斜里町議会 令和2年12月会議 2020年12月16日
(1)町民懇談会は、十分な理解が得られたのでしょうか?/(2)「やすらぎの苑」「えみある」等を擁する斜里福祉会、直面する困難に対し、そろそろ町として手を差しのべるべきでは?/(3)財政再建!アクションプランに対する3つの質問!
2020年12月16日、斜里町議会の一般質問で、久野聖一議員が「町民懇談会は、十分な理解が得られたのでしょうか?」「「やすらぎの苑」「えみある」等を擁する斜里福祉会、直面する困難に対し、そろそろ町として手を差しのべるべきでは?」「財政再建!アクションプランに対する3つの質問!」について質問し、町長 馬場が答弁しました。
- 質問者
- 久野聖一 議員
- 答弁者
- 町長 馬場
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 久野聖一
3項目の一般質問をさせていただきます。まず、冒頭に断っておきます。2項目めの、やすらぎの苑、えみあるに対する数値が誤っていましたので、原課と相談して正確なものを朗読させていただきます。最初に、町民懇談会は、十分な理解が得られたのでしょうか?11月4日から11月13日まで、6回にわたり行われた町民懇談会は、コロナ禍、人口減少などにより、財政の立て直しということを聞いていました。職員の方々の説明に続き前面に立ったのは、医師集めや地域医療の改革などに力を注いできた合地院長をはじめ国保病院側で、馬場町長の財政危機、立て直しの強い意志は感じられませんでした。町民に対し、町の国難に相当する決意というものが、十分に伝わらなかったのではないでしょうか。私は、全会場を回ったわけではありませんが、同僚議員からの話を聞き、ほぼ所感は同じです。また、出席された町民の方々の話を聞いても同じ意見です。今後、町の広報などを通じて町民に町財政の立て直しの機会をつくり、危機感を町長自らが訴え、財政危機解決のスタートを切っていただきたいと考えます。次に、第2項目として、やすらぎの苑、えみあるなどを擁する斜里福祉会、直面する困難に対し、そろそろ町として手を差しのべるべきでは?やすらぎの苑、えみあるを擁する福祉会に対し、町民の方の心配が増大しています。今春から今秋にかけ、多くの実績のある職員が退職し、特養の稼働は60床に対し40床、さらに10床しかないショートステイは、1ユニット10床分が止まっています。また、12月になり、施設長、常務理事も退職、理事の方々も今年度中にお辞めになるという話も聞かれています。先日、当町では、初めて介護従事者に対するアンケート調査が実施され、直接この施設や法人に対し名指しでの批判などがあり、現在勤務中の現場従事者の方々も心を痛めていると聞いています。ここで退職原因の犯人捜しをするのではなく、当初、斜里町から福祉法人に移行した時の経緯など根本的な原因を調査し、町が手を差しのべる時期かと思います。考えをお聞かせください。次に、3項目めは、財政再建!アクションプランに対する3つの質問!です。町の財政調整基金の枯渇が近づく中、確実に財政健全化に寄与する項目に重点を絞ったアクションプランの提案がなされました。この中で、以前に一般質問などでお聞きした当時と状況が変わってきている項目が三点あります。まず、一点目は、経常収支比率について。二点目は、定住自立圏構想。三点目は、団体運営補助金など、52団体に対する10%カットする内容です。経常収支比率は、以前は財政健全化の指標としては、実質公債費比率や連結実質赤字比率にウェイトを置いていると言っていたこと。また、定住自立圏構想は、緊急的な財政改革につながるかということ。また、各種団体の運営補助金のカットは、町民憲章にも規定されている文化に寄与する団体や、コロナ禍での町民に対して元気づけされている団体に対しても一律にカットされるものかなど、町長に考えをお聞きします。
答弁 町長 馬場
