みんなの議会

猿払村議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日

ふるさと納税について

2022年12月7日、猿払村議会の一般質問で、森克彦議員が「ふるさと納税について」質問し、村長 伊藤浩一、総務課長 中山誠が答弁しました。

質問者
森克彦 議員
答弁者
村長 伊藤浩一、総務課長 中山誠

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 森克彦

一般質問通告書に基づき、質問させていただきます。まず1番目のふるさと納税についてということで進めていきたいと思います。人口減少による税収の減収への対応や地方と大都市の格差是正を目的とし、平成20年5月からふるさと納税制度がスタートしています。猿払村では、初年度は120万円の寄附額となり、その後、平成27年度からは1億円を上回る金額が集まっています。しかし令和元年度の4億円をピークに減少し続けています。近年は各種ポータルサイトへの登録、また、ふるさと納税大使や猿払村観光大使を任命し、PRに努めております。これらを踏まえ、以下の質問をいたします。1番目として、令和元年度からふるさと納税額が減少し続けている原因は解明できているのか、お伺いいたします。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまの森議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。ふるさと納税は、全国を対象として行われているものでありますことから、減少の要因が特定できない要素も多分にありますが、要因の一つとしては返礼品に対する寄附額の割高感があるものと考えております。令和元年6月に、ふるさと納税に係る指定制度が創設され、返礼品の調達費用については、寄附額の3割以下に。また調達費用を含む全体の経費については、5割以下とすることがルール化され、これに該当しない団体については、対象団体の指定から除外されることとなっております。これに基づきまして本村では、寄附額に対する返礼品の割合を一律2割に設定しており、元の返礼品の主力である冷凍ホタテ貝柱1キロでは、現在、1万8千円の寄附額を設定しておりますが、同じ冷凍ホタテ貝柱を返礼品として取り扱っているオホーツク海沿岸の他の自治体の状況を見ますと、本村よりも低い寄附額で同等の返礼品を受け取ることができるといった状況が見受けられます。多くの寄附者の方は、同じ返礼品であれば、より少ない金額で寄附ができる自治体を選択するものと考えられることから、これらの自治体への寄附が集中することにより、本村への寄附が減少しているものと分析をしております。また高額所得者が対象となる大口寄附の減少も要因の一つと考えており、令和元年度には1億600万円であった大口の寄附額が、令和2年度は4420万円、令和3年度が7930万円という状況となっております。

質問 森克彦

今ご説明ですと、寄附額に対する返礼品の割高感、これがあるのはないかと。猿払村は20%に設定しているということですが、サイトをみますと、返礼品の割合が45%とかという部分が見受けられたりしますよね。そういった部分ができるということであれば、2割に設定しないで3割、これに設定することによって、割高が少しでもなくなると。そうすることによって、返礼品を皆さんがサイトの中で比較、検討しているわけですから、村長も言われたとおり、同じ量であれば、金額が安いほうに越したことはないと。ましてや、ふるさと納税は、納税される方については、市町村を選ぶということではなく、最終的には返礼品を目的にすることが主流になっているのではないかと思うのです。ふるさと納税の全国の集計ということで総務省が資料を出しておりますので、そうした中で、令和2年から3年にかけては6724億円、令和3年から4年にかけて8300億円、そのくらいまで増えてはいるのです。そうした中で猿払村は減っている。その返礼品の見直し、なおかつサイトで調べてみますと、サイトに載っている件数が全然違うというようなこともありますので、その辺を考えながら進めていただきたいと思います。そうした中で、今言った2割の見直しと、それから近年ホタテが、高騰が非常に続いているという中で、その部分も影響しているのではないのかなとは思うのですけれど、この辺はどういうふうにお考えか、お聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 中山誠

お答えいたします。価格の高騰が影響しているのかという部分でございます。例えばホタテ玉冷の仕入れ値、昨年と今と比較いたしますと、昨年よりも2割り程度上昇しております。それでまたさらなる上昇についても、今後見込まれておりますことから、現在は、容量を変えずに玉冷のホタテのサイズ調整を行いながら、金額を据え置くということで現在対応しております。返礼品価格の高騰については、猿払村だけではなく、他の自治体でも同様の状況というふうに思いますので、この部分だけをもって、寄附額の減少につながっているかということは、何とも言えないところではありますけども、先ほどの村長の答弁で申し上げましたとおり、返礼品に対する寄附額の割高感が主要な原因ではないかと分析しております。以上です。

質問 森克彦

先ほどのお話に戻りますが、寄附の割高感、これ一応、総務省のほうで3割以内というようなことで、指導されているかと思うのですが、なぜ4割を超える返礼品を選択できるのかという、その辺の何かからくりというのはあるのでしょうか。

答弁 総務課長 中山誠

お答えいたします。今の返礼品の4割云々というお話でございますけども、3割を超えてはいけないということになっておりますので、例えばサイト、市場価格との比較とかそういう部分なのかと思います。ですのであくまでルール上は、3割超えてはいけないというところは、押さえていただければと思います。それと返礼品を引き上げることはできないのかという趣旨かと思いますけども、今、猿払村は返礼品20%ということで、お答えさせていただいております。他の経費も含めて50%を超えてはいけないというのも条件としてあります。返礼品が20%ということで、ちなみに、その他の経費としては、送料、あとポータルサイトの利用料、広告料等々で、現状では約50%に達しているということで、引き上げることが現状、できていないというところが現段階での状況となります。以上です。

質問 森克彦

今の答弁で大体わかったのですが、実際に猿払村の返礼品ホタテを見ましても、市販というか、漁業協同組合の直売店と比較するのはちょっと無理があるかもしれませんが、それと比較すると、かなり割高になっているという部分があります。そうした中で、漁業協同組合が出展してないという部分。ほとんど、加工であれば、その加工者が出せば多少は安くなるだろうけれど、また、ワンクッションを置いているというような部分が見受けられるのです。漁業協同組合にふるさと納税の返礼品をどんどんやれというようなことは難しいかと思いますが、牛乳と肉の館、猿払畜産振興公社、あそこは独自販売というか、そういった提供している部分がありますので、そういったことをやることによって、多少でも返礼品を安く手に入れる、調達できるというようなことがあるのではないかと思うのですが、その辺はどうお考えでしょうか。

答弁 総務課長 中山誠

返礼品の買取りの仕組みなのですけども、基本的には直接、取扱業者さんから買取りをしていますので、マージン的なものが発生するということはなくて、あくまでも仕入れで買取りをして、実費で買取りをしてそれを寄附額に反映させていますので、上積みなっていることはありませんので、ご理解いただければと思います。

質問 森克彦

先ほど言いましたが、ふるさと納税に関して、今回いろいろ調べまして、いろんなサイトがあるのですが、その中のふるさと納税ガイドがありまして、カテゴリー別ランキングのホタテを見ますと、上位は、紋別市、別海町、根室市、白糠町、北見市、雄武町、釧路市、森町というような8市町が載っているのです。実際の猿払村のホタテは品質がいいと漁業協同組合さんや漁師の方々はそう思っているかと思うのです。実際私も食べてみて、そう思います。ただ一部のところで型が大きく、もっといいホタテはありますが、道内に関しては量的にも多いというようなことになっています。ところが、これにランクインされてない。ましてや干し貝柱についても、これは枝幸と気仙沼の2件が掲載されています。申し訳ないですけど、どうみても猿払村の干し貝柱のほうがおいしいと思うのですけれど、当然、ふるさと納税については、実際に食べてから、ふるさと納税の返礼者を選ぶというようなことはないかと思うのですが、先ほど言いましたとおり、返礼品の金額的なものを見て判断していると思うのですが、猿払村のホタテがおいしいというPR、これをもっとしていただければ、また変わってくるのかなと。実際に世間的に猿払村のホタテがどのような評価、位置づけがされているのか、その辺をもしわかれば一言教えていただきたいと思います。

答弁 総務課長 中山誠

お答えさせていただきます。ふるさと納税から見たホタテの位置づけということで答弁させていただきます。猿払村では現在12のポータルサイトに、寄附申し込みページを掲載しております。例えば、有名なところで言いますと、ふるさとチョイスですとか、さとふるですとか、そういったものをはじめとする12のポータルサイトでございます。それらのサイトの中には、ご覧になったらわかると思いますけれども、返礼品のそれぞれ人気ランキング、猿払村の人気なランキングが掲載されているサイトもございます。議員がおっしゃったサイトですけれども、これについては寄附申し込みページを掲載したポータルサイトではないかと思いますので、どのような形で掲載がなされているかということについては、私どもでちょっと把握がいたしかねるというところでございます。それとは別に、もっと猿払のホタテのよさをPRすべきではないかという部分については、これまでもいろんな方法で、PRということをしてきたつもりですけども、もしかしたらで足りてないところがあるのかなと感じておりますので、内部で協議をしながら有効なPRに努めてまいりたいと思います。

質問 森克彦

総務課長の答弁のとおり、いろいろ努力をしていただきたいなと思います。実際に食品類は、見た目ではなくて食べてみないとわからないというのがあるかと思うのです。ですから、あらゆる場所に出向いて、少しでいいから試食をしてもらって、おいしいのを実感してもらう、これも一つの手かなと考えております。次の質問に行きたいと思いますが、2番目です。当初予算でふるさと寄附金は2億3千万円を計上しているが、今年度のふるさと納税大使や猿払村観光大使の任命の効果が出始めているのか、その辺はお聞きしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。令和3年度より、猿払村ふるさと納税大使としてお願いをしております、元プロレスラーの長州力さんには、ご本人のユーチューブチャンネルとのコラボ企画やラジオでのスポットCMなど、広告媒体を通じて、本村のPR活動をしていただいております。長州さんの影響は大きくて、過去のテレビ番組の撮影で、本村を訪れた際にもソフト貝柱を口にして発したセリフがきっかけとなり、漁業協同組合では、ソフト貝柱の売上げが大きく伸びたと聞いております。しかし、ふるさと納税の増税につながっていたのかという部分につきましては、分析が少し難しいというのが正直なところであります。また観光大使であります、HBC北海道放送の世永聖奈アナウンサーと長州力さんには、ラジオCMでの共演により、ふるさと納税のPRを行っていただいておりますし、世永アナウンサーには、自身がパーソナリティーを務めるHBCラジオにおいて、猿払村のPRを積極的にしていただいております。観光大使のお二人の活動の範囲内で本村の知名度向上に寄与していただいているものと考えております。

質問 森克彦

引き続きこの2名には、猿払村のPRのためにご協力をいただくようお願いいたします。3番目に移ります。令和4年度はまだ残された期間があり、12月がふるさと納税のピークだと思われますが、11月までの納税額からの推計で、どの程度の額が見込めるのか、その辺をお伺いしたいと思います。

答弁 村長 伊藤浩一

ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。昨年度と今年度の11月末時点での比較では、昨年度が1億940万円であるのに対し、今年度は8260万円となり、率にしますと75%程度にとどまっております。これを単純に昨年度の実績に照らしますと今年度は1億8千万円程度が見込まれる形となりますが、議員のおっしゃるとおり、ふるさと納税は12月が申し込みのピークとなりますので、今月の状況次第で、おおよその見込額が見えてくると考えております。

質問 森克彦

今の答弁ですと、予算より5千万円くらいは落ちるというようなことだと思います。ちなみに先月の稚内市の予算概要の中で、ふるさと納税を10億円増額して去年と同額程度まで伸ばしているような部分があります。そうした中で、今の管内の昨年までのふるさと納税額を見ますと利礼三町は順調に伸びてきているのです。豊富町も若干伸びていると。しかしながら猿払村、枝幸町は、去年から落ち出している。浜頓別町、中頓別町は額的に見てもほとんど100万円単位でしかないから、そんな力が入ってないのかなという感じがしますが、これだけ、落ち込んでくるというのは、何らかの影響が出てきます。村としてもそれにかかる基金の積立が減っていく。そういったことにも、実際に出てくるわけですから、もう少し何とか、ふるさと寄附を増やそうと考えていただきたいと思っています。ちなみに、質問とは外れるかと思いますが、ふるさと納税サイトを閲覧して気になったことがありまして、海のない弟子屈町が魚介類の返礼品がかなりある。また利尻富士町では、石屋製菓の白い恋人、これらの白い恋人に描かれた利尻山と銘打って、1番最初に出てきている。こういった部分で、どこまでが対象になるのか、例えば、猿払村の原料が使われている、それを使っていいのか、この辺を教えていただきたいと思います。

答弁 総務課長 中山誠

返礼品の対象がどこまでかというご質問かと思います。まず返礼品については、当然何でも良いというわけではなくて、地場産品であることが基本とされておりまして、基本的には総務省から発出をされている告示に基づき、基準が定められております。基準はいろいろあるのですけども、基本的には地元で生産されたものはもちろんのこと、原産地は地元じゃなくても、材料の加工、製造加工を例えば猿払村でやっているとかいうもの。あとはデザインですとか、名称ですとか、そういったものから、その土地の独自の返礼品であることが明確なものであるこということなどが定められております。それで今、議員がおっしゃった弟子屈町については、当然、海がありませんけれども、僕も見てみましたら、カニですとかホタテとかいろいろありましたけども、地元に水産加工場があって、そこで処理がなされていることによって、基準に適合されるのではないかと考えます。あと利尻富士町のお菓子ですけども、その利尻山というネーミングから、そこの町の特産品等に特定されるということで、そのネーミングからその土地がイメージできるというところで、適合するのではないかと思っております。ですので、これを猿払村に照らしていった場合に、どこが対象になるかということになりますけれども、余り想定されないかと思いますが、猿払村以外の産物を猿払村内の加工場で加工する商品がもしあれば、地元産品でなくても該当になることが考えられますし、あとは、例えば、さるっぷが描かれたようなパッケージデザインですとか、あとネーミングから猿払村を想像できるようなネーミングであるような商品、こういったものが地元産以外の商品で、ふるさと納税の返礼品に適合するのではないかと考えます。以上です。

質問 森克彦

今の総務課長の説明の中で、村内での加工、それから猿払村のデザインというような部分がありますが、実際のところ、猿払村の水産加工なり、そういった加工に関しては、ホタテしかないというのが実情です。そうした中でウニを加工するとかがない。そうした中で、例えば猿払村のホタテなりカニなり、サケ、マス、こういた原料を加工すると、それが明確になれば、猿払村の原料だとして返礼品に含めることができるのか、お聞きしたいと思います。

答弁 総務課長 中山誠

お答えいたします。基本的には猿払村産というのが明確であれば、一概にできる、できないは実物で判断になると思いますので何とも言えませんけども、猿払産であるということが明確であれば。猿払産ではないですね。よその産物ですね、すいません。よそで捕れたものをうちで加工してというところが、加工しなければ出せない商品とした場合ですけども、猿払の加工場等で加工、製造されたというのが、明らかであれば該当になる余地はあるかと思います。

質問 森克彦

今までいろいろ話してきましたが、取りあえず、ふるさと納税を少しでも増やせるような形をとっていっていただきたい。私も調べる前は、コロナの影響でふるさとの総額がどんどん減っているのかと思ったのですけど、実際のところは増えているので、今年のデータは来年にならないとわかりませんが、どの程度影響があるかわかりませんけれど、何とかの猿払村としても、もっとPRして製品の販売というか、当然ふるさと納税の返礼品が出るということは、村内の加工業者なり、製造業が潤うというようなことになるかと思いますので、努力して頑張っていただきたいと思います。

出典:猿払村議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる