みんなの議会

斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日

(1)子供たちの給食「学校給食おにぎり持参・保育所の給食と主食持参」への考えと対応は/(2)町の地域公共交通・ハイヤー利用の回数券を増やせませんか?/(3)知床へ観光で来られた方々に「ゴミは持ち帰り」という非現実性。対応を考えませんか?

2019年6月27日、斜里町議会の一般質問で、櫻井あけみ議員が「子供たちの給食「学校給食おにぎり持参・保育所の給食と主食持参」への考えと対応は」「町の地域公共交通・ハイヤー利用の回数券を増やせませんか?」「知床へ観光で来られた方々に「ゴミは持ち帰り」という非現実性。対応を考えませんか?」について質問し、教育長 岡田、町長 馬場が答弁しました。

質問者
櫻井あけみ 議員
答弁者
教育長 岡田、町長 馬場

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 櫻井あけみ

それでは、通告内容に従って質問をさせていただきます。子どもたちの給食、町内で行われている学校給食のおにぎり持参、保育所の園児が給食に主食の持参という現状をどのように考えているか伺います。まず教育長に対して、以前より学校給食への週に2回のおにぎり持参を変えていくべきという質問をしております。今後の運営で整理検討をしていくとのお答えを前期でいただいております。現在はどのような検討と対応を行われているのでしょうか。これまで、現役のお母さん方はもちろん男性の方からも、思った以上にたくさんの声をいただきました。また、お子さんが大きくなられた方、お孫さんが学校・保育所へ行かれている方からおにぎり持参についてのご意見をいただいています。私も何度も申し上げてきたとおり、おにぎり自体を否定する意見は皆さんからも全くなく、私もそうは思いません。また前期の総務文教委員会の町内所管調査の時にも、この課題について対応し皆さんの意見もいただいております。これまでの長い経過の中でおにぎりを持参させてきたことへの批判的な意見はむしろ無く、そういう時代だったという意見も多数いただきました。同時に現在もおにぎり持参が続いていることにOBのお母さんたち、父兄からは驚かれる声が少なくありません。現役のお母さんたち、特に引っ越されてきた方、斜里出身でない方からは、どうしておにぎりを持っていくのだろうという声はいまだに続いています。こうした課題を前提として、町として将来的な検討などは現在行われているのでしょうか。例えば当面週に1回でもおにぎり持参の回数を減らしていくなど、いくつかの段階的な改善の対応方法もあると思います。現時点での対応と検討状況、今後の方針に関して伺います。もう1項目、町長へ。町内の常設保育園では給食提供で副食、つまりおかずは提供されていますが、主食となるご飯は毎日持参するという状況です。以前の説明では国の基準に沿った対応を実施しているということでしたが、2004年に一般財源化されております。給食内で主食提供を行う自治体が実際に増えているのが現状です。今、議会でも保育園の利用料が10月から無償になる法改正を受け、再度この主食持参について町の考えを伺います。昨日の全員協議会でも説明がありましたが、今回の対応では保育園の給食費は無償にならないと聞いています。保育年齢によって副食は給食費内で、主食は持参するという方針も説明されました。保育利用料と、3歳から5歳、0歳から2歳児までの違い、現在の給食のシステムについて町の状況はどのようになっているのか改めて伺います。また、保育料無償化に伴い、保育料と給食費の状況がどのような変化になるか、今後給食の内容はどのようなシステムになっていくのでしょう。今回の無償化を受け、以前から給食費を無料にしている自治体も多くなっています。この件に関しては、町内の給食費を無償にすることは斜里町の場合にはさらに検討を有する課題であると私も十分承知しています。しかし保育園であっても学校給食であっても、目指すべきは完全給食の実施であると思います。この2点について、町の対応と考えを伺います。次に町の公共交通のハイヤー利用の回数券について伺います。現在はしゃりぐるの運行のない地域にバス料金の助成、ハイヤー利用券の配布が行われていますが、利用者の皆さんからは配布枚数の増加を望む声が多く聞かれます。せめて1週間に1回の利用ができればと皆さん言われます。現在の月に2回、4枚配布の根拠はどのような想定で決定されたのでしょうか。月に2回、4枚では往復すれば月に2回の利用になります。その点で、健康増進やコミュニティへの参加、各種催しものへの参加を考慮し、できれば週に1回の積算というのは難しいのでしょうか。この点についてどのようにお考えか伺います。3項目めは、知床へ観光で来られた方にゴミは持ち帰り、という非現実性、この点もそろそろ町は考えてもいいのではと伺います。もちろん我が町ばかりではなく、全国多くの自治体で以前からゴミは持ち帰り、という方針でやってきたと思います。ゴミ持ち帰り運動の発端は、昭和47年ごろに尾瀬のハイキングコースで始まったという記憶があります。その頃テレビで尾瀬に来た人たちのゴミが放棄されているという問題が映った記憶があります。現実的にはゴミ持ち帰りが日本全国に広まったわけですが、昨今はこうした非現実的なルールを観光客に言い続ける現状が問題になっております。知床は日帰りの観光客が多い地域ではなく特に連泊が多い。またいろいろなアクティビティに参加する方も多くなっています。昨今の観光の形態、外国人、自転車やバイクのツアー、ドライブでの立ち寄りなどさまざまな観光客への対応が増える中、ホテルや民宿、飲食店、各施設のゴミ収集に頼るだけの環境にはもう限界があるのではと考えます。一方でポイ捨ての問題も、モラル以前に一部にはそうした影響もあるのかと思います。世界自然遺産地域を有している知床において今後、周りの町村も含めて何らかの対応がそろそろ必要ではないかと思いますが、観光客のゴミ処理の課題として現状の問題も含め、今後の対応改善について町はどのようにお考えか伺います。以上3項目について伺います。