久野議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目めの、町民懇談会は、十分な理解が得られたのでしょうか?についてお答えします。町民懇談会では、5会場6日間にわたって、延べ216名の町民の皆さまの参加をいただき、斜里町の財政健全化とアクションプランについて、国保病院の経営改革について、高齢者施策等の見直しについて、の三点を説明いたしました。職員からの説明や合地院長の言葉のほか、私からも町民のための事業を優先的にプラスして進めてきたが、費用対効果を考えた思い切った事業スクラップを行ってこなかった。嫌われる勇気がなかった。今後は事業の見直しに対し、町民の方から批判を受けることがあるかもしれないが、持続的なまちの未来のために思い切った見直しを進めていくと、お話をさせていただきました。また、参加者アンケート結果として、内容が理解できたと回答された方は、説明事項三点のいずれも60〜65%となっているとおり、概ね理解をいただけたと考えております。さらに、久野議員も目を通していただいたと思いますが、広報12月号において懇談会の記事を掲載し、次号以降においても懇談会参加者の皆さんからの質問や意見、事業見直しの更なる周知について掲載する予定でおります。今回の懇談会をもって町民の方全てから理解をいただいたとは、当然ながら思っておりません。今後も広報での連載記事や、自治会長、総務部長説明会、希望する自治会には直接出向いての説明など、多くの機会を得て、町の財政状況やアクションプランの進捗状況、そして、まちづくりに対する私の思いを、今後も積極的にお知らせしていく考えであることを申し上げ、1項目めの答弁といたします。2項目めの、「やすらぎの苑」「えみある」等を擁する斜里福祉会、直面する困難に対し、そろそろ町として手を差しのべるべきでは?についてのご質問にお答えします。社会福祉法人斜里福祉会の現況につきましては、町政報告のとおり、施設のフル稼働ができない状況であり、地域包括ケアシステムの構築を目指す中で、大変危惧する事態であると認識しております。斜里福祉会は、平成元年度に社会福祉法人として創設され、平成元年度から日の出学園、平成18年度からやすらぎの苑、平成26年から地域密着型介護老人施設えみある、平成27年度から小規模多機能ホームえみあるなどを運営している事業所であります。やすらぎの苑については、町と2年間の移譲条件の協議を行い基本合意書を締結し、町は建設費等の助成を行い、移譲後の運営については、法人が責任をもって自らの法人理念に基づき、介護、障がい事業の展開をされてきた社会福祉法人であります。町では、これまでも折を見て助言や提言をしてきたところであり、介護事業所連絡協議会と連携しながら初任者研修の開催や資格助成などの人員確保策、研修への支援を重ねてきました。今回の事態の解決に向けて斜里福祉会からは、緊急的な対応への要請を受けているところであります。また、その要請の中で、12月から常務と施設長の人事体制を刷新し、理事長をはじめとする理事、監事と職場の職員が協議を重ね、コミュニケーションの不足や大量の退職者が生ずるなどの介護人材不足に陥った反省も踏まえて、体制立て直しをしていくことが報告されました。今後、町としても法人の役割、使命を尊重するとともに、これら自主的な取り組みに対し、できる限りの支援協力をし、早期の事態解決していただけるように努めていくことを申し上げ、2項目めの答弁といたします。次に、3項目めの、財政再建!アクションプランに対する3つの質問!についてお答えします。まず、一点目の、経常収支比率についてですが、斜里町も他の自治体と同様、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、毎年、健全化判断比率を議会に報告し、公表してきておりますが、斜里町はこれらの数値に問題となる状況にはありません。ただし、これらの指標で重要な数値は、自治体の借金である起債の残高や、この償還にかかる公債費などでありますが、現在、斜里町財政にとっての緊急に取り組むべき課題は、財政調整基金残高の減少やその原因となる経常収支のバランスの崩れであることから、このたびのアクションプランにおいても、令和5年度末の段階での財政調整基金残高の5億円の維持、経常収支比率90%以下を目標としているところです。次に、二点目の、定住自立圏構想についてですが、この制度は、中心市と近隣市町村が相互に役割分担や、連携、協力を行うことで圏域全体として必要な生活機能などを確保し、定住の受け皿を形成するものとされており、斜里町としても網走圏域における勉強会に参加していくこととしたところです。