場所と、移動するための手段を確認しておくこと。四つ目は、必要な情報を確保すること、など一人一人が常日頃から、いつ起こるか分からない災害に備えをしていくこと、これらの考え方に変わりはありません。次に、避難行動において感染症対策をどのように行うかについてであります。コロナウイルス感染症に対する今後の見通しが不透明な中、避難行動の際の感染防止を図る対応が欠かせません。特に避難所の運営については、3密の回避、検温および消毒を行うことが必須となりますが、これまでのように一つの場所に多くの方を避難させるのではなく、避難所施設の区分使用の他、災害時協定を締結しているホテル等、民間事業所の協力を仰ぎながら密になるリスクをできるだけ回避するよう、対応することも必要です。さらには議員のご質問にもありましたとおり、自宅での安全が確保できる場合にはそのまま自宅にとどまるという在宅避難の形をとり、避難が必要となった場合には避難所へ移っていただくという選択肢も想定するなど、これら感染症対策を意識した避難あるいは避難所マニュアルの策定についての検討をしているところです。いずれにしましても、災害状況に応じた行動をとることが重要であり、そのために必要な情報を広報やホームページ、ほっとメールで配信を行いたいと考えております。あわせて、来月発行される広報7月号においても防災対策について特集しておりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。今後とも、町民の生命を守るため取り組みを進めていくことを申し上げ、久野議員への答弁といたします。
再質問 久野聖一
再質問させていただきます。最初に、コロナ感染症関係の財源確保などについてお聞きします。説明文の中で各種団体の助成について名指しで言いました。大変気分を悪くされている方もいらっしゃると思います。助成金の流れとしては、助成金の議決、予算の配当、補助の交付申請の決定、額の確定、精算など、流れは自分で勉強したつもりです。先ほど述べた各種団体の助成金に関しては、その団体を名指しするのではなく、全般に皆で100年に1回の大禍、国難ということで町にものしかかっているので、十分協議した上で減額更正を早めにして意思決定をして使っていただきたいという気持ちです。決して各団体の気分を悪くするものではないのでどうぞ理解を願いたいと思います。一点目に町長に聞きたいのは、年度間の財政の不均衡を是正するための積立金、財政調整基金がありますが、今年よりも来年のほうが予算的に厳しくなると思います。この財政調整基金をコロナに対して投入する考えはあるのかないのかお知らせください。
答弁 町長 馬場
団体のことだけをおっしゃったとは思っていなかったのですが、町の事業として3月の予算議会でお認めをいただいた。それは確実にすることが必要だから予算を決めていただいたわけですし、確実に進めていくことが大事だろうと基本的に認識しています。ただ、密を避ける等々、物理的にできないものが各種これまでも中止や延期をしてきていますから、それらの状況を見ながら判断をし、団体との兼ね合いがあるものについては、協議をしながら結論を出していくことが基本だろうと考えています。決して無駄な事業を予算化しているわけではありませんので、そういう点では必要なことを予算化していただいたつもりでいます。その前提でこれからも進めていく考えでいます。その上で、さまざま感染症対策や経済対策、これから財源がどの程度必要になってくるのか。それ以前にどれだけの対策を必要とするかの部分がまだ見えてこない状況です。さまざま減額更正をする中で生み出していく部分も考えていかなければなりませんし、さらには国からの地方創生臨時交付金も二次の補正の分がまだ総額2兆円は示されていますが、具体的に各自治体への配分額が示されていない状況です。その交付金の状況等を見ながら判断をする必要があるだろう。財政調整基金については、必要な時には当然のごとくしていく。その場合には5年の中期計画でお示ししたとおり、大変厳しい財政運営をしなければならないということですから、それを取り崩すということは、先を我慢するとイコールだと捉えています。しかし、必要な時にはそれもやらなければいけないとも思っています。そこを判断するのは今ではないと思っていますので、今後の推移を見ながら判断していきたいと考えています。
再質問 久野聖一
並々ならぬ決意をもってやっていただきたいと思います。政府は第2波以降対策の財政の資金として、予備費の10兆円を投入するといっています。斜里町にも財調のほかに例月出納結果などで2億円くらいの留保財源が見て取れます。そういったものをそっくり使えるのではないかと思いますが、それについてはどうお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
それは年度が変わってまだ歳入として計上していない部分を指していらっしゃるのかと思います。これについては、例年同じようなことですが、確定した暁に年度途中で新たな事業をするなど、当初に組み立てができない事業等の財源として考えており、全体の中で有効活用するという精神は同じだろうと思っています。
再質問 久野聖一
財源については明確な答えがいただけたので、それをどのようなものに使っていくか、四つの大きな柱を出しました。医療、子育て、教育、経済対策で、経済対策に関しては、今期重要な柱、先月の議会でも今月でも7月でもまた補正が出てやるということなので、そちらのほうはその時にまた協議することにします。心配しているのは病院のこと、医療体制です。それについてお聞かせください。斜里国保が先月の新聞などによると、3月中旬に外来を一時休止しました。小清水日赤もそうだと新聞に載っていました。前年対比10%から15%減少。今後、秋になってコロナのほかに従来のインフルエンザが必ずやってくると思います。その時の発熱外来等の対策を練っておく。そういうことによって院内感染を避けることが大事ではないかと思います。そういった対策は明確に示されているのかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
今後の新型コロナウイルスの状況、これまでも経験していない部分なので正解が誰もわからない中でやってきました。今、少し落ち着きつつあるかということですが、この先の状況は誰もわからない。ただ、楽観してはいけないと皆共通認識でいるのではないかと思います。一方で、普通のインフルエンザが冬には流行ることも考えられるので、いずれにしてもそこは、普通のインフルエンザであればそれなりの治療薬がありますし、その前段としては、予防のワクチンをこういう時こそ多くの人に打っていただくことが重要なことだろうと思いますので、そういう啓発はします。それでもかかった場合に治療はしますが、それについてはワクチンがあるということです。この先まだPCR検査等でコロナウイルスの状況を把握する方法がまだ定まっていませんし、より簡便な方法でわかるのも少しずつ出てきており、この数カ月の中でそこが上手く切り分けできれば、今の発熱外来を維持しながら振り分けをすることしか今の段階では言えないと思います。いずれにしても、新型コロナウイルスの院内感染は避けなければなりませんので、そこには徹底的に注意を払って臨んでいきたいと考えています。
再質問 久野聖一
医療の施し方はわかりました。国保病院の構造上、コロナがまん延、北海道に第1波として来た時には、旭川市立病院は入り口から全部パーテーションでコロナの患者と一般患者を二分したと聞いています。斜里町の国保病院は構造上そうはできないと思います。何か具体的な対応を取っていかなければならないと思いますが、現時点で考えられる方策というかそういうものがあれば教えていただきたいと思います。
答弁 町長 馬場
今の段階でどのような方式を採るかは申し上げる状況ではありません。ただ、3月の段階で取り組んだことは、入り口を別にして今のリハビリ室を発熱外来として、一般の患者さんとは交じらないような取り組みをさせていただいていますので、それと同じ方法を取るかどうかは今の段階では言えませんが、そういう方法もあるし、これまでもやったということだけお答えさせていただきたいと思います。
再質問 久野聖一
二点目の、コロナと付き合いながらの避難所、新しい避難の体制についてです。斜里町の防災マップには、地震、洪水などその対策ごとの避難所が設定されていて、良くできていると思います。ただ、今回はコロナ対策ということで、密を避けなければならないいろいろな条件が出てくると思います。そこで、この三点は必須という事項が出てきています。まず、避難所の入り口での問診、ドアノブなど共用部の消毒、マスクの着用があります。例えばこの中の消毒液、問診であれば体温計、マスク。現在、斜里町で急に短時間豪雨などが起きてそういう事態になった時に、おおよそのこの三つの備蓄量は間に合っているのかどうかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
体温を計って状態を把握してマスクをする。特に高頻度で触れる場所は消毒をまめにすることは、避難所ばかりではなく全てにおいて、新しい生活様式において必要とされることです。それを避難所においてもしっかりやっていくということですが、そのための物が間に合うかどうかですが、今、お答えできる部分だけお答えします。マスクは8千枚備蓄している。体温計はこれから購入を予定しているというところだけお答えさせていただきます。
再質問 久野聖一
消毒液はどうでしょうか。
答弁 町長 馬場
はっきりとは言えませんが、一定程度間に合うように現状の中でも回せるようにしていますし、そこは常に対策本部等や政策会議でも大丈夫かという話も確認していますので、これもさらに点検をしていきながらやっていきたいと思います。
再質問 久野聖一
都会でのコロナ感染の状況、斜里町のような地方の感染状況を見ると、圧倒的に都会のほうが出ているのを見ると、心配されるのは、避難所に入った場合の分け方です。まず感染者を隔離する。次に、症状のある方を分ける。濃厚接触者が出た場合の部屋を分ける。このような三つを区分して使いなさいとなっています。しかし、斜里町としてはこれは大丈夫なのか、そこに避難する方々の密を避けた状態を保つ、ついたて、換気をするなどのことはしていかなければならないのではないか。例えば段ボールベッドを追加して入れる。置換換気システムの設置などあります。それらがこれから必要になってくると思います。先日、避難所における感染防止対策用物資、資材の備蓄などについて交付金が出るという案内があると思いますが、これは避難所のパーテーション、段ボール、マスク、アルコール消毒、ホテルや旅館などの借り上げ、人的に不足している場合はフェイスシールド、ボランティアの受付や輸送に必要となる費用なども対応するというような案内が来ています。こういった交付金を活用する自主計画を出さないと駄目ですが、これは活用する計画があるのか、すでに出しているのかどうかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
