みんなの議会

猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

観光行政について

2024年9月10日、猿払村議会の一般質問で、野村雅男議員が「観光行政について」質問し、村長 伊藤浩一が答弁しました。

質問者
野村雅男 議員
答弁者
村長 伊藤浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 野村雅男

次、4番目の観光行政についてお伺いをしたいと思います。日本国内はわれわれが住んでいる猿払村もそうですけれど、マスコミ、新聞やテレビ等でインバウンドが急拡大をしているという言葉があります。非常に好調で、観光地あるいは都市部でも活気を取り戻している現状でありますし、われわれも札幌市とかへ行きますと、何か異常なほど、人手が出ている感じがいたします。宗谷管内のインバウンドはどの程度、数年比較していただくと、どのような数字になってきているのか。お伺いをしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

野村議員さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。宗谷管内、本村のインバウンドの状況について説明させていただきたいと思います。宗谷管内のインバウンドの状況は、台湾、香港、アメリカ、中国、シンガポールからの来訪が中心となっており、一般客やツアー客も含め、客数はコロナ前の状況に戻りつつあると聞いております。宗谷総合振興局が取りまとめた調査では、令和5年度の宗谷管内へのインバウンド宿泊延べ数は1万7728人泊で、このうち台湾が5674人泊、香港が2076人泊などとなっております。次に、村内へのインバウンドの状況ですが、ホテルふるさとの家には利尻町、礼文町の観光を目的とした1グループ30人前後の台湾のツアーが中食のために立ち寄り、10月までに計10本のツアー客が訪れる予定と聞いております。また観光協会へ確認をさせていただいたところ、道の駅窓口には欧米人の個人客が多く、キャンプ場利用者も増えているとのことで、自転車やレンタカーで来る方も多いとのことであります。その他の一般客、ツアー客の令和5年度の顧客数は、宗谷管内全体で182万8800人、うち本村へは12万3900人となっており、今年のさるふつ公園への入り込みについても、ゴールデンウイークやお盆連休を中心に、昨年よりも大幅に来訪者が増加している状況でございます。以上です。