答弁 教育長 岡田

はじめに、1項目めの子どもたちの給食に関するご質問のうち学校給食のおにぎり持参については、私からお答えいたします。学校給食の週2回のおにぎり持参の見直しに関しては、昨年の6月と12月の定例会で議員からご質問とご指摘をいただき、前教育長からは、「次年度(令和元年度)の中で、いろいろなご意見を伺いながら検討させていただく」と答弁しているところです。その後の具体的な検討状況については、仮に、現給食センターに米飯提供機能を備える場合、炊飯器材一式の購入金額として約1億6千万円以上、また、この設備の設置には、最低でも64㎡の面積を新たに確保するための増改築工事が必要となります。ただし、現施設の老朽化をふまえると、その他の設備の修繕工事を合わせて行うことが現実的であることから、まずは施設全体の中期的な改修計画の整理が必要になると考えています。一方、施設改修をともなわずに主食である米飯、おにぎり持参の回数を減らす方法として、パンの回数を増やす、麺類の量を増やす、業者からの米飯納品の回数を増やすなどが考えられますが、いずれにしても原材料費の増額は避けられない状況になります。昨年12月の定例会でもご説明しているとおり、平成8年度に実施した保護者アンケート調査では、80パーセント以上が週2回または1回の米飯(おにぎり)の持参継続を支持する結果となりましたが、当時から22年以上が経過し、その後の社会情勢の変化もあることから、本年度はまず保護者アンケートを実施し、改めて現状の把握に努めたいと考えておりますし、その結果を基に、学校給食センター運営委員会等での協議を進めて行く予定でありますことを申し上げ、学校給食のおにぎり持参についての答弁といたします。

