釧路町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月3日
有害鳥獣対策(クマ対策)について
2025年12月3日、釧路町議会の一般質問で、川田雄一議員が「有害鳥獣対策(クマ対策)について」質問し、町長 小松茂、農林水産課長 旭岡伸悟が答弁しました。
- 質問者
- 川田雄一 議員
- 答弁者
- 町長 小松茂、農林水産課長 旭岡伸悟
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 15番 川田雄一
3件目に移ります。有害鳥獣対策(熊対策)についてであります。今年度、特にテレビのニュースや新聞記事で取り上げられることの多い熊による被害に、対策についてでありますが、熊の出没実態はそれほど珍しいものではありません。しかし、異常なのは全国的な人的被害の多さであります。北海道、東北、北陸を中心としつつ、西日本にも広がり、報道によれば、過去最多を記録し続けているとのことであります。人家周辺に出た熊が、人の生活の中にある食料の味を一旦味わうと、それを求めて出没してしまうという悪循環が生まれているのではないか、それは人にとっても、熊にとっても決して好ましい状況ではありません。釧路町の人家周辺、そして町なかにも出没した場合、どう熊対策を対応するのか、以下3点についてお聞きをいたします。1点目が、今年の熊の出没傾向と対応及び昨年からの改善点。2点目が、捕獲のための人材確保は。3点目が、今後の課題は。以上、答弁よろしくお願いいたします。
答弁 町長 小松茂
有害鳥獣対策(熊対策)ということで、今年の熊の出没傾向と対応及び昨年からの改善点についてのお尋ねですが、当町における今年度のヒグマ出没状況は11月末現在で16件で、ここ数年は増加傾向にあります。さらに、今年度は遠矢小学校及び中学校付近に出没するなど、人の生活圏に近い場所での出没も増加している傾向にあります。昨年からの改善点としましては、ヒグマ出没をより早く確実に周知するため、ひぐまっぷに加えて、釧路町LINE公式アカウントによる周知に取り組んでおります。次に、②の捕獲のための人材確保についてのお尋ねですが、本年度における当町のヒグマ捕獲従事者は19名となっておりますが、本年9月より可能となりました、緊急銃猟によるヒグマ捕獲従事者につきましては、今後、対応できるハンターの確保に進めていきたいと考えております。次、最後の今後の課題ですが、人の生活圏に出没するヒグマにも対応できるよう、緊急銃猟の実施に必要なハンターなどの人員確保、さらには猟友会や警察などとの連携強化に努めることが課題と捉えております。以上であります。
再質問 15番 川田雄一
1点目の再質問に移らせていただきますけれども、今月11月現在で16頭、16件ということは、少なかったなというふうに思っておりますし、昨年からの部分での改善点については、ひぐまっぷという部分が、先ほど言われましたけれども、ひぐまっぷ自体は、その前から釧路町のホームページでもある程度の分野は出ていたのも、自分、分かっていますので、昨年からの改善点という部分では、ひぐまっぷというのはちょっとあれなのかなというふうに思いますけれども、今年度、熊の被害対策パッケージが出たのは承知だと思っておりますけれども、11月14日に、熊被害対策等に関する関係閣僚会議決定という形の中で、国のほうからのお示しがなったところでもありますけれども、そのことから、今後の部分で改善点、このままでいいのかという部分が私はあると思うのですが、新たにこれからの改善点をしていく部分で何が必要だと思っているのか、確認したいと思います。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
先ほどの答弁の中の、ひぐまっぷに関しましては、今、御指摘のとおり、前年度からもう既に取り組んでいるというところで、それに加えまして、今年度からLINEによる周知というふうに答弁したという内容で御理解いただければとまず思います。それと、今後、対応していかなければならない改善点といたしましては、先ほどお話ありましたとおり、国のほうからも、いわゆる緊急銃猟、こちらに対する対策を、今後、市町村としても取っていかなければならないと、そういったことで、国のほうからガイドライン、そういったものが示されておりますので、それに基づいて、当町といたしましては、今、対応策のマニュアルの案みたいなものは、今、作成しているところでございます。今後は、その案を地元の猟友会、ハンターと話、協議のほう重ねながら、実効性の高いものにしていくというところが、今後、やっていかなければならないことかなと考えてございます。
再質問 15番 川田雄一
マニュアルという言葉が、今、出たので、ちょっと、そこでお聞きをさせていただきたいと思いますが、恐らくマニュアルの部分には熊が出た、いろいろな状況下、報酬等という部分もマニュアルの中には載せていくとは思うのですけれども、ここで1点、お聞きしたいのですけれども、昨年の予算の部分でも、全体層の中で、熊1頭という部分が出ています。しかしながら、それに対する部分は出ていません。確認したいのが、この熊1頭を、もしくは捕獲した場合のこの報酬というものが、今まで幾らだったのか、さらにはハンターが3人か4人で行くと思いますから、そういう部分の、日当といいますか、報酬といいますか、そういう部分は幾らだったか、私たち見ても分からないのですよね、これ。全体層でごさっと書かれているので、ちょっと確認、そこをしたいと思います。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
ヒグマ捕獲に至る、従事されたハンターの報酬等のお話でございますけれども、確かに捕獲が成功した場合に至りましては、ヒグマ3歳以上につきましては、1頭1万円というのを、報酬金がまず奨励金として出ております。ただ、それに、捕獲をするというところに至るまでには、複数のハンターによるパトロールですとか捜索、そういった作業が出てくるわけでございまして、これに関しましては、うちの非常勤職員扱いということで、ハンターを取扱いしておりますので、それと、それの定めに沿った、まず日額報酬、3時間以上の勤務ということで8,000円、こちらを支給するということとなってございます。さらに、自宅から現地まで車等で移動することになりますので、そちらの車の費用弁償、そういうことに関しましても、1キロにつき40円を支給するというふうな決まりで、今まで実施してございます。
再質問 15番 川田雄一
ここで、ちょっと確認させていただきたいのですけれども、先ほど課長のほうからの答弁の中で、非常勤職員の方の部分がいるのでという部分がありましたので、そしたら、釧路町の猟友会はこれには含まっていないということで考えてよろしいのでしょうか。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
説明不足で申し訳なかったのですけれども、猟友会の方々は、釧路町の附属機関の鳥獣被害対策自治体というものに皆さん所属していただいております。その所属しているということで、非常勤職員扱いということで、先ほどの日額報酬が払われるということになってございますので、皆さん、猟友会のハンター、皆さんですね、協力された方は、日額報酬として3時間以上の場合は8,000円を頂けるというような仕組みになってございます。
再質問 15番 川田雄一
分かりました。釧路町の猟友会と、そっちと、という部分が違うのかなというふうに思っておりましたので、十分、それが、猟友会自体がもう同じだよということなので、それは十分分かりました。ここでお聞きをしますが、今後のシミュレーション、マニュアルを作っていく上で、各地いろいろ報道でもありますよね、ハンターの部分で報酬日額、さらには発砲してからのその熊の部分、いろいろテレビ報道であります。確かに金額もそれぞれ違うのですよね。高いところであれば1万5,000円の日当、さらには捕獲した場合の1頭3万円とか、1頭2万円のところもあれば、日額4,500円のところもあれば、様々なのですけれども、そういう部分で、今後のマニュアルの中で、そういう部分を、いろいろな報道関係、いろいろ見てきた中で、変えていく部分は思っているのか、マニュアルの中に、新たに今後の部分で変える部分は、そういう要素はあるのか、確認したいと思います。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
今回のマニュアルに関しましては、緊急銃猟に関する、どのように、実際、緊急銃猟を行うときに、どういう行動を取るかといった内容を定めるものということでございまして、緊急銃猟以外、緊急銃猟かかわらず、ヒグマに関する業務に当たっていただいたハンターに関しましては、同様の報酬等の体系によってお支払いをしていきたいと考えてございますので、マニュアルの中に報酬をどうするかというのは、うたわないような考えでおります。