この制度では特別交付税の措置や地方債の活用などが可能となるものの、財政的に大きな効果を得るためには、具体的な共同の取り組みを実現することが不可欠であり、中長期的な視点が必要と考えております。道内では、ごみ処理や消防指令等、広域で取り組むことで、スケールメリットが期待できる分野において、自治体連携の動きが加速化しております。人口減少、高齢社会に対応するためには、周辺自治体同士が連携して取り組むことが今後ますます必要となってくることが予想され、他地域と比較して、連携が立ち遅れている北網エリアにおきましても、定住自立圏の枠組みのみに限らず、広い視野をもって可能性を追求していく姿勢が大切と考えております。次に、三点目の、団体運営補助金等についてですが、令和3年度の予算化に向けては、現在町が助成している経済、福祉、文化、スポーツなど広範囲な団体に対して運営補助金の10%程度の削減をベースとしてご協議をさせていただいております。これは、前回の行政改革による助成金の変更から15年程度が経過しており、この間15%程度人口が減少していることを考慮した上で設定した全体目標であります。協議にあたっては各々の団体の事情もお聞きした上で、場合によっては段階的な引き下げもご提案させていただいておりますことを申し上げ、久野議員への答弁とさせていただきます。
再質問 久野聖一
まず、町民懇談会の再質問です。町民懇談会の内容は、町長がおっしゃったアクションプラン、病院の再生というか、もう一つは、高齢者福祉の見直しです。その中で、チラシを見た時点で、合地院長と菊一院長予定者が、病院の方が出るということで、どういったことになるのかと行ってみました。あの中で、合地先生が自分が病院に対する経営責任もあると言っておりましたが、医者というのは体を治すのであって、経営は町長が病院の設置者なので町長が前面に立って、まず皆さんに決意というかお詫びを申し上げ、固い決意を述べるべきではなかったかと思います。私は合地先生の講演会にほとんど出ています。合地先生は、国保病院に医者がいない時に奔走して、町長も頑張ったでしょうが、奔走して良いお医者さんを連れてきている。また、合地先生が主催される講演会などには、自分の病気、当時がんでしたが、告知して皆さんに不退転の決意をして頑張ると言っていた姿が非常に印象に残っています。そういう方を前面に出すということは、何か争点がぼけるのではないかと感じました。それだけ町長の考えは聖域はなく不退転の覚悟でこの難題を切り抜けていかなければならないと感じました。それに対する町長の配慮はどのようなものだったのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 馬場
町民懇談会で、院長および院長予定者のお二人も一緒に同席いただきました。この財政状況の厳しさに至る繰出し金の部分では、病院も大きな影響と言いますか、そういうものがあることを去年の段階から持っていましたので、その時点から院長と副院長等々と協議しながら今日までできましたが、さらにその状況はもっと繰出しをせざるを得ない状況が見えてきた中で、新病院改革プラン以上の取り組みをしていかなければならないということで、さまざまやっていることを知っていただく。さらには、院長が来年3月31日をもって退職をされる。その後任に現在の副院長になっていただく。そのことを院長の口から、噂で辞めるのではないかうんぬんではなく、きちんとお話をいただくことによって、住民の皆さんも、あとお世話になるのはこれだけなのだなということを理解していただき、その上で斜里の病院を愛してもらえるような機会にしたかったということも一つあります。病院を単に責めるばかりではなく、そういうことをお伝えしたかった。久野議員は、院長としては良い医療をすればよい、経営は町長がというお話もありました。それについてはいろいろ考え方があると思います。確かにあの時院長もおっしゃっていたように、良い医療をきちんと提供して、かけがえのない病院であり続けることと同時に経営のこともお話されました。だから両方なければ駄目なのです。そういう下に、院長は病院のトップですからさまざまな収入を上げる指示、経費を落とす指示も現場だからこそできるわけです。事務部長もいますが、やはり病院全体のトップは院長です。