猿払村議会 平成27年第4回定例会 2015年12月9日
空き家、廃屋対策について
2015年12月9日、猿払村議会の一般質問で、小山内浩一議員が「空き家、廃屋対策について」質問し、村長 伊藤浩一、総務課長 中山誠が答弁しました。
- 質問者
- 小山内浩一 議員
- 答弁者
- 村長 伊藤浩一、総務課長 中山誠
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです
質問 小山内浩一
それでは次、2項目。空き家、廃屋対策についてということでお聞きします。これも私、ここの場で3回目の質問でございます。前回は離農跡地だったり工作物ついて質問したところでありますが、今、国内では空き家が非常に問題になっております。日本国内では、人口減少や地方での過疎化に伴い、空き家率が全国では13.5%。実に10件に1件以上の割合。道内では14.3%と言われております。猿払村でも、ここ数年で非常に空き家が目立つようになってきております。村内の空家率について調査したことがあるんであれば、その数値。また、これからの対策についてお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。村内の空き家の状況につきましては、消防支署で火災予防上の観点から調査しているものではございますけれども40戸というふうに把握をしており、率にしますと5%と推計しております。本村におきましても核家族化や少子高齢化などの影響により、空き家は今後間違いなく増加するものと考えており、その対策に喫緊に取り組まなければならないものと認識しております。基本的には、その所有者の責任において処理すべきことでありますので、所有者にその対応を促していかなければなりませんけれども、将来的には移住定住施策と連動させる形での空き家バンク制度なども検討していきたいというふうに考えております。
再質問 小山内浩一
すいません。数値について再質問で大変申しわけないですけど、空き家40戸。率にして5%。これは公営住宅、職員住宅、村の所有物に対しても入っている数字でございますか。
答弁 総務課長 中山誠
ただいまのご質問ですけども、あくまでも課税物件ということでございますので、村が所有する施設については含まれておりません。以上です。
再質問 小山内浩一
理解いたしました。課税物件ということは民間だけというふうに考えれば、非常に次の質問項目にも書いてはあるんですが、公営住宅や職員住宅を含めると非常に空き家率がドンとはね上がる数字になる。ある調査研究所の数値にいくと2030年には24.5%、全国では空き家率が増えるだろうと推測されております。ちょっと恐ろしい数字で4件に1件が空き家になるということでございます。先ほど村長からも答弁がありましたが、移住定住政策と上手く絡めながらこれを解消していきたいということでございますが、2番目の質問、村営住宅の空き家についても非常に多くなってきております。村の計画としてリノベーションする方法、リフォームする方法。また、解体をして土地を再利用する。村の計画に載せるというような早急な計画策定が必要と考えます。午前中の同僚議員の質問の中でも旧役場庁舎やこのすぐ裏にもある鬼志別中学校の体育館。もう空き家というよりは、公共建築物ではもう廃屋化しているんじゃないかというような景観であります。村長の答弁にありました民間としては、所有者が責任を持ってということです。村の公共の建物は、その観点からいくと村が責任を持って施策を進めて計画をして処分をするということだから、早急な計画と事業実施が必要と考えますが、その点についてお聞きします。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまの議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。議員の仰るとおり、村営住宅の一部につきましては、老朽化の進行等により入居させていない政策空家が村内全体で32戸存在しております。建物の躯体のみを残し、住戸部分について全面的改善を行うトータルリモデル事業につきましては、国の交付金事業の対象となっており、本村におきましても公営住宅長寿命化計画の策定時に検討した経過はありますが、費用面でのメリット等が非常に乏しいことや敷地確保の問題などから、現在のところリノベーション方式による手法は考えておりません。また、解体後の土地利用につきましては、浜鬼志別団地におきまして、現在の入居者の転居が済み次第、速やかに解体を進め、区画整理を行ったのち、村営住宅また民間アパートの建設用地としての確保を進める計画をしております。以上です。
再質問 小山内浩一