再質問 15番 川田雄一
マニュアルの中にはうたわないという部分で、けれども、そういう部分での、もしくは今後ですよね、釧路町で、OSOですよね、撃たれましたよね。これがオタクパウシでありました。被害が多かったのは、標茶町、厚岸町、それぞれあると思いますけれども、ということは、歩いて釧路町まで来るということですよね。今後、そういう部分が増える可能性もあると考えたときには、やはり、もう少し考えたほうがいいのかなという部分も思いますね。これ以上、それの部分に対しては、お話は言いませんけれども、今後、そういう部分も考えていただきたいとも思っております。さらには、今後の部分におきまして、そういうマニュアルを作っているということですから、警察、さらには自衛隊との関連、ここら辺も視野に入れながら考えているということで、よろしいですよね。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
国のほうから示されたガイドラインに沿いますと、そういった行政機関と猟友会、警察等、そういったところの連携は必要不可欠というふうになってございますので、同様の形で、連携を取れるようなマニュアルを作っていきたいと考えてございます。
再質問 15番 川田雄一
今、これだけテレビ報道で毎日のように熊の報道がなされている中で、もうそこら辺は警察とか、こういうことがあるので、今後、こういうふうにしたいと、自衛隊とこういうふうにしたいというお話は、もう少しは、お話はしているのかどうか、確認します。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
地元の警察署等々は、昨年の12月に一度、当町の中で、猟友会部会長と釧路警察署、集まった中で協力体制を取るという意思確認はしてございます。その後、今、マニュアル案ができて、それをまず一旦、猟友会のほうと話しさせていただいてから、その後、警察とお話しさせていただきたいと考えてございます。(「自衛隊は」の声あり)自衛隊に関しては、ちょっと、今のところ、まだ、お話はしていなかったところでございます。
再質問 15番 川田雄一
やはり、こういう部分は早め早めだと思うのですよ。先ほどもいろいろな、今回の一般質問の中で、防災とか、いろいろな部分がありましたけれども、早めにそういう部分を決めていかないと、はい、出ました、まだマニュアル、間に合っていません。もしくは明日、昨日、話していて、昨日の夜にいきなり地震が来るように、分からないわけですから、マニュアルというものは早急に整備していったほうがいいのかなと思いますし、今後の中で、熊が出没して、いろいろな部分で、もう本当、ライフルの弾だって高いわけですよね。今、あれ、いろいろ僕も調べたら1,600円、安くても1,600円ぐらいするのですよね。そういう部分をどうするのかとか、そういう部分もいろいろ含めながら、今後のマニュアルに踏まえていただきたいと思いますけれども、このマニュアル、いつできるのか、ちょっと確認したいのですけれども。来年早々にはできるということで間違いないのか。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
猟友会とのお話の結果によるところはあるのですけれども、猟友会のほうの了承が取れれば、年度内には完成したいと考えてございます。
再質問 15番 川田雄一
最後に、この質問だけします。こういう部分の、猟友会とのお話合いの中で、熊が出没して、そちらに行きます、撃つ人がいます、そういう部分で、もしくは4人が出ますよね。人数的には19名の方がいるということですから、スケジュールを組んでというわけではないですけれども、サイクルを持ってやるとか、もしくは出られない人は出られない人でもいいので、そういう部分をしっかりとやっていただきたい。そして、もしくは出た人は出た人という部分の形の中で、この猟友会の今の委員会の形の中で、会長がいるわけですから、会長がしっかりと、この人は何回出たとか、把握できる体制をしっかり取っていただきたいと考えますけれども、いかがでしょうか。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