答弁 町長 馬場

櫻井議員の1項目めの子どもの給食に関するご質問のうち、保育所の給食と主食持参についてお答えします。昨日全員協議会でご説明させていただきましたとおり、保育園・保育所では、令和元年10月より幼児教育の重要性や負担軽減を図る少子化対策の観点から幼児教育・保育の無償化が実施されます。すでに詳しくご説明した点は、簡略にお答えさせていただきますが、1点目の斜里町の現状については、双葉・はまなす保育園の2園では自園調理を行っており、0歳から3歳未満児については主食及び副食の両方を、また3歳以上児については、主食以外を保育園で提供し、主食のご飯については自宅から持参をいただいております。保育料との関係では、3歳未満児については主食・副食ともに保育料に含むものとし、3歳以上児については副食のみ保育料に含み、主食は自宅からご飯を持参いただくことで実質給食費として負担はいただいていないところです。また、へき地保育所は学校給食を搬入しており、全児童に対し週2回のおにぎり持参の他は主食・副食を提供し、学校給食費を負担いただいている状況です。2点目の幼児教育の無償化に伴う町の対応については、国の取り扱いに準じて3歳以上児の副食費の負担をいただき、3歳未満児については現行の取り扱いのまま、保育料に含むことを想定しております。3点目の給食の内容については、今回の制度改正では食材費の負担のあり方は変わりますが、給食の内容について影響を及ぼすものではなく、引き続き安全でおいしく、滋養に富んだ、子どもたちに喜ばれる給食の提供に努めてまいります。4点目の給食費の無償化については、他の一部の自治体で取り組んでいることは承知しておりますが、一定の所得階層までの方は免除とし、負担軽減を図ることとしており、食材費は本来かかる経費でありますことから、これについては引き続きご理解をいただきたいと考えております。保育所であっても学校であっても、副食の他、全ての主食を含めて提供することが給食の目指すべきところという議員のご指摘も理解するところですが、まずは子どもたちの心身の健全な発達、食に関する正しい知識や食習慣の定着、また、さまざまな観点で食育を推進することなど、国の法令等で示されている給食の目的を踏まえた対応をすることが、最も重要であると認識しておりますことを申し上げ、1項目めの子どもたちの給食についての答弁といたします。次に2項目めの町の地域公共交通・ハイヤー利用の回数券を増やせませんか?についてお答えいたします。斜里町の地域公共交通におけるハイヤー利用料金の助成については、ウトロ地域と市街地以外の郡部における70歳以上で免許証のない方を対象として、平成28年度から実施しているところであり、平成30年度にも制度の見直しを図ったところであります。助成券の配布枚数が月2回で4枚となっている根拠についてのご質問ですが、地域公共交通の検討段階で行ったアンケート調査の結果を基にさまざまな試算を行い、今後の高齢者人口の増や財政負担を考慮したうえで決定したところです。また、健康増進や各種の催しなどを考慮して、配布枚数を週に一度の利用ができるように積算にしてはどうかとのことですが、仮に週に一度の利用とした場合、現在の配布枚数の約2倍になると想定されます。平成30年度の利用実績では、ウトロと郡部を合わせて249名の方に10628枚の助成券を配布しましたが、使用枚数は4551枚で、半分以上が使用されていませんでした。このようなことに加え、ハイヤーの台数に限りがあることで、観光シーズンには利用制限も生ずることから、配布枚数を増やすというよりも、使用されていない助成券の活用方法について、まずは乗り合わせの推奨を行うことが一つの方法と考えます。いずれにしても、高齢者の外出機会を支援する利便性向上に向けて、今後も内容を検討していく考えであることを申し上げ、2項目めの答弁といたします。次に、3項目めの知床へ観光で来られた方々にゴミは持ち帰りという非現実性。対応を考えませんかについてお答えいたします。観光客の皆さんが排出するゴミについては、斜里町においても他自治体と同様に、原則持ち帰りをお願いしています。これは突き詰めて言いますと、廃棄物処理法では、ゴミの排出者自身が適正な処理をすることを国民の責務として定めているところによりますが、この運動は長い試行錯誤の繰り返しの中で、全国的に広がり今でも多くの共感を得ているところだと思います。しかし議員ご指摘のとおり、さまざまな理由で持ち帰りが困難な場合も考えられることから、現実的対応として、ウトロ・斜里、両方の道の駅において、有料でのゴミの引取りをご利用いただいているところであります。ゴミは持ち帰りが基本方針であると考えておりますので、各施設ではゴミの分別等に苦労されている現状は認識しておりますが、今後につきましても事業者の協力のもと適切に対応していただくことをあらためてお願い申し上げ、櫻井議員への答弁といたします。