質問 野村雅男

今の村長さんの宗谷管内や猿払村も増えて、中食ではあるけれども、個人客も増えていると、そのようなことでございました。大変、恩恵を受けている状況でございまして、私たちも経済という面では猿払村の商工業の影響を及ぼすものであると考えているところでございます。皆さん方が消費をしていただくことはもちろんでございますが、根元にあるのは、猿払村に一過性で通っていくのではなくて、猿払村の置かれている自然景観、あるいは、産業とか生活の継続の中で、必然的につくられてきた史跡等が村内にたくさん点在をしているところでございます。この史跡につきまして、スポットを当ててご質問させていただきたい。私も仕事柄、中頓別方面に行くことが多々ありまして、よくエサヌカ線は利用させていただいているところでございます。昨年も非常に車通りが多いと感じたのですけれど、今年はさらに多いような感じで捉えております。私も1年に1回ぐらい、現在の直線道路ではなくて、昔の浜線です。浜のほうにつながる定置網漁が最盛期の頃にあった旧道を通らせていただくのですけれど、今年は7月の10日前ぐらいだったと思うのですけれど、通させていただいたら、小松さんの番屋のところで、D型ハウスが倒れていて引き返してきたのです。多分1か月ぐらい過ぎたと思うのですけれど、また別な機会に今度は逆に、小松さんの向こう側から入ってきて番屋まで。そのときもD型ハウスがそのまま倒れたままだったのですけれど、向こうから入ってきたら、道路がすり鉢です。雨水がたまっていて、雨が上がっても、水は満杯のような状態です。道路が全然ないのと同じです。ただ、私も久しぶりに通りました。季節的にも7月の10日前ということで、はまなすとかエゾカンゾウとかが咲き誇っているシーズンだったのです。すばらしいと。そのほかにもいくつも高山植物ありますけども、こういうのを直線道路では、もう見られないです。せっかくだから、何とかそういう自然を見せてあげたいと。隣の浜頓別町のベニヤ原生花園、この間初めて行ってきましたら、何か展望台もついていて、そして地形がまた、何ていうか低地があって、そして浜にずっとつながっている状況でありました。観光シーズンが過ぎておりますけれども、観光客が多く散策をしておりました。旧エサヌカ線の一部、全部やるといったらえらいことになります。向こう側の国道に出る道路、一本くらい前にもう一本道路があるのですけれど、その辺りから浜に降りていく。土地の所有とかありますけども、道がついているわけですから、その辺にホタテの貝殻を引きつめて道路維持の目的、あるいはまたは旅をする方々に、原生花園の豊かな自然を教えてあげたらいいのではないかと考えて、今回は提案というか質問をさせていただきます。村長さんのお考えをお願いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの野村議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。貴重なご提案ありがとうございます。この旧エサヌカ線につきましては、かつては番屋行くための道路として使用されていた経緯があります。現在は、途中にある国管理の防風林の作業用道路として使用されていると思いますが、管理の所在が現在不明であり、土地につきましては、国の所有となっております。旧エサヌカ線は、前回のご質問をいただいたときに、コケモモの群生を確認するために道路を走らせていただきました。担当課長と走らせていただいて、大体約7キロ、ほとんど道路も水たまりがあって草が生い茂ってきて、自分の車では通って行きたくない状況でございましたけれども。ほとんど砂利道でした。この部分は長期間、当然、路面の整備はしていないだろうと感じておりましたし、路面状況は非常に悪い状況を実感いたしました。野村議員のご提案にもありましたとおり、観光資源としての価値はあるとは思いますけれども、用地の取得や道路整備などに多額の費用がかかるだろうと推察していることから、現在、財政的な部分で難しいと考えております。以上です。

質問 野村雅男

村長さんも現地を見て行ってこられたということでございます。この浜側7キロメートルを全部やるといったら大変なことでございますので、国道に出る一本前の道路、ちょうど入ってくるのですけれど、そこから入っていったら、ここから最後の道路は計ったら1キロメートルぐらいです。ですから浜側も1キロメートルで、あと浜に出るのに計測しておりませんが、500メートルあるのか、600メートルぐらいあるのかわからないのですけれど、総勢で3キロメートル。そのうちの1キロメートルは直線の道路ですから、浜へ出るほうが500メートルであれば、二本で1キロメートル。浜の道路は大体1キロメートル、こちらの直線と同じぐらいではないかと感じます。直線を通るのは有名になりましたから、たくさんの方々が来られているのですけれど、猿払村の自然を見せてあげたいところでございまして、すぐ予算とか、土地の所有者の確認などを踏んでいかなければならないところもあるので、先にどうのこうのということはありませんけれども、現在の通称エサヌカ線、私の記憶では昭和40、50年ぐらいからあそこの草地化が始まって、そして、広大ですから、簡単にはできません。道路もあわせて4本か5本ぐらい入っているわけです。距離もこちら側はありますから、そして川もあります、排水も掘らなければいけない。私もうちの油屋で配達に行ったら帰ってこないというので、ここの場所だからということで、迎えに来いという話になりまして、行きましたらおりました。そうしたら、現場の皆さん方は帰ってしまっていないのです。帰ってきたときに、油を給油してくれという。ところが、タンクローリーは抜かってしまった。昭和50年代の後半ぐらいに道路ができた。最初は何もエサヌカの観光道路が最初から脚光を浴びたわけではない。何か車のメーカーの宣伝に使うのに、CMの撮影が行われた。そのCMのおかげで、直線道路は少しずつ知る人ぞ知るというか、脚光を浴びてきたと。たくさん来るようなったのは、ここ10年か12、3年ぐらいです。原生花園を散策できるような環境をつくってはどうかと。2番目に移ります。エサヌカ線の浜猿払側の起点付近に展望台を設置して、浜猿払側から行って、角を曲がって、直線に入る後ろ側みたいな感じですか。そこに高さは高くなくてもいいと思うのですけれど、晴れた日には、西側に利尻山がぽっかりと出るのです。私も走っていて、利尻山がぱっと出てくると、何か気持ちがいいような気がいたします。あるいは中頓別町のピンネシリ連山、後背の山々、いろいろと景色が変わったり、高さが変わったりしたら、全然違う情景になるのではないか。そういうことも今後、見据えて検討していただきたい。いかがでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいま野村議員さんのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。ただいま議員のご提案を十分に理解できるところではございますが、エサヌカ線は工作物がないことで、ロケーションもよくライダーの聖地として知られていることから、展望台の設置については賛否がいろいろあるかと思います。また、用地の取得や付帯施設としての駐車場整備などの部分つきましても、多額の費用がかかることも想定されますことから、整備としては非常に厳しいと思っています。ただ議員からのご提案もありましたので担当課長と、一応、こういう形の中で、どのぐらい費用がかかるのか、予算的にもするので。当然、展望台をつくるとなると、周りで当然駐車場もつくらなければなりません。そうすると、バイクですから砂利などはまずいので、舗装をかけてあげなければならないという形になります。この部分につきましても大変後ろ向きな答弁で申し訳ないですけれど、厳しいと考えております。

質問 野村雅男

実際の図面を引いていただいて検討したということでございますので、財政上、厳しい段階でもあるので、少しずつそういう考え方を入れながら、今後、どこかで夢が実現できてくれればと考えます。それから、エサヌカ線に来られる観光客は増加しております。昨年から宗谷バスの観光ルートにもなっている。そして、バス2台ぐらいにお会いしたこともありますし、毎日ではありませんでしたけれど、時々、お見かけをしたということでございます。しかし国道側にはモケウニ沼、カムイト沼とか標識があるのですけれど、エサヌカ線のどこにもそういうものはないのです。例えば、国道を走って観光に来ている方々で、観光地がどこかないかという人は、案内標識、昔と違ってナビがついていますから、事前に下調べを来ていると思いますけれど。しかし、エサヌカ線でバイクに乗ってきたり、旭川ナンバー以外の車は、ほとんど観光の人方だと断言していいのではないか。そういった中で、そういう人も確かにナビなどで来ていますから、寄り道とかはしないかもしれません。しかし、案内をすることによって、ここから2、3キロメートルだから、少し寄ってみるか、時間もあるし、そういう方々も出てくるのではないのか。案内標識の件についてはどのように考えているのでしょうか。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいま野村議員さんのご質問にお答えさせていただきたいと思います。各議員さんから、たくさんのご提案やご指摘をいただいているので、6月もそうですけれども、今回のいろいろなご質問いただいてから、慌てて私も現場を確認させていただきました。担当部局には大変ご迷惑をかけているところでございます。確かに議員ご指摘のとおり、国道沿いに設置しておりますカムイト沼とモケウニ沼の案内看板については、老朽化により目立たなくて、非常に見づらい状況となっております。新たな案内看板設置を含めて、早急に検討させていただきたいと考えております。

質問 野村雅男

4番目、カムイト沼では昨年なのか、昨年よりまだ以前なのか、老朽化した桟橋というのか、遊歩道を撤去いたしました。そういう報告は受けております。しかし、カムイト沼を訪れた人、あそこの高い場所からだけ見てそのまま帰られるのか。あるいは、下に遊歩道があれば、下に降りられて、遊歩道見られて、カムイト沼も下のほうから、見ることによって見方が変わってくると思うのです。神秘の沼とは言われておりますけれども。この整備というのは行わないのか。あるいは、今後、検討として機会を見つけて行うのか、お聞きをしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

当初の計画では、沼へ降りる木階段の設置や沼を見渡すことができるウッドデッキ型の施設整備を検討しておりますが、本年度の予算編成において財源の確保が相当厳しい状況であったため、私の予算査定の中で、今年度については、担当課から上がってきた部分については、先延ばしと予算査定をさせていただきました。その理由としましては、村民生活に直結する事業を最優先とさせていただいて、カムイト沼の施設整備については、申し上げましたとおり、先送りをさせていただいた結果になっております。今後におきましても、やることがたくさんありますけども、厳しい財政状況が想定されますけれども。具体的な整備時期について、この場では明言できませんけれども、本村が誇る観光資源でもありますので、できるだけ早期に整備を進めてまいりたいと考えております。

質問 野村雅男

最後の質問になります。昨年、さるふつ公園内に牛とホタテのモニュメントベンチが設置されましたけれども、観光客等の集客増の起爆剤として、紋別市のカニの爪、先日テレビで見させていただきましたけれど、能登町のイカキングなど、非常にパンチのあるものを見せていただきました。猿払村は、ホタテ日本一を誇る村であります。牧場も人口の何倍も牛がいて、2つの基幹産業でありますが、そういうものを皆さん方に見ていただいて、猿払に来たと。すばらしかったというような印象を与え、まるごと館やホテルふるさとの家でも、ホタテ料理も研さんをして、おいしいホタテ料理が提供されているということでございますから、ぜひ食と観光のモニュメントを連動させた政策が必要ではないか。先ほども一部申し上げましたけれど、エサヌカ線も最初から何かヒットしたわけではありません。しかし、やったことで途中からCMが入ったりして、そこから少しずつ人気が出てきたということでございますから、このままでいいのであればいいのですけれど、そういうものを皆さん方に周知していただくということも非常に大事なことで、攻めの姿勢というのですか。そういうことをやっていただきたいと思います。モニュメントについて、村長さんの思っていることを素直にお伝えいただければと。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの野村議員さんのご質問に答えさせていただきたいと思います。昨年度行った風雪の塔の老朽化調査の結果を踏まえ、さるふつ公園の象徴的なモニュメントであります風雪の塔の改修を検討していきたいと考えております。また道の駅管理棟とまるごと館の間に「最北の村猿払」と記した牧草ロールを設置しておりますが、この部分について大変好評をいただいており、写真スポットとなっていることから、来年度も継続して設置させていただきたいと思います。実は、議員さんからご提案のありましたモニュメント、私が職員時代にご提案をさせていただいた経過があります。紋別市だとか、遠くのほうにいろいろな大きなモニュメントがあって、うちの部分については議員さんがご提案あったとおり、大きなホタテを貝が開いたような形の中で、FRPで作成して、公園のほうに設置して観光と写真スポットにしたらどうでしょうかと。もうだいぶ昔のことですから、先ほどノートを見てきましたら当時は2千万円強のお金がかかると記してありましたけれど、その部分については、実現にはなりませんでした。産業課で、その代案として、本間食品とそれから浅茅野台地のほうに「猿払村へようこそ」という大きな縦看板、1基、900万円ぐらいだったと思いますけれども、議会で議決を得て設置をさせていただいた経過があります。ただ、このモニュメントにつきましても、答弁させたとおり2千万円以上のお金がかかるという状況の中で、果たしてそれが可能かどうかとも含めて、現在、牧草ロールを代替させていただいていますので、モニュメントの部分つきましては、検討しないわけではございませんけれども、現段階では厳しいと思っております。

質問 野村雅男

お金がたくさんかかるということで、村長さんの考え方はあるのでしょうけれど、なかなか実行に移せないというのが切実にわかっております。私もそこまで予算をかけてできるかと。しかし、基本的な考え方をお互いに共有して、実現に向けて、頑張っていただきたいと考えております。質問を終わります。

出典:猿払村議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(4ページ) 間違いを知らせる