リノベーションの施策は考えていないということでございますので、今、空家施策を実施してる公営住宅については、全て解体をするという方向と理解しました。であれば、1年に全てというわけにいきません。年次計画を立ててですね、古い順番それと計画がある今、浜鬼志別の公営住宅の跡地については計画があるようでの答弁をいただきましたので、この先、廃棄物処理が安くなることは絶対考えられませんし、もっともっと環境問題について厳しい施策を奨められると思います。1年でも早く解体する物は解体するという決断を持ってですね、次の計画へと移っていっていただきたいと思います。次に、3番目の質問に移ります。廃屋、まあ空き家と廃屋、基本的にその線引きが難しいところでございますが、また利用しなくなった工作物等が村内でも多くなってきております。3年前にこの場で質問した時は、離農跡地、特に238号線沿い浜鬼志別、知来別間の離農跡地について、その時の理事者は今そこに座っている伊藤村長ではありませんでしたが、質問をさせていただきました。景観上、防犯上においても早急な対策が必要と考えますが、ほとんどが民間の所有物で行政としての対応が難しい現状も理解するところであります。行政としての指導や勧告も必要と考えますが、これからの施策について村長の考えをお聞きしますと、2年前に同じ質問をこの場でしております。その時には関係機関と十分協議の上、早急な対策をという答弁を受けたんですが、基本的には、あの2年ほど前からは1戸建物が壊された状態で廃屋のまま。基本的には離農跡地というか不法放棄物というか、もうどちらでもとれるような状態。非常に景観上、悪いというふうに見受けられます。これから移住定住促進を進めるにあたっても、やはり村の景観というのは非常に大事でございます。その施策ついて、村長の考えをお聞きしたいと思います。
答弁 村長 伊藤浩一
ただいまのご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。昨年11月に空家等対策の推進に関する特別措置法が公布されました。本年5月より全面施行され、その概要につきましては、市町村における空き家等対策計画の策定のほか、空き家等への調査や所有者を把握するために必要な固定資産税情報の内部利用等が可能なものとなっております。また、廃屋等にあたる特定空家等にみなされた場合は、その所有者に対し除去等の助言や指導ができるものとされており、それでも改善がされない場合は勧告や改善命令、最終的には行政代執行の方法による強制執行も可能となっております。また、これまでは建物を解体して更地にした場合、土地に対する固定資産税の優遇措置から除外されてしまうことが空き家対策上のネックでありましたが、特定空家等に対する改善勧告がされた場合も同様に、土地に対する固定資産税の軽減措置が受けられないこととなりました。先ほどの答弁でも申し上げましたが、本村におきましても空き家、廃屋対策が喫緊の課題であると認識しております。しかしながら、不在地主も多く存在すると思われ、この問題を解消することは容易でないと感じておりますけれども、法の趣旨に基づき本村でも条例化の検討を喫緊に進めてまいりたいというふうに思っております。また、蛇足ではございますが、現在、小規模多機能型居宅介護施設、また、生活支援ハウスを建設の主旨として念頭に置いておりますけれども、そういった場合、生活支援ハウス、仮に独居老人、老人世帯が生活支援ハウスに移って来られるという場合も当然考えられます。そうすると、その方々が住んでいた住宅が空き家になっていくということも考えられますので、その空き家をどうするか。仮にきちっと評価をして行政で買い取って、先ほども言いましたけれども、定住者の方々に提供させるだとか民間の方に売るということも念頭に置きながら、空き家を出さないような施策も今後引き続き検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 小山内浩一
非常に難しい問題であるということは、質問者の私も理解するところでありますが、行政だけでなく関係機関、また民間等々いろいろ計画、政策を練りながらですね、一つでも二つでも廃屋が無くなること。最後に、村長のほうから生活ハウスをした場合、独居老人や老人が移ってきた場合は空き家になる。空き家の政策を進められるにあたって、一番の効果はということで、国のほうでも方針を出しております。空き家をつくらないこと。管理を不十分にしないこと。それが一番の政策ではないかというふうに言われてます。まず、空き家問題に取り組むにあたっては、その地域の実態把握をすること。それと町内外の連携とワンストップ化が重要であると。まあ、猿払村にはちょっとこれはそぐわないのかもしれないですけど、市場環境の整備。まあここで不動産というのは、なかなか厳しい地域であることは理解してますが、地域政策と市場環境の整備が両輪で取り臨む。それと予防対策こそが第一の政策だというふうに、今、村長の仰ったとおり、空き家をつくらない予防対策が一番だということを謳っております。この2項目の質問、移住定住、また空き家対策は、私はリンクしていると考えておりますので、この点について、実行力のある来年度に向けての政策、計画を希望して私の質問を終わります。