そういう部分で権限はあります。そのことに対して、もっともっとこうしてほしいということを言ってこなかった部分で反省の気持ちを、町民懇談会の2回目だったかと思いますが、お話させていただいたのはそういう意味です。決して院長だけが悪いのではなく、私自身がそこの経営に対するもっと努力を促すというのでしょうか、そういうことをしてこなかったのは事実ですので、それは謙虚に反省しながら共にどうしたらこの経営をきちんとしながら、繰出し金という町立病院ですから道はありますが、これがどんどんいくらになってもよいということにはなりませんので、そういう意味で、そういう話し合いをしながら努力はもっともっとしなければいけなかったと反省しています。お話の順番で、この懇談会をやるのはどういう意味かというお話をしました。その後に院長からいろいろ病院のことをお話いただいて、自分が辞めること、そして副院長に委ねるというお話を紹介いただきました。そういう話の流れの中で、先に私から一部分感謝の思いを伝えることはしましたが、全て私が悪いという表現にしなかったという意味で、ご不満があったのかと思います。気持ちは先ほど言ったように、十分と言うか、私自身やり切れていない部分があったことも自覚した上でのやり取りをさせていただいたつもりです。
再質問 久野聖一
それに関しては、町長の答弁の中で嫌われる勇気がなかったということで十分表しているのではないか。心情はわかりました。会場によって違うと思いますが、菊一院長予定者が、来年度は6億3千万円で病院の経営をやっていく。次の年は5億5千万円でやっていかなければならないと目標設定を話しておられました。会場にいた看護師の方ともお話しましたが、病院にそれだけ目標を課すのであれば、役場全体として、例えば各課ではなくてもいいですが、各部で大まかな立て直しの目標数値をなぜ設定しなかったのか。設定する必要もあったのではないかと思いますが、そこら辺はどう考えますか。
答弁 町長 馬場
病院の繰出しの上限の設定と各部の予算の設定はイコールではないです。つまり、5億5千万円、6億3千万円うんぬんは違うと思うので忘れていただきたいのですが、今後、このままいったら令和2年度は、6億8千万円繰出しをせざるを得ない状況が生まれる。そうならないために2億円を貸出することで今回はしのぐということと、今後は上限を5億5千万円に設定して、その中でやり繰りをするという目標を立ててやるということです。繰出しの目標ですから、これは。病院経営の財政規模を言っているのではなく、それをイコールということではありませんんし、各部がなにもしていないかということではなく、それぞれいろいろな削減をするための可能性を皆努力をしている。あの場でそれぞれ目標うんぬんの話はしませんでしたが、そこは違いますのでご理解をいただければと思います。
再質問 久野聖一
町長の答弁書のほかに町政報告の中で、これから国保病院が、やすらぎの苑、介護者のレスパイト入院や包括ケアシステムの構築、ワクチンの投与などで大変忙しくなる。そういう状況の中で、国保病院の職員のモチベーションを保っていくやり方は、やはりきちんと考えないと、ほかの町ではコロナ禍で医療崩壊と言っている所もあるので、そこら辺をきちんとやることが大事だと思います。モチベーションを上げていく、保つという考え方はどのように考えていますか。
答弁 町長 馬場
コロナと絡めてのモチベーションというお話なので、理解ができていない状況です。こういう厳しい中で、さまざまな削減やプラスにつなげる病院収支において、そういう努力は医師、看護師、コメディカルの技術者、事務、あらゆる層が取り組んでいかなければならないです。そういう意味では、きちんと意思が浸透するようにあらゆる機会で各職場ごとも話していますし、私からも機会があるごとにそのようなお話はしてきたところです。コロナにおいては、これが特別どうこうという部分は、今の段階では確かに新たな感染者が出た時の対応など、そういうシミュレーションをした上での厳しさはあるかもしれませんが、現実には今起きていないです。ただ、面会者を厳しく制限しながら感染が出ないような努力をしています。私自身、一人一人とお話しているわけではありませんが、医療従事者や介護従事者は、リスクを回避するために外で会食をすることも控えたり努力をしながらやっていると思います。そういう中で、この病院がなくてはならない病院になるための大きな役目を果たす一員としての自覚は持っていただいていると思いますが、さらに斜里町のためになくてはならない一人としての意識が高まっていくような働きかけは続けていきたいと思います。