そうですね、そのとおりだと思います。猟友会と意思疎通を図りながら、ハンターの中にでも、熊捕獲に関して積極的に行いたい方、そうでない方いらっしゃいますので、そういったところも勘案しながら、満遍なく、順番を何となく考えながら、そういったところを対応していきたいと。さらに、部会長、そういったところにも、どのような形で、今回、ハンターを依頼しているか、順番、どういう実績で依頼したか、そういったところが見えるような形で考えていきたいと思ってございます。
再質問 15番 川田雄一
やはり、そういう部分は必要だと思いますので、熊もそうですし、鹿もそうですけれども、そういう部分で情報公開という部分が必要だと思いますので、そこら辺はよろしくお願いいたします。それでは、2点目の部分に行きますけれども、捕獲のための人材確保はという部分で、先ほど町長からの答弁がありましたので、ある一定の部分は分かるのですけれども、今後、やはりガバメントハンターの部分が重要視されてくるのかなというふうにも考えますけれども、そこら辺、どのようにガバメントハンターの部分を考えているのか、確認をしたいと思います。
答弁 農林水産課長 旭岡伸悟
ガバメントハンターに関しましては、職員の採用等の関係もありますので、なかなか難しいかなと思いますけれども、ガバメントハンターをもしここで、雇うといいますか、1人設置するというような形を考えた場合、まず、その専門知識を持っている職員自体がまずいるかどうか、この職員、たまたまライフル銃を持っている、たまたま鹿等は獲ったことあるよと、そういう職員がいたとして、その方をもって専門知識があるかというところに関しては、なかなか疑問符がついてしまうかなというところがございますので、ガバメントハンターというふうに言えるほどの技量ですとか専門知識、そういったものを持ち合わせたまず職員を、まず確保しなくてはならないと、そこがかなり難しい課題かなというふうには捉えてございます。
再質問 15番 川田雄一
そうだと思うのですね。だからこそ、今後、こういう部分でのいろいろな物事を、町としても、やっぱりこう前に出していく形が必要だと思うのですよ。ガバメントハンターの部分に関しては、環境省のほうも十分、そういう部分は分かっているわけですから、年間予算なり等の部分も出てくる状況もありますし、そう考えると、今後、必要性のある、ただ、緊急にという部分にはなりませんけれども、短期的に今後は取り組む必要性があるのかなというふうに考えますけれども、それについて、最後に、町長のほうから、このガバメントハンターについて、今後、短期的にではありますけれども、取り組む必要性についてどのようにお考えなのか、お願いします。
答弁 町長 小松茂
捕獲のための人材確保ということの一つの手法として、選択肢としては、ガバメントハンターの確保というのも一つの選択ではあります。ガバメントハンターは、ある意味、公務員としてのハンター、専門的な知識を持つ、それから、ある意味、猟友会というのは、いわゆる一つ、簡単に言えば、趣味の世界です。そういった方々に、いわゆる危険を冒してでも緊急銃猟に参加していただける方々がどれぐらいいるかということ、こういったことも、今回、一つの課題になってまいります。その中に、ガバメントハンターを当町、抱えることで、より有効的に進めることができるのか、もしくはガバメントハンターでなくても、猟友会の中で率先して、この緊急銃猟に参加できる、そういった会員がいて、そして経験豊富な方々が何人かおられますので、この緊急銃猟に参加する上では、一定条件の経験がなければ、この緊急銃猟に参加できません。ですので、そういった方々を選定しながら、ガバメントハンターとして活躍すること、さらには、そうでない方法でもしっかりとした、我々行政側として、この緊急的な措置に対応できる、そういった人材を確保できるということもありますので、そういった両面をにらみながら、これからしっかり内部で協議をし、また、猟友会と協議をしていきたいというふうに思っています。
再質問 15番 川田雄一
それでは、3番目ですけれども、3番目の答弁等に関しましては、今後の課題という部分でありましたので、今、町長がお話ししてくれたことが全てなのかなとも思っております。さらには、猟友会、警察のこの連携強化がもう確実に不可欠なものなのかなというふうにも思っておりますので、今後、そういう形で、もしか、いつ来るかも分からない熊ですから、今後、そういうふうに対応しながら、しっかりとマニュアル本を作っていただきたいなというふうに考えて、終わらせていただきます。ありがとうございます。