斜里町議会 令和元年12月会議 2019年12月18日
(1)観光振興への取り組み・キャンプ場・温浴施設など当面する課題に向けて町の取り組みは?/(2)鉛弾全国で使用禁止という動きを受けて、斜里町の対応は?/(3)週に2回の主食を持参する学校給食について、その後の検討は?
2019年12月18日、斜里町議会の一般質問で、櫻井あけみ議員が「観光振興への取り組み・キャンプ場・温浴施設など当面する課題に向けて町の取り組みは?」「鉛弾全国で使用禁止という動きを受けて、斜里町の対応は?」「週に2回の主食を持参する学校給食について、その後の検討は?」について質問し、町長 馬場、教育長 岡田が答弁しました。
- 質問者
- 櫻井あけみ 議員
- 答弁者
- 町長 馬場、教育長 岡田
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 櫻井あけみ
三つの項目に関して一般質問をさせていただきます。1項目め、観光振興への取り組みの中で、キャンプ場、ウトロにある温浴施設など当面する課題に向けて町の取り組みはどのようになっているか伺います。一点目、国設ウトロ野営場、通称ウトロのキャンプ場といっていますが、そこは町の観光振興上どのような位置付けの施設となっているのか伺います。二点目、現状の施設状況の課題など、観光振興上はその状態をどのように町は捉えているのでしょうか。三点目、ウトロ夕陽台の湯の現状と施設改修整備について、やはり観光振興計画を踏まえ、今後の対応について伺います。四点目、キャンプ場、夕陽台の湯を含めた観光エリアスポットとしての利用について、現在は流氷フェスの開催時や長期滞在する釣り客の車中泊などによる利用としてのエリアなど、幅広く利用されています。さらにそれらの利用と野生動物などのあつれきなど、諸問題の課題も多々あると思います。こうした現状について、あそこの部分はエリア感覚を持った整備が必要と思いますが、町としてはどのようにお考えか伺います。2項目め、鉛弾を全国で使用禁止という発表について斜里町の対応を伺います。10月1日、小泉環境大臣が、北海道で実施されている鉛弾の使用禁止を全国にも適用する方針という発表がありました。斜里町議会では2015年3月にこの問題に対する意見書案を全会一致で可決し、環境省に提出しています。同年9月には、釧路市議会からも提出されています。この鉛弾の使用禁止は、北海道以外では宮城県が一部規制区域で使用を禁止しているそうです。また、各河川では全国で何カ所かある程度の規制が入っていると報告を受けています。今回の小泉環境大臣の発表では、2年後にその実現を目指すという内容でした。全国での使用禁止を早急に進め、確実に実施されることが斜里町内、知床半島全域や道東地域では、大変重要な課題と捉えています。先の意見書提出後、この問題に斜里町が取り組んできた経過や今後の対応について伺います。3項目めは、これまでも何度か一般質問をしてきた斜里町の学校給食、週に2回のおにぎりや主食を持参する状況について、その後の検討について教育委員会はどのような対応をお考えか伺います。保護者対象のアンケートを実施された、そのアンケートのそもそもの目的をお聞かせください。その内容と、状況、結果を受け、週に2回の主食持参について、今後、教育委員会はどのような対応をお考えか伺います。以上、3項目に関して質問させていただきました。よろしくお願いします。
答弁 町長 馬場
櫻井議員のご質問にお答えします。はじめに、1項目めの、観光振興への取り組み・キャンプ場・温浴施設など当面する課題に向けて町の取り組みは?についてお答えします。まず、一点目の、国設知床野営場、以下、キャンプ場とさせていただきますが、そのキャンプ場の町の観光振興上の位置付けについてですが、観光振興計画では、キャンプ場は来訪・滞在の魅力・サービス向上の宿泊の一つの形態と位置付けた上で、老朽化が進んでいることから、関係機関に改善を要請することとしており、キャンプ場を設置する網走南部森林管理署からは、レクリエーションの森に位置付けた施設として引き続き存続させる旨の方針が今年度示されたところです。次に、二点目の、施設の現状への課題認識についてですが、このキャンプ場は今から48年前の昭和46年に開設して以来、立地条件がよいことや、利用料金が安価なことから気軽に利用できるキャンプ場として、利用者数も安定的に推移してきたところです。その一方で、昨今のキャンプ場の整備水準と比較して、全般的に近代的ではなく、特にトイレや炊事場などの老朽化が著しい状況にあるものと認識しています。また、駐車場やテントサイトの制約に加え、道の駅うとろ周辺での車中泊者、特に釣り人の長期滞在者の誘導先にもなっていることもあり、夏期の繁忙期には非常に混雑することから、利用をお断りするケースもみられ、結果的にはそれらの客層の流出につながっているものと考えています。次に、三点目の、キャンプ場の今後の在り方についてですが、ウトロ地区でキャンプ需要を受け入れる唯一の施設として、また、体験観光、アウトドア観光の推進の観点でも、今後も重要な施設であるものと認識しています。特にバックパッカー系の旅行者や、自転車やバイクでのツーリング旅行者、アウトドアを志向するファミリー層、マイカーによる長期周遊者などの客層に対して、安価で気ままな時間を過ごせ、さまざまなキャンピングスタイルに対応できるような機能の充実を図っていくことが望ましいと考えています。次に、四点目の、夕陽台の湯の改修予定についてですが、平成9年の供用開始から23年が経過し、配管やボイラーなどの機械設備系の更新時期を迎えていますが、公共施設等総合管理計画、観光振興計画のいずれにおいても維持すべき施設と位置付けていますので、運営に支障のないよう適切な維持管理に努めつつ、長寿命化に向けた計画的な更新に努めてまいりたいと考えています。次に、五点目の、車中泊・釣り客・野生動物などの関連課題対応を含めた、夕陽台周辺エリアへの整備の考え方についてですが、議員ご指摘のとおり、夕陽台の湯、夕陽台展望地、キャンプ場を含むエリア一帯をトータル的な視点で構想し、整備できれば理想的であると私も考えていますが、そのような構想の実現には膨大な費用がかかることも確かですので、昨今の財政状況を踏まえますと、エリア的な視点での一体的な整備は相当困難であり、個々の施設状況を踏まえつつ、優先順位をつけながら検討を進めざるをえないものと考えています。キャンプ場に関しては、所管する網走南部森林管理署との協議において、レクリエーションの森管理運営協議会を今年度設置することですでに合意しており、その中で今後の利用の在り方を含む、改善の協議を進めていくこととしています。また、車中泊、釣り客、野生動物などの関連課題につきましても、個々の状況に応じて、対処していきたいと考えています。いずれにしましても、キャンプ場や夕陽台の湯などの観光関連施設はウトロ地区には必要なものであり、これらをいかした魅力ある観光地づくりをめざしていくことを申し上げ、1項目めの答弁といたします。次に、2項目めの、鉛弾全国で使用禁止という動きを受けて、斜里町の対応は?についてお答えいたします。まず、鉛弾の使用については、オオワシやオジロワシの鉛中毒死が多発したことから、北海道が平成16年10月から鉛を含む物質で作られたライフル弾と鉛を含む物質で作られた7ミリ以上の散弾による鳥獣の捕獲を指定猟法とし、道内一円を禁止区域として指定することで、使用を禁止しました。さらに平成26年10月から北海道エゾシカ対策推進条例により、使用に加え、エゾシカを捕獲する目的での当該鉛弾の所持についても禁止しています。これらの措置によって、道内の猟銃所持者においては鉛弾から非鉛弾が一気に普及した一方で、先の意見書でもご指摘のとおり、これらの規制が道内に限られていることが課題であったことは承知しています。意見書提出以降、このことについては斜里町活性化推進期成会要望として、また町としても自民党移動政調会などで国への要望事項としてきたところであり、今回の環境大臣の発言については町としましても肯定的に捉えていることを申し上げ、2項目めの答弁といたします。3項目めについては、教育長から答弁させていただきます。
答弁 教育長 岡田
3項目めの、週に2回の主食を持参する学校給食について、その後の検討は?については、私からお答えいたします。はじめに、保護者対象アンケートの実施目的でありますが、当町の学校給食は昭和41年以来、学校、家庭、地域と連携を図りながら、子どもたちの心身の健全な発育と望ましい食習慣、食生活の理解と形成を願いながら進めてきたところですが、一方で食生活の多様化や家庭環境の変化等に伴う新たな課題や要望も出てきているため、直接保護者の皆さまからご意見を伺い、今後の学校給食運営における検討資料とすることを目的として実施したところであります。次に、週2回の主食持参の今後の対応についてですが、今回の保護者アンケートでは、対象となる569世帯のうち、358世帯から回答をいただき、62.9%の回答率でありますが、この中で、おにぎりあるいはごはんの持参の今後の取扱いについての質問では、週2回の持参は継続した方が良いとの回答が45.5%で最も多く、持参を廃止してほしいという回答は24.6%という結果となりました。