再質問 久野聖一
今回の財政危機の立て直しに関して、国で言えば国難、町の国難と思っています。この間の懇談会では十分に、町長の気持ちは伝わっていないと思います。今後、それを伝えていくもの、紙面などを通じてもう一度、二度やる必要があると思いますが、そこら辺に対して町長はどのように考えていますか。
答弁 町長 馬場
町民懇談会、延べでは200名を超える方にご来場いただいて説明をさせていただき、意見交換も不十分とはいいながらやらせていただきましたが、それで十分意思疎通ができたとは思っていません。さらに、この厳しい状況の中でやらざるを得ない、状況が変わっている、この変化に対応していくことでないと、未来に斜里町をつなぐことができないという思いでやるわけですから、広報などさまざまでしょうが、あらゆる手段と言いますか、そういうものを考えながら今後取り組んでいきたいと思います。
再質問 久野聖一
2項目めに移らせていただきます。介護従事者のアンケート調査が行われました。令和2年10月2日から10月31日。約30施設に対して302名中159名から回答をいただいた。その中で、アンケートの内容の趣旨は書いてありました。どんなことを考えて、福祉に対するイメージ向上を図っていくのかという大きな考えがこれにあります。これによってあぶり出たものが、直接名前が出てしまった。やすらぎの苑が出てしまった。経営陣の不満、刷新を求める、上司が現場とコミュニケーション不足、過重労働となっています。これに対して、今後、結果をどう受け止めてどういう方向に向かっていかなければならないのかをお聞かせください。
答弁 町長 馬場
直接、施設や個人と言うか、そういう部分が出たことについては、関わるところにはその情報をお伝えしています。そこが基本的に対応することであり、だからこそ、先ほどお話があったように人事の刷新等が行われたということではないかと思います。
再質問 久野聖一
このアンケート調査に対して、常務理事と施設長がお辞めになった。この反響で辞めたのかどうかはわかりませんが、結果、こういうことになった。辞めていただきたい、ひどいという状況も聞いていますが、辞めさせる状況に関しては、このアンケート調査は一つの効果をもたらしたのではないか。同時に、一生懸命働いている方は、この介護のアンケートでわかりますが、非常に目的を持って頑張っている方。逆に福祉会側にすると、大変な心配が出ています。これによって福祉会を潰すのか、そうではないでしょう。そういった心配も出ています。これによってハローワークなどに逆効果が生まれて、今後なかなか人を派遣してくれないような機運が生まれてくる。この現状は、正確にどこがどう駄目だったのかを考えながらいかなければならないと思います。それで、町長に、町に手を差しのべていただきたい。いろいろな考えの中では、常務理事も施設長も変わるということですが、その二人が変わるだけでは駄目だと思うので、どこがどう駄目だったのかを分析する必要があると思います。その考えについて、どこをどう直していくのか、町長、お聞かせください。
答弁 町長 馬場
アンケートで、この福祉会を潰すのかというお話は聞き捨てならない気がします。それを誰がそう言うのですか、アンケートの結果。誰がこのハローワークにこういう状態だと言うのですか。
再質問 久野聖一
福祉会に勤めている方が言って来るのです、福祉会を潰すのですかと。それはアンケートがもたらした結果ではないですか。そこからこういったことが波及してくるのです。今まで健全にやっている方も心配されている。結果的にその二人の方が辞めましたが、今度そういう方が辞めるということであれば、逆効果ではないかと思います。ですから、先ほどからどこがどう駄目だったのか原因を考えてやらなければ駄目だと言っています。
答弁 町長 馬場