再質問 櫻井あけみ

学校給食のおにぎり持参について再質問させていただきます。今伺いましたら、施設の改修、今できることからの取り組みとしての対応、検討されている最中だと認識しました。主食持参については多くの方々のお話や考えを伺いましたが、なぜこのような形がこれほど長く続いたのか、時代的な部分もあるのではといろいろな方から言われました。子育て世代の終わった多くの男性は、おにぎりを持参していることをご存知ない方が多かったです。その時代は、みな奥さん、おばあさんが作られていたりして、週に2回おにぎりを持参していたことを知らない方が多かったです。一方で今の若い世代のお父さんは皆さんご存知で、中にはお父さんが作られるところもあります。それは、お母さんが働いているからです。働く時間もさまざまということも見えてきました。以前は、お母さん方がパートに行く時には、朝は9時や10時からが多かったそうです。しかしいろいろな働き方の中で早出があったり夜勤があったり、どうしてもお父さんたちが育児に関わらなければならない大きな変化があると思います。平成8年のアンケート調査には答えた記憶があり、その時にも地域では話題になりました。本当は止めて欲しいという声が多かったです。しかしその中でそれなりに費用が掛かるという問題を踏まえて、おにぎり持参の継続に至ったのかと思います。しかしもう22年経っています。今取り組む中で、一番危惧するのは衛生的な部分です。保育園も同じですが、高温の日が多くなり、5月に30度を超えるような天候が続き、22年前より気温も暑くなってきています。まして冬になれば冷たいものを食べなくてはいけない。おにぎり持参について今まで異論がなかったこともありますが、状況が長く続いていたのは町の取り組みとしては残念だったと思います。衛生面を含め、今回、パンを増やすなどいろいろなかたちで持参を減らしていく方向で動いてくださるとのことですが、アンケート実施結果に基づいてと同時に、教育委員会自体としては、おにぎり持参、衛生面、煩雑性、費用の面、具体的にこのまま継続していいと考えていらっしゃいますか。

答弁 教育長 岡田

おにぎり持参についての再質問をいただきました。始まった経過は理解するがその後いろいろな状況変化があり、親の働き方も変わり、気候変動の話もありました。いろいろな変動要因がある中で、40年くらい長く続いてきたことはなぜか。当初はオイルショックがあり、食材の高騰対策で給食費を上げずに抑制するための対策として始まりました。どちらが先かはあるのですが、週2回のおにぎり持参があった故に、給食センターの設備としても米飯設備を備えていないなど、いろいろなことが持参を前提に組み立てられており、途中でのアンケート結果でも、すぐにでも変えるべきという意見ではなく、むしろ平成8年のアンケートでは、給食費の値上げをしてもいいので持参をしないで欲しいと言ったのは12.4パーセントの少数派で、最初の答弁で申し上げたように8割の方はこのままがいいという結果があり、今があるのです。一方で気候変動の対応、親の働き方など、改めてもう一度検討し直さなければならない要素が出てきていると理解するところです。そのような状況変化もあり、平成8年から長らく意向調査をしておりませんので、櫻井議員の独自の調査では、現役の親だけではなく、すでにお子さんが学校に行っていない方や男性の方など広く意見を聞く中では、見直したほうがいいのではという意見があったとのことですが、今回考えているのは、基本今の保護者の方々で広く町民に聞くことまでは考えておりませんが、今年改めて平成8年と比較できるようなアンケートを取ってそれを踏まえて検討したいと思います。教育委員会としては、櫻井議員もおにぎりの持参自体が問題、悪いことではないとおっしゃっていましたが、私もそう思います。批判的な意見、見直したほうがいいという意見もあるのですが、一方でこれだけ長く続いてきたことに継続したほうがいい、いいことだと思う保護者の方もかなりいるのではないかと思います。一方的に実態を見ずに変えていくことにはならないと思うので、改めての調査結果を受け止め、回数を減らすのか、全面的に持参を止めて米飯をまかなうようにするのか、いくつかの選択肢があると思います。または段階的にとのご意見も踏まえて対応について考えていきたいと思います。

再質問 櫻井あけみ

これから検討を進めていただきたいと思いますが、継続したほうがいい、あるいは実態を見ずに、というお話がありました。その実態はなかなか難しいと思うのですが、例えば米飯が増えると給食費が値上げされる選択肢も生じると思います。そのために続いてきた実態はあると思います。でも町の給食の考え方、今言われている食育、安全の観点で町はどうあるべきかのスタンスが必要と思います。今やっている事業全てが利用者の話を聞いて推奨してきたのではなく、町としてどう取り組むかの一つのスタンスが必要ではないかと思いますので、父兄の皆さんの意見を聞くことも大事ですが、町が提供する学校給食としてどうあるべきかという一つの線を明確にしていただきたいと思います。以前はおにぎりを作ることが子どもと給食と学校と家庭のつながりを高めるコミュニティの重要なツールと長く給食だよりにも書かれてきましたし、一回目の質問の時に教育長もお答えになっていました。もしそれを堅持するのであれば、町の給食のスタンスとして続けられてもいいとも思います。教育委員会の学校給食の提供に関する考え方をしっかりと再度見直すことを求めてきたので、方針、指針を明確にした上で父兄の意見を聞いていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 岡田