ただし、平成8年の前回調査と比較すると持参廃止を求める声は約2倍に増加していることが分かりました。また、持参廃止と週1回の持参として献立内容の見直しを図ってほしいという回答を合せると、週2回の持参継続を支持する回答とほぼ同数の42.2%の保護者が、現状のおにぎりやごはん持参の方法を変更してほしいという意向であることも分かりました。さらに、米飯主食の回数に関しては、持参2回を含む週3回の実施を継続してほしいという回答が、全体の74.0%となっており、米飯を主食とするメニューの希望が多いことが分かりました。これらの結果を踏まえ、米飯の持参については、週2回の持参継続が最も多い回答となった一方で、週1回と廃止を合わせたご意見も同程度の割合であったことから、町としては、多くの保護者が望んでいる米飯の週3回提供の維持を前提に、給食センターからの米飯提供を週2回に増やし、持参回数を週1回に減らす方向を基本に、学校給食センター運営委員会で協議を進める予定でありますことを申し上げ、櫻井議員への答弁といたします。
質問 櫻井あけみ
1項目めの、キャンプ場に関連して質問させていただきます。町としてもこのキャンプ場の位置付けは、観光振興の施策の中でも大変重要と捉えているという答弁をいただきました。私も同意見です。この観光振興の中で、現在、どれくらいの観光の利用があるかという、これまでの経過などについてある程度の動きは捉えているのかお知らせください。
答弁 町長 馬場
キャンプ場の利用実績ですが、平成24年から令和元年まで、ざっくり人数だけお話させていただきます。2012年が5460人、2013年が5357人、2014年が4981人、2015年が5926人、2016年が4652人、2017年が5983人、2018年が5282人、今年が6379人となっています。
質問 櫻井あけみ
長い形で見ると、キャンプ場の利用人数は、昨年は増加した部分もあるので多少減っているとはいえ、今年度は6300人、キャビンの利用を含めるとゆうに7千名以上の利用になっています。全国の国設キャンプ場という形で当初林野庁が作ってきた施設の中では、群を抜いた数と思います。これまでの流れの中でも、施設としては老朽化が進んでいて古い。一方で、非常に人気のあるキャンプ場であることも確かだと思います。その一つの理由は、アウトドアに特化した利用の方々、自然の中で楽しみたい、自然の中でゆっくりと時間を過ごしたい方が増えていることにほかならず、これは観光振興計画の中でも知床の観光地としての特性や利用の形態の中では、記されている部分と一致していると思います。斜里町にとって、観光にとっては、かなり重要な施設ではないかと思います。最近の傾向の中で、今後、利用者は増えていくのか、これがマックスなのかに関しては、町長はどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
この先がどうなるか予測しづらい部分はあります。今年度、2019年が6千人で、今まで最大6千人弱だったのでそれよりは確実に増えている。知床でキャンプをという時になかなかできる所がない、ここしかないと言ってもいいと思います。そういうことを考えると、まさにアウトドアに親しみたい方が増えているのは事実ですので、どの程度増えるかどうかわかりませんが、この状態を維持するか増えていく可能性は十分あると思います。
質問 櫻井あけみ
知床に限らずキャンプブームは、全国的に大きな流れと捉えていて、実際にマスコミや観光関係でも大きく取り上げられています。形態もグランピングにはじまるようにさまざまあり、そういった施設が全国にたくさん増えている。一方、増えている多くは、新設ではなく従来の使い方を整理して変えているのが現状だと思います。混雑して結果的には客層の流出につながっているという答弁でしたが、流出した方々はどこに向かっていると思いますか。
答弁 町長 馬場
来ても利用できない事実までは把握できますが、その先どこへ行かれたかは、追跡調査をしているわけでもないので、わからないのが正直なところです。考えられるのは、隣の羅臼町へ行くか、こちらでいうとみどり工房のキャンプ場、もしくは清里町などいろいろあり得ると思います。
質問 櫻井あけみ
今後、このキャンプ場の在りようについては、答弁にもあったように林野のほうと一緒に協議の場を設けていくということで、町としての重要な一つの観光施設、宿泊の部分での在りように関しては精査されることだと思います。うちの町が管理するキャンプ場ではないといいながらもこれだけの人数が利用され、ここでキャンプできないとなかなか行く場所がないのも事実です。それを受けてだと思いますが、羅臼町の熊の湯にあるキャンプ場は近年整備をされましたが、この整備はどこが行ったかご存じでしょうか。