どこがどう駄目だったか、状況が悪くなるということは原因があります。それを一番感じなければいけないのは、法人のそれなりの立場の方ではないでしょうか。その把握が十分になされていなかっただけで、結果としてアンケートでそういう状況をあらわにしたかもしれませんが、そこにはあったということではないですか。その中で、今、理事の皆さん、監事を含めて役員の皆さんは、この状況の中でどうやって利用者を困らせないためにできるのかということで、必死になって努力をしようとしています。そこに対して私たちは、町として全て法人に手を突っ込んで、それ駄目、これ駄目というわけにはいくわけがないではないですか、性格が違うのですから。法人の考え方を尊重してというのはそういう意味で、そういう中で、いろいろ協力をしてほしいという申し出が先日ありましたから、そういう意味でも、その前からも人材確保などいろいろな部分でやり取りはしてきました。ただそれが思うような成果になっていなかったかもしれません。いずれにしても、この事態に至って、理事、役員の皆さんも何とかしなければいけないという思いで、今やっています。私たちにも、行政としてできるものは全面的に応援してくださいというお話をいただいています。やれる範囲、やれない範囲はもちろんありますが、そういう中での最善を尽くす、そういう覚悟でいますし、当然、民生部と保健福祉課も同じような気持ちで臨んでいることをご理解いただければと思います。
再質問 久野聖一
手を差しのべてくださいと言ったのは、このアンケート調査の中に経営陣の不満、刷新を求める意見があります。経営陣というのは、施設長、常務理事だけではありません。誰が職員を任命するかと言うと、理事長はじめ理事会です、経営陣です。それに対するこういった不満が出ているので、根底から町が手を差しのべて、経営陣ともきちんと話し合いをしていかないと大変なことになりますよということを言っています。
答弁 町長 馬場
人格を持っている社会福祉法人です。その経営の責任を持っているのは、理事の皆さん方です。理事の皆さんを選ぶのは評議員会です。そういう中で、私たちの関与は、保険者としてこういう施設サービスをどう提供できるか。どの部分でいろいろ指導できるか、アドバイスできる部分が違ってきます。やすらぎの苑という特別養護老人ホームは北海道が許可するもので、えみあるは斜里町が許可をしているものです。それぞれ所管する部分が違います。できるところ、できないところを整理しながらやるということであり、そこで手を差しのべるという言葉は良いけれども、具体的に何をどうするかは、はっきり言ってわかりませんし、私たちはできる部分でいろいろお話を聞いて今も協議をしていますし、これからも協力し合って、連携していきましょうという確認はしたところです。
再質問 久野聖一
連携していきましょうと確認をしたところで、大量の退職者が出ていることに対しても、現状の正確な数値を把握しておかなければならないと思います。そういった状況はきちんと入ってくるのでしょうか。それに対する対策は練られているのでしょうか。町長の町政報告は朗読をしないので、よく何回も読んでみましたが、今後は二つのユニット、20名定員でやっていかれるということです。そうであれば、それに対する介護士の絶対的な人数が今後問題になってくるのではないでしょうか。現在、やすらぎの苑は、看護師が6名、事務員が約7名、介護現場が20名です。やすらぎの苑に聞きますと、10名が退職予定になり残り10名です。一見できるかもしれない。ところが、いろいろな介護現場の方々に意見を聞くと、24時間中に必ず1人は常勤で置かなければならない。10人の介護者をみるとなると、数値的には4.6人が必要となります。2ユニットですと9.2人になります。これはお風呂に入れたりする時の見守りの体制も含まれています。例えばこれが20名を切ると、防波堤が決壊寸前まできているのではないかと思います。現在、介護現場が20名ですから、10名退職されると10名しかいない。先ほどの9.2人でやるということは、最後の防波堤、危ない、危険な数値になるのではないか。そういうことを含めて、町長に手を差しのべてくださいと言っているのです。町長はその中で、一度退職した人を呼び戻してもよい。そういう対策が取られる。それであれば、この10名の退職予定者にも何とか辞めないでと話すべきではないでしょうか。説得するべきではないでしょうか。この危機に備えては、そのように考えますが、いかがですか。