国の感染症対策には、当然こういう部分が入っています。一次の補正の中で、まず第一段階、その部分については計画を挙げて出しています。今後も、こういう避難所の対策を取る上でさらなる整備が必要な部分に関しては、加えてそういう計画も立てながら臨んでいくことになると思います。
再質問 久野聖一
令和2年5月29日締め切っておりと書いてありますが、もう一次は出しているということでよろしいですね。次に、最近の新しい情報の中で、局地的な豪雨対策、これが、例えば一般財団日本気象協会、日本アンテナなどの団体員で作る研究機関では、こういうものが発生するのは水蒸気の量で、線状降水帯発生リスクということで考えられ、十分使えるとテレビや新聞などで出ています。2021年には地上デジタル放送の電波を利用した水蒸気観測機器も投入して強化するとなっています。これは15時間前に自治体にメールで知らせることができるようになったとあります。これなどの情報を使えば住民にかなり早く周知することができると思います。こういうことなどを研究してやることも大事だと思いますが、町長はどう考えていますか。
答弁 町長 馬場
詳しいことを今お話しすることはできませんが、少なくともこれを出すのは気象台です。これらの情報等と情報収集は常にやっていますし、特に気象台とは広く町民の皆さんにお伝えする以前にその恐れがある場合には、あらかじめ情報提供を受けています。どこまで出せるかは常に連携をしながら出すタイミングは、私どもの勝手な判断で出せませんから少なくとも備えをする、心構えと発信をする準備はできるので、そういうことをしながらできるだけ早く町民の皆さまに情報提供をする考えでこれまでもきましたし、これからもそのつもりでいます。
再質問 久野聖一
町長のお答えの中に、正しい必要な情報を町民にこれから提供する。コロナと関連しながら町民に対する情報ということですが、先日、医療者、医師たちの発信の中にフェイク情報から国民を守るといった条件というか心構えが出ていました。一つ目が、誰が言っているのか。出典はあるかどうか。それがいつ発信されたか。リプライにどのような意見か、叩き、攻撃が目的ではないか。一旦保留してすぐに反応しない。最後に、公的機関の情報は確認したか。こういった頭文字を取って簡単に言うと覚えやすいように、だしりいたまご、これを徹底してはどうかということを医療機関の先生たちがフェイク情報から国民を守って正しい判断を伝えるための情報ということで、こういうことがあると述べられていました。7月に広報で町民にコロナ後の防災を徹底するのであれば、このような正しい判断をされるようなものも考えながら載せていただきたいと考えますが、町長はどう考えますか。
答弁 町長 馬場
正しい情報で行動しなければ大変なことにつながっていきますので、そういう判断をする姿勢、考え方や方法も町民の皆さんが等しく理解することが大事だろうと思います。7月の広報では見出しとして、見えない危機とともにまさかの危機に備えるということで特集をしていますが、残念ながらすでに編集は終わっていて印刷も上がってくる頃で、今からだしりいたまごは載せることにはなりませんが、何らかの機会にこのような啓発は1回出せばよいというものではないです。繰り返し広報でも言いますし、皆さん方もお一人お一人周りの方にお伝えすることがとても大事だと思いますので、それは私たちも同じですのでそういう心構えをしっかり理解して伝える努力をしていきたいと思います。
再質問 久野聖一
最後に、子ども、高齢者、障がい者、社会的弱者の対策ということで、どうしても家に閉じこもると暑い地域では熱中症にも同時並行して注意しなければならない。地域的にはそうないでしょうが、感染が疑われる方がいたら、今まで頻繁に連絡を取っていた人もどうしても腰が引けてしまうのではないかと思います。なかなかそういう男気を持ってやる人、女の人もいるでしょうが少ないと思います。そういう時に社会的孤立を防ぐ対策というものを町長はどう考えているのかお聞きして終わりにします。
答弁 町長 馬場
お年寄りや弱い方、この方々をどう見守りケアをするかについては、今回の自粛においても外出をしないでくださいということが、法によらない緊急事態宣言から始まっています。このことを斜里町民もそうですし、道民も生真面目というか駄目だといったら動かない、百歳体操にも行かない、それもやめるようになりましたが、そういうことで足腰が弱る、話す人がいない、そういうことによってストレスがたまってさまざまな弊害が起きてくる部分で大変危惧していました。そこについては、隣近所の日常の信頼関係や民生委員、児童員さんの普段の関わりの中で声掛けをしていただくなり決して孤立させないというか、一声掛けるだけで気持ちが安らぎますので、そういうことを常に意識して皆でやっていくことが大事ではないかと思っています。午前10時45分