答弁 町長 馬場
その点については、承知していません。
質問 櫻井あけみ
確認したら羅臼町のほうで林野庁からここの土地を実際に借りる形である程度の整備を行って、施設の管理に関しては標津町の方が管理を行っていると伺いました。こうした部分で、常任委員会でもこのキャンプ場の在りようについて、整備が必要ではないかと話した時に、そういう形で林野と話をするとお金の部分も斜里町がやりなさいと担当の方からありました。観光振興全体の流れの中としては、やるべきことはうちの町でもしっかりと対応していく姿勢が必要だと思います。ほかの地域で国設野営場を持っているところをいくつか聞きました。みんな、レクリエーションの森管理運営委員会を設置して、関係する自治体や団体などと協議を積極的に進められているという話でした。斜里町とはそういった協議の場を持てなかった、そういうチャンスがなかったという話も伺っています。今後に向けて積極的に、そういう協議会になったら町がお金を出さなければいけないのではないかということではなく、林野庁では、レクリエーションの森を設置してからかなり長いこと、改修などは要望しているそうですが、一切お金は下りない現状もほかの野営場の部分でもお話を伺ってきました。そういった点では、7千人を超える人数、お盆の時期はもう無理ということで人がどこかに行ってしまう。そういう何人かの方々が、道路脇に車を停めるなどの状況が出ています。財政的には大変かもしれませんが、ほかにキャンプ場があればよいですが、ウトロのエリアの中にはここしかない現実を踏まえて対応を進めていただきたいと思います。あらためて、ここでの宿泊者の増を考え、町としてどういう姿勢で臨んでいきたいとお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
このキャンプ場の利用者が今後も増えるだろうという中で、利用人数のキャパを増やす部分と施設の快適度を上げる。快適度を上げれば益々利用が増えることもありますが、いずれにしても、ここは国の野営場です。レクリエーションの森管理運営協議会は、私どもの町では今まで設置しておらず、やっとできることになります。この中で、いろいろな相談をしていきたいと思っています。その中で、お金は林野庁からは下りてこないというお話ですが、それでは町がどこまで出せるのかといわれると、なかなか厳しいものがあります。この先を見据えながらどこまでのことがやれるのか、やらなければいけないのか、その辺のところはこれから検討していくことになると思います。
質問 櫻井あけみ
財源に関しては、この後も町の方針の中でもいろいろとある、現在の観光施設に関連してインフラ整備をする財源は限度があると思います。しかし、地域にお金を落としてもらう部分で、この人数を考えると大きな経済効果につながるのではないかと思います。また、この施設を良くして人数が増えるかもしれない、近年では釣り客の長期滞在に関しては、地域での取り組みもあり、釣り客の長期滞在の車中泊やテントで泊っている方々に、魚をここでさばいていいという提供も、一部ヒグマの関係で、幌別に来ている方やウトロの域内で釣りをしている方々に呼び掛けて、道の駅などその辺で魚を勝手にさばかないで、釣った魚があればキャンプ場に持ってきて捌いてもいいですという取り組みも地域では始めています。これは環境美化の観点とヒグマとのあつれきの問題です。ここのキャンプ場には、先にとれんベアを2台設置されて、ヒグマとのあつれき、ホテルに泊まっていればヒグマが出てきてもどうってことはない部分をキャンプで来られた方々に的確に、適正に指導、啓もうして、そのごみ箱を利用することや釣り客の人たちのマナーを守ろうということにも関わっているのがウトロキャンプ場の現状だと思います。そうした観点からも、これが林野庁の土地であり施設であるというだけではなく、町の今後の観光の行く末もしっかりとここでPRできる場所、そういう形になっていることを考えて積極的に、ウトロに来てもキャンプ場がない、入れない、泊まれない、古いしトイレは汚いではなく、ウトロだからこそ本来の外で遊ぶ観光や自然に触れることが享受できる場所であるという目標というか場所の設定の価値観を持って進めていくべきだと思います。そうした野生動物とのあつれきや知床の観光の在り方の位置付けとしてもウトロキャンプ場は重要だと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 馬場