答弁 町長 馬場
相当細かい社会福祉法人のお話をされました。どこまでが真実かはわかりません。久野議員が私に質問の通告をいただいたのもあやふやな部分がありましたが、そういうわからない部分を、議会の傍聴もされている中でお話をしてよいのでしょうか。誰がやるのか辞めないのか、それは思いはあるかもしれません。それはわからないではないですか。法人の経営の責任を持っている方が、一人一人に対して意思を確認しながら、何としてもこういう状況だから一緒になって頑張ろう。利用者が困ることがないように、家族が困ることがないように、そうやってお話をするということではないですか。それを私たちが行って、介護スタッフにあなた辞めるのですか、と言えという意味ですか。そうはならないと思います。経営者としてお一人お一人が、やれていない部分があるのではないですかという話も先日言わせていただきました。そういうのが見えてきた中で、どうしたらよいか、いろいろ手を結びながら頑張りましょうと話はしています。それを細かく何人がうんぬんという話をここで、私の考えを聞くのが一般質問だと思いますが、何かそれを超えた情報を提示しての質問ではないかと思いました。いずれにしても、この厳しい中、十分わかっていますし、ここを乗り越えていかなければならない気持ちには変わりありませんので、そのことをお話ししてお答えとします。
再質問 久野聖一
あまり怒らないで聞いてほしいのですが、でたらめを言っているのではなく、きちんと数値も調べているので、この数値が町長の質問に対する抵抗を感じるのであれば、斜里町の福祉を少しでも良くしたいという気持ちから、こういうところから考えていただきたいという論点に立っていますので、決してでたらめを言う、でっち上げということではありません。先ほどの数値に関しては、こういったこともあるので、破綻のないように町長が、内容に対して一人一人にお辞めになるのですか、ぜひ辞めないでくださいではなく、それを経営陣に話して、アイデアとして出していただいて、少しでも人材の確保をしていただければということで申し上げています。平行線になると思いますが、昔は斜里町は福祉の先進国であった。いろいろな町からやすらぎの苑などの視察に来た。それが、最近ではこういう状況になっているので、やはり町長に最後には腰を上げていただかなければならないと思い、言っているのです。
再質問 久野聖一
続きます。平行線になると思います、これから。もう一点だけ聞きます。町長が考える職員が辞めない環境づくり。やすらぎの苑もそうですし、役場もそうですが、魅力ある職場づくりというのは、どういったものをイメージして考えているのかをお聞きして、この質問を終わりたいと思います。
答弁 町長 馬場
魅力ある職場、働き甲斐のある職場、これは、やはりその仕事に誇りを持てること。そして、チームワークでそこをしっかりと果たすことができて、感謝される。さらには、労働という部分でもありますから、そこの負担が過度にならない。そういったことが一つ一つ積み上がって魅力的な職場になるのではないでしょうか。この間、辞められた方のお話をいろいろ聞かされた中で感じることは、皆さん介護職に対して誇りを持って携わっています。いろいろな仕事がある中で介護を選んでいるのです。だからこそ、利用者さんの顔が見える、その困る顔を見たくないと頑張ったけれども、頑張り切れなかったというお話も聞いています。だからそうならないように、この先していかなければならない。そのためにどうするかをいろいろ知恵を絞りながら、努力をしながらやっていくことが大事だと思いますし、そういうことも含めて理事の方とはいろいろお話もしているところです。
再質問 久野聖一
それでは、財政再建!アクションプランに対する3つの質問!で、一つは、定住自立圏構想です。以前、この定住自立圏、網走市と大空町、医療、防災、定住自立圏を締結していますが、中心市は、その当時は8千万円くらい相当の補助金が充当される。中心市以外は2千万円になっている。今、若干上がっているのではないかと思います。ただ、それを締結した段階でも短期的にはそれらの助成金というか、短期的には効果がないのではないかと感じています。また、網走市などは、定住自立圏の中心市に該当しない市町村で、これに加わるための勉強というか、これから勉強していく、研究していく。どのような方向性というか、考え方で勉強されていくのかお聞かせください。