教育委員会としてのスタンスを明確にとのことですが、基本的に衛生面への対応はより慎重に進めなければいけないところです。おにぎり持参の形がそれなりに支持されるのであれば、できれば続けたいとの意識はあります。それは教育の問題として家庭の教育力や親御さんが子どもの教育、学力向上にしっかりと意識を向けていただくことが非常に今薄れてきており、強化しなければいけない部分だと思うので、家庭と学校、児童生徒を介してのつながりは多ければ多いほどいいだろうと。一つの要素をおにぎりが担っているのは間違いないと思うのです。先ほどお話があったとおり、昔はお母さんだけが関わっていたおにぎりづくりに、時代が変わり母親が就業するためにお父さんが関わって作ってくれたのは、非常にいいお話だと。お母さんだけが子どもの教育に関心を持つのではなく、家族全体で関わりを持っていくことがいい話だと思います。そのようなことも踏まえて、全道では少数派で今後も斜里独自なのはよく認識しておりますが、それによるメリットも確実にあるのではないかと思います。衛生面の問題などもクリアしながら、継続できるのであればその方向で、ただし回数に関しては見直していくことも当然あるかもしれませんし、必ず週2回持参することが家庭と学校をつなぐ必須条件だとは全く思いませんので、必要な見直しはしながら可能であれば続けていきたいと思います。

再質問 櫻井あけみ

家庭での教育の有効力に、おにぎり持参の現状はかけ離れているのではと思います。他の地域でも、1か月に1回、あるいは1シーズンに1回、親子で一緒にお弁当を作って食べる取り組みは功を奏していると聞いています。しかし、前回からも言っていますが、最近の朝ごはんはパン食が非常に増えている現状もあり、なかなかそのためだけに週に2回、ご飯を炊けない。前の日にコンビニからおにぎりを買ってきてアルミホイルやサランラップに包み直し持っていく現状も一部では聞いております。食育の観点、つながり、家庭の教育に関する関心の高さは、本当に功を奏しているのか、具体的にどのように検証されているかわからないので、感覚的にそれもいいのかなとしかわかりませんが、これからの教育委員会の方針として、明確にしていかなければならない点ではないかと思います。同時に伺います。例えば1食おにぎりの持参回数を減らす、最終的には全体を減らしていくかもしれない。給食費の負担が増えるかもしれませんが、我が町は給食費が非常に安いとずっと言ってきました。主食を持参しているから。その辺で費用の面をこれからも考えていくと思うのですが、給食費に対しての食材費、いろいろなものが高騰する中で公費の負担も視野に入れて考える余地はあるのかないのか伺います。

答弁 教育長 岡田

議員から前段で、おにぎりに限らず、月に1回お弁当など家庭と学校をつなぐ方法はいろいろあるのではないか。そのような事例も承知しております。仮に、結果的におにぎりが無くなっても、何らかの仕掛け作りは必要になると思いますので、合わせて今後の検討課題としていきたいと思います。給食費の公費負担の関係ですが、結論から言うと今のところ食材費は、法令等で定めているとおり、食材については保護者の方に負担いただきたいのは基本的なスタンスです。それ以外に学校給食の提供について、町全体で人件費も含め1億5千万円くらいかかっているかと思いますが、そのうちご負担は5千万円くらいを徴収させていただいて食材費に充てています。基本的には全体を求めているわけではなく、食材の部分としてお願いしているので引き続きご負担をいただきたい。経済的に困窮されている方は、別の制度で要保護、準要保護の就学援助費や特別支援の奨励費として、斜里町は全国的に見ても相当ハードルを下げ多くの方に適用できる基準にしています。おそらく全児童生徒の1割くらいが就学援助、給食費の負担をせずに食べていただいている現状にあるので、この仕組みを基本とし、負担いただける方については、この後も求めていきたい考え方です。