確かに、あそこに行っても駄目というマイナス的なイメージは、全体のマイナスにもつながりかねないので、そこは避けたいと思います。全てを一帯として再構築するところまでは、なかなか踏み込んでいけないと今の段階では思います。あとは部分的に、個別的に改善ができるものを見極めながら対応していくことが当面必要かと思います。
質問 櫻井あけみ
今後、レクリエーションの森管理運営協議会を今年度設置する形です。今、12月で残りも少ないですが、いつくらいに設置して、それが具体的にいつ動き出し、そこに参画する協議会のメンバー構成などはどのようにお考えか伺います。
答弁 町長 馬場
今、予定しているのは、3月を目途に立ち上げたい。ぎりぎり年度最後でよいのかと言われそうですが、3月までには立ち上げを予定しています。協議会の構成ですが、斜里町、教育関係機関、商工会、観光協会、利用施設の経営者等々となっているので、関係する機関の皆さんに声掛けをしながら作り上げていく予定です。
質問 櫻井あけみ
このキャンプ場のことを、全道7カ所のキャンプ場にお話を伺うと、ウトロのキャンプ場をうらやみ、私以上に細かな数字を押さえていて、それだけの集客があるのは恵まれたところにあってよいですねというお話を随分伺いました。町長もウトロ地区にはこうした部分が必要であり、これを生かした魅力ある観光地づくりという捉えをしっかりとされているとのことですので、今後、来られた方々が知床で観光をする、知床でどうやって遊べるのか、知床の自然を享受するかでは、大きな一翼を担う施設だと思います。今後のさらなる発展のために知恵を絞り、必要な時には財源措置、今後講じるであろう措置でこのインフラをしっかりやっていただきたいと思います。財源を活用して十分にインフラを整備することが、大変価値があると捉えているので、その方向で早急に対応を検討していただきたいと思います。次の質問に移ります。鉛弾の使用に関してです。2015年3月にこの意見書を出してから活性化期成会の項目の中には、この鉛弾の要請事項はずっと掲載されていて、町も一緒に動いていただいていることを理解してきました。斜里町だけではなく、近隣で関係する市町村と連携し、世界自然遺産のエリアであることからも積極的に町も中心となって、鉛弾の使用禁止を全国規模での推進を進めていただきたいと思います。具体的に町としてどのような形でやれる場があるのか、そういったことに町も動いていただけるのか、その辺を伺います。
答弁 町長 馬場
具体的に鉛弾のことだけで連携する場は、今思い当たる部分ではありません。さまざま環境がらみで情報交換や意見交換等々の場はあるでしょうが、具体的にこれだけに限っての話は今までやっていなかったし、今後もどういうやり方が可能か、お話を聞きながら思っているところで、今こういう方法があるとはなかなか答えにくいと思います。
質問 櫻井あけみ
オジロワシ、オオワシ、猛禽類に関して、知床の世界自然遺産との取り組みと自然保護、野生動物の多様性の点では、ウミワシに関しての存在はこの町の自然環境の価値を示す一つであるという点についての認識はお持ちでしょうか。
答弁 町長 馬場
その点については、世界自然遺産に登録された一つの要素とも捉えているので、そのような認識でいます。
質問 櫻井あけみ
例えば世界自然遺産地域における地域連絡協議会の場であったり、4月から施行される知床カレンダーに描かれているのはオオワシです。そういった形で考えると、オオワシが確認されるだけで毎年何羽も目に見えないところで被害に会っている報告は、釧路の齊藤獣医からもいろいろな場で発信されています。鉛弾の使用を全国規模で禁止しようという訴えをずっと続けていらっしゃいます。そういった点では、斜里町、羅臼町の位置付けは核となると認識しています。そうした会議の場で、今回の環境大臣の発表を後押しするようなPRや声明を出すことも必要かと思います。そういった行動などについて町として何か支障がありますか。
答弁 町長 馬場
支障があるとは思いません。
質問 櫻井あけみ
ぜひ取り組んでいただきたいと思います。今回、鉛弾の使用に関して小泉環境大臣が10月1日に表明し、よかったとその時は思いました。しかし、小泉環境大臣は若く注目もされていることから、公私ともにいろいろなマスコミでの取り上げ方をされています。この鉛弾の使用禁止に関しては、一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルが率先して釧路の齊藤獣医と連携を取りながら運動を進めてきた基金の創設や署名活動を積極的に行ってきた経過もあります。知床や北海道、野生動物の保護に関して必要な対応措置につながることが、一部の心ないマスコミ、この現実、希少性をよく理解しない部分でややゆされておかしな方向に行ってしまわないか危惧しています。こうして斜里町や各自治体の対応や自然保護に関わる方々にとって真剣に取り組まなければならないことを、しっかり認識しなければいけないと思い、町の姿勢の強さがほしいと思います。うちの町には、知床博物館の前館長の中川さんが猛禽類に関しては、調査、研究の第一人者で、釧路の齊藤獣医をはじめ、猛禽類の鉛中毒問題発生の口火を切ったのは斜里町の博物館ではないかと思っています。それだけ自然保護の関連では非常に重要で、かつ鉛中毒が恐ろしいことを、世界自然遺産と自然保護を啓もうして自然環境、自然保護といえば斜里町、知床といわれる中で、積極的に声を上げるべきだと思いますが、町長はどのようにお考えでしょうか。
答弁 町長 馬場
小泉大臣は、若い、人気があるなどということでいろいろ注目されている。この11月に世界自然遺産地域ネットワーク協議会、世界自然遺産がある自治体の首長で、小泉大臣に要請活動を行いました。それは世界遺産として登録されているものの、国からの手厚いさまざまなハード、ソフトの整備にお金が潤沢にあるかというとそうではない現実の下に、もっと国としての後押しをお願いしたいということが主であり、わずかな時間なので熊のことを言うのが精いっぱいで、鉛弾のことまではお話できる時間が取れませんでした。しかしながら、そういう状況なのでいろいろ発信は話題に上ると思いますが、それがすぐ成果に結びつくのは難しいのも事実と思います。COP25のこともありましたが、さまざま現実的に地に足の着いた部分もやっていかないと駄目だろうと、私も同じように思っています。その中で、町がどのようなことができるか、いろいろ考えられるとは思います。今これをするということはお話はできませんが、こういうことでオオワシ、オジロワシ等々の希少動物をしっかり守っていく姿勢は、私たちの生きざまの一つでもあると思いますので、どういうタイミングで、どのような場所で、どのような働きかけをするのが効果的かということもこれから考えていければと思います。
質問 櫻井あけみ
2年後に実現したいという発表でもありました。それをそのままではなく、やってくれるのだからいいではなく、なるべく早く、その実施が確実なものになるように積極的に声を上げられる自治体として斜里町はふさわしいと思いますし、世界自然遺産関係の点からも、知床博物館でそうした問題を提起していることからも、積極的にそういった場で事あるごとに環境大臣の表明した内容を支持する、後押しする姿勢を見せていただきたいと思います。次の質問に移ります。学校給食の主食の持参の件です。昭和41年以来、学校、家庭、地域と連携を図りながらという部分で、学校給食運営の検討資料とすることを目的としたアンケート調査だと伺いました。その中で、569世帯のうち回答数が358世帯というのは、学校給食と家庭を結び付ける部分で一生懸命週に2回のおにぎり持参を行ってきた状態の中では、少ない数値だと踏んでいます。これが無作為抽出であるならこの数字は納得できますが、町の給食の取り組みが浸透していないのかもしれないと多少寂しさを覚えました。しかし、今回の数字を分析して動向を調査した中で、最終的に、今後、週1回に主食の持参を減らす検討に入られることはよかったと思います。その声の中で、週に1回にして、なおかつ内容を充実してほしいとあります。もっと美味しいというか内容の充実が具体的にどのようなことを指しているのか理解できないのですが、持参を廃止してほしいという声よりも、週1回にして継続してメニューの充実を図るという声があったという報告でした。具体的に米飯の持参については、今後、持参回数を1回にして、米飯食の回数は減らさないということでしたので、ぜひこれを協議、検討して実現するようにと思います。この中で、内容の充実では、教育委員会はどのように捉えているのでしょうか。
答弁 教育長 岡田
アンケートの回答率のお話がありました。ご家庭もいろいろお忙しいと思いますので、6割以上答えていただいたことはありがたいと思っています。アンケートの回答率も実施時期によって影響を受けることがあるらしく、今回、夏休みを挟んだ形でアンケートを取りましたので、夏休み前に早い段階でアンケート用紙を配布すると忘れてしまって夏休み明けに提出されないこともあったり、いろいろな要因があると思います。まずは6割を超えた回答ということで、今後の検討に際しては十分資料として使えるものが出てきたと思います。おにぎりの見直しにあたって、今、週2回が前提になっていますが、家庭からもってきていただくおにぎりやごはん、週1回の持参で献立内容の見直しを図ってほしいというのは、こちらが用意した質問項目です。前回の平成8年の時と聞き方をそろえているということで、具体的にどういう見直しをしてほしいという要望については、細かくは聞いているものではないです。ただ、おにぎりを2回というところが1回分は給食センターから提供する普通のごはんになるということは、メニューのバリエーションは、おにぎりよりは多様なメニューが、より自由度というか副食の組み合わせの自由度は増してくると思います。そういったことも念頭に置いて、週2回の持参をやめて1回におにぎりを減らすことでももう1回は白米の提供ということで、そうすれば自動的にメニューの見直しになっていくことを踏まえてこちらで設定させていただきました。
質問 櫻井あけみ
以前も申しましたが、アンケートの聞き方や内容は設定が難しいと思います。今回、このアンケートを配布した後、7人の方、ウトロが2名、あとの5名は斜里の方から、おにぎりの持参をやめてほしいと言うとパンに変わってしまうのではないかという危惧があり、米飯のほうがふさわしいと思っている方は7人ともそうでした。そういう聞き方になっている設問だったのかと思いました。何をそこから求めるのかに対して、現状でやっている部分を変えることに関して、設問の仕方は微妙である。それでも6割を超えているので十分と思っていて、これで動き出すのは仕方がないと思います。ただ、今のような受け止め方をしている方もいらっしゃった。そういった中で、献立内容の見直しは奥が深いと思います。この詳細に関しては細かく聞いていないしわからないので、とりあえず週1回持参して献立をよくすればという部分は、教育長がおっしゃった受け止め方は教育委員会はやっていると認識しました。献立内容の見直しに関してですが、現在、提供している米飯は、どういう状態で子どもたちのところに届いていますか。
答弁 教育長 岡田
ごはんについては、業者委託をして白米の状態で納品してもらう。それを食缶に入れて納品して、それを各学校に振り分けて配送している状況です。
質問 櫻井あけみ
そういった部分を含めて、今回、おにぎり持参が1回になり、米飯の形で提供されればメニューのバリエーションの自由度が高まるというお話でした。アルミの四角い食缶だと思いますが、そこに入れて保温庫に入れたとしても冷たくなる。あるいは炊いた後の湯気の排出が十分に行われていない時に、保温ジャーとは大きく利用の状態が違ってくると思います。献立の内容の見直しは、そういった意味も含まれているのではないかと思います。今の状態をすぐに変えれとは言いませんが、委託している状態であれば、炊いたご飯を炊きたての状態でジャーに入れると水分を飛ばす作業がなくなり、よりおいしいごはんが口に入るのではないかと思います。今後、1回、委託業者に増やすだけではなく、子どもたちの口に入る部分の設備環境も町で、教育委員会で、学校給食で考えるべきではないかと思います。そういった点を含めてメニューが増える中で、例えばごはん茶碗によそう、メニューに玉子丼など子どもたちの好きな丼物などが増えるようなことはお考えでしょうか。
答弁 教育長 岡田
おにぎりをやめてパンに変わるのではないかという部分をお答えしなかったので、そのことから答弁します。個々の設問をどう設定するかは制約があるので、この辺りはなかなか自由度がないです。おにぎりをやめた代わりにどうなるかの検討については、別項目でごはんの週の提供回数は何回が望ましいかを別に聞いているので、複数の設問を併せて見ることでその辺の分析は十分できると思いますし、それを踏まえて一定の方向性を整理したということなので、まずご理解いただきたいと思います。おにぎりに代わってごはんの提供となっても、こんなのだったらおにぎりを継続してもらったほうがよかったと言われないように、どうせ変えるのなら、まだ決定ではないですし、この後、委員会にはかって決めますが、仮に変更するのであればよりよい形で児童、生徒のもとに届くように、そういったところは十分気を配りたいと思います。白飯になることでのメニューのバリエーションも栄養教諭とも相談しながらより楽しみな給食になるように教育委員会としても配慮したいと考えています。
質問 櫻井あけみ
よい形で子どもたちが今以上に美味しく食べていけるような、食べる環境そのもの自体もレベルアップするようになったらよいと思います。