答弁 町長 馬場
定住自立圏に参画した場合に中心市は、現在では8500万円程度、近隣市町村は1500万円の特別交付税が給付されることになっています。いずれにしても、広域で事業をすることは現実に起きていますし、そういった意味でも、そういう財源に充当する貢献度はあるだろうと思います。短期的に貢献しないのではないかとお話がありましたが、アクションプランは確かに短期のこの5年、6年の部分で取り組んでいきますが、先を見ながらやっていかなければいけない。目先のことだけしか見てやらないというわけにはいかないです。先を見て、どうしたらよいか、そういうことも併せてやっていくという意味では、この定住自立圏構想も構想に至るか至らないかはわかりませんが、そういう形ではなくても広域的にいろいろな事業をやっていくことは、ますます必要になってくる。そういうニュアンスの下でお答えというか、説明をさせていただいたつもりですし、そのことをぜひご理解の上で、今すぐこれがどうというお話しではなく、絶対に近づいているわけです。実際に、北見市と訓子府町、置戸町、美幌町の定住自立圏も、つい最近スタートしています。全国的にも全道的にもそういうことはやらざるを得ないと思いますので、こういう定住自立圏構想も一つの策として提示をさせていただいたところです。
再質問 久野聖一
大きな考えですと、以前は網走管内のほかにも考えてみたらどうか。積極的に考えてみるということでしたが、定住自立圏で北海道で成功している区域があります。上川の士別市、名寄市を中心とした、管内の区域を越えてやっているところがあり、西興部村などはこの自立圏に入っています。医療の中心市が札幌や旭川などから比べると非常に劣っているので、士別市、名寄市などを中心にオホーツクも加わっている。それであれば、斜里町は網走市のほうばかり目を向けないで、羅臼町、中標津町も考えられるのではないかと思います。その考えについては、町長は東に向く考えはありませんか。
答弁 町長 馬場
選択肢としてはありだろうと思います。ただ、それぞれの町の状況を見ていった時に、果たしてそれが可能性のあることなのか。私たちにとってプラスになるのかどうかという判断をしなければいけないのではないでしょうか。
再質問 久野聖一
定住自立圏の大きな考え方の一つとして、フルセット行政からの脱却。何でも自治体に、プールも、総合体育館も作らなければならない、文化ホールも作らなければならないということではなく、近隣ではそれを共同で管理し合って、なるべく持ち出しを少なくする考えもあると思います。そういったものが根底になっている町長の考えがもしあるのであれば、フルセット行政に対するどの部分を重要視していけばよいと考えていますか。フルセットからの脱却。
答弁 町長 馬場
基本的にここから先はフルセットで全てを、ということは本当に難しいと思います。どれがフルセットから外すべきかは、近隣との関わり、その内容、それぞれ全体を見なければ言えないことではないでしょうか。相手もいることですから、相手の意思も尊重しなければならない。そういった中で決まってくることだと思います。
再質問 久野聖一
次に、各種団体の運営補助金についてお聞きします。一律カットするかもしれない、おそらくやるでしょう。カットということで町長は言っていますが、これは、町民憲章にもある文化に寄与する団体、例えばコロナ禍で一生懸命町民に勇気づける団体。こういったものも一律にカットするのか。しないという基準を作るとすればどのような基準を作って被害を少なくするか。当事者からすれば被害を少なくするという考えがあるのであればお聞かせください。町長からいったら逆ですけれども。
答弁 町長 馬場
基本の基準は、一律10%の削減をお願いするということです。それぞれ団体によって成り立ちも役目もいろいろあろうかと思います。そういう状況を協議しながら最終的に詰めるということで、そこでこれだから大丈夫、それは駄目だというそこには、なかなか言葉で言うことは難しいだろうと思います。いずれにしても、必要でないというものではありません。必要だけれども我慢してもらう、努力してもらうことをお願いする、そういう趣旨です。
再質問 久野聖一
終わります。