再質問 櫻井あけみ

今後の給食全体とはならないと思いますが、食育、教育委員会の給食提供に関して、たかがおにぎり、されどおにぎりとの町の声も伺っているので、ぜひ積極的に今よりもみんなが良かったとなる取り組みを求めたいと思います。保育園の主食持参についても伺います。教育委員会の給食の対応と似た部分があります。当然考え方の基本である食材費の自己負担は納得できています。以前伺った時に、学校給食と同じく衛生面、食育の観点で、せっかく美味しい副食が用意されていて持ってきた器で食べることに関し、食事環境の点から改善していくべきではないかと思います。例えば保育園内では、行事食の時などに保育園調理の中でかやくご飯などの提供もされていると伺ったのですが、調理施設で炊飯を行うことは全く不可能なのでしょうか。

答弁 町長 馬場

確かに釜を持ってはいますし、幼児食についてはガス釜で炊いている現実があります。しかし毎日炊飯器でご飯を炊くとなれば負担が大きい、また炊飯器には場所が手狭なのが実態です。

再質問 櫻井あけみ

保育園に通っているお母さんからは、行事食でかやくご飯が出る日がある、何らかの対応ができるのではないか。またメニューの中に学校給食と同じように、いつもご飯ではなくパンを活用するなど、主食の持参をやめればメニューの範囲が増えるのではないかという声もあります。学校給食と違い食材費はもちろん自己負担です。主食と副食を分けて考える点が国の基準で決まっていることが理解できないのですが、その点、町はどのように捉えているのでしょうか。

答弁 町長 馬場

食事ですから、主食も副食も合わせて食事と取れると思いますが、保育園事業は国の支援ももらいながらやっている、法に基づいている中では考え方を踏襲せざるを得ないと思います。

再質問 櫻井あけみ

保育園の運営は国の補助をもらっている。しかし今回無償化になり、給食の補助はありません。そのため給食費が明確にかかってくる、一つの給食供給としてやっていく考えですよね。そうなった時に副食が補助の中からある程度出てくる取り組みなのでしょうか。

答弁 町長 馬場

その分はないと思います。ただ、幼児教育・保育の無償化は全てが無くなったのではなくて、今まで補食の部分も含めてかかっていたものを、それ以外の保育料が無くなったという理解です。課題の負担を軽減することによって子育て支援をしていくのが国の考え方だと思うので、それを受けながら対応していくのが基本的な考え方です。

再質問 櫻井あけみ

そうしましたら、給食の提供については町がサービス、給食事業としてやっていくかたちが明確になったと捉えているのですが、そうではないのでしょうか。

答弁 町長 馬場

その部分の補助が無いという意味では自由にできるかもしれませんが、元々あったものの補食など以外の保育の部分が無償になり軽減されたという捉え方なので、新たなものをと今考えているわけではないと、昨日も全員協議会で資料を提示させていただいたところです。

再質問 櫻井あけみ

先ほど教育委員会に求めたのと同じですが、今回無償化になった部分、現在続いている主食持参を踏まえて国の法令等で示されている給食の目的を踏まえることはしっかり押さえていかなくてはと思いますが、何でも国の法令が一番いいとは思っておりませんし、今回の無償化でより給食と保育サービス事業の切り離しが明確になったのかと捉えているので、常設保育園、へき地保育所に対しての給食は、子どもたちの食育の観点、健康管理、喜ばれる給食、滋養に富んだ安全でおいしいことを踏まえて町としてどうあるべきか今後も検討していただきたいのですがいかがでしょうか。

答弁 町長 馬場

私も保育園にも行かず、おやつも食べない、給食も無かった時代に育ってきました。その中で現在の保育園、保育所の主食について議論しているわけですが、議員がおっしゃったように改めて国の法令等で示されている給食の目的、意義を読ませていただき、食に対する奥が深いと。保育所は6歳から0歳までいるわけですから、幅広い中で、いつ食べたくなり、どんなものを求めるか、なぜ食べ物をいただけるのか、さまざまなことを学ぶ大きな機会だと思いますし、もう一つの役割として、保護者の支援も含まれております。給食の目的が法令等で示されているから、国が言っているからではなく、なるほど、と思うからこそ、しっかりやる必要があるとの認識です。

再質問 櫻井あけみ

おっしゃったように、子どもたちにとって大きな学びの機会です。それを提供する保育園の存在として今後も奥の深い子どもたちの給食に関して、今の状況がいいのか、もっと良くなることはできないのかとの観点で今後も検討を深め、変えるべきところは変え、残すところは残す対応を取っていただきたいと思いますが提案でしょうか。(確認:いかがでしょうか。)

答弁 町長 馬場

普段もそのように意識して取り組んでいると思いますが、こういった機会を通じて栄養職員、または保育士と一緒に食事を楽しむのも給食の大事な役割と聞いており、そのようなことも再度確認しながら、おっしゃったようにより良くする方法はないのか取り組んでいければと思います。

再質問 櫻井あけみ

次の、ハイヤーの券の配布を増やしてはという件です。運転免許を返上した方も多くおり、地域にこもりがちになることを無くすためにも券の配布は行われていると思いますが、ウトロと郡部合わせて249名というお話がありました。そのうち使われているのが半分にも満たないことが良くわかりました。観光シーズンには利用制限も生じ、使わない方もいる。ハイヤーの台数に限りもあるということですが、乗り合わせの奨励を行う、使ってもらうために今後取り組んでいかなければならない課題があることは見えてきました。今後、内容を検討していくので全然考えていないわけではないと理解しています。ハイヤーの件に関して地域性もあるのでしょうが、ウトロの場合と郡部の場合は多少状況が違っています。今、乗り合わせの動きがあるのはウトロの状況だと思いますし、観光ハイヤーが夏は使えないことも皆さん理解しています。郡部の方々は、乗り合わせと言ってもおうちとおうちが離れていてなかなかうまくいかない。頑張っている利用者の方もいますが、1カ月に2回しか使えないと、健康増進でポイントがもらえるけれども自分はそこには行けない、という話もよく伺います。どうして月に2回の往復なのかと伺ったら、高齢者の人口増と財政負担を考慮したとのことですが、現在サービスが使われていないことを考えれば、今後、利便性の良いかたちで使う検討の余地は残っていると思うのです。なぜ月に2回か、お金の面だけではなく今後いかに使っていただき、かつ家に引きこもらず健康増進にもつながるようなハイヤー券が利用されるかという点に目を向けて検討してくださると考えていいのでしょうか。

答弁 町長 馬場

月2回にしたのは、これからお年寄りが増えていく状況がまだまだ続きます。これからのお年寄りのことも踏まえながら、斜里町の財政、バスの助成、しゃりぐるは今までやっておりませんでした。郡部への定期バス、路線バスもどんどん無くなっていく、車社会で皆が持っていることがあったからですが、その中で、閉じこもって出て来られないのは健康を維持するためには避けなければならない、出られる後押しをしようという発想が起きてきたわけです。今までにない負担をして行かざるを得ない、どこまでみられるかという中での苦渋の判断だということ。もう一つは、全て助成の基に出ていくことではなく、一つプラスに考えていただきたい。何もなければ出る機会がないが、月2回でも利用券があることで出やすくなる、もっと出たい人が4回にしたら足りるのかと言えば、そんなことも無いわけです。さまざまな考え方があるので、全てを助成券でまかなうという考えで始めたわけではないのです。せめてどこまで、と考えた時に、月2回、合計4枚という基準を出して有効に活用していただきたいとそもそもの考えでやってきました。多くの人が足りないとお話をされているということですが、実際に全てを利用した人は昨年度20人です。郡部で16人、ウトロで4人。20人の方が全部を使用したのであって、足りないのであれば、もっともっと多くの人が使い切っていたはずです。現状はそこまで至っていない。制度的に不自由な部分があるかもしれませんが、実態としてはそのようなことがあります。それを踏まえて今後どうするかは、これまでもさまざま制度改正をしてきました。冬期間、免許証があっても助成券を発行するとか。思った以上に多くはなかったのですが、少なくとも利用できた人はいましたので、ご意見をいただきながら改正してきているのも事実ですし、今後も続けていくつもりです。

再質問 櫻井あけみ

20名が多いのか少ないのか、試算の中で高齢者の人口増や財政負担、現状とこれからも改善していく余地はあると思いますが、少なくとも今まで出なかった方たちが利用券を使って出るきっかけにという使われ方は、枚数を増やすだけに限らず、対応の余地があると思うので今後の検討を期待します。次の質問です。ゴミの持ち帰りについて今どうこうと具体的に言ったわけではありません。昨今、きれいになってきたから余計ポイ捨てなどが非常に目につきます。知床の観光に来られる方々、ゴミを持って帰ることができない方々が多くなってきています。今まではホテルや宿泊施設に泊ってそこでゴミを受け入れていますし、民宿、飲食店でも受け入れてくれています。地域の活動、経済団体に委ねることが多かったのですが、昨今はそれがなかなかない。ゴミを自転車やバイクに括り付けて走っている方もよく目にします。ウトロ、斜里の両方の道の駅でやっているゴミの引き取り有料の取り組みを、今後、観光、地域プラットフォームを設立し、これまでにない観光地を目指す中に、ぜひゴミの持ち帰り、世界自然遺産エリアの中で発生したゴミ、知床斜里町を訪れた方が、経済活動で発生したゴミを何らかの事情で家まで持ち帰るのが不可能な方が多いと思うので、処理・消費できる部分があればシステムを含めて考えていくことが必要ではないか。町長ご自身は現状を踏まえて、世界的な問題にもなっているので大きな視点と、斜里、知床としての取り組みをやっていくべきではないかと考えますが、どのように思われますか。

答弁 町長 馬場

多くのお客様に、斜里町、知床に訪れていただきたい。これは常々私が言っている願いです。それが実現すればするほど、し尿、トイレ利用の問題、ゴミといったものは、楽しむ裏返しとして必ず発生すると思います。トイレは公衆トイレを各地に用意しているので、それらをご利用いただくことで、パーフェクトとは言いませんが、ある程度の解決はできていると思いますが、ゴミに関しては難しい面を抱えていると思います。多くの人に訪れていただいて、持ち帰れない人はどういう人かと考えた時に、日帰りの方。宿泊を伴う方は宿泊施設、キャンプ場で処理はできます。レンタカーであれば、レンタカー会社等、一定程度処理できる道もあるということです。ではどうにもならない人、札幌から日帰りでという方はいないかもしれませんが、仮に日帰りで来た時に、そこまで持って帰らせるのかというのはあるかもしれません。でも基本は持ち帰りというのと、持ち帰れない人のために、櫻井議員も関わっている路線連絡会議等、旅のゴミは持ち帰りが基本ということで、道の駅にて対面で袋を売って有料で引き取る対応もしていただいておりますので、全てがNOではなく、できるものはやっていく。確かに何でも処理できればいいのですが、そうすると分別が難しくなってきますので、分別への対応。さらには町のゴミ処理場、元々は住民の人数によって排出量を試算しながらやっているわけですが、観光という側面を考えなくてはいけないのかと思いますが、分別ができない現実と処理の現実的な対応を考えた時に、なかなか新しい道は作れないと今の段階では思います。

再質問 櫻井あけみ

いろいろな取り組みとして出た壁新聞黒縁めがねについては、これを見てみんな持ってきたら困るよ、ということで持ち帰りが基本、という文章でした。町長がおっしゃった、これからの管理、観光客が出すゴミ、財源の対応につながって行く動きがあると思うので、ゴミ、環境の問題も考えて、町としてどうあるべきか取り組みを常に考えて、持ち帰りが原則だけではない、知床独自の取り組みも今後考えていく必要がある。町長も同じだと思うので、その確認だけをさせていただき、質問を終わります。

答弁 町長 馬場

知床ならではといいますか、知床独自の処理方法を生み出せれば、しかも羅臼と一体となって知床としてできれば理想かと思いますが、具体的な方法となれば、言うは易く行うは難し、で難しい面が多々あろうかと思います。だからと言って諦めるわけではありませんが、なかなか知恵も出てこないのが現実なので、今日ここにいらっしゃる皆さま方の知恵もいただきながら、模索していければと思います。

出典:斜里町議会 令和元年6月会議 2019年